ばんざーい アジアカップ優勝だー

優勝おめでとう。
前のエントリ
で期待した3-0ではなく失点してしまったが、3-1で勝利。

前の2試合では、一度は負けを覚悟したのにくらべ、今日はそういうシーンがなかったので、基本的に安心してみれた。ヤバいシーンもなくもないが、わりとあっさり勝った。両サイドは不安だったけど(実際、失点したが)、まあ・・・許すか。

きょうも結局、やっぱりブーイングの中、試合開始。日本の政治家からの中国への要請とか中国政府の呼びかけとか、無意味だったじゃん。試合開始早々、スローインでオフサイド取られるというすごい始まりだった。決勝戦のせいか、お互い慎重で落ち着いた展開だったが、前半22分、中村FK→鈴木の頭→福西の1点目が入ったときは、このまま3-0にもっていけるぞと思った。

だが、10分くらいで追いつかれる。失点のシーンは、加地が抜かれ、三都主がゴールした選手をフリーにさせるという、日本の課題を象徴するものだった。両サイドは、西とか三浦とか藤田とか、もっと使ってみてほしかったけどなあ。

前半を1-1で終える。最初の1チャンスで得点決めることができたが、それ以外は、なかなかフィニッシュまで持ち込めなかった。中国の攻撃はサイドからくらいしかないので、それさえ抑えれば、負ける気はしなかったけど。

後半20分、中村のCKから中田浩二が体に当てて2点目。うーん、手に当たったようにも見えるが、審判がゴールを認めたのだからゴールだ。審判によっては、得点を取り消されたかもしれない。このシーンでは、珍しく日本に有利な判定しくれてよかった。だが、このまま2-1で勝っても、後々、あれはハンドだとか、審判が悪いとか、中国は負けてないとか言われそう。

試合はこのまま、あーだこーだ進み、勝ちが見えてきたロスタイム。中村からのスルーパスを受けた玉田が左からGKをかわし落ち着いてダメ押しの3点目を決める。これで優勝を決定づけただけじゃなく、言い訳も封じた。スコア的にも完勝して、そのまま3-1で試合終了。ゆうしょうだー。

MVPは中村俊輔。日本は大会を通じて、セットプレーからのゴールがかなり多かったし、きょうの試合は3点とも中村からなので、納得。でも、自分的には中澤がMVP。本職のDFでもかなりピンチ救ったし、タイ戦やバーレーン戦で貴重なゴールを決めた。それか、日本の守護神として復活した川口。ヨルダン戦でのPK戦でも余裕を見せてて、すごかった。

ていうか、皮肉なのかなんなのか、中国がフェアプレー賞。対戦相手はたくさんカードもらったし、自分たちはあまりファールにならなかったもんね。まあ、それを差し引いたとしても、あくまで「選手」へのフェアプレーであるわけでね。中国のサポーターは、決勝戦が終わると、とっとと帰ってしまった。彼らは選手の応援ではなく、ブーイングするために来たのか?

何はともあれ優勝した。よかったよかった。もうちょっとうまくやれば、もう少し楽に優勝できたような気もするけど、ここは素直にばんざーい。ジーコには疑問がないことはないけど、このチームで結果出したのだからしょうがない。今後のワールドカップ予選は、アジア王者らしく、貫禄でもって勝ち進んでほしいと思う。