■産業カウンセラーとは
産業カウンセラーとは社団法人日本産業カウンセラー協会が定めた、同協会で認定、育成している資格です。産業カウンセラーは働く人びとを支援するカウンセラーです。
心理学的手法を用いて、働く人たちが抱える問題を、自らの力で解決できるように援助することを主たる業務としています。
その活動の領域はメンタルヘルス・ケアだけに留まらず、職場における人間関係開発として個人の成長を促す人間関係育成のためのコミュニケーションスキル、自己開示などを指導・援助したり、企業内外でも通用する職業能力の開発の援助を行うキャリア・コンサルまで広がっています。
産業カウンセラーの資格を得る為には試験に合格する必要がありますが、その前に日本産業カウンセラー協会が主催する全国44ヵ所の会場で行われている169時間の養成講座を約7ヶ月受講しなければなりません。受講料は全国一律199,500円(消費税込)で、忙しい方には通信講座も開設しています。
今後の活躍が期待されている産業カウンセラーですが、毎年、約3000人の方が産業カウンセラーとして誕生している中で、収入面で職業として成立している方はごく一部のようです。協会では産業カウンセラーとしての就職も積極的に斡旋していますが、企業側とのマッチングが難しいようですが今後に期待したいところです。 |