白水城跡

所在  静岡県賀茂郡南伊豆町長津呂

交通  伊豆急行線伊豆急下田駅よりバス漁協下車

歴史  白水城は室町時代初期、在地土豪御簾三河守によって築かれたとされ、当時より

     海賊城として機能していたとされる。

     のち、後北条による伊豆支配体勢が整うとこの白水城も北条水軍の拠点として組み

     込まれて引き続き利用されたとされるが、天正十八年(1590)の小田原の役に際して

     この白水城も落城したという。

       白水城遠望

       白水城本丸跡

       白水城二の丸跡

       土塁跡

一言  白水城跡は伊豆再南端、石廊崎灯台の手前左手(石廊崎灯台駐車場すぐ左)に位置

     する小規模な山城で、比高は50m程であろうか。

     城跡へは遊歩道が整備されており、約10分ほどで本丸跡に到達できるが、その途中

     にこの白水城の名の由来となった井戸が残っている。(井戸の水が白く濁っていたこと

     から“白水城”と名付けられたという)

     本丸跡は南北に伸びた削平地で土塁が確認できるが、遺構の残存状況としては物足り

     なさを感じる。尤も、この白山城は水軍の寄港基地として利用されたのであり、攻城戦

     を想定した城郭ではないからではあるが。

       本丸跡より海を望む

       中腹にある井戸跡

       城跡へはこの遊歩道を進む

 

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