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1996年夏、市川市市民会議の視察で青森県の六ヶ所村を訪れました。(詳細は【青森県六ヶ所村レポート】(議会報告12号、1996.10)でごらんください)当時の会派メンバーだった石本剛氏の仲介で、現地で住民運動をしている方と、昼食時に話を伺うこともでき、賛否両面から原発について考えることができました。 現地で初めて見た原発の巨大さに驚くと同時に、高レベル放射能廃棄物という、核のごみの行方がまだ決まっていないという不安が印象に残りました。そして、危険の代償として、過疎地に落とされる莫大な補助金による、各種の施設。都市に住み、電気で快適に暮らしている私たちは、この地の人々の大きな犠牲の上にあぐらをかいてはいられないと、その時思いました。 さて、今回1999年夏に訪れた、福井県の高浜町にある関西電力高浜原発4号機は、核燃料サイクル・プルサーマル計画が予定されているところでした。六ヶ所村で、真っ青なプールに沈む行き場のない、核のごみを見た私は、新たな資源のサイクルとはどのようなものか、確かめてみたいと思いました。 小松空港のあるJR小松駅周辺はちょっぴりさびれた雰囲気でしたが、原発のあるJR敦賀駅周辺は、とても立派なアーケードの続く町並みになっていました。原発なくしてまちの振興はないのでしょうか? 視察を申し入れたとき、やや左にスタンスを取る我々に対し、関西電力さんは、初めは敬遠気味、結局は受け入れてくれ、現地では、発電所内部に亘ってまで案内してくださいました。 私たちは、まず、作業服に着替え、長靴に帽子といった完全武装。身分証明書を持たされ、そのうえ、放射能検知機の中を通りました。所内は蒸し暑く、作業員にとって重労働だろうと思います。
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