TOPページ > 名古屋のチャイロスズメバチ > 2005年までの概況 > 2000年 | |
8年振りにチャイロズメバチの営巣を確認しました!(2000) |
赤い矢印の部分に営巣 | 駆除後トタン板をめくった状態 | 巣から出入りする働きバチ | 壁の隙間には目張り作られている |
壁に止まる新女王バチと働きバチ | 威嚇する働きバチ | 駆除後の巣の様子 |
2000年9月25日,前回の発見から8年振りにチャイロスズメバチが営巣しているのが見つかりました. 発見のきっかけは,9月22日、名東保健所の環境衛生監視員から、名東区藤巻町地内で、「真っ黒な珍しいハチが数頭、物置小屋の外壁に止まっている」との情報があり,内容からチャイロの可能性が極めて高いと判断されたので、9月25日に現地調査を行い本種の営巣を確認しました。 営巣場所は小屋の内部か壁の隙間(壁間)でした。その後、何度か現地へ出かけ経過を観察しましたが、10月24日には成虫の姿を見なくなりました。所有者の了解を得て、11月30日に壁間に作られた巣を除去しました 巣は壁の間に作られており,大きさはタテ38cm,ヨコ23cm,奥行き10mで,巣盤数は8層でした. 今回の発見から,名古屋市内には本種が確実に生息しているものと考えられます.本市における営巣は,我が国における最も西南の営巣記録になります. 現場周辺は市内でもモンスズメバチの営巣事例が多い地域で,今回と全く同じ場所で過去に2度モンスズメバチの巣を駆除しており,今回もモンスズメバチの巣を乗っ取ったものと考えられます. |
中日新聞 2000年10月22日 |