城跡とされる場所に建つ日吉浅間神社善得寺城跡
所在 静岡県富士市今泉八丁目
交通 岳南鉄道本吉原駅下車徒歩１５分
歴史 善得寺城の築城年については詳細は伝わっていないが、室町時代後期には
今川氏の持ち城となっていたとされる。
善得寺は今川・後北条・武田三者が婚姻同盟を結んだ『善得寺会盟』の舞台と
して知られるが、その同盟も今川義元の死去によって無きものとなってしまう。
義元死後、善得寺城は後北条氏の管理下に置かれ、『河東十ニ塁』の一つと
して機能したが、武田氏の駿河侵攻の折、兵火にあって焼失したという。
城跡とされる場所に建つ日吉浅間神社
城跡推定地に残る石垣
一言 善得寺城跡は岳南鉄道本吉原駅より北西約８００ｍの地にある日吉浅間神社
がその地一帯とされているが、城史・構造規模等について不明な点が多く、遺構
の検出もなされていない。ただ、浅間神社は南よりやや微高地となっており、一帯
を『城山』と呼んだことから、この地を『善得寺城推定地』としている。
なお石垣が残っているが、明らかに後世のものであろう。
同上
善得寺会盟が行われた善得寺跡
善得寺跡は公園に