千頭峯城跡
所在 静岡県引佐郡三ヶ日町摩訶耶
交通 天竜浜名湖鉄道三ヶ日駅よりバス井伊谷下車
歴史 南朝に属していた井伊氏は、先に井伊谷に迎え入れた宗良親王と共に
南朝復興を画策するが、逆に北朝軍の高師泰に攻められる事となる。
時に延元四年(1339)。
北朝侵攻時には、井伊氏の一族だった奥山氏が近くの摩訶揶寺僧兵と
ともにこの千頭峯城を守っていたが、延元四年(1339)十月に落城した。
千頭峯城跡遠望
本丸跡に建つ石碑
本丸跡
一言 千頭峯城は南北朝時代、井伊谷に本城を置いていた井伊氏の支城の一つ
である。
城跡は摩訶揶寺の裏山に位置し、麓から徒歩で15分。比高は100m程で
あろうか。
遺構として本丸・二の丸・西曲輪のほか、草木に埋もれた空堀・植林された
木々の間に約50cm程の土塁が確認できた。
本丸は削平地となっており、この山城からの眺望も素晴らしい。
西曲輪跡
木々の間に残る土塁跡
千頭峯城堀切跡