みーちゃん&とんびさんの アナンダ旅日記
8 おかあさん ただいま!
なおこさんとみーちゃん、ブラウニー
ブラウニーの下のサインが「レアもの」?
サンフランシスコのホテルです。
「ガイドブックに載ってない」って、みんな不安がってたけど、普通のホテルでした。決してデラックスではなかったけど。
みんなは、「フィッシャーマンズワーフに行くんだ!」と言って、路面電車の駅まで行ったみたい。ヒロさんとかは、別に買い物とかしてたみたいだけど・・・。だれもが、ひさしぶりのまちで、ひさしぶりの外食です。
おとうさんが、「何を食べたい?」って聞きました。 「サンフランシスコだから、シーフードかな?中華料理かな?それとも、日本食でもいいよ。」 でも、わたしはタコやイカやカニなんか、好きじゃないんです。 そこで、一番食べたかったものを大きな声で言いました。 「マクドナルド !!」 結局、2人でマクドナルドに行くことになりました。 |
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ホテルに帰って、お風呂に入りました。まだ、8時です。
おとうさんは、「アナンダのうちと比べると、絶対豪華なはずなんだけど、ナンか汚いような気がする。」と言ってました。確かに、お風呂に入ってると、シャワーのノブが取れちゃいました。
部屋では、テレビもありました。久しぶりです。
日本のテレビもしてました。「料理の鉄人」です。
おとうさんが、「腰に乗って!」というので、マッサージしました。
代わりに、今度はおとうさんがわたしの背中をさすってくれました。とってもキモチが良かったです。
そこで、わたしは昨日から聞きたかったことがあったんで、おとうさんに聞きました。
「なあ、おとうさん、昨日アナンダでみんなといた時に、泣いてもて話ができひんかったやろ。あれは、アナンダの人と別れるんが哀しかったんやロ?」
おとうさんは、何も言わずに背中をず−っと、さすってくれました。
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あさごはんは、ホテルの食堂でバイキングでした。 あんまり種類はなかったけど、パンがとってもおいしかったです。 ミルクもおいしかったョ。 あさごはん(といってもパンです)を食べ終わると、もう出発です。 |
ホテルを出て、少し荷物を持って歩きました。サンノゼ空港行きのバスが、もっと大きなホテルの前から出てるんだそうです。
かなり早い目に行って、バスに乗りました。出発してすぐに、出てくる前にトイレに行ったのに、また行きたくなっちゃいました。空港までまだ、1時間近くかかるそうです。
なおこさんに言うと、バスの運転手さんに言ってくれました。バスはそこからUターン。わたしたちが泊まったのより、とっても立派なホテルの前に車は到着。そこのトイレに直行です。わたしだけじゃなくて、みんな行きました。
みんな、トイレに行くことよりも、一流ホテルに入りたかったみたいです。でも、日本の人がたくさんいたから、あんまりアメリカのホテルっていうような感じはしなかったよ。
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空港では、かなり時間がありました。 わたしたちは、ヒマなので、免税店や売店に行きました。 じゅんこさんが最後まで見送りに来てくれてたので、一緒におしゃべりをしたり、ゲームをしました。 |
いよいよ、アメリカを出発します。
じゅんこさんとサヨナラをしました。
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成田空港です。 |
実は、帰りの飛行機のことはあんまり覚えていません。 おとうさんは、ずーっと寝てて、食事の時だけきっちり起きるっていってました。 「おかあさんやだいきくんに会えるからうれしいでしょ?」ってユミコさんが言いました。 「ウン」って、わたしは答えました。でも・・・ 空港に到着しました。 |
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でも、みんなとは同じ日本に住んでるんだもん。また、いつか会えるよね。 きっと。ぜったいに。 成田空港からは、また飛行機で伊丹空港まで帰ります。 そうそう、日本に帰ってきたら、おかあさんが電話してきなさいっていってたんだ。 |
おとうさんが、「カードがあんまりないから・・・・」って言って、せかしたんで、すぐ切りました。
でも、飛行機の2階ってどんなんだろう?
だんだん、暗くなってきた中、バスに乗って飛行機のあるところまで行きました。
滑走路から、階段みたいな自動車の背中を登って、飛行機の中に入って、もう一度階段を登りました。
広いや!
おとうさんも2階ははじめてだったみたいで、そわそわしてた。後で聞くと、本当にこんなに良い席で追加料金って言われないかドキドキしてたんだって。
でも、前との間の広いイスに座った途端、とても眠くなりました。
気がつくと、おとうさんが「もう着くよ」って言ってました。
うわー、寝ちゃってたんだ。もう、外は真っ暗です。いつの間に飛行機が飛んだのか、全然覚えてません。
おとうさんが、「普通の席よりも、デラックスな装備だったんだぞ」って言ってました。ジュースも出たらしい。
飛行機から下りて、長い廊下を歩いて、なかなか出てこない荷物をもらって、バスに乗りました。
約40分で三宮に着きました。
仕事の帰りの人が、たくさん歩いてました。
荷物を持って、私たちは電車に乗りました。
高砂駅に着きました。神戸で、おとうさんが電話して迎えに来てくれてるはずです。
改札口に向かう階段を、一生懸命走りました。荷物を持って後から上がってきているおとうさんが、「切符!」といって渡してくれました。
改札口で、切符を機械に入れました。
「おかあさん!」
そこには、おかあさんが立って待っててくれてました。 「大樹は?」と、抱きつきながら、わたしは聞きました。 「おばあちゃんの家に居るよ」と言いました。「晩ご飯まだでしょ。何が食べたい?」って聞くから、「冷たいうどん」って答えました。 駅のそばのコンビニに寄りました。冷たいうどんが売り切れだったので、オニギリを買って帰りました。 大樹も元気でした。 わたしは、もちろん元気です。 |
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