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六ヶ所村は下北半島の付け根、太平洋に沿って南北に細長い村で、人口は11,500人。産業は漁業・酪農・野菜類の畑作で、冬場の出稼ぎが多かった村です。
1985年、県議会と村議会はここに核燃料サイクル施設の受け入れを決定しました。1989年、推進派前市長に対し、凍結派と白紙撤回派の3人が戦い、核燃凍結の現市長が当選しました。しかし、一変して推進となったそうです。
このサイクル施設は、ウラン濃縮工場・低レベル放射性廃棄物埋設センター・再処理工場・高レベル廃棄物貯蔵施設の4つから成り立っています。
また、低レベルの廃棄物は、全国の原発から集められ、ドラム缶にコンクリートで固められて地下に埋めています(写真)。最終的には、300万本。高レベル廃棄物は、270℃のガラス固化体として、30〜50年かけて100℃に冷却し、いずれ、政府が最終処分地を他に見つけるというので、保管してあるとのことです。
電気の莫大な使用は、過疎地への過重な負担を強いるとともに、核の危険性と引き換えであることを認識し、節電を実行しなければならないと思いました。巻原発の「住民投票NO」の結果も、それにつながる地元住民から我々への直接のメッセージです。 |
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