【一日目 U】
【鹿児島本線】(門司港行き) 小倉[10:44]⇒門司港[10:57] | |
小倉からは普通列車で門司港へ向かいます。周遊きっぷを使ってるので特急を 使いたいところですが、この時間帯は門司港へ行く特急列車が皆無なのでね…。 ちなみに車両は811系。ガラガラだったので、車端部のボックスシートを一人占め しました。 |
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門司港に到着。九州の鉄道の起点となった駅というのもあってか、「0哩」と書か れた記念碑がありました。というわけで、「0哩」の記念碑と列車を絡めて一枚。こ こに来たなら一度はやってみたいことですよね。ですが、「0哩」の文字が見えづら くなってるのが残念です。。。 |
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門司港電車区は山側にあるようですが、海側の留置線にも4編成ながらも車両 が留置されています。とはいっても全部415系ですが…。ちなみにお気付きの方 も多いとは思いますが、左の車両はリバイバル塗装のFM‐5編成です。運用範囲 が広いため、まさかいきなり出会えるとは…。というわけで、ホームの先端へ先回 りして編成写真を数枚撮影。動いてはいないものの、最高の光線状態で撮れまし た〜! |
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門司港駅は国の重要文化財に指定されているせいか、こんな展示物がありま した。見ての通り関門連絡船の通路跡です。説明を読んでみると、関門トンネル が開通するまでは本州への交通の便は連絡船が主流で、その連絡船への通路 だったそうです。しかし関門トンネルが開通すると自然の流れで連絡船の利用客 が減り、連絡船が廃止されると同時にこの通路も閉鎖となったそうです。その名 残として、在りし日の関門連絡船の写真が貼られていました。 |
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さらにはこんな物まで。何と駅の中に消防車がいました。。見るからに古いタイプ ですが、よく見ると側面にはJR九州のマークが…。どうやらこれも先述の通路跡 と同じ理由で展示されているようです。いくら展示物とはいえ、このタイプは珍しい ので撮影…と思いましたが、このタイミングで親子連れがやってきて運転席に座 ったりしてました。。心温まる光景ではあるんですが、その反面撮影に少し時間を 要しました。写真はその親子連れがいなくなってから撮影したものです。 |
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そんな感じで駅を出て、堂々とした構えの駅舎を撮影。やっぱり重要文化財な だけあってか、雰囲気と威圧感は他の駅とは1味も2味も違います。そして門司 港駅といえば駅前広場の噴水と絡めた写真を何度か見たんですが、どうやらそ の噴水からは水が噴き出してないみたいです。その方が駅舎がすっきり撮れる と言われればそれまでなんですが、なんか寂しい感じがするんだよな…。 |
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門司港駅⇒ブルーウィングもじ⇒門司港レトロ地区 | |
門司港では3時間の観光タイム。鉄道ファンなら真っ先にアソコに行くでしょう が、それは後にとっときます。というわけでまずは関門海峡の方向へ。駅を出て からすぐのところで船の発着場が見え、本州行きの船が発車待ちをしてました。 船か…。今回は時間の都合で乗れませんが、是非とも乗ってみたいところで す。最後に乗ったのが小学校の沖縄旅行の時だったので、かれこれ5年近く乗 ってません。。。 |
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さらに少し歩くと、ブルーウィングもじの目の前に辿り着きました。ということ で、今から渡ってみようと思います。この橋で記念撮影などをしている観光客は 何組かいますが、混雑ってほどじゃないのでのんびり渡れると思います。ちなみ にブルーウィングもじは可動橋で、1時間に1回の割合で開橋します。開橋する 姿も見てみたかったんですが、今回は時間の都合で見られず…。。ていうか、 そもそも開橋したら見るだけで渡れないんだから、これでいいんだよな。 |
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そしてブルーウィングもじから、関門海峡を眺めました。いや〜最高ですな。天 気は晴れ渡ってるし、海はキレイだし。何より海の先にある本州がくっきりと見渡 せるってのがすごくいいです。やっぱ晴れた日の旅行は最高!…なんですが、 海岸線の宿命なのか、海風がすごく冷たい!しかも向かい風だったので、正面 から風を浴びせられました。。おかげでカメラを持つ手もかじかんでしまいそうで す。。。 |
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さっき関門海峡を眺めた感想で「海がキレイ」と述べましたが、隅っこの方に行 くところです。見ての通り、漂流した藻が固まっていて、さらにはゴミまで…。この ように海というのは遠くから見たらキレイに見えても、近づいて見れば現実とい うものを見せられるわけで…(涙 |
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ここからは門司港の町を散策しながらレトロな建物を見ていきます。まず目に入 ったのが旧門司税関庁舎。税関というのがいかにも港町らしいです。建物の写真 も撮ったんですが、見事に逆光のため省略させて頂きます。 |
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一転して向かい側にある国際友好記念図書館は順光でした。この建物もなん かレトロな感じがいい…。と述べようと思ったんですが、建物自体は実はわずか 15年前のものという事実を知って閉口しました。確かに建物自体はレトロな雰囲 気がするなんですが、これじゃあ「古い」という語句は使えませんな。 |
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しばらくは運河と並行しながら進みます。やがてその運河が途切れたところで 2艘の船が停泊していました。特に気になったのが右側の船の存在。かなり特徴 的な外観で、一瞬見た時は「海賊船!?」と思ったり。。でもよくよく見ると船体側面 には「ハンバーグ&ステーキ」とあったので、どうやら船を活用したレストランのよ うです。余談ですが運河の向こう側には旧門司三井倶楽部や旧大阪商船の建 物が見えます。 |
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さらに少し歩くと見ての通り、バナナマンが堂々と立っていました。門司港はバ ナナ叩き売りの発祥の地でもあるんですが、こちらも隠れた門司港名物として観 光客に親しまれてるらしいです。それにしてもこの格好といい、ポーズといい…… ツッコミどころが多すぎ(笑 でもこの姿、面白くて意外とお気に入りです。 |
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次の目的地に向かうため、更に歩きます。交差点に差し掛かったところで旧門 司三井倶楽部が見えました。この建物も1921年製とかなりの古さを誇ります。信 号機がちょっとうるさいですが、順光でバッチリ頂きました。 |
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門司港レトロ地区⇒九州鉄道記念館⇒門司港駅 | |
そして向かったのは九州鉄道記念館。さっき言った「鉄道ファンが門司港に行っ た時に真っ先に向かう場所」というのはここです。自分は食事の時に好物を最後 に食べる性格なので、門司港観光の後半に選択しました。ちなみにここには1時 間滞在の予定。つまりは、全体の観光時間の3分の1をここで割くことになってお ります。 入場券を買い、いよいよ館内に入ります。ここの入場券の値段は大人300円な んですが、中学生までは小人料金で半額でした。あと4日間は中学生なのでかな り得した気分です♪ |
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館内に入ったら早速屋外展示車両の撮影をします。勿論全車種を撮影したわ けなんですが、掲載枚数の関係でごく一部のみの公開とさせて頂きます。という わけでまずは一番手前にあった蒸気機関車。動態保存しているSL以外の蒸気 機関車には疎いせいか、ナンバープレートから見ても型式名がピンと来なかった です。というわけで調べてみると9600型と分かりました。余談ですが、この機関 車は記念館の入口近くに展示されていて、外からもよく見えるという受付嬢的な 役割も果たしています。 |
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少し奥に進むとキハ07がいました。このスタイルからしていかにも古いと感じる んですが、実際の製造年も1937年とかなり前で、非常に貴重な車両です。車内 も開放されてるんですが、かなり貴重な車両のため車内に踏み入る前に靴を脱 いで車内にあるスリッパに履き替えなければいけません。 |
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さらに進むと581系がいました。博物館に展示している車両というのは当然な がら大体が原型を固持した状態なんですが、この車両は例外にあたります。と いうのも、国鉄末期に一旦近郊型改造され、使命を終えた後にお色直し、という 運びで展示されたから。なので車内はその面影が残っております。つまり、悪く 言えば「張りぼて」ってヤツ…(爆 |
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展示車両の撮影を一通り終えたところで屋内に向かうため階段を上がります。 屋内の記念館に使っている建物は、九州鉄道本社に使われていたものを整備し たもので、こちらもなかなかレトロな雰囲気です。 |
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最後の九州ブルトレである「富士」「はやぶさ」が廃止されてから間もないせい か、中に入ると富士に関連した写真が飾ってありました。そういえばここで3月 28〜29日に実際に富士で使用されていた客車が九州鉄道記念館に来るという 事実を知りました。3月28日といえば翌日なので行こうと思えば行けたんです が、さすがに同じ場所に2日連続で行くのは勿体ないのと、今更予定を変える気 は無かったため断念しました。。 |
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さらに奥に進むと鉄道模型のジオラマが。これは鉄道博物館や交通科学博物 館などにもあり、もはや鉄道の博物館では定番の設備となっております。大きな 違いと言ったら模型の車両が九州で活躍する車両になってるというくらいな上 に、演出時間でもないのでそんなに興味は持たず…。ただ、ジオラマをズームで 見ることが出来るカメラは気になりました。コントローラーでカメラを動かしていろ んな所を見る…。 |
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こちらも定番である運転シミュレーター。ここでは811系の運転シミュレーショ ンが出来るみたいです。ここで特筆すべきなのは、811系が実際に走っていた 本物の車両だということ。この車両は数年前の追突事故で廃車になったもの で、事故車とは反対側の先頭車が使われています。ということは、運転台も本 物…!?自分は中に入ってませんが、ついついそんな事を思い浮かべてしまいま す。 |
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続いて2階の展示コーナーへ。一番印象に残ったのは駅弁を展示するコーナ ー。九州の博物館だから九州のご当地駅弁のみを展示する…、と思ってたら違 いました。確かに九州の駅弁が中心なんですが、新潟駅の「ゆきだるま弁当」も 展示されているので、どうやら日本各地から寄せ集めたようです。さらには車内 販売限定の弁当や缶ビールなど…。もはや広義に言うと「駅弁」ではないものま でと、実に多種多様です。 |
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館内を回るうちにこんな発見も。何と床の一部がガラス張りになっていて、下 の様子が見えるようになっています。そしてガラスの真下は……、見ての通り 模型ジオラマ。つまりは真上から模型ジオラマを見渡せるようにしてるんですね。 いや〜芸が細かい!とはいえ、演出時間になったからってガラスにかぶりつい てジオラマを見るというのはちょっとなぁ…。 |
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再び1階に戻り、ミュージアムカフェに立ち寄ってみました。ここのカウンターな どはかつてつばめ号のビュッフェに使われています。軽食も摂れるということで、 ここで昼食にしても良かったんですが、素通りすることに。。その理由は後々説 明することにします。それにしても、「鉄道ラムネ」ってなんなんでしょうか…。 |
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さてさて、ここに滞在する時間も残り僅かとなりました。というわけで最後は再 び外に出てミニ運転列車を見ることにします。屋外にあるので雨天の時は運休 することもありますが、今日はご覧の通りの天気なので元気に走ってました。ち なみに今日運転されていたのは883系と885系の2編成でした。そのうち883系 の方はリニューアル前の姿なので、ある意味貴重だったり…。 そして一通り見たら九州鉄道記念館を後にします。 |
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そろそろお昼時。門司港は焼きカレーが名物ですので、昼食も焼きカレーに しようと思ったんですが…。門司港駅で見つけた看板には「バナナ焼きカレー」 ………え!?気になったのでそのお店に行ってみる事に。そして頼んだのはバナ ナ焼きカレーセット。バナナ焼きカレーの他にもバナナサラダやバナナジュース など、まさにバナナ尽くし。さっそく食べてみましたが、とにかく熱い!猫舌の自 分にはかなりキツかった。。ですがそれさえ除けば全体的に味が良く、一番気 になっていたカレーとバナナの相性も意外と良かったりします。 |
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再び門司港駅に戻ってきました。まだ1時半なので、ちょっと早過ぎたかな…。 というわけで、駆け足で門司港の町を巡ったわけですが、かなり良かったです。 やっぱ晴れ渡っていたというのがポイント高かったな〜。 |