<三日目 その2>

 横川はこれで4回目の訪問となりますが、なんか横川に来る度にこ
の場所に行ってるような…。というわけで、今回も駅を出たら真っ先に
碓氷峠鉄道文化むらへ。これまで文化むらを訪れた時は結構天気に
恵まれてましたが、今回もこんな感じでした。
 入場料を払い、早速展示車両の撮影………に行く前にまずは腹ご
しらえ。おなじみ峠の釜めし。文化むらを訪れる度にこれ食ってるよう
な気がしますが…。でも定番の味は裏切らない。その中でも特にアン
ズが美味かったな。ショートケーキの上にのった苺のごとく最後まで
とっておき、ゆっくり堪能しました。
 食べ終わった後の問題は容器の後処理。前回食べた時は家に
持って帰りましたが、さすがに2つもいらない(ていうか置き場所がな
い)。それにリュックに入れると嵩張るし〜、という感じ。幸い売店の横
に釜めしの容器を捨てるゴミ箱があったので、そこに捨てました。
 そういうわけで屋外展示へ。ここに来たのは3回目ですが、なぜだ
か初訪問したかのように写真を撮りまくってしまいます。写真はEF60
とキハ20の並び写真。ていうか手前のEF60の車体、かなりボロボロ
です…。。。
 キハ20は車内を開放していたようなので、車内に入ってみました。
紺色の座席や半月状も時代を感じさせますが、特筆すべきは座席背
面の灰皿。この車両が活躍していた当時は普通列車でもタバコが吸
えたようです。禁煙化が進んでいる今のご時世からは想像ができな
い…。。他にもこの車両が引退した当時の広告があったりと、車内は
ほとんど手が加えられてないようでした。
 文化むらの奥にある屋外車両展示、そのさらに奥にはEF63や189
系などがいます。最初にここに来た時はEF631両だけでしたが、横
川駅周辺に放置されていた車両を集めた結果、今のにぎやかな陣容
になりました。ここは2年前に訪れた時と変わってない………いやい
や、さりげなく真ん中に変なヤツがいますけど(笑
 その変なヤツとは………ズームで撮影しても分からん。。。とりあえ
ず形式名を見ると「DB202」だそうで…。おそらくここで働いていた
モーターカーだと推測できます。
 その横には189系。前回見た時は「キレイ」とか言ってた記憶があり
ますが、あれから2年の時を経てまたボロボロになりつつあります。。
ていうか、前見た時もそんなにキレイじゃなかったような気が…。。。
 ここにも変なヤツがいました(笑 おそらく広場で遊具として働いて
いたと思われます。その姿は209系に湘南帯を巻いた感覚……という
ことでいいんでしょうか。ていうかこれ、どっからどう見ても八高線に
しか見えないんですが。
 文化むらの屋外展示場は個人的には「機関車のパラダイス」という
印象が強いです。碓氷峠で活躍した機関車はもちろん、多種多様な
電気機関車やディーゼル機関車、さらには写真のようにこの辺の地
域とは全く関係なさそうな車両も展示されています。左のEF30は関
門トンネルで活躍していた機関車。ということは、「専属機」という縁で
ここに来た可能性が高そうです。
 そんなEF30の隣にいるのは、かつて高崎地区を拠点に活躍したお
座敷客車。ここでは休憩車両として開放されています。考えてみれ
ば、お座敷客車で休憩車両というのは案外至れり尽くせりのような気
がします。畳の上でゴロゴロできるし、クーラーは効いてるし。
 写真は10系客車の車内。ちょっと薄暗い雰囲気でした。それにして
も車内を開放している展示車両が意外と多い。この10系客車は2年
前は車内に入るドアが塞がっていたんですが…。まぁ「車内に入れ
る=見る場所が増える」ということで個人的にはいいんですが、さっき
のキハ20といい、いつからそんなにオープンになったんでしょうか。
(ちなみに、一部の機関車もドアが開いてた)
 屋外展示場を後にし、続いて向かったのは鉄道資料館。ここの1階
には碓氷峠を再現した鉄道ジオラマがあります。運転も見てみた
かったところですが、次の運転時刻が13:30…。結構微妙な時間な
ので、今回は運転を見るのは断念しました。
 続いて売店の様子は………ってうわっ!!見ての通り売店は大混雑し
てます。文化むらで一番人口密度が高いのはココだなって断言でき
るほど。ていうか店内が狭いこともあるのか、とてもじゃないけど奥に
行ける状況じゃない…。。。結局売店ではほとんど何も見ずでした。
 一方、2階は…。打って変わってガラガラです。やはりグッズ販売に
人気が集中してるのはどこも同じのようで…。ちなみに2階は碓氷峠
の歴史がパネルやジオラマなどで展示されています。要するに博物
館のような佇まいです。(ここ自体博物館の部類に入るけど)
 その2階の展示物の中でも気になったのが189系の方向幕のレプリ
カ。その中には「特急|あさま 横浜」が入ってました。あのー、この
幕が実際に使われたことってあるのでしょうか。そもそも189系にこの
幕が入っているのかも不明だし。
 鉄道展示館にも足を運びました。この展示館は廃線になるまで使
われていたの検修庫をそのまま活用したもので、EF62やEF63な
ど、碓氷峠を支えた功労者が展示されています。写真は一角に飾ら
れているHM群ですが(笑
(ちなみにこの鉄道展示館、さすがに老朽化は隠せなかったのか、11
月から一部改築するようです)
 といったところで休憩。暑いんでかき氷食しました。かき氷といえば
初日に苦い思い出がありますが、今度はそのリベンジ。再びブルー
ハワイを注文しました。………って、今度は頂上が真っ白です(苦笑
 でも下にはシロップがしっかりかかって大満足。一応はリベンジ達
成です。
 今回はさらにその先にも行きます。というわけでトロッコ列車の乗車
口へ。早くから乗車口に来たので、列(そんなに長くないけど…)のほ
ぼ一番前でした。
 10分弱待ってトロッコ列車が入線。しかし列車を降りる人があまりに
も多くて…。「この小さな車内によくこれだけの人が入ったな」と思わ
ずにはいられないほどの量の乗客を吐き出したところで、いよいよ列
車に乗り込みます。
 このトロッコ列車は2両編成ですが、実際にトロッコとなっているの
は奥の車両だけ。手前の車両は普通の客車になっています。もちろ
ん手前の客車は冷房完備なので、それに乗って涼むという選択肢も
ありました。しかし選んだのは奥のトロッコ。なるほど、クーラーの風
より自然の風ってことですな。
 そういうわけで14時ジャストになり、トロッコ列車はゆっくり発車しま
した。


<三日目 その3>
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