【二日目 V】
【熊本電鉄】(御代志行き) 藤崎宮前[13:25]⇒北熊本[13:30] | |
というわけで、熊本電鉄に乗車します。ホームには行くと既に電車が発車待ち をしてました。でも時間を見ると、発車時刻まではあと20分もある…。これがロ ーカル線ならではのゆとりなんでしょうね〜…と思いながらもホームへ。混雑す る気配は無かったので色々撮影してから列車に乗り込みます。 |
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藤崎宮前駅のホームは昨日訪れた門司港駅と同じく頭端式だったんです が、この列車に限っては前の号車の方が乗車率が高かった…。まぁどっちにし てもガラガラなことには変わらないんですが、後ろの方の号車に乗車しました。 |
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【熊本電鉄】(上熊本行き)北熊本[13:31]⇒上熊本[13:40] | |
5分ほどで北熊本に到着。1分という短い乗り換え時間で上熊本行きに乗り 込みます。ちなみに熊本電鉄は全列車がワンマン運転で、電車を降りる時に 運賃箱に運賃と整理券を入れなくてはいけません。ここでは乗り換えということ でもう1回整理券を取らなければいけないとばかり思ってましたが、藤崎宮前 から上熊本までは整理券1枚で乗車できるようです。うん、この配慮はありが たい。 |
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北熊本駅は熊本電鉄の中枢のようで、車庫もありました。その車庫に留置さ れている車両を撮りたいんですが、乗り換え時間1分だと少し厳しい…。とにか く乗り遅れないように撮影しました。なので、撮影した写真はこれ1枚のみ。ち なみにこの車庫には戦前製でし、今では入換用として余生を送っているモハ 71形もいたんですが、さすがに撮影できず…(涙 右の方にうっすらと写っては いるんですが、全然見えません。。。 |
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9分で上熊本に到着。乗り換え時間の問題で北熊本では列車の撮影ができ なかったんですが、ここでの折り返し時間は余裕があるので思う存分撮影でき ます。で、乗ってきた列車なんですが、鉄道ファンにとってはかなり有名な 「青蛙」と呼ばれる元東急の5000形でした。この車両は東急から引退した後、 数々の地方私鉄に譲渡されたんですが、老朽化や冷房化が出来ないことから そのほとんどが廃車になり、現在はこの熊本電鉄が最後の砦となっています。 保存車両だったら渋谷に行けばいつでも見られるんですが、動いてるのは全 国でもここだけなので、少しでも長く走って欲しいものです。 |
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予定ではここから熊本駅へ戻ることになっています。上熊本に到着してから 3分後に新八代行きのリレーつばめが到着するんですが、さすがにこの乗り換 え時間だと厳しいものがあります。それにあれこれ撮影している間に列車、行 っちゃったし…。この後熊本方面の列車はしばらく来ないので上熊本駅周辺を ぶらぶらすることにします。というわけで市電の上熊本駅前電停へ。ちょうど旧 型車が発車を待っているところでした。この車両もド派手な広告塗装…。もう普 通の塗装が何だか分からなくなってきました(苦笑 |
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上熊本駅前電停からは少し遠目ながらも、車庫が見えるのでちょっと覗いて みます。こう見てみるとやはり車両のバラニティーが豊富ですね。旧型車両と新 型車両もほぼ同じくらいの比率で留置されています。あ、新型車両といえばさっ きも触れた新型の超低床車両も………いましたいました。留置されている車両 の中では一番右にいます。 |
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それよりも気になったのが写真の左端にチラッと写っている車両。もっと近い ところで見ると旧型車両の連接車で、5000形というようです。この車両はかつ て西鉄の路面電車区間で活躍していて、その路面電車区間の廃止が進んだ ことでここに来たようです。そしてこの車両、こんな塗装じゃなかったはずなん ですが、確かこの車両がいた時代の西鉄の路面電車の塗装がこんな感じだっ たので、おそらくリバイバル塗装でしょう。ちなみに、熊本市電の現有車両で他 の路線から譲渡されてやって来た車両はこの5000形だけじゃないかと…。 |
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時刻はもう2時前。さっきいきなり団子を食べたとはいえ、さすがに腹が減っ てきました。というわけでそろそろ昼飯時に。とはいえ、駅周辺に売店が全く無 い…。飲食店はあったんですが、そこで食事を摂るほどの余裕なんかありませ ん。なので駅構内のコンビニでサンドイッチを購入。 |
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【鹿児島本線 有明7号】(光の森行き) 上熊本[14:14]⇒熊本[14:18] | |
熊本駅へ戻る時間がやってきました。ここから熊本駅までは1駅ですが、周 遊きっぷの特権とフルに活用して有明7号に乗り込みます。予想通りここから の乗車は自分1人だけ。空いてる席に腰掛け、一息ついてるともう熊本に到 着。 |
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ここからは九州横断特急6号に乗車するため5番のりばへ。そこにはもう既 に長蛇の列が出来ていました。熊本からの乗車が多いのは分かっていたんで すが、ここまで多いと…。しかも、これから3時間の長丁場で、それなのに通路 側で相席…なんてことには絶対なりたくない。そこまで心配する必要は無いん ですが、少し不安になってきました。 |
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【豊肥本線・日豊本線 九州横断特急6号】 熊本[14:36]⇒別府[17:39] | |
このまま九州横断特急が入線する…とばかり思っていたんですが、その前に リレーつばめ48号が入線。すると、列に並んでいた乗客のほとんどがリレーつ ばめの車内に吸い込まれていったのでした。そしてかなりの乗車率でリレーつ ばめ48号は博多へと向かっていきました。なるほど。鹿児島本線は九州内で も屈指のドル箱路線なので、その花形列車であるリレーつばめに乗客が流れ ていったのは別に不思議な事じゃなかったのか。 そんなわけでリレーつばめが発車した後の5番のりばは一気に人気が少なく なり、そのため九州横断特急6号への乗車も思ったより少なかったです。 |
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まぁ熊本からの乗客が少なかったわけですから、車内もこんな感じ。見事に ガラガラでした。春休みシーズンということで3両に増結されていますが、2両で も十分間に合うくらいだな。旅人の観点からすれば混んでるよりは空いてるほ うが快適に移動できるんですけどね。何しろ3時間も乗るわけですし…。昼食の サンドイッチを食べたら座席を回転させ、前の席に足を伸ばしました。座席下は ディーゼルカー特有の配管によって足が伸ばせないため、何だか得した気分で す☆ |
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サンドイッチを食べてる途中に熊本市電の併用軌道とオーバークロス。やは り併用軌道だからなのか、道路の幅が広いです。軌道部分を抜いても片側3 車線はある…。そんな道路の真ん中に市電の車両が通っていれば絵にもなっ たんですが、タイミングが悪かったのか目撃できませんでした…。。。 |
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やはり熊本近郊だからでしょうか、豊肥本線の熊本〜肥後大津間は電化され ています。そのため、列車はしばらく架線の下を走ります。この辺りは気動車よ り電車の方が運行本数の方が運行本数が多く、光の森では有明号とすれ違い ました。さっき乗った有明7号は光の森行きだったので、これは有明7号の折り 返しだな。 |
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電化区間の肥後大津を発車すると沿線風景が急に長閑になってきました。そ してしばらくすると田園風景が眼下に広がり、いよいよ車窓の見所となってきま した。まるで高原を走ってるよう………って豊肥本線は「阿蘇高原線」という愛 称がつけられてるから、高原を走ってるんだ。 |
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南阿蘇鉄道と接続する立野に到着。南阿蘇鉄道ですが、元々は国鉄のロー カル線で、国鉄末期に第三セクターに転換された後は観光路線に生まれ変わ っています。そのため車窓は最高だし、トロッコ列車が走ってたりとなかなか興 味深いものはありますが、今回は乗る予定が立たず…。。それはそうと、南阿 蘇鉄道の自慢の1つとして日本一長い駅名である「南阿蘇水の生まれる里白 水高原」という駅があります。あまりにも長すぎるので簡単に言う時は「白水高 原」と言うんだそうです。 |
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鉄道ファンならご存知かと思われますが、立野駅にはスイッチバックが存在 します。そのため列車は一旦逆方向に走り、熊本方面の線路と分岐しました。 ちなみに客室乗務員さんによるスイッチバックの案内もありました。これまで純 粋なスイッチバックには2回程訪れましたが、その時の経験から言うと、駅の構 内にあるようなスイッチバックだろうと甘く見てましたが…。 |
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列車は坂をひたすら登る!登る!まだまだ登る!!そして坂を登りきったところ でポイントがあったようで、列車は再び進行方向に動き出しました。それにして もここのスイッチバックは長かったな〜。時間からすると3分以上も逆方向で走 っていました。ちなみにスイッチバックの間に踏切も存在するんだそうです。 スイッチバックの間に坂を登ったため、列車からの眺めは最高のものになりま した。これこそ高原を走っているという感じでで、気持ちよかったです。欲を言え ば、天候の関係で阿蘇山があまり見えなかったのが残念…。。。 |
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高原の素晴らしい景色の中を20分ほど走ると阿蘇に到着。ここであそ1962と 列車交換をしました。やはり人気列車のようで、同じ列の左側の座席に座って いた女性は座席を移動して撮影するほど。ですが、自分はさっき熊本駅で撮影 したので無難に自席から撮影しました。 |
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それから程無くして宮地に到着。着く直前には転車台も見えました。そういえ ば豊肥本線はかつてSLが運転されていて、宮地はそのSL列車の折り返し駅 でした。だとすれば、当時はこの転車台も大いに役立ったんだろうな〜。と思っ たりしましたが、実際に使われていたそうです。 |
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宮地ではキハ147を見ました。豊肥本線の非電化区間はキハ200ばかりだと 思ってたんですが、キハ40系も少数ながら活躍していましたか。それにして も、昨日からこの顔は何回見たんでしょうか…。それだけキハ40系が九州地区 の広い範囲で活躍しているということが分かるんですが。この車両も今回の旅 で初めて見たんですが、ここまで見る機会が多いと親近感すら沸いてきます。 とか言ってる割にはこの後この車両を見ることはあまりなく…。。(苦笑 |