曲淵氏館跡
所在 山梨県北巨摩郡白州町花水
交通 JR中央本線長坂駅より徒歩20分
歴史 曲淵氏は甲斐・信濃国境にあった武川衆出身で、その一人、正三衛門吉景は板垣信方の草履取りから
身を起こして天文十二年の尾台城攻城戦においては一番槍を挙げるなど活躍した。
信方死後,、吉景は山縣昌景に預けられ、のちの武田家滅亡後は徳川氏に仕えたという。
曲淵氏館跡
館跡には祠が残る
一言 曲淵氏館跡は曲淵氏歴代の菩提寺でもある清泰寺の西側一帯にあったとされ、清泰寺には墓所も残って
いる。ただし館跡は現在、平場が残るだけで、建てられた『説明の書かれた杭』がこの地に館跡があったこ
とを示すばかりである。
なお、正三衛門吉景は訴訟を数多く起こす変わり者であったとされるが、70以上訴訟を起こしたにも関わら
ず、勝訴はただの1回もなかったという。
曲淵氏の菩提寺、清泰寺