武田信廉屋敷跡

所在  山梨県甲府市桜井町

交通  JR中央本線石和温泉駅より徒歩15分

歴史  この地には武田晴信(信玄)の弟、逍遥軒信廉の屋敷があったとされる。

     (信廉の館は躑躅ヶ崎館の北側にもあったとされ、この地は別邸とも考えられる。)

     武田信廉は武田信虎の三男で、親族衆として従軍する一方、風貌が兄晴信と酷似していたことから

     その影武者をしばしば務めたという。

     信廉は絵画の才に優れ、武田信虎画・信虎夫人画(大井夫人画)等を今に残している。

     信玄の死後、剃髪して逍遥軒を号したが、天正十年(1582)三月、織田氏甲斐侵入の折り織田軍に

     捕らえられ相川河原にて斬首されたという。

       逍遥院山門

       逍遥院正面

一言  武田信廉の館は現在の逍遥院付近にあったとされるが、残念ながら遺構は残っておらず確認出来

     無かった。

     なお、逍遥院には信廉が生前に作らせておいた自己の位牌が残されている。

       逍遥院境内(残念ながら遺構は確認出来なかった)

 

      前のページに戻る   メインページに戻る