匂坂城跡
所在 静岡県磐田市匂坂中
交通 JR東海道線磐田駅よりバス公会堂下車
歴史 匂坂城は天文元年(1532)、遠江の国人領主匂坂筑前守六郎五郎長能によって築かれた
とされる。匂坂氏は今川軍に属し、天文五年の甲斐都留郡山中合戦においては先陣を務める
など活躍したという。
今川義元死後、遠江は甲斐武田氏の侵攻を許すことになり、元亀三年(1572)匂坂城は武田
氏の攻撃を受け落城したとされる。(落城年は元亀二年とする説もあり)
匂坂城を得た武田信玄は親族衆の穴山梅雪を配して守備させたという。
匂坂城跡石碑
匂坂城跡石碑
城跡は農耕地に
遺構は残っていない
一言 匂坂城跡は現在の岩田幼稚園(岩田小学校)付近一帯にあった平城であるが、宅地・農地へ
の土地変革が進み、遺構は全く残っていない。
城跡の存在は岩田幼稚園の南にある石碑がただ示すのみである。
城跡一帯に建つ岩田幼稚園