<一日目 その1>

山陽本線
快速
(米原行き)
垂水
[06:39]
神戸
[06:52]
JR神戸線
新快速
(近江塩津行き)
神戸
[06:54]
尼崎
[07:13]
 今回の旅は帰省の復路ともなっているので、スタート地点は垂水駅で
す。最初のランナーは快速米原行き。車両は223系の6000番台でした。

 そんな快速を神戸で下車。本当なら快速でゆっくり移動したかったんです
が、後続の新快速に乗らないとその次に乗る電車に間に合わないというタ
イトな行程になっています。というわけで快速のすぐ後に来た新快速に乗
車。しかしいつでも混雑してる新快速でこの時間帯、しかも大阪方面となる
と…。そりゃぁ恐ろしいまでの混みようですよ。。。人混みはスーツ姿が大多
数を占め、さしずめ「サラリーマン専用車両」みたいな感じでした。まさに痛
勤ラッシュの典型ですな。
JR東西線・学研都市線
快速
(木津行き)
尼崎
[07:15]
放出
[07:41]
おおさか東線
各駅停車
(久宝寺行き)
放出
[07:46]
久宝寺
[08:01]
 大混雑の新快速を尼崎で抜け出し、JR東西線→おおさか東線と乗り換え
て久宝寺へ。ここで案内表示器に注目。アーバンネットワークの路線は大
抵3ドアと4ドアが混在しているので、必然的に乗車位置も列車によって違
うことがあるわけです。乗車位置の記号が○だったら4ドアで、△だったら
3ドアということになります。旅に出てる身としては当然△が来てほしいとこ
ろですが、次の快速奈良行きの結果は………△!ってことは…。
大和路線
快速
(奈良行き)
久宝寺
[08:07]
奈良
[08:35]
 快速奈良行きは221系でした。しかもラッシュとは逆方向にあたるせいか
車内はそんなに混んでないので、クロスシートに揺られて快適に奈良まで
移動できます!ちなみに4+4の8両編成で、両方とも奈良線や阪和線を
拠点に活躍している編成のようでした。そのせいなのか、車内の路線図は
今走っている大和路線が全く目立ってなかった…。
 大和路線の久宝寺以遠は初めての乗車でしたが、わりと車窓の変化に
富んでいますな。最初は住宅地だったのがしばらくして山間部に入り、山を
越えたら今度は奈良盆地の田園地帯…。とまぁこんな感じです。というわけ
で写真は奈良盆地走行中に撮った一枚。奈良方車窓左手だったらこの辺
りで法隆寺が見えるんですが、結構小さくしか見えんかった…。。法隆寺
「駅」と法隆寺って結構距離あるのね。
 そんなわけで列車は奈良に到着。奈良ということで、コンコースではあの
お方がお出迎えしています(笑 余談ですがせんとくん、結構色んな所に
出没しているようで、こないだは高松駅で見ました。地元近くでも目撃情報
があったとか…。
 さてさて、奈良に降り立ったということで、当然ながらこの後は奈良観光
です。駅ロータリーに停まっていたあるバスに乗車。果たしてどこに行くバ
スなのか…。てかこの写真を見せた時点で、分かる人には分かると思うん
ですが…。
 乗車してから5分くらい経ってバスは出発。目的地に到着するまで、バス
の運転手さんは15分かかると言ってましたが、実際には10分ちょっとで着
きました。
 そして着いた先は平城宮跡。「平城遷都1300年祭」のメイン会場です。
「期間限定」ってコトバに弱いんだよな〜人間は。というわけで、遷都1300
年で盛り上がりを見せている平城宮跡を観光します。
(ちなみに平城宮跡は「へいじょうきゅうせき」と読むんですが、ここに来るま
で「へいじょうぐうし」と読んでしまった自分が情けない…)

 まず向かったのは平城京歴史館。入場料がかかりますが、その前に整
理券が配布されています。整理券が無かったら入場券も買えません。つま
り整理券が無くなったらここには入れないということで、ならば早めに行っ
ておこう、ということになったわけです。
 館内は撮影禁止だったので写真はありません。平城京遷都に至るまでの
日本の歴史や遣唐使に関する映像を観ました。ちなみにさっき登場したせ
んとくんは平城遷都1300年祭の公式マスコットキャラクターです。そのせい
か平城宮跡に入ってからやたらとせんとくんが登場しているような気がしま
す。もちろん遣唐使などの映像にもせんとくんが登場、ナレーションも務め
るなど大活躍です。
 ところで、さっきから船が出てきてますが、これが平城京歴史館のメイン
ともいえるでしょう。復原された遣唐使船です。遣唐使船に乗船する時に
限って撮影OKとのことなので、鬱憤を晴らすかの如く写真を撮りまくりまし
た。
 遣唐使は大使・副使の他に留学生や留学僧・通訳・医師・船員などで構
成されていたとのこと。順調に行けば1週間で中国に渡れたそうです。あ、
中国地方のあたりに「吉備真備」という駅があるようですが、実はあれは人
名。阿倍仲麻呂の旧友で、遣唐使として唐に渡った方だそうです。
(写真は主舵)
 平城京歴史館を出る前にもう1本映像を見ました。在りし日の平城京の姿
をバーチャルリアリティーで再現した映像ですが、平城京の姿よりバーチャ
ルリアリティーのスゴさが印象に残る始末。。あ、さすがにここにはせんとく
んは出てませんでした(笑
 写真は遣唐使船からの風景。バスロータリーの奥には近鉄電車も見えま
すね。
 平城京歴史館を出て次に向かったのは朱雀門。ここは遷都1300年でお
祭り騒ぎになる(実際祭りなんだが…)前にここにありますが、ここもやっぱ
り人が多いですな。そしてデカい!
 …とかなんとか言ってますが、実はこの時点で平城宮跡での滞在時間は
半分をとうに過ぎています。なのでちょっと急ぎたいところではあります
が…。
 でも個人的には朱雀門がどうこうよりこっちの方に目がいってしまう…。平
城宮跡を近鉄の線路が横切ってるためか、朱雀門は電車ウォッチングに最
適だったりします。近鉄の通勤電車はもちろん、三宮や尼崎から乗り入れ
てくる阪神電車、さらに時にはビスタカーなどの近鉄特急…。このように種
類はかなり豊富で、見てる分にも楽しいです。朱雀門の中にいると踏切が
鳴り始めたため、大極殿をバックに電車を撮影。上り下りともに来ました
が、両方ともシリーズ21だったという…。。
 次は大極殿へとレッツゴー。先述の通り近鉄電車が横切っているので、大
極殿へ行くには踏切を渡らなくてはいけません。普通のイベント会場の中に
踏切…というのもなんか新鮮ですな。ちなみに写真奥に小さく写っているの
が大極殿。見たところかなり遠そうです。ここまでの距離を炎天下の中歩か
なきゃならんのか…。。。
 こちらは会場内を巡回するハートフルトラム。お年寄りや体の不自由な方
など専用みたいな感じの乗り物です。なので僕みたいな人間は乗ろうと思っ
ても乗れないわけで…。てかこんな感じの乗り物をどっかで見たような…。
と思ったらアナタ、いつぞやの愛知万博の時にも会場内を巡回していました
ね?
 延々と歩き、ようやく大極殿の姿が大きくなってきました。一目見て「さっき
行った朱雀門みたい」と思ってしまった自分、このうだるような暑さで頭が若
干おかしくなってるようですな…。
 と、ここで水飲み場を発見。たくさんの紙コップが並んでる姿はまさにオア
シスのようでした。余程疲れていたのか、コップ2杯も水を飲んじゃいまし
た。
 大極殿の中はこんな感じ。でも実は次に乗る列車の時間まであと30分ほ
どしかありません。時間に余裕が無いため、こんな所でゆっくりできるわけ
ないんだよな…。。。よって、大極殿の中での滞在時間、わずか3分(笑
 時間が無いというのにこんなの撮ってる自分(笑 大極殿から見た朱雀門
です。奥にポツリと写っている建物が朱雀門ですが、いや〜かなり遠そうだ
な〜。結論は「遠かった」なんですけど。

 さてここからは時間との闘い。早足でバスロータリーへ戻りました。シャト
ルバスに乗りたかったところなんですが、次の大和西大寺駅行きのバスが
出る時刻はタイムリミット10分前の10時34分とのこと…。。しかも駅までの所
要時間を聞いたら、「10分ほど」という答えが返ってきました…。。。これじゃ
間に合う保障が無いので、駅までは結局徒歩を選びました。でも徒歩じゃ
間に合わなさそうなんで走りました。果たして間に合うのか!?


<一日目 その2>
この旅のプロローグ
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