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モデルガンとは
・モデルガンは、実銃を可能な限り忠実に再現した1/1精密模型です。
・弾丸は飛びません。またBB弾も飛びません。エアガン、ガスガンとは別物です。
・キャップ火薬による撃発、ブローバック、分解や組み立て、また単に鑑賞、コレクションなどを楽しむためのガンです。

簡単に説明するとこんなとこです。以降はもっと詳しく説明してみましょう。

モデルガンの構造

モデルガンを撃つ
オートマチック リボルバー

メンテナンス
オートマチック リボルバー


モデルガンの構造
さて、モデルガンをどう使うかという事は次項の『モデルガンを撃つ』で詳しく説明するとして、ここからはモデルガンの構造について私の知ってる範囲で説明したいと思います。

まず材質ですが、モデルガンの規制によりスチール(鉄)などの硬い金属で作られていません。規制は過去2回施行され、簡単に説明すると、

46年規制1971年(昭和46年)銃身を埋めて、本体を白、黄色(金色)に塗らなければならない。
52年規制1977年(昭和52年)主要部品に鉄などの硬い金属を使用してはならない。バレル(銃身)にインサートを入れるなど。

これは当時、改造モデルガン(実弾を撃てるなどの)による犯罪が多発していたからだそうです。
こんな訳で、現在のモデルガンの材質は、

亜鉛合金耐久性が低い為、壊れやすい。
ABSアクリロニトル・ブジタエン・スチレンの略。強化プラスチックの事で、耐久性が高い。
HWヘビー・ウェイトの略。ABSに亜鉛ダイキャストの成分を混ぜたもので、その名の通りABSよりわずかに重く感触も冷たいので、とてもリアルだが耐久性がABSより低い。

この3種類になります。
といいつつ実は金属製のモデルガンも存在します。それらは白または黄色で塗装しなければならない為、すぐに見分けがつきます。
その辺のことがもっと詳しく書かれているのがこちら。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%B3
モデルガンは1/1の精密模型といわれてますが、これらの材質では重量は完全に再現できないようです。

銃口を覗くと見える長いプレートがインサートです。

ちなみにこれはHWモデルです。わかりにくいですが、銃口にキズと欠けた跡があります。
これは初めて箱から取り出した直後に落としてできたものです。HWは脆いというのを実感しました。くそ。

モデルガンには必要最小限の強度しかありません。その為マニュアルには『普通に発火させているだけでも部品が傷んでくる』みたいな事が書かれているはずです。これは仕方の無い事なので割り切りましょう。無理な改造をしたり、火薬の量を増やしたりすると破損の原因になります。

そして内部の構造ですが、実銃とほとんど同じという事しかわかりません。実際どこがどう違うという事を知らないので、これ以上は説明できないのです。ゴメンナサイ。
ただ、ダミーカート仕様のものは実銃とまったく同じ構造、作動をするシステムとなっています(すべてのモデルガンがそうなっているかどうかはわかりませんが)。よって発火モデルとダミーカートモデルの部品には若干、形状や材質が違う物があります。

では次はモデルガンで遊びながら説明するとしましょう。

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モデルガンを撃つ(オートマチック)
ここからは、実際にモデルガンを使いながら説明します。リボルバーは撃っても音だけですが、オートマチックはブローバックなどが楽しめて面白いです。しかし、使用する直前の下準備が少々面倒です。使用するモデルガンは「マルシン製 ベレッタM92FS」です。(ひとつの例として見てください。)

まず、カートリッジの準備から始めるとします。写真のように順に部品と火薬をセットします。この時ケース内部とプラグにオイルをスプレーします。作動をスムーズにすると同時に、摩擦によるキズ、破損を防ぎます。オイルは必ずガン専用の物を使ってください(シリコンオイルなど)。他のオイルを使うと劣化してしまいます。

カートリッジをマガジンに込めます。この時マガジンとカートリッジに薄くオイルを塗っておこう。これも作動をスムーズにすると同時にキズを防ぎます。

チャンバー周辺にもオイルをスプレーしておいたほうがいいかもしれません。理由は同じ。 それから、ここまでの作業はモデルガンを使用する直前にやりましょう。

マガジンをセットし、スライドを引き初弾をチャンバーに装填して、あとは撃つのみ!

「パン!」という撃発音とともにブローバック(スライドが後退し排莢、そして次弾を自動装填するメカニズムの名称)し、カートリッジが排莢されていきます。これがモデルガンの醍醐味です。リコイルショック(反動の衝撃)もガスブローバックガンとは少し違った独特な感じがします。

撃つときはまわりに注意して撃ってください。騒音はもちろんカートリッジも結構いきおいよく排莢されますし、銃口からは火花を含んだガスが吹き、火薬カスも飛び散ります。

再度撃ちたい場合は、必ずカートリッジのメンテナンスをしてから火薬を詰めましょう。手抜きするとカートリッジ内のOリング(パッキン)が傷んで切れたりもします。

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モデルガンを撃つ(リボルバー)
これからは、実際にモデルガンを使いながら説明します。オートマチックと比べてリボルバーは特別な下準備は必要ありません。ただし、前回使用後のメンテナンスが確実にされていることが条件です。使用する銃は「コクサイ製 コルトパイソン4インチ」です。(ひとつの例として、見てください。)

まずカートリッジに火薬をセットします。

そしてシリンダー内にセットします。カートリッジ、シリンダーのメンテナンスを怠ると入りが悪かったりするかも。常に錆などがない状態にしておきましょう。

そして撃つ!反動もなく音だけですが、かなりウルサイので気をつけてください。陸上競技のスタートの合図と同じようなもんです。耳を塞がないとキーンとくるかも。撃つときはまわりに注意して撃ってください。騒音はもちろん銃口からは火花を含んだガスが吹き、火薬カスも飛び散ります。

撃ち終わったら、スイングアウトしカートリッジをエジェクトします。メンテナンスを忘れずにやりましょう。

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メンテナンス(オートマチック)
撃ちまくったらメンテナンスをしましょう。内部に火薬カスが付着したままだとサビついてしまいます。故障の原因にもなりますのでしっかりやっておきましょう。汚れは水洗いで大体落ちますが、オイルもついている為、綿棒や柔らかい布などで拭き取らないと完全には落ちないと思います。

まず、カートリッジは一回発火するごとにクリーニングをします。クリーニングせずに再度発火すると内部のパッキンが傷んでしまいます。分解して水洗いします。部品が細かいので水を入れた容器を使えばやりやすいです。乾燥したら薄くオイルをスプレーして片付けましょう。

次はバレルです。まずバレルを取り外さなければなりません。写真のように分解します。各マニュアルを参考にして分解してください。これを『フィールド・ストリッピング』(完全分解までには至らない、野外で行える程度の分解のこと)といいます。工具は必要ありません。

バレルは火薬ガスをまともに浴びる為一番汚れます。直接水洗いして、更に綿棒などをつかえばもっときれいにになるでしょう。何十発も撃った場合はデトネーターがかなり汚れていると思うので、取り外して洗ったほうがいいでしょう。終わったらデトネーターには薄くオイルを塗っておきます。

バレルほどではないでしょうがスライドの裏側も汚れてますので、図の部分を重点的にクリーニングしてください。湿った布などで拭き取りましょう。拭き取った後はオイルをスプレーしときます。あまり汚れがひどくない場合はオイルを付けて拭き取るだけでもいいです。

フレームの図の部分も同じようにクリーニングします。この状態でやっても見えない部分の汚れは取ることが出来ないので、完全に汚れを取りたい時は分解するしかありません。もし分解する事があったら、ついでにやっておくのも良いでしょう。

マガジンなどの金属部品は錆びやすいので気をつけてください。マガジン表面にオイル塗っておけば大丈夫ですが、手がオイルまみれになるので必要最小限に薄くで良いです。スプリングにもオイルをつけます。できれば分解したほうが良いでしょう。

このくらいで簡単なメンテナンスは終わりです。普段はここまでやれば十分ですが、長時間使用しない場合はもっと念入りにやらなければなりません。ここからは分解を含めた手入れを簡単に説明します。ただし、中にはコクサイ製モデルガンのように、たとえ修理のためであっても分解は禁止になっているものもありますので注意してください。まあほとんどが分解OKですけどね。

まず、各モデルガンのマニュアルに従って分解してください。

汚れているパーツをクリーニングしてオイルをつけたら元通りに組み立てていくんですが、こんな風にフレームから外してしまえば掃除しやすいので、火薬カスをまともに浴びる部品でも完全に汚れを除去できます。

これらの部品には火薬カスがつく事はありませんが、回転などの可動によりパーツが磨耗してしまい汚れているでしょう。オイルを塗ることにより作動も良くなるので、余裕があったらこういう所にも気を配ってみてください。もちろんこの他のパーツにも言える事です。

マガジンのスプリング、トリガースプリングなどは火薬カスを浴びるために錆び付きに更に拍車がかかります。わかりにくいでしょうが画像のスプリングは思いっきり錆で覆われてます。手を抜くとこうなるので、しっかり汚れを取ってオイルを塗っておきましょう。

金属製のサブフレームはもちろん、フレームにも気を配りましょう。錆などの汚れだけではなく、マガジンやスライド等との接触部分にオイルを塗る事も忘れずに。結構キズがつきやすいはず。

これで終わりです。個人的意見もありますので参考になるかどうかわかりませんが、ようするにここでいうメンテナンスはパーツの汚れを取りオイルを吹き付けるだけで、かなり手間はかかりますが特別複雑な事ではありません。この作業がパーツの錆を防いで作動を確実にし、銃をより長持ちさせるのです。

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メンテナンス(リボルバー)
撃ちまくったらメンテナンスをしましょう。内部に火薬カスが付着したままだとサビついてしまいます。故障の原因にもなりますのでしっかりやっておきましょう。汚れは水洗いで大体落ちますが、オイルもついている為、綿棒や柔らかい布などで拭き取らないと完全には落ちないと思います。リボルバーは火薬の使用量が少量の場合、あまり内部が汚れることはない為、分解の必要はありません。やるとしてもシリンダーを外す程度で済みます。(コクサイ製パイソンの場合。)

まずカートリッジですが、火薬を外し水洗いをして乾いた布で拭きオイルを吹き付けます。カートリッジの種類によってカート、銃本体の汚れ具合が違いますが、このコクサイ製のカートリッジの場合はオイルをつけて拭く程度で十分だと思います。オイルをつけておかないと錆つきますよ。

次はシリンダー、バレルです。直接水道水を流してやればいいです。この時可動部に水が入り込まないように注意しましょう。もし入ってしまったら分解して水分を完全に拭き取って下さい。

手間をかけるならシリンダーは取り外してから水に沈めたりすると更にやり易くてよいでしょう。バレル内、シリンダー内は綿棒やクリーニングロッドなどを使って丁寧に拭いたほうがよりキレイになります。というよりそうしないと完全には落ちないと思います。終わったらオイルを吹き付けておきます。

たまには可動部にオイルをくれてやりましょう。ハンマーを起こしてやれば分解しなくてもオイルをさせます。意味なく多量にオイルをくれても汚れるだけなのでほどほどに。

簡単な手入れはこれで終わりです。普段はここまでやれば十分でしょう。

ここから先は長時間使用しない場合、分解を含めた手入れを楽しむ場合などに行うメンテナンスです。ただし、中にはコクサイ製モデルガンのように、たとえ修理のためであっても分解は禁止になっているものもありますので注意してください。(といいつつこれはコクサイのパイソンですが・・・)

まず各モデルガンのマニュアルを参考にして分解してください。中の部品を一つ一つチェックして汚れをふき取ります。金属部品は特に錆びやすいので念入りに。汚れだけでなく古くなったオイルもキレイに拭き取り、新しくオイルをスプレーし直しておけばベストです。オイルはつけすぎると汚くなるので必要最小限でいいです。

オイルをつける場所は各ピンまわりなど部品同士が擦れる部分や金属部品。とはいっても銃内部のほとんどになりますが・・・。組み立てに不備がないように気をつけましょう。

シリンダーを差し込むクレーンにもオイルをやりましょう。シリンダーの回転がよくなります。

おわったら不備がないようにしっかり組み立てましょう。ネジ部分などは、使っていくうちに緩んでいく事がないようにしっかり締めます。

以上でメンテナンスは終わりです。大事な銃を長持ちさせるためにも常に最高のコンディションを保ちましょう。

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