家庭内ネットワークによるコミュニケーション/情報共有システム作り
ネットワーク対応住宅が完成したところで、今度はそれを有効に活用するシステム作りです。
有効なのか、無意味なのかわかりませんが、とりあえず考えてみました。
すでに稼動中のものもあれば、これからのものもあります。
構成
- ユーザーインターフェース
- ウェブを中心にして、そこから各種システムにアクセスします。FreeBSD上でApacheを動作させます(現在稼動中)。
- 掲示板
- WELL-1.0.3(フリーウェア)を使用します。通勤時間がこれまでより往復合計2時間増えてしまい、家族と顔を合わせる時間が少なくなったので、その不足分は掲示板を使用すると便利です。
- 日本語全文検索システム
- S.CREW-1.2(フリーウェア)を使用します。ウェブサーバー内に格納してある情報を、必要なときに効率良く取り出せるようにします。
- オンライン英和・和英辞書検索システム(現在稼動中)
- 英辞郎/和英辞郎をウェブから検索できるようにします。主に仕事、学習用です。データベースエンジンはMySQL(フリーウェア)又はPostgreSQL(フリーウェア)、ApacheからはPHP/FI(フリーウェア)でアクセスします。
- 住所録
- 辞書と同様データベースを利用します。
- その他
- メールサーバー(家庭内のみ)、ネームサーバー(稼動中)、プリントサーバー、DHCPサーバー(お客様持参PC向け)、キャッシュサーバー(ウェブアクセス効率化:Squid稼動中)
問題と解決案
CATVインターネットではDHCPによるIPアドレス割り当てのため、サーバーを置けないという問題があるとのことですが、このような解決方法を考えてみました(すでに行われているでしょうか?)。
- ケーブルモデムと家庭内LANの間に、LANとインターネット間のゲートウェイとなる2つのネットワークインターフェースを持つホストを置く。
- 2つのネットワークインターフェースは、ケーブルモデム側はDHCPのクライアントとし、LAN側は任意のIPアドレス(プライベートアドレス)を設定する。
- ゲートウェイホスト上でIPアドレス変換(FreeBSDであればnatd、LinuxであればIP Masquerade)、又はProxyを動作させる。
うまくいきそうな気がしますが、やってみなければわかりません。
まずローカルな環境で、DHCPクライアント上でアドレス変換が正しく動作するか確認してみる予定です。
もし、運用規定等でアドレス変換を使用できない場合は、ケーブルモデム側と家庭内LAN側にそれぞれ独立したネットワークを作成後、各ホストに二つのネットワークアダプタをインストールし(Windows95で動作確認済み)、片方をケーブルモデム側、もう片方を家庭内LAN側に接続することで、この問題を回避できると思います。
各種サーバーの作り方
FreeBSD 2.2.8-RELEASEでの紹介です。ソースは/usr/local/srcで展開しmakeしています。
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