<二日目 その3>

大井川鐵道
普通列車
(千頭行き)
金谷
[15:30]
新金谷
[15:34]
 金谷ということで、向かった先はもちろんこちら。大井川鐵道の訪問は
2回目です。お目当ては当然ながらSLの撮影ですが、前回金谷駅に
行った時に「金谷駅ではSLの撮影は不可能」という教訓を得たので、今
回はお隣の新金谷に移動します。
 というわけで、千頭行きの列車に乗車。かつて近鉄特急に使われてい
た車両が充当されてました。大井川鐵道の普通車両では最大勢力です
が、思えば前回は撮る機会に恵まれなかったっけな〜。(普通列車を
1本しか撮影しなかったというのもありますが)

 発車してから4分ほどで新金谷に到着。反対側のホームにはSL列車
が停車してましたが、乗車した列車が停車したのと同時に発車したよう
で、タッチの差で撮影できず…。
 さてさて、新金谷駅に来た目的はSLを撮影するためというのもあるん
ですが、こちらの施設への訪問も兼ねています。駅の向かいにある「プ
ラザロコ」という建物です。中には売店などがあり、「ちょっぴり豪華な
待合室」といった感じになっています。
 でも趣味的に気になるのはココ。プラザロコ内には「ミニ鉄道博物館」
らしき区画があり、鉄道模型のジオラマがあったり蒸気機関車やちょっ
と小ぶりな客車などが展示されたりしています。ていうか蒸気機関車の
方はさっぱり分からん…。。
 上の写真の客車ですが、車内に入れるようなので入ってみました。車
体が小さいので車内もかなり狭め。特に出入口はまさに「頭上注意!」
と代弁したくなるほどでした。写真は駅舎を模した展示物の中から客車
を撮影したものです。改札口と客車の組み合わせがいい感じのように
見えます。
 事務室も見ることができました。タブレットや駅名票などの部品が置い
てありますが…。なぜかアンパンマンのキャラクターに占拠されていま
す(笑 駅舎内はレトロな感じがするので、かなりシュールな光景に見
えます。
 さらにはささやかながらゲームコーナーも併設されてました。その中
で気になったのがこれ。電車を模した遊具ですが、そのモデルはこの
辺りの地域とは縁もゆかりも無い485系でした。しかもヘッドマークは「つ
ばさ」だし、飾り帯は赤色に塗られてるしで、とにかく色々な意味でナン
センスです。
 そろそろSL列車が来る時間なので、プラザロコを出て新金谷駅へ。と
ころが次の金谷行きの列車まではまだ時間があるということなので、金
谷までの切符を買った自分は今はホームに入れないとのこと…。。。
まぁ当然の話ではあるんですが、この時ホームからSLを撮影しようと
目論んでた自分が情けない…。
 ですがこのまま駅の外から指をくわえてSLを眺めるだけで終わりたく
ない。なので駅の脇の駐車場から撮影しました。そのためごちゃごちゃ
した写真になってますが、これしか方法がなかったんで…。
 さすがにいつまでも駐車場にいるわけにはいかないので、場所を移動
しました。その道中で陸橋を渡ると、元南海の車両が2編成留置されて
いるのを目撃。そのうち手前の1編成のうち、2両目はドアが取り外され
ているので、検査だと思われます。
 線路沿いにある公園に到着。3本目(1本目は撮れなかったけど)の
SL列車はここで撮影することにしました。この公園からは車庫がよく見
えました。写真はさっき駐車場で撮影したC56-44。撮影当時はタイ国鉄
仕様でしたが、現在は日本仕様に戻されています。
 そして3本目のSL列車が来ましたが…。う〜む、なんかイマイチな写
真になってしまった…。。次に乗る列車の時間も押し迫っているため、こ
こで駅に戻ることに。さっきの陸橋を渡ったところで2本目のSL列車が
車庫へ引き上げていく様子が見えました。これで今回のSL撮影は一通
り終わったわけなんですが、こりゃ近いうちにリベンジを決行するべきだ
な。逆光の中での撮影だったし、それにバック運転だったし。
大井川鐵道
普通列車
(金谷行き)
新金谷
[17:05]
金谷
[17:09]
 途中早足になりながらも、次に乗る列車の時間には間に合いました。
というわけで次に乗るのは新金谷始発の電車。発車したら次の駅でも
う終点、走行時間はたったの4分という超がつくほどの短距離列車で
す。そんな列車なので車内は閑古鳥が鳴きまくり。2両目に至っては
自分以外誰も乗ってませんでした。
東海道本線
普通列車
(浜松行き)
金谷
[17:17]
浜松
[17:58]
 金谷からは再び東海道本線を西下。少し待って浜松行きの列車が
やって来ましたが…。またこの顔かよ………と思ったら後ろは313系。
どうやら211系と313系の併結列車みたいです。もうそろそろ211系に飽
きてきた頃なので、ここは後ろの313系に乗車しました。
 浜松で晩飯タイムです。浜松名物といえばうなぎが真っ先に思い浮か
びますが、やはりどの店もお高く…。。。結局写真の食堂で海鮮丼を注
文しました。振り返ると、今回の旅って意外とその土地のグルメをあまり
食べてないような…。
 浜松では滞在時間に余裕があります。予想通り晩飯を食べた後時間
が余ったので、駅ビルの本屋で時間を潰すことに。まさか旅の途中でこ
んなことやるとは…。

 そろそろ次に乗る列車の時間が迫ってきました。東海道西下が再開
するというわけですが、これから乗る浜松〜豊橋間は東海道本線の中
でも結構面白い区間。というのも、この区間の列車はロングシートの
「静岡側」の車両と、転換クロスの「名古屋側」の車両がほぼ半々の割
合で来るから。つまりちょっとした賭けの状態です。個人的には「名古
屋側」の車両が来てほしいところですが、次の豊橋行きは………
3両。。。
東海道本線
普通列車
(豊橋行き)
浜松
[19:28]
豊橋
[20:00]
東海道本線
特別快速
(大垣行き)
豊橋
[20:05]
大垣
[21:31]
 3両ということは「静岡側」の車両が来るので、この時点でロングシー
ト車にあたることは確定。その車両は………また211系。さっきの併結
列車を含めるとこれでもう本日5回目です。ていうか、平日で帰宅ラッ
シュ真っ只中の時間帯で3両って混むだろ…。なんて思っていました
が、実際はそんなに混んでませんでした。

 豊橋で特別快速に乗り換え。この特別快速ですが、新快速との違い
は大府を通過するか停車するか、それだけです。。ちなみに豊橋を発
車した時点での乗車率は3割程度でした。
 名古屋に近づくごとに乗客が増え、座席が大体埋まった状態で金山
に停車。名古屋で一気に乗ってくるだろうと思ってましたが、意外にもこ
こで大量乗車がありました。そういや昨日も結構混雑してたな、金山
駅…。その後もちろん名古屋でも大量乗車があり、車内は大混雑にな
りました。
東海道本線
普通列車
(米原行き)
大垣
[21:35]
米原
[22:12]
琵琶湖線
新快速
(姫路行き)
米原
[22:16]
京都
[23:08]
 大垣で米原行きの普通列車に乗り換え。117系を2編成つないだ8両
編成での運転でした。………8両って、さっきの大混雑新快速より編
成長くないっすか…?そういうわけで車内も結構空いてました。

 定刻より数分遅れて米原に到着。ここで新快速に乗り換えました。い
つもいつでも混雑している印象がある新快速でも、さすがにこの時間
だとガラガラ。最後尾のドア脇の座席に座りました。
(あ、でも大津あたりになると、立ち客はいなかったものの結構人が
乗っていて、「さすが新快速!」と改めて実感)
 そんな新快速に1時間ほど揺られ、下車駅の京都に到着。およそ38
時間ぶりのJR西日本エリアです。ていうか関西を離れて一旦東京に戻
り、そして今また関西にいるというのはかなり不思議な感覚のように思
えます。裏を返せば、今回の旅の行程が相当ひねくれてるということで
もあります。
 京都駅を出て真っ先に目に入ってくるのが京都タワーです。こんな夜
遅くだともうタワー自体はお開きですが、灯りは煌々とついてました。で
もかなり目立つ京都タワーが真夜中に灯りを消してると相当変に思わ
れるだろうから、そう言われればそうなのかも…。
 それにしても、やはり京都駅はバカでかいです。ていうか開放感あり
すぎで、駅ビルでは日本一の開放感ではないでしょうか。個人的には開
放感がある建物は好きなので、この京都駅もかな気に入っていたり…。
そういや京都駅といえば屋上までつながるエスカレーターが特徴的で
すが、この時間は2階以降封鎖されてました。さすがに夜は危ないです
からね。


<三日目 その1>
この旅のプロローグ
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