【一日目 W】

【香椎線】(雁ノ巣行き) 香椎[16:02]⇒和白[16:09]
 計画では香椎で14分の乗り換え時間を確保していました。ところが、行程ミスと
列車遅延により乗り換え時間が短くなってしまいました。。というわけで少し急い
で香椎線ホームへ。計画案ではここから西戸崎方面の列車に乗り、和白で乗り
換える予定になっています。ホームには香椎線のディーゼルカーが既に停車して
いて、2両のうち1両がアクアライナー塗装でした。少し撮影してから乗車。
 ところが、車内放送で「この列車は宇美行きです。」という案内が。。しまった!
完全に乗り間違えました。大急ぎで列車を飛び降りて反対側のホームに到着し
た雁ノ巣行きの列車に乗り込みます。何とか座席を確保できたものの、2人掛け
の上に進行方向とは逆の区画に座るハメに(苦笑 そして列車は香椎を発車。
わずか1駅の乗車でしたが、ディーゼルカー独特のエンジン音を聞くことができま
した。
【西鉄貝塚線】(貝塚行き) 和白[16:19]⇒貝塚[16:39]
【福岡市営地下鉄箱崎線】(姪浜行き) 箱崎[16:42]⇒中洲川端[16:52]
【福岡市営地下鉄空港線】(西唐津行き) 中洲川端[16:56]⇒天神[16:57]
 和白で西鉄貝塚線に乗り換えます。その乗り換えがこれまたややこしい。。。ま
ず駅構内にある歩道橋を渡ってJRの改札を出て、それからJRの踏切を渡ったと
ころに西鉄の和白駅があります。で、駅舎の隣にいるのはさっきまで乗ってた列
車…。。こんなに近いのに結構手間をかけさせられたって感じです。
 西鉄貝塚線は2両編成の電車がコトコト走るローカル線で、車両もかつて本線
系統で活躍していた「お古」です。さすがに日中の列車本数は1時間に概ね4本
確保されているものの、大都市福岡の近くでこれはちょっと寂しいですね。

 そして貝塚行きの電車に乗車。貝塚線は単線なので、対向電車を待たせる形
で到着しました。
 乗車率はなぜか前に行くほど混雑するという傾向があるようで、2両目がガラ
ガラだったのでそこに乗車。丁度右側の一番後ろの席が空いてたのでそこに陣
取りました。逆展望ですが、ワンマン運転で車掌がいないのでかなりおいしい場
所といえます。それに、運転席も気兼ねなく見れますしね〜☆
 ふと上を見上げると、車両番号には「601」と…。つまりは、トップナンバーに当
たったというわけです。そういえば門司港まで乗った811系もトップナンバーだっ
たっけ…。2回ほどですが、今日は本当にトップナンバーによく当たるな〜と思い
ました。ちなみに、この車両は駅に到着するごとにメロディーを流していました。
通勤電車で車内メロディーとはスゴいですね。
 貝塚で地下鉄に乗り換え。和白から通しで切符を買ったのでそのまま連絡改
札を通ります。どうやら貝塚線の電車に乗っていた乗客のほとんどが地下鉄に
乗り換えるようで。福岡に向かって人が流れて行くんですから当然といえば当然
ですよね…。乗車率は座席が程よく埋まるといった状態で電車は貝塚を発車。
10分ほどで中洲川端に到着しました。
 あ、ちなみに貝塚から乗車した電車は姪浜行きでした。つまりは、天神へ行く
身にとっては「わざわざ中洲川端で乗り換えしなくていいんだ〜」というわけです
が、その事実に全く気付かなかった…。その結果、姪浜行きの列車を中洲川端
で降りた後、次の列車に乗って天神へ向かうというありえないことをしてしまいま
した。。あぁ〜、実に勿体ないな。。。ちなみに乗り換えた電車は相互乗り入れし
ているJR九州のヤツでした。
【西鉄バス】 天神⇒福岡タワー南口
 天神からは歩いて天神のバス停へ。ここからバスに乗り換えてある場所へ向
かいます。で、バス停に着くとそこには長蛇の列が…。当然座れるはずもなく、
立つことになってしまいました。。。とはいえ程無くしてあっさり1人掛けの座席に
座れました。
 座席に座ってからしばらくは外の景色を眺めます。とは言っても市街地なので
大した景色は見られないだろうな〜…。しばらくすると、何と高速道路に入っちゃ
いました。外からどう見えてるのかは分かりませんが、ごく普通の路線バスが高
速道路を走る姿は違和感ありすぎだと…。。まぁそのおかげでこんな素晴らしい
景色を眺めることが出来ましたが。
 立ち客がいるほどに混雑していたバスでしたが、ヤフードーム前で一気に大量
下車。実に3分の2くらいの乗客が降りたような気がします。そういえばバスに乗
る前にヤフードームへの直行バスを見たので、需要が高いのも納得です。一番
前の座席も空いたので移動、あっさりと最前列左側の座席を陣取りました。
 その後もバス停に到着するたびに乗客が少なくなっていき、最終的にバスの
車内は自分を含めて5人だけという状況に。そんな感じでバスは終点の福岡タ
ワー南口に到着。ここで大体は理解できたと思われますが、これから福岡タワー
へ行きます。バス停の目の前に福岡タワーがそびえ立ってると思ったんです
が…。
 実はその手前にビルがあり、その中を通って3分歩くと福岡タワーの入口が見
えてきました。早速中に入り、トイレを済ませてから入場券を買い、エレベーター
に乗ります。ちなみに入場券は小中学生で500円也。ちょっと高めですが、高校
生以上になると800円なので文句は言えません。。。
 そのエレベーターなんですが、観光地ということもあってかオシャレなものでし
た。天井に照明が散りばめられていて、まるでプラネタリウムみたい。そしてその
下にある「0」という数字が気になりますが、これは要するにエレベーターが今ど
れくらいの高さなのかを表示します。撮影時はまだ上へと上がる前だったので
「0」と表示されていただけ。出発すると実際に12345……と数が大きくなってい
きました。そして「123」と表示された時、エレベーターの扉が開く。
 エレベーターで最上階に着いたら、高さ123mからの福岡の景色が広がりま
す。というわけでその景色を少しだけ紹介します。

まずはヤフードーム・博多港方面。
 まさに臨海部を写してる感じです。半分ビルに隠れてますが、丸みを帯びた屋
根を持つ建物がヤフードームです。ここからは見えにくいですね…。
続いて天神・博多方面。
 5大都市の1つということもあってたくさんの高層ビルが建ち並んでいます。て
か天神や博多といった中心部よりこっちの方が高層ビルが多い感じがします。ち
なみに少し奥に見える緑地は大濠公園です。
最後に海ノ中道・玄界灘方面。
 すごいですね〜。もうほとんど水平線しか見えません。でもこうやって高い所か
ら海を間近に見渡せる場所というのも案外少ないものです。で、奥に陸地が見
えますが、あれは海ノ中道ですね〜。そしてそこから遥か先には異国の地・韓
国の釜山もありますが、さすがに目撃できず…。。って奥にかすかに陸地が見え
ますが、あれは………!?
 下も眺めておきます。123mの高さということで少し怖いですが、ここは我慢しま
しょう。。。真下には駐車場があり、たくさんの車が停められていました。こう眺め
てると正直な感想は「ちっちぇ〜な〜」の一言に尽きます。人通りもあるはずなん
ですが、ここまで来ると人の姿も辛うじて見える程度です。
 タワーの一角にはビリケン様がいました………ビリケン様!?普段大阪の通天閣
にいるはずのビリケン様が何でこんな所に!?でもよく見てみると、福岡タワー開
業20周年の催し物のようです。それで遥々大阪から……ご苦労様です。さらに
「お願いをしよう」と書いてあったので学業成就のお願いをすることに。ビリケン
様の足の裏をくすぐって、それから目を閉じて願い事を念じて、ビリケン様が笑っ
て見えたら願い事が叶うはず、という段取りですが、「普通目を閉じたら見る事
が出来ないんじゃないの」という疑問点が…。
 西の空に夕日が沈んでいきました。今日は太陽が雲に隠れて中途半端な結
果に終わってしまいましたが、やはり夕焼け空は綺麗なものです。
 見る所は見たので、そろそろ天神へ帰ります。行きはエレベーターだったので
楽でしたが、帰りは階段とエレベーターを乗り継ぎ…。とはいえ下りだったんでそ
んなに差は無いんですがね。

 ここは結構まったりしてたので思う存分見て回ることができたな。そういえば観
光客はカップルや親子連れなど、グループで来ている人がほとんどでした。そう
いえばおみくじとかもあったし、デートコースには適してるなと思いました。そんな
場所に1人で来た自分は、相当変な目で見られただろうな〜(笑
【西鉄バス】 福岡タワー南口⇒天神
 帰りもバスで来た道を戻ります。一番前の座席を確保したかったところなんで
すが、すでに埋まっていたようで…。でもまだ少ししか座席は埋まってなかった
のでどっかの席に座る。バスの発車直後は乗車率はまばらでしたが、今度はバ
ス停に到着するごとに乗客が乗ってきて、最終的には立ち客が出るほどに。
 バスは行きと同じく高速道路に入り、やがて福岡の中心部に入りました。こうし
てバスは天神北に到着。特に理由はありませんが、ここで下車します。別に天
神まで乗ってもよかったんですが…。でもよくよく考えると天神北までの運賃は
天神までと同じく220円。どっちで降りても変わらないので、本当に謎の下車とな
りました。
 ここで夕食を食べます。福岡に来たならラーメンを食べないわけにはいかない
でしょ!ということでラーメン屋を探し歩いたら、屋台があったのでそこで食べる
ことに。ここのラーメンは500円。値段の割には充分すぎる旨さでした。それより
屋台ならではの独特の雰囲気が印象に残り、「やっぱり福岡のラーメンときたら
屋台だよなぁ〜」と思いながら麺をすすりました。客の方は最初は僕1人でした
が、後に若い女性のグループが入ってきました。店主とのやり取りを見ると常連
客みたいです。
 満腹になったところで今夜の宿泊地へと向かいます。ところが事前に地図を全
く見ずに向かったためどこにホテルがあるのか分からず…。1時間も夜の福岡を
ブラブラと彷徨うということになってしまいました。で、ホテルを見つけた頃にはも
うクタクタ…。あまりに疲れていたのか、9時頃にはもう寝ていました。

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