Session, Passion, Percussion! |
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(楽団サウンドボックス)練習風景 |
(アンサンブル・センプリーチェ)浜名湖花博にて |
「打楽器アンサンブル・センプリーチェ」の巻 |
2004.5/15(土)午後4時30分から午後5時まで 内容は、ヴィブラフォンと鉄琴、さらに各種打楽器による3人編成のアンサンブル。 以上、自分の好みの曲を、自分でアレンジして、自分の好きなように演奏します。 |
こちらの演奏は、無事終了しました。 大勢のお客様の暖かい拍手、眼差し、ありがとうございました。 閉園間近な時間帯でありながら、貴重な時間を割いて、私達の拙い演奏にお付き合い頂き、感謝の気持ちで一杯です。 また、舞台監督、司会の方はじめ、市民参加イベントのスタッフの方々も、丁寧にかつ的確に、不慣れな私達のステージ作りを強力にサポートしてくださり、誠にありがとうございました。 「浜名湖花博」、今回、舞台裏からのぞかせていただいた、という側面もありますが、この、見事に組織化された運営、また、親身になってお手伝い頂いた心づくし、今の「花博」の成功の影に、大勢の人たちの真摯な姿勢を拝見し、おおいに感激するところです。 この「アンサンブル・センプリーチェ」の「舞台デビュー」を、見事に演出していただいた、お客様および花博スタッフの方々に、お礼を申し上げます。 ありがとうございました。 (2004.5.16 Ms) |
花博・のたねステージに至る準備についてはこちら(2004.6.27更新)
楽曲の編成等の紹介についてはこちら(工事中)
演奏の模様は、こんな感じです。 |
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ちなみに、向かって右が私Msでございます。 |
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(2004.5.15 浜名湖花博「のたねステージ」にて) |
(2004.5.18 Ms)
今回のステージ、われわれメンバーは演奏だけに専念、会場の司会者の方に全て進行をお任せしました。当初、舞台のスタッフの方との打ち合わせでは、出演者が進行も担当するとのことでしたが、当方で用意した原稿をもとに司会者にお願いをしたわけですが、この司会者の方も、適宜、アドリブも交えて、ステージを盛り上げていただきました。とても感謝です。安心して、信頼して、私達は演奏に専念できたわけです。
やはり、こういった、イヴェント色が濃いステージ、司会進行が重要な鍵を握ります。お客さんを乗せる、動員する、心を向かせる、こういった役割の大切さは再認識。
また、実は原稿の読み合わせもなく本番に臨んだのですが、原稿もバッチリ、よどみなく、違和感なく読んで頂きました・・・・じつは、ハチャトリアン、だとか、プロコフィエフ、だとか、知らない人にとっては、舌をかんだり、アクセントが変だったり、そもそも読み間違えたり、そんな心配もないわけではなかったのですが、よほど、その辺の知識もちゃんとした方だったのでしょう。ホントに助かりました。
トータルとしては、舞台監督さんの手腕にも感服し(それはまたおって取り上げることとして)、スタッフの皆さん、それぞれの持場の方々の、完璧な仕事の積み重ねの上に、こういったステージの成功、出演者の満足、観客の満足(われわれの演奏自体に「満足された」かどうかは確証はないものの)はあるわけです。自分の演奏歴の中でも、これほど、出演者として、「まわりの皆さんに生かされている」ということを感じた経験はありません。やはり、3人だけの演奏に百人ほどのお客様、野外の演奏会、手作りの雰囲気、・・・・・音楽を自らの手で、お客さんやスタッフの方々と共に作り上げた充足感は忘れられないものです。大組織の演奏会にない、人間性、温かみを体一杯に感じました。ある意味、この分野での可能性の探究こそ、自分の、この現世で与えられた役割、とすら思いました。人生における転機、そうあるものではなかろうが、こういう経験がそういうものなんだろうな。などと、演奏会後も、随分、余韻に引きずられて、将来を夢想、構想したり。
さて、このステージの思い出として、当日の司会原稿なども、書き写しておこう。久しぶりの「曲解」復活、っぽい面もあるし。個人的な記念程度ですが。
さて、これからのひととき、こちら、のたねステージでは、「アンサンブル・センプリーチェ」の皆さんの演奏で打楽器アンサンブルをお楽しみいただきます。 センプリーチェさんは、それぞれ別に仕事を持ちながらも、アマチュア愛好家として、お休みの日に、愛知県は名古屋市近辺にて、打楽器の演奏を楽しんでみえる3人組です。 まず、最初にお聞き頂いた曲は、アンダーソン作曲の「プリンク,プランク,プランク」でした。テレビのコマーシャルでもお馴染みの軽快なメロディーにのせて、いろいろな打楽器が顔を出す、楽しい曲でした。 続いて、2曲目は、ドビュッシー作曲の「亜麻色の髪の乙女」です。最近、グループサウンズで同じタイトルの歌がリバイバルヒットしましたが、今回お送りするのは、そちらの方ではなくて、フランスの作曲家ドビュッシーの作ったピアノ独奏曲の方です。もともとピアノ曲の「亜麻色の髪の乙女」を、今回は、鉄琴、ヴィブラフォン、シンバルといった金属の楽器だけで演奏します。 「亜麻色の髪の乙女」をお送りしました。 次に、プロコフィエフ作曲の「キージェの誕生」という曲です。これは、「キージェ中尉」という古いロシアの映画音楽の中の1曲です。映画の内容を詳しくお話する時間はありませんが、むかーし昔のロシアの王様の愚かさを描いた物語で、かつて、藤子不二雄のアニメ「エスパー魔美」でも取り上げられたことで一気に有名になった物語です。 バルトーク作曲の「タンブリン」、そして、プロコフィエフ作曲の「キージェの誕生」をお送りしました。 さて続いては、これは皆さんご存知の、超・有名曲、ハチャトリアン作曲の「剣の舞」です。もともとは、大オーケストラのための、華麗で派手な曲です。これを3人だけで、それも打楽器だけでやってしまうのは、無謀と承知の上、限界にチャレンジします。「いちかばちかのバチさばき」、いかがあいなるでしょうか。 スリル満点の「剣の舞」お送りしました。 ありがとうございました。 |
「剣の舞」の前で、演奏者の紹介を入れてあるわけですが、そこの、「今回のこのステージが記念すべきデビュー戦」というところを強調していただき、お客さんの拍手を促し、また、「おめでとうございます」と一言添えて頂いた配慮が、とても嬉しかったです。
また、「剣の舞」の演奏後、「スリル満点の・・・」の原稿を書いておいたのですが、司会者のかたは、「ご本人たち曰く、スリル満点の剣の舞とのことですが、私としては、凄いな、やるもんだな、と思ったのですが、皆さんいかがですか?」とのアドリブを入れていただき、拍手をさらにいただくこととなりました。司会者の方の優しいご配慮、ほんとに嬉しく感じ入りました。
全て終了した後私達の去り際においても、ステージ上で「本当に今日はおめでとうございました」と、私達に向かって再度コメント下さり、拍手の中で退場、最後の最後まで、私達を持ち上げていただいたのも忘れられません。
(2004.5.29 Ms)
その他、もろもろ雑感など、最後にまとめて、この思い出深い「センプリーチェ」デビューの記事もひとまず筆を置こう。
本番当日、やはり、練習なしでいきなりと言うのはつらすぎるので、会場に向かう途中、豊橋市の港近くの「らいふぽーと豊橋」にて、午前中は練習を。ただ、本番を控えての緊張感がかなり高まっていたのか、全曲を通したらボロボロ。1年かけての練習であったし、自分がアレンジしたものでもあるし、かなりの程度、暗譜出来ていた筈なのに、一瞬頭が空白、という状態が1度ならず。曲を止めるほどのものではないが、余裕をもっての演奏にはならず、チョット、ショック。ただ、これが、いきなりの本番ではなくて、ほんとに良かった。暗譜をさらに徹底、最後の練習、確認。
12時前には練習も終え、12時30分に出発。2時前には会場に到着。出演者ということで、会場内の駐車場に入れる手続きは当然してあったわけだが、こういった「博覧会」、自家用車が殺到して大渋滞、という想定もしていたが、全くそんな気配はなく。公共交通機関での来場が徹底されていて、本来、会場にはいるべき、シャトル・バスや、我々の車は難なくスイスイと進んで行ける。この整然とした在り様は、「花博」関係者の、プロとしての力量、さすがである。
会場入りし、控室に入り、舞台監督との打ち合わせ。その前に、やや時間もあり、会場の中を視察。ちょうど昼過ぎの一番人出の多い時で、我がデビューステージの「のたねステージ」も、「焼津市」のイベントまっさかりで、ダンスやら、和太鼓やら、派手にやっていた。客席は満員、立ち見も。さらに、食事をする人々も合わせ、移動の自由のないくらいの人だかり。正直ビビリました。こんなはずでは・・・・・こんなだいそれたこととなろうとは・・・しかし、我々の出番は4時半である。こんな状況ではあるまいて、落ちつけおちつけ。
我々の前の団体は、フラメンコ。ビジュアル的にも華やかで、迫力もあり、舞台裏でもれ聞こえているギターと激しい足踏みを聞きつつ、ああ、見劣りしてしまうなあ、と。しかし、本番と本番の間に30分も間がある。待ってて、見比べる人もおるまいて。落ちつけおちつけ。
さて30分前。楽器のセッティング。事前の舞台監督さんとの話で、野外での演奏経験なく、音響チェックも十分したいとの申し出を快く受けてくださり、30分の準備時間を目一杯使えるような配慮をしていただいた。楽器運搬上、舞台裏までメンバーの車3台をつける必要があるが、余裕をもって車をつけることもでき、楽器の組みたても事前に完了、スムーズにことが運ぶ・・・・こういった点、1つとっても融通がきかないと、こういった編成の場合致命的なダメージだ。
場合によってはマイクで音を拾うことともなっていて、その辺の準備も。曲の一節をいろいろ演奏しつつ、マイクの位置やら調整もすすむ。
照明の位置がちょうど自分が楽譜をみる方向にあって、目の中に残像が残るほどで、その変更を依頼したところ、舞台監督自らその場所に立って確認、指示が飛ぶ。
浜名湖という土地がら、海も近く、風が突発的に吹きこむ。折りたたみ式の譜面台が倒れるほど。その対策もてきぱきと。
すべてが、安心できるほどにフォローが行き届き、感謝感激、である。野外の演奏というリスクの中にあっても、万全の準備をもって、本番に臨むことができました。
さて肝心の本番ですが、演奏面では、まずなっとくのいく結果ではありました。ベストは尽くせました。ただ、楽譜がめくれて2ページ暗譜で演奏するハメになったのは本番の精神状態としてはかなりのダメージではありましたが、なんとか繰りぬけた感じです。
午前中の練習で、以外に頭が空白になったのが、「プリンク」で、それを本番でクリアできた段階で、吹っ切れ、また、(私にとっては)本番特有の図に乗った図々しさ、ノリの良さ、も出て、精神的には通常の本番仕様に切り替わり(小人数の本番ということで、萎縮したまんまになることは恐れていたが)、調子よく、自分の演奏ができたのではと感じている。
ただ、選曲の問題はちょっとあったかもしれない。自分のやりたい音楽、として編曲、練習してきた経緯もあり(後から本番が決まった)、20世紀バリバリの「バルトーク」やら「プロコ」など、これを「花博」にぶつけたところ、これはMsの真骨頂、自分ラシサなのだが、その辺りはお客さんの反応は・・・・といったところか。本番の客席の様子を顧みる余裕はなかったが、一応、客席の様子をあとから聞くと、「亜麻色」のような静かな曲だと、客席も緊張して、しっかり聞き入ってくれるお客さんもいる反面、イヴェントの会場という性格上、話に夢中なお客さんもいて、鑑賞したいお客さんがお喋りしている人ににらみつけていたり。あと、バルトークとプロコを連続してやった時、帰るお客さんもそこそこいたようで・・・・ちょうど、「キージェ」の最後の静かなファンファーレの部分で、会場の放送が「4:45」を告げ、「5:30」閉園です・・・というアナウンスが重なり、まあ席を立とうか、というムードが漂ったり。
しかし、「剣の舞」は効果的で、前述の通り、司会の方の持っていきかたなども巧みで、かなりの成功だったんじゃなかろうか(自画自賛・・・と言おうか自分含めメンバーを誉めたい)・・・演奏的もそうだが、より、興行的にその面は強く感じた。
シチュエーションに応じた選曲、は今後考えた方がよさそうか。でも、お客さんに媚びて映画音楽ばっかやっても何のタメ、誰のタメかわからないし、やはり、自分の、この編成にかける意識として、必要最小限のメンバーと楽器で、鑑賞に耐え得る、主に芸術音楽の分野の20世紀作品をやりたいので、このバランスはいろいろ考えどころだろう。ただ、野外で耳をすますような音楽は避けた方が、聴きたい人、ただいる人の敵対感をあおらず平和的な雰囲気を作るためにも配慮しよう。室内のためにドビュッシーはとっておこうか(「ケークウォーク」とか「ボヘミアン・ダンス」なら良さそうだが)。
さてさて、無事に本番も終了、打ち上げは会場近く、雄踏町にて、定番「うなぎ」。やっぱり。
次にまた、皆様とお目にかかれる機会を楽しみに。・・・・常に新たなチャレンジ!これこそ限りある「生」のあるべき姿だ。変化のない惰性に陥った時、自分の「生」は空しいものになろう。空しさを感じない生を目指すのが我が後半生の主題である。
(2004.6.1 Ms)