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2001年1月28日号

曳山車、獅子舞の保存整備に補助制度新設
   三年前の議論が実る ― 砂田喜昭

 先週に引き続き、第5次小矢部市総合計画の前期実施計画について紹介します。
 市指定文化財保存整備事業が5年分で1千万円、毎年2百万円の予算になっています。引き山や夜高など市指定文化財の修理などの費用を助成するものです。この他、獅子舞用具整備更新の費用を助成する制度も作ります(年間250万円)。
 98年度予算を審議した当時の3月議会で、「行政改革」の名のもとに曳山車などの補助金を一律カットしたことが大問題になりました。私は曳山車に携わっている方々を訪問し、市から来るわずかの助成金が曳山車の維持管理に欠かせないもので、慰労会の食糧費になるようなものでない実情をつかみ、当局に改善を求めました。本会議、予算特別委員会と連続した追及で当局は見直しを約束しました。あわせて、曳山車の大修理に6百万円から1千万円かかる実態も明らかにして、市指定文化財でもあり21世紀に引き継ぐためにも新たな補助制度の創設を求めました。当局は、検討を約束しましたが、実現に向けて大きく動き出したわけで、たいへんうれしく思います。

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