【三日目 U】
湯布院は有名な観光地なのでじっくり回りたいところなんですが、時間の都 合で1時間ちょっとの滞在となってしまいました。ゆっくりできないのは残念で すが、とにかく駅を出ました。すると正面にドーンと由布岳が構え、1本道の 左右はお店が軒を連ねているという光景が目に飛び込みました。まさに絵に なる風景だなぁ〜。ここは景観保護といったまちづくりを積極的に行ってるそ うで、建物の高さもそんなに無いです。 ちなみに駅前には湯布院名物の辻馬車が停まってました。動いてる姿を写 真に収めたかったので撮影はしませんでしたが…。撮れば良かった なぁ〜…。。。 |
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この1時間で何をするかと言うと、駅構内に併設されてある足湯に浸かるこ とにします。湯布院の温泉を足でしか味わえないのは残念ですが…。駅前に ある足湯は大体無料で入れるんですが、ここは入るときにタオル含めて170 円を取られます。ですが、入湯料を取るほどここは泉質がいいんだと解釈し たので特に不満はありません。やっぱ列車を眺めながら温泉(とは言っても 足だけですが…)に浸かるのは最高です。こうしてしばらく足湯でのんび り………。 |
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【久大本線・鹿児島本線 ゆふいんの森2号】(博多行き) 湯布院[12:02]⇒二日市[13:57] | |
…ってのんびりしてたらもう次に乗車するゆふいんの森2号が入線していま した。とはいえ車内清掃とかあるのでドアが開くのはまだ先です。まだ早すぎ ますが、足湯から上がったら列車の乗車口でしばらく待つ事にします。辻馬 車も見当たらないことだし…。 |
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こうして車内清掃が終わり、ドアが開いたのが発車10分ちょい前。自分の 席を確認したら今日の昼食を買おうとビュッフェへ………行こうとしたんです が…。やはりお昼時なのか、目の前まで行列が広がってるという衝撃の光景 を目にしちゃいました。まぁ気長に待つことにします。順番待ちしている間に列 車は動き出しました。 |
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一番恐れていたのが買いたいものが目の前で売り切れるという事態だっ たんですが、列が自分に回ってきた時にもまだいくつかありました。そんなわ けで無事に購入したのはゆふ味弁当。他にも色々なものが売られていたん ですが、価格からしたらこれが750円で一番お手頃です。弁当類は本日も盛 況だったようで、「本日の弁当は全て完売となってしまいました」という車内放 送を聞きながらご飯を頬張る。ついでに「ゆふ朝霧」というミネラルウォーター も購入しました。 |
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このゆふいんの森ですが、一般の観光客にも人気が高い観光列車の上 に、この2号に関しては由布院で宿泊した観光客が博多、そして博多から新 幹線で帰るのに丁度いい時間のため観光客が大挙乗ってくるわけです。そ のため「本日は満席となっております」という放送をしばしば聞きました。当然 ながら自分も相席です。 |
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そんな人気列車となると指定を取るにも一苦労なわけでありまして…。今回 何列車か指定を取りましたが、その中で一番難儀しましたね。1ヶ月前ちょっ と過ぎたあたりにみどりの窓口に行ったんですが、すでに満席。仕方なくキャ ンセル待ちをしてもらうことに。そして後続のゆふ4号に乗るという代替案を検 討し始めた頃、キャンセルが出たという1報が出て、そして今この列車に乗っ てるという運びです。キャンセル待ちでとれた席なので通路側も覚悟の上 だったんですが、運良く左側ながらも窓側でした。 |
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弁当を食べてからしばらく車窓を見ながらのんびりしていると豊後森に到 着。この辺のネタと言ったら到着直前に見える扇型機関庫ですが、こんな時 に限って撮り逃すんだなこりゃ。。せっかく車窓左側に見えるというおいしい チャンスだったのに…。あぁ〜勿体ない。(涙 なのでホーム停車中に撮った 上の写真で勘弁させて下さい…。 |
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しばらく列車は玖珠川沿いの美しい車窓の中を走ります。どうやら山越え区 間に入ったみたいですが、昨日の豊肥本線ほど険しい山を越えてるわけじゃ なさそうです。 |
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いつしか列車は日田に到着。その時に目に付いた看板は「水郷 日田温 泉」…。どうやら日田という地域も温泉が有名なようです。別府や湯布院には 劣ってしまいますがね…。それにしても看板がかなり身近に見える…。ハイデ ッカーの偉大さを改めて思い知らされました。 |
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それからしばらくすると大分景色が開けてきました。田園風景に差し掛かっ たわけですが、その車窓には突如菜の花畑が姿を現しました。今日一日で 菜の花畑の景色は結構見た気がしますが、これは美しい。ここまで辺り一面 菜の花畑を見るのは初めてのような気がします。 |
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九州新幹線の高架が見えてくると鹿児島本線と合流して久留米に到着。 813系がこの列車を待ち合わせていたんですが、側面の大型LEDと窓のア ンバランスさを見ると大型LEDを搭載した813系の中でもかなり新しい部類に 入る車両でした。 |
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久留米を過ぎたあたりで飴が配られてきました。見たところごく普通の飴な んですが、裏面には「あなたの旅、応援します JR九州」と書かれてました。 こういう些細な所にも心配りあり。観光列車ならではのサービスに心が温か くなりました。 |
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この列車でそのまま博多まで乗り通しても後の行程には影響無いんです が、せっかくなので1歩手前の二日市で下車することにしました。てか単純に 二日市に降りたいだけの理由なんだけどね…。それはともかく、下車駅が近 づいてきたのでデッキへ移動しました。 |
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そして二日市に到着、下車となりました。ここでは811系が待避していたん ですが、門司港レトロ地区のラッピングがしてある車両でした。一昨日門司港 入りした車両も811系でしたが、こんな車両だったらもっと気分が高揚してい たんだろうな〜。ちなみに、ラッピングに恥じず門司港行きの列車でした。(笑 |
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乗り換え時間の間に二日市駅付近を散策することにします。というわけで改 札口へ行くんですが、その道中で絵馬を見かけました。やはり太宰府天満宮 が近いからでしょうね。近いとは言っても、アクセスに関しては西鉄の方が圧 倒的に有利です。。 |
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駅舎も太宰府天満宮を模したものになってます。そういえば太宰府天満宮 も今回の旅で訪れる候補に入れてはいたんですが、断念しました…。。学生 という身分上行っといた方がいいんですがね…。 |
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二日市といえば温泉………温泉!?二日市は温泉を売りにしているということ を今ここで知りました。博多から15分という典型的な通勤圏内で温泉とは意 外ですね…。ちなみに、ここから西鉄二日市駅までは徒歩10分で行けます。 時間もあるので行ってもよかったんですが、道に迷ったら大変な事になるん でやめました。 |
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再び二日市駅のホームに戻ってきました。二日市駅は2面4線ですが、か つてはもう1本ホームがあったようです。とっくに線路は撤去されていて、ボロ ボロの駅名票とベンチが面影を偲ばせます。駅名票がJR九州標準タイプとい うのを見ると、このホームはJR化後もしばらくは使われたようです。 |
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【長崎本線・佐世保線他 ハウステンボス15号】 二日市[14:45]⇒ハウステンボス[16:02] | |
さてさて、そろそろ列車が来るので駅訪問は終わりとします。次に乗る列車 はハウステンボス15号です。…って感がいい方には次の目的地はもうこれで 大体理解できたことでしょう。それはともかく列車に乗り込む。しかし、窓側は すでに満席…。通路側ならちょっとは空席あったんですが、「まぁ佐賀でどっ かしら空くだろう」と思ったためしばらくデッキで立つことに。 |
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予想は的中し、佐賀で一気にガラガラに。どうやら佐賀への用務客がほとん どのようです。というわけで自分も窓側に着席しました。ていうかテーマパーク へのアクセスという使命を持っているこの列車、春休みシーズンの日曜日で これとは…。こんなんで大丈夫か…?まぁ時間帯の関係もあるんですけど ね。 |
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さっき乗車した2列車の印象が強すぎたからでしょうか、乗ってると少し退屈 になってきました…。。車窓はこれと言って悪くはないんですけどね…。それ と同時に、旅の疲れが一気に襲ってきました。今日一日を通しても、この列車 の乗車中が体力的に一番ヤバかった…。 |
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一気に飛びますが、早岐に停車すると終点のハウステンボスまでもう一 息。佐賀以降乗車率の変動は無く、このままハウステンボスに到着と思いき や…。大量下車があったのか、何と自分が座っていた最後尾の区画には自 分を残して誰もいなくなりました。隣の区画も覗いてみるとそっちも1人だ け…。早岐で何が起こったのか。真相は未だに謎なわけでありまして…。 |
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そんなわけで終点のハウステンボスに到着。さっきのこともあるので降りる 乗客はほんの一握り……と思ってましたが、意外と多くの乗客が列車を降り てハウステンボスへと向かっていったのでした。だとすると、さっきの現象は 何だったんでしょうか…。もしかしたら自分の乗ってた区画が階段から一番遠 かったからかもしれませんが…。 |