田代城跡

所在  静岡県田方郡函南町田代

交通  

歴史  寛政十二年(1800)に編纂された『豆州志稿』によると、この城跡は平安時代末期から鎌倉時代

     初期にかけて活躍した田代冠者信綱の居城跡として紹介されている。

     田代冠者信綱の名は『吾妻鏡』にも散見し、源氏側の将として一の谷合戦・屋島の合戦に従軍して

     戦果を挙げたという。

     ただ、この城跡の築廃城年代等、歴史については不明である。

       田代城跡遠望

       田代城跡説明板

       主曲輪部 

 

一言  田城城跡は田代集落の東、比高約30m程の丘陵地に築かれた丘城である。

     現存する曲輪は主に2つあり、そのほか堀切・土塁・虎口部の石積みなどの遺構が確認できる。

     田代城の存続当時、この田代地区は浮船から箱根に至る街道筋にあたっており、田代城は街道を

     監視する役目も負っていたものと考えられている。

     なお、この田城城跡からは銅鏡・大判・陶器片などが発見されたという。

       副曲輪部

       曲輪跡に奉られている祠

       虎口部の石積み跡

      当初、城跡の位置が解からず三度目の訪問でようやく到達。ちょっと感激した覚えが...。

 

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