ESPANSIVA! NIELSEN

ニールセン演奏会 番外編


私が演奏会で聴けなかったニールセン演奏も含め
Msからのお知らせ
の記事を転載します。

ニールセン生演奏情報。

2005年、アマオケでのニールセン演奏、増えてきましたね。
2月13日(日)、東京にて、
リコー・フィルさん
ニールセンの序曲「ヘリオス」。
着実に、「ヘリオス」、定着しつつありますか。
嬉しい限り。
ちなみに、都響チェリストの江口心一氏による、
シューマンのチェロ協奏曲、というカップリングもいいですねえ。

最近、ちょっと淋しかった地元でのニールセン演奏、
久しぶりに発見しました。

2月19日(土)、名古屋市の熱田文化小劇場にて、
アンサンブル・ヴァリオ第3回公演

ニールセンの木管五重奏曲、です。

おっと、同じく木管五重奏曲、同じく名古屋、電気文化会館で
3月10日(木)、
名古屋管楽五重奏団第35回演奏会。

今、日本で最も元気の良い名古屋、
ニールセンの楽天主義をを掲げて、
万博前夜祭をおおいに盛り上げることでしょう。
ニールセンこそ21世紀の元気の素たる証左、
偶然とは言え毎月ニールセンが流れる名古屋、
見直しました!!!

かと思えば、やはり東京も負けじ、
2月10日(木)、
東京芸大第31回室内楽演奏会、
芸大奏楽堂にて、
木管五重奏曲です。

今年の春は、ニールセンのパストラーレな世界が広がります。

ニールセン TV情報

とうとう、あの名演が電波に乗ってお茶の間に!!

昨年7月の、オスモ・ヴァンスカ&読売日響による、ニールセンの「不滅」
お待ちかねでした。

ただし、BS日テレ、ですが・・・

3/3(木)及び3/31(木)の午後10時、そして、3/6(日)の午前9時。再放送しっかりやってくれます。

北欧音楽ファンならずとも、必見ですよ。感動と、生きる勇気と喜びを与えてくれる、人生のかけがえのないひととき
多くの皆さんと分かち合いたいものです。この際、BSチューナー買っちゃおう。
(ちなみに我が家は、ブロムシュテット&ライプチヒ・ゲヴァントハウスの前回の来日の放映を見るべくBSチューナーを
買ったのでした)

続いて

珍しい作品を見つけました。

「かいなきセレナーデ」

ニールセンが奥さんとの結婚生活の危機に書いたとも言われる室内楽の小品。
ベートーヴェンの七重奏曲を演奏するメンバーのために書いたもの。
編成は、クラ・ファゴット・ホルンそしてチェロ・バスの5人。
素朴な味わい、でも、交響曲で言えば3,4番の緩徐的部分を彷彿とさせる充実した逸品。
4/10(日)、尼崎、ピッコロシアターにて、
「ラ・ビッシュ・アンサンブル」、京響を中心としたメンバーらしいです。
関西のニールセン・ファンの方々、お見逃しなく。

同様のプログラムは、4/18(月)京都市北文化会館にても行われるるようです。

 

ここのところ、ニールセン作品の演奏、着実に「広がり」(エスパンシーヴァ)を見せておりますが、
アマチュア・オーケストラも盛んに、果敢に、取り上げ始め、心強い限りです。
当HPとしても、強力に、応援します。可能な限り、演奏会にも馳せ参じたい、と思います。

この夏、とうとう、交響曲第5番、を演奏する団体が登場。

7月18日(月・祝)、午後1時30分開演、横浜みなとみらい大ホールにて
ル・スコアール管弦楽団 の演奏会。

かなりの難曲ですが、
期待どおりの素晴らしい演奏会でした。
リンク一覧から団のHPへもどうぞ)

元気をもらいました!!!梅雨明けの青天の下、
ニールセンのたくましいエネルギーの発散を体感できたのが嬉しい限り!!!
詳細はおって、
トピックスにて紹介しましょう。

2001年11月、ル・スコアール管弦楽団さんの演奏会に始めて足を運んだ時の模様などはこちら
懐かしいですね・・・「ハーリ・ヤーノシュ」に「管弦楽のための協奏曲」、近現代モノに取り組む姿勢、素晴らしいことです。

 

続いて、弦楽合奏で、記念すべき作品1「小組曲」

お盆に東西それぞれにて演奏されます。

8/14(日)は、弦楽合奏団Fのつどい、第3回コンサート。
磯子区民文化センターにて。

関西の団体で、ラ・ストラーダ弦楽アンサンブルの第25回定期演奏会、
8/17(水)は、奈良県の学園前ホール、
8/19(金)は、大阪府のフェニックス・ホールにて。

また、品川弦楽団の演奏会でも、8/28(日)、かつしかシンフォニーヒルズにて。

行けなくて残念。残念!!

残念ついでに、

海外でもニールセンの注目コンサートは、
オーストリアのブレゲンツ音楽祭
7月下旬から、歌劇「仮面舞踏会」、
コンサートでも、2〜5番の交響曲が取り上げられるとのこと。
素晴らしい企画ですねえ。行きたいのはヤマヤマなれど・・・。

 

さて、大本命、

やってくれます。読売日本交響楽団

昨年に続き、今年もオスモ・ヴァンスカを招聘しての
ニールセン、交響曲ツィクルス完結!!!

9月30日(金)、10月1日(土)が5番
10月7日(金)、8日(土)が、2,3番
5番は、ベートーヴェンの「運命」とのカップリング!
まさしく私の待ち望んだプログラム、
19世紀のナポレオン戦争、20世紀の第一次大戦の悲惨な経験が産み落とした、
人類の希望を体現する、2大第5交響曲揃い踏み。
2005年もまた世界は陰惨な雰囲気を漂わせ続けていますが、
「希望」を失わず、生きてゆくパワーを与えてくれるはず。

行ってきました。読売日響、オスモ・ヴァンスカ指揮。ニールセン・チクルス。

交響曲第5番!!!

 素晴らしかった!!!繊細、そして大胆。シベリウスで見せた、魅せた,奇跡的なピアニッシモの表現はニールセンにおいても絶妙な効果。そして、とにかく、オケの鳴らし方の巧妙さ。金管群のパワフルさと、音楽の流れを大きく捉えて、うねるような、スケールの大きな、ニールセン特有な競技的3拍子とが相乗効果をもたらし、なんともテンションの高いステージとなりました。オーケストラの醍醐味を充分、これでもかという位に堪能させていただきました。

 やはり、オーケストラの神髄はこういう音楽にこそありますね。先だって演奏された、ベートーヴェンの5番、これも、繊細さと大胆さが心を強く揺さぶりました。聴き慣れた作品でさえ、新鮮な驚きと感動を与えてくれるんです。この「運命」が聴けたのは私にとってかけがえのない財産。今まで聴いてきた、自分の中にある「運命」、これは一体なんだったんだろう?とすら思います。

 続くニールセンチクルス完結編(2,3番)も、素晴らしい感動を与えてくれました。感謝です。

アマオケの「ヘリオス」演奏もだんだん多くなってきました。

くにたち市民オーケストラの団員さんからご紹介頂きました。
第28回定期演奏会にて「ヘリオス」を演奏。
指揮は、永峰大輔氏、ニールセンに関する論文も提出とのこと、
ニールセン研究の成果が演奏にもあらわれてくるのでしょうか。
10/30(日)パルテノン多摩にて。期待いたしましょう。

 

ノルウェー・スタヴァンゲル交響楽団の来日公演、スザンナ・マルッキ指揮。

序曲「ヘリオス」、11/8(火)東京オペラシティにて。
ペッカ・クーシストのVn.ソロによるシベリウスの協奏曲、
お国モノで、やはり、グリーグ「ペール・ギュント」第1&第2組曲、
珍しいところで、トヴェイトの「水の精」・・・
注目の、未知なるオケです。

 

なかなか実演にめぐまれない、オーボエとピアノのための小品、作品2ですが、
貴重な演奏会、みつけました。
高島拓哉&アンッティ・カイホラ デュオ・リサイタル。
高島氏はフィンランドのオケのオーボエ奏者のようです。
11/14(月)は、スペースDo(東京)
11/24(木)は、釧路芸術館
11/27(日)は、札幌時計台ホール
他のプログラムにはシベリウスの小品も含まれているようです。

また、12/24(土)なんとクリスマス・イヴの日にも、
アミュゼ柏にて、「クリスマス・ガラ・コンサート」で、冨田博之氏による演奏で、同曲演奏されるという情報も。
にわかに盛りあがってきました。作品2、やはりオーボエ奏者の心をつかむ佳作、ということですか。

作品2に続いては作品1。

この夏、小組曲が、ほんのちょっとしたブームの感がありましたが、その勢い止まらず、
早稲田大学クラシック弦楽合奏団にても取りあげられるとのこと。
12/17(土)、四谷区民ホールにて。無料だそうです。
チャイコフスキーのセレナーデ、シベリウスのロマンスなどと並んで、その存在感、ますます強くなることを願います。

 


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