<一日目 その3>

参宮線・紀勢本線・伊勢鉄道・関西本線
みえ16号
(名古屋行き)
鳥羽
[15:11]
桑名
[16:36]
 ここからは鳥羽を後にして一気に名古屋へ向かいます。18きっぷを
持ってる身なので、ここはさすがにJRを選びます。というわけで乗車す
るのは快速みえ16号。車内はガラガラで、余裕の表情で海側の席を確
保しました。とはいっても海自体は鳥羽発車直後しか見えないんだけ
どね。
 しばらくして列車は茶畑の中に入り、奥には近鉄の線路も見えるよう
になりました。併走した近鉄特急はAce主体でしたが、これがなかなか
侮れないものでした。名古屋方面から見て5両目と6両目は新型Ace
で、先頭には古参の12200系、それ以外はごく普通のAceといった感
じ。2両編成を4編成つなげた8両編成ってのもあまり見かけないし、3
形式の併結も圧巻です。
 伊勢市・松阪・津と停車していく度にかなりの乗車があり、車内は結
構な混雑に。そんな中、津からは伊勢鉄道に入ります。伊勢鉄道は第
三セクターなので当然18きっぷの範囲外となりますが、そこは心配無
用。鳥羽発車直後に車掌さんを呼び止め、伊勢鉄道の運賃490円を精
算しておきました。
 いつしか列車は関西本線と合流し、間もなく四日市というところ。四日
市は工業都市であるためか、専用線らしき線路がしばしば車窓から見
えました。さらにはタンク車などの貨車も多く見ることが出来ます。「フ
ライアッシュ」と呼ばれる特異な形の貨車やセメント車も見えるなど、ま
さに貨物ファンにはたまらない場所ですな。
 このまま名古屋まで行ってしまいそうな展開ですが、その手前の桑
名で列車を下車しました。ここからは温泉に行って汗を流す予定で
す。その温泉へは無料送迎バスが運転されています。バスロータリー
をくまなく探していたところに送迎バスが来て一安心といったところ。
 送迎バスに揺られて着いたのは桑名天然温泉元気村。「天然温泉」
と名乗っていますが、雰囲気は健康ランドに似た感じです。まぁ疲れが
癒やせるんなら温泉でも健康ランドでもいいんですけどね。…なんて
こと言ってる自分もすっかり歳になりました。それはともかく、番台(い
や、この場合はフロントか)で入浴料を払い、脱衣所へ。
 コインロッカーは駅によくあるタイプを想像してましたが、実際は…。
細長いロッカーがずらっと並んでました。見るからに荷物入れづらそう
です。で、ご想像の通りリュックを入れるのに相当難儀し、もはや「ぶち
込む」状態に。。それよりこれより、なぜかカギが全く閉まらないんです
けど。何度挑戦してもロッカーは拒絶反応を示すばかりで、結局カギを
閉めないままという何とも無用心な状態で風呂場へ。入浴中も気が抜
けませんな。
 というわけでいよいよ入浴。湯船はそんなに熱くなかったので、猫舌
ならぬ猫身の自分にはゆっくりと満喫できました。しばらくして湯船から
出ましたが、風呂から上がると飲み物が欲しくなるんだよね。丁度いい
ところにビン牛乳を売ってる自販機があったのですかさず購入。今回
はフルーツ牛乳にしました。
関西本線
みえ20号
(名古屋行き)
桑名
[18:16]
名古屋
[18:41]
 送迎バスで桑名駅にとんぼ返りし、改めて名古屋へ。快速みえ20号
に乗車しました。しかしながら、名古屋近郊の快速列車でたった2両
(一部指定席だから実質1.5両)は混むって…。。。この列車も通路側の
座席がわずかに空いてる程度でした。列車交換の都合なのか、停まっ
たり進んだりの繰り返しでした。おかげで名古屋まで結構かかったよう
な…。
 名古屋では夕食タイム。「ミソかつでも食べようかな〜」なんて考えて
いたんですが、なかなか見つからず…。結局普通のご飯屋で「名古屋
コーチン南蛮きしめん」たるものを注文しました。なんか名古屋に行く
たびにきしめん食ってるような…。
名古屋市営地下鉄
桜通線
(野並行き)
名古屋
[20:03]
久屋大通
[20:08]
 もう夜になりましたが、これから名古屋観光です。東山線と桜通線の
どっちに乗っても次の目的地へ行けるんですが、「この時間東山線は
絶対混んでる」と踏んで桜通線に乗車。ホームに下りたら野並行きの
電車が発車するところだったので飛び乗りました。予想通りそんなに混
んでませんでした。
 3駅先の久屋大通という駅で下車。さてさて、次の目的地は………
おっと、もう目の前に見えてますね。
 というわけで、次の目的地はテレビ塔です。夜景巡りにのめり込みつ
つある今日この頃。別府・東京に続き、今回は名古屋の夜景です。と
まぁそんな前置きはこれくらいにして早速スカイデッキに向かいます。
エレベーターを乗り継いだ先にあったのは…。
 ハートマークが出迎えてくれました。。やっぱりここもデートスポット
なんですね…。確かにここにいる人々は見た感じカップルばかりだった
し…。でも俺は天下の東京タワー(しかも夜)にも独りでいった男だ。こ
んなとこで逃げ腰になってどうする!ていうか、実際はこんなオシャレ
なスポットに独りで行くのはもう慣れてるんだけどね…。
 そんなわけで、名古屋テレビ塔からの眺めを紹介します。
 まずは愛知県庁・日本ライン方面です。
 都心の方向ではないせいか、他の方向に比べると街灯りが少ないよ
うな気がします。そういや名古屋城はこの方向から見えるはずなんで
すが、他の建物に隠れてしまっているのか、ここからはそれらしき建物
は見えませんね…。
 続いて栄・熱田神宮方面です。
 久屋大通公園を境にネオンや街灯りが左右に分かれているのが特
徴的です。写真では少ししか写ってませんが、左手前に見えるのはか
なり変わった形をしているオアシス21です。
 最後に名古屋駅・養老山地方面です。
 奥に見える大きなビルがJRセントラルタワーです。ということは、あそ
こが名古屋駅の位置ということになりますな。高い所から見て中心駅
の位置がここまで分かりやすい大都市って、名古屋くらいのもんじゃな
いか…!?
 ここらでトイレが近くなってきました。テレビ塔のトイレは男女共用の
ようですね。そして中は………あれれ?スカイデッキはあれだけオ
シャレな雰囲気なのに、トイレは和式ですか!?別に和式嫌いなんてこと
はないんですが、トイレはテレビ塔観光が終わるまでのお預けにしま
した。
 こういったタワーに欠かせないのが有料の双眼鏡。ここテレビ塔にも
当然ながらありましたが、これがなんとモニター式でした。さすがテレ
ビ塔というだけあって、モニター関係には抜かりがありません。
 ここでさっき夜景を撮ったアングルから名古屋城が見えなかったこと
に疑問。というより、「テレビ塔から名古屋城をアップで撮ってやろう」と
いう意識がはたらきました。見える方向は一通り把握しているので、そ
の方向に向けてカメラを動かしていると……。見えました名古屋城!
最大ズームでかなり傾いてますが、どうにか名古屋城のアップ写真を
撮影できました。いつか実際に足を運んで見てみたいものです。
 予定よりはちょっと早いですが、この辺りでテレビ塔を後にします。帰
りのエレベーターの乗客はなんと自分一人だけ。。エレベーターガール
はいたので、密室の中エレベーターガールと二人きりということに…。。
…なんか気まずい(笑

 そんなわけでテレビ塔から出ました。この後は地下鉄名城線で移
動。久屋大通から乗る予定ではいたんですが、「栄まで歩いて行けそ
うだな」と思って栄から名城線に乗ることにしました。10分強はかかると
思いきや、実際は5分歩いたらもう栄駅の改札口が見えてきたり…。
名古屋市営地下鉄
名城線
(左回り)

[21:08]
金山
[21:14]
東海道本線
新快速
(米原行き)
金山
[21:24]
大垣
[22:01]
 そして名城線に乗り込み、金山で岐阜方面のJRに乗り換え。遠回り
をしているようにも見えますが、「今は帰宅ラッシュ真っ只中。名古屋か
らは大量乗車だろう」と予測し、それならば金山から乗っておこうという
目論見です。しかし金山駅では結構な数の人が列車を待ってました。
 そして少し遅れて新快速がやって来ました。案内表示によるとこの列
車は6両。先頭はフルカラーLEDの車両が来たので「6両固定の5000
番台かな?」と思ったら実は最近新製された2両編成と、従来車の4両
が連結されているといった編成でした。

 この後案の定名古屋から大量乗車があり、車内は大混雑。尾張一宮
や岐阜で結構な下車があり、やがて大垣に到着。
 この時間に大垣駅にいる、という時点で次にとる行動が分かってしま
いそうな勢いですが…。それはともかく、次に乗る列車が来るまでまだ
1時間近くあります。こんな夜遅くだと時間を潰せる所も閉まってるだろ
うし…。というわけでひたすらホームで待つことに。あ、待ってる途中に
樽見鉄道のディーゼルカーが入線したので撮影。車両は………また
元三木鉄か。


<二日目 その1>
この旅のプロローグ
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