鎌田氏居館跡
所在 山梨県大月市富浜町鳥沢堀之内
交通 JR中央本線鳥沢駅より徒歩15分
歴史 建保元年(1213)に起った和田義盛の乱において、この地一帯を治めていた古郡氏は和田氏側につくが
乱の鎮圧とともに古郡氏も失脚することとなる。
その古郡氏の旧領を与えられたのが鎌田兵衛尉為成とされ、鎌田氏はこの地に居館を構えたという。
ただ、その後の鎌田氏の動向については不明な点が多く、鎌田氏の統治並びに居館がいつまで機能して
いたのかは定かでない。
居館の中心地跡に建つ諏訪神社
諏訪神社境内
一言 鎌田氏居館跡は桂川の北、軽沢川との合流地点の舌状地に位置する。
居館の範囲は約1,500平方メートルと広大なものであったとされ、居館跡の中心地とされる場所には現在、
諏訪神社が建っている。
また『堀之内』等、居館跡を連想させる地名も残っているが、周囲は住宅地・農地と変貌し、残念ながら遺構は
確認できなかった。
周囲は農地・住宅地となり遺構は確認出来なかった