東京湾一周の旅
【その@ 神奈川編(西半分)】
通勤・通学の人通りが少ない間に都心を抜けるべく、予定通り4:00AMに自宅(23区内東の端あたり)を出発。
暗くて人目の少ないうちに(恥ずかしさに)慣れておこうと、新調したサイクルヘルメットもかぶってみるが、
違和感もなく、想像以上になかなかよい感じ。というか、かぶってしまえば自分で見えるわけでもなく
走りに集中するので、そんなにごちゃごちゃ考えないのが男の子。
都心を早く抜けて神奈川県に入ろうと目論んでの早朝出発だったのだが、またしても築地周辺で
道に迷ってしまい、予想外のタイムロス。(環七一周の時も、1時間ほど悩んだ)
まだ、いくらも進んでいないのに、と、かなりめげる。
5:55 鈴が森
予想では、ここまで半分の1時間を予定してたのだが、すっかり夜も明けてしまった。
都内有数の心霊スポットも、明るいと怖くもない。でも写真はやめておいた。なんか写ったらやだし。
この頃になると、早くも通勤の人が歩き始めており、交差点付近の歩道走行にやや注意が必要。
サイクルヘルメットがどう見られているかがかなり気になったりしたのだが、意外や意外、
誰も気にしていない様子。
というより、メットかぶってデイパック背負って自転車乗る姿って、ただの自転車通勤の人にしか
見えないことにようやく気づく。
先人たちの自転車野郎達が姿を広めてくれていたおかげで、すっかり市民権を得ていた感じ。
これで、リラックスして、しかも安全に走行できると、ひと安心。
安全&マナー運転を心がけて、さらに進む。
6:10 朝食を採らずに出発したせいか、なんとなく空腹感のようなものを感じ出す。
自転車を漕いでいると、集中しているためか、そんなに激烈な空腹感を感じないのが恐ろしいところで、
突然のダウン(山歩きでいう「しゃりバテ」、自転車界では「ハンガーノック」というらしい)に至りかねないので、
定期的な補給がすごく大事、と思われる。 とはいえ、やはり実感はないんだけど。
国道15号から川崎大師方面に向かう産業道路沿い、弁天神社前のコンビニで朝食代わりの
おにぎり2個を購入、一個は店の前で即座に食し、残りは後にとっておく。
6:25 昔、品川から川崎大師まで歩いた時に立ち寄ったファミレスを見つけ、懐かしさのあまり写真に撮る。(写真↓右)
←つながってる→
近くを束になって歩いていた新人OL風の集団に、変な目で見られたような気がしたが、気にしない。
このファミレスは、注文の品があまりに遅く店員に文句を言ったので、よ〜く覚えているのだ。
川崎へ渡る大師橋が近くに見えるよい場所にある(写真↑左)のだが、まだ存在したとはびっくり。
経営者が替わったのかな?
6:35 大師橋を渡る。
← 走行しながら撮影(実はちょっと手ぶれあり)
無事川崎市に入ったが、四谷上町というあたりで、心拍計(腕時計)のタイマーを起動していな
いことに気づき、あわててセット。(スタートから36km地点)
心拍データはこの36km分が抜けていることになる。 おお間抜け!!
7:05 産業道路の橋上から、南武線浜川崎駅を見下ろす。
(写真↓)
電車向こうの工場(東芝?)専用の駅みたい 途中、こんな高架への登りもあったりする
産業道路・生麦交差点から右に折れ北上し、15号に合流して左折し、横浜に着く前、子安を過ぎた
あたり?の歩道で、撮影機材を広げ倒した邪魔な一群がいた。
「バカヤロウ」と思いながらも、礼儀正しく注意して通ろうとしてふと見ると、
そのロケハンらしき群れの中に、伊藤かずえ がいることを発見。
至近距離から見たところ、TVで見る通りの雰囲気だったが、それほど感動も無し。
168cmもあるようには見えなかったけどね。(さすがに恥ずかしかったので、写真は撮らず)
7:40 みなとみらい大橋を過ぎて、
「みなとみらい大橋」、名前の割に平凡 でも、橋からは、ちゃんとこんな「みらい」が見える
7:50 ようやく山下公園に到着。 8:00
← 山下公園・氷川丸側にある、コンテナを用いた巨大オブジェ。
でも、見た目とは裏腹に、なんか軽そうな雰囲気が漂う。
ここまで3時間50分もかかっており、当初予定の2時間半を大幅に過ぎてしまって、、
この先に進んでも大丈夫かとかなりめげる。
最初のトイレ&先ほどのおにぎりの残りを食すが、平日のこんな時間にいるのは、浮浪者と散歩の
老人位でやや居づらい。
横浜タワーのまん前で、結局15分だけ休憩。
目前のタワーと、 ベンチ横で鋭気を養う愛車。名前はまだ無い。
8:05出発
首都高湾岸線に合流後、その下の歩道を走る。
これが非常に走りやすい道で、ここでいつものペースを取り戻すとともに、かなりの時間の挽回に成功。
横浜シーサイドラインの駅などを車の向こうに見ながら、(↓)なんて駅だったかな?
八景島手前の金沢柴町交差点を右折(9:16)し(↓)
金沢海岸通り→取り壊し中の野島橋脇を迂回し
新しい帰帆橋 →夕照橋
→京急・追浜(「おっぱま」と読む)駅前で国道16号に合流し左折、さらに南下する。
しかし、16号って千葉から東京の周りをぐるっと回っててすごい国道だが、馴染みのある名前を旅先で
見るのもちょっと不思議というかややこしい。ここも16かよ!!という感じ。
ここから16号がトンネル続きで山を越えるので自転車はどう迂回しようかとハラハラしていたが、
すべて歩道がついており人通りも少なく、思ったよりスムーズにすすむ。
ただ、トンネル内の歩道の狭さはかなり厳しく、近所のおばさん(おばあさん)に習って、
お行儀よく通過した。
みんな狭い通路を譲り合って通行し、こちらもそれに習って、何度かどうぞどうぞの譲り合いで
地元の人との交流が果たせた気分で、とっても暖かい感じ。
ただ、慣れたおばさんなんかは、車を無視して平気で道路上を走ってるので、すごいなぁと関心したが、
これが一番効率がよいと後で気づく。(車からみたら、かなりウザいのだろうけど)
横須賀手前の最後のトンネルは、歩道の終わりが階段になっているので、自転車は強制的に道路へ出る
ことになるが、下り坂を一気に下るので、快適で、あっと言う間に横須賀市街へ。
公園でちょっと休憩(10:00)
ヴェルニー公園とか言うらしい。が、ただの石畳の広場。
ここでも散歩の老人と保育園児の虫干し(専用カートに乗ったお散歩)位しか見られず、
写真を撮ったら早々に後にする。
横須賀を過ぎて広めの歩道(まだ16号沿い)を調子よく進む。
この先で、久里浜方面に直接向かうか、観音崎を回るか少し悩んだが、せっかくなので観音崎を目指す。
ものすごい坂道だったらどうしようかと思ったが、実際はそれほどでもなく快適な道。
ただし、歩道で出会う人が老人ばかりになり、沿道の店の数もあからさまに減ってきたので、
空腹が恐ろしくなり、コンビニで稲荷すし(3個入り)と栗入りどら焼きとカルピスウォーターを購入、
上着を脱いで坂道に挑む。
日差しもあり、かなり暖かかったが、袖をまくるほど暑くもない、微妙な気候だった。
11:00
観音崎着。『二輪車通行禁止』とあったので、自転車で入るのもまずいかと、灯台はパス。(写真だけ)
↑すっかり愛用のメットと、 ↑公園案内板と、 ↑灯台の先っぽ
このあたり、歩道の柵柱が灯台の形でちょっと可愛い。
半島を突っ切って浦賀港に沿って回り、少し坂と戦いながらようやく久里浜へ。(11:50)
ペリー来港を記念しての『ペリー公園』なるものがあるというので、一応見に行く(写真)
でっかい石碑に白い字で「北米合衆国水師提督伯理上陸記念碑」と書かれているが、最初、
何のことだかわからなかった。 「伯理」がペリーか? (↑写真右は、公園の前。すぐ海だ)
日本の歴史を変えたペリー来港の場所としては、なんだか辺鄙な場所という感想。
江戸幕府の人も、こんな不便な場所でのお出迎えも正直大変だったのではなかろうか?
もうちょっとがんばって横浜とか横須賀に来ればよかったというのは現代人の考えだろうか?
何はともあれ、前半の工程を予定通り午前中に終了したのでほか弁を買いフェリー乗り場へ。
自転車は30分前までに来いとか書いてあったり、自転車だけの乗船って初めてだったので
実はちょっと緊張して行ったが、切符はあっさり買えるし、ちょっと待ったら12:05発のに
乗れるわで拍子抜け。 まあ、融通が利く会社ということで、ありがたく利用させてもらった。
船内でBeerを買って飲んだ、、、クゥー、旨い !!!!
ちなみに乗船中の自転車の様子はコレ。
壁に張り付けられて、車止めまでされている。
たった40分の船旅だけれど、それなりに楽しんで金谷港に到着。
千葉県に入る。
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