『鳥インフルエンザ問題の今後(80)』



驚くべき小委員会の発表である。

概要(1)は予想というか予定通りである。しかし(2)は、さながら業界への宣戦布告である。事もあろうに委員会自身がワクチンの使用等の人為的な感染経路も否定出来ないとして来た。この変化球を業界はどう投げ返すのか、それとも受け止めたままにするのか。どうする さあどうするんだ。

もともと農水の対応の中に、それがあることは、当ホームページ(79)で述べた通りである。しかし、それを公然と肯定する根拠が感染経路究明チームの座長である寺門委員からしめされた、これまでの調査取り組みの結果だとすれば、同時にその経緯が明らかにされなければならない。

かかる疑いを受けた以上、これまでの被感染農場は、それを投げ返す意味で、身の潔白を一致して証明しなくてはなるまい。これは過去、養鶏場が官側から受けた最大の恥辱であるのは言うまでもない。一罰百戒も規模が大きくなったものではある。ただ、もしそうであるなら何故ウインドウレスを差別するのか理由がつかなくなる。

さあどうしてだ どうしてだ。とりあえずボールを投げた官側から返答すべきである。


H 17 9 2 午後4時30分 I,SHINOHARA