長峰砦跡

所在  山梨県北都留郡上野原町大椚

交通  JR中央本線上野原駅よりバス野田尻下車

歴史  長峰砦の成立年代については不明であるが、戦国時代には甲斐と武蔵との境い目の城として機能していたと

     考えられ、また、当時砦近くを通っていた街道を押えるために機能していたと思われる。

     戦国時代、この砦の東、約1kmに位置する上野原城は加藤丹後守が所有していたことから、長峰砦も加藤氏

     の管理下に置かれていたものとする説が一般的であるが、他者が有していたとの説(『甲斐国志』)もある。

       長峰砦跡石碑

       長峰砦跡地一帯

一言  長峰砦跡は上野原城跡より鶴川を挟んだ対岸に位置していたが、中央自動車道の建設・拡張工事によりその

     殆どが破壊され、石碑と説明板がその地に砦があったことを示すばかりである。

     なお、中央道拡張工事にともない平成7年より行われた発掘調査では、郭・堀切跡が確認されたほか、鉄砲玉

     などが出土したという。

     因みに中央自動車道を東京方面から進み、談合坂SA約700M手前右手に見える石碑が長峰砦跡になる。

       中央道対岸までが砦域とされる

       砦跡は中央道により全壊

 

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