小川城跡(佐久間町)
所在 静岡県磐田郡佐久間町大井字仙戸
交通 JR飯田線佐久間駅より徒歩45分
歴史 小川城の築城年代については不明である。
水窪高根城主奥山能登守定之は四人の子を周辺の支城に配したが、この小川城には
奥山兵部丞、孫にあたる左近将監父子を置いた。
のち、奥山氏は武田派・今川派に別れる内紛により分裂し、小川城は総領家奥山大膳
亮に攻められ、奥山兵部丞・左近将監父子は天野氏を頼って犬居城に落ちていったと
される。
小川城跡遠望(画像中央の山の、平になっている部分)
この竜頭山登山道より城域推定地へ
一言 『遠江国風土記伝』には小川城の位置を「仙戸にあった」と記しており、国道473号線と
国道152号線の分岐付近がその地にあたる。152号線に入ってすぐのトンネルを出た
右手、竜頭山から伸びる尾根上がその城地とされているが、専門家による遺構の確認が
なされておらず、位置は明らかになっていない。
念のため推定地となる地に行くべく竜頭山登山道入山、そして道無き道を直登し、やっと
の思いで尾根にとりつく。
が、(ところどころに削平地があるのだが)やっぱりそれらしき遺構は確認できず...。
削平地はあるのだが、遺構としては確認できず
同上
登山道より入り「方向が違うな」と思いつつ、道があったので進むと『気合の入った廃屋』を見つけて「かなりブルー」に。戻って山を直登した。