気持ちだけではなかなか続けられないのが介護の仕事。精神力と体力のバランスがとれていなければ続けていくことがとても難しいのが介護の仕事です。きれいごとだけではとても続けていくことができない介護の仕事の一つに介護福祉士があります。介護福祉士、ご存知ですか?
介護福祉士の仕事をちょっと考えてみてください。お風呂の手伝い、車椅子に乗る手伝い、寝る手伝いや排泄の手伝い、まだまだたくさんあります。かなりの体力勝負です。しかし力任せではいけません。お年よりは足腰が弱く骨も折れやすいので、慎重に接しなければいけません。体力だけでなく繊細さや明るさなどさまざまなことが必要とされるのが介護福祉士なのです。
介護福祉士の資格をとるには、大きく分けて二つの方法があります。一つは国家試験を受験して取得する方法で、受験資格は介護の実務経験3年以上、またはそれに準ずる者に与えられます。もう一つは専門の養成施設で学ぶ方法があります。この場合は介護福祉士養成施設(2年)を卒業した場合に卒業時に国家資格を取得することができます。
以前は国家資格であるにも関わらず介護福祉士は看護士の補助という位置でみられがちでした。しかし、いまその流れがだんだんと変わってきています。介護が注目されている高齢化社会の中で、介護福祉士は少しづつ介護福祉士独自の位置を作り始めているといえるでしょう。 |