『公開質問状に対する農林水産省からの回答』



(ご意見の内容)
受付番号:15553
テーマ:鳥インフルエンザ問題公開質問状

(意見内容)
『鳥インフルエンザ問題の今後(84)』


公開質問状(農水省に送付)

農林水産大臣 岩永 峯一殿


埼玉県 東松山市 東平1709

篠原 養鶏場 篠原 一郎



養鶏場の実名公表のもと、ワクチン使用疑惑を摘発淘汰の根拠にしたことが事実ならば農水省並びに小委員会の喜田委員長は速やかにそのワクチン使用の事実を明らかにせよ。

これは公開質問状とする。 以上。



平成17年9月4日 篠原 一郎

http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza170.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

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(回答)
篠原様

お問い合わせの件、回答いたします。

1 今回の事例は弱毒タイプですが、我が国ではH5又はH7血清亜型の鳥インフルエンザウイルスについては、弱毒タイプであっても、強毒化する可能性があることを踏まえ、殺処分を基本とする防疫措置を行っています。

2 今回分離されたウイルスは、中米でかつて分離されたウイルスと同じ系統であり、ユーラシア大陸で通常分離されるウイルスとは遺伝的に大きく異なることがわかっています。このため、ワクチンの使用等も含め人為的な感染経路の可能性も否定できないことから、あらゆる可能性について現在調査を行っているところです。この調査結果については、10月中を目処に中間的な取りまとめを行い、公表する予定です。

3 発生のあった農場名については、農林水産省では公表していません。今回のケースでは、茨城県が発生状況をお知らせするために公表したものです。

4 引き続き、本病の発生予防と感染経路の究明に万全を期してまいります。


農林水産省