『鳥インフルエンザ問題の今後(96)』



このホームページではっきり《偽ワクチン騒動は国の陰謀である。》と極め付けているところから、当然その問い合わせが多い。何しろ国のやること、云うことは正しいものと決めて掛かるのが善良な国民と相場が決まって居る。それでなくては国は治まらない。

しかし、この鳥インフルエンザ問題で最初のボタンの掛け違いから、ECの基準にもないLPAIを、我が国独自の判断で殺し始めてしまった。その上、それらの鶏からは殆どウイルスは出ず、症状もなく、新たな感染のおそれも殆ど無い鶏群だったことははっきりしているのだ。これが最初の数万羽のうちはまだ補償も何とかなった。そして小委員会の見解でも、これで治まるだろうとした。それが急拡大し始めたのだ。それらの補償は莫大なものになり、すべて国民の税金でまかなわれる。国はあわてた。殺処分の正当性を主張するには、事実上、全く危険のない鶏を高病原性弱毒タイプという訳の分からぬ分類だけで殺したのでは根拠が薄弱で、これを補完する必要があり、にわかに偽ワクチンのリークを始めたのである。このことは既に(94)で詳しく述べて居る。

これを勝手な邪推と云うなら、国のいう偽ワクチンの根拠はただのでっちあげである。論拠すらない。これでは私と裁判したって勝てっこない。
話がメキシコに飛んだのは、陰謀の上乗せに過ぎない。海外への文字通りの《トバシ》である。向こうに下駄を預けた形にしたいだけで返事が来るとはこれっぽちも思って居ないと断言できる。悪質である。国内にネタがないから飛ばしたのである。

それでもまあ、今回は、一度消去した侵入経路を復活させて4っつにした。その消去法に対する復活法ではまずいと思ったのか次ぎに出て来たのがメキシコ政府である。マスコミはまたまたそれに乗ってしまった。段々深みにはまって出られなくなる構造だ。数年経てば、事の真相ははっきりする。このシリーズは、そのもとになる多くの情報と共にその証しとなるだろう。

H 17 9 10. I,SHINOHARA.