<その1>

中央線
快速
(東京行き)
八王子
[06:01]
西国分寺
[06:17]
 最寄り駅から横浜線で八王子へ行き、上り快速に乗り換えまし
た。この日関東地方は軒並み強風が吹き荒れ、風の影響を受け
やすい京葉線は運転見合わせと言う状況。武蔵野線も通常の7
割程度の運転本数で、無論京葉線との直通運転を中止している
とのこと。これから西国分寺で武蔵野線に乗り換える予定なん
だけどな…。一抹の不安を抱えつつ、電車は西国分寺に着きま
した。
武蔵野線
各駅停車
(西船橋行き)
西国分寺
[06:32]
武蔵浦和
[07:00]
埼京線
各駅停車
(大宮行き)
武蔵浦和
[07:05]
大宮
[07:17]
 階段を上がって武蔵野線ホームへ行くと、早速その不安は的
中してしまいました。予定では6時22分の西船橋行きに乗車する
予定でしたが、こんな放送が。「本日は強風の影響によりまし
て、6時22分の西船橋行きの運転を取り止め、6時32分の海浜
幕張行きを西船橋行きとして運転いたします」
 予定では大宮へ出て7時10分大宮発の宇都宮線の快速で北
上する予定となってましたが、この時点で快速に間に合うことは
ほぼ絶望的に。とりあえずは大宮へ向かうことにしますが、これ
からの行程どうしようか…。
東北新幹線
つばさ103号
(新庄行き)
大宮
[07:41]
宇都宮
[08:06]
 武蔵野線→埼京線と乗り継いで大宮に着きました。大宮から
普通に宇都宮線で行っても間に合わないので、ここは奥の手を
使うしかない。ということで、宇都宮まで新幹線でワープします。
今回使用しているツーデーパスだと、特急券を払えば新幹線に
も乗れるということで、事前に券売機で特急券を購入。宇都宮ま
での特急料金は1790円。痛い出費だけどしょうがない…。
 新幹線ホームに上がりました。次の列車はやまびこ43号でし
たが、新型のつばさにも乗ってみたいところだったので、やまび
こは見送って後続のつばさ103号に乗車します。そしてやって来
たつばさ103号は期待通り新型車両のE3系2000番台。車内は
ビジネスマンで混んでましたが、何とか2列目の窓側に空席を見
つけて着席。ようやく一息つけます…。
 大宮を出てからしばらくは、ニューシャトルと併走します。しかし
そこは新幹線。ニューシャトルの駅なんかあっという間に通り過
ぎていきます。そういえば新型車両の2000形とすれ違いました
が、車体色がオレンジだったので、営業運転を開始したばかりの
増備車と思われます。
 このE3系2000番台には普通車にもフットレストが装備されて
いるのが特徴です。他にもドリンクホルダー・読書灯・さらには電
源コンセントも完備されています。これは先代の400系と比べる
とかなりのサービスアップだな。ちなみに網ポケットに入っていた
トランヴェールは持ち帰らせて頂きました。新幹線に乗ったとい
う記念になるので…。
 あっという間に列車は宇都宮に停車。ここで下車します。東京
からそんなに離れてないので降りる人は少ないのかと思ったら、
意外にも多くの人がここで列車を降りました。よく見るとスーツ姿
のビジネスマンがほとんど。どうやら新幹線通勤らしいです。
日光線
普通
(日光行き)
宇都宮
[08:23]
今市
[09:00]
 新幹線の改札を出て、向かった先は日光線のホーム。ここで
日光線に乗り換えます。ホームに着いてすぐに、乗車する8時23
分の日光行きが入線しました。ここで折り返す上に編成も6両と
長かったので、難なくトイレ横の座席に座れました。座席に座っ
て発車を待っていると、向こうの方に北斗星が停車し、発車して
いったのが見えました。
 こうして定刻に列車は宇都宮を後にしました。日光線は初めて
乗りましたが、意外と田舎っぽい風景の中を走るんですね。そし
て、度々林の中にも入りました。これが「日光の雑木林」というヤ
ツです。
 ………にしても日光線、意外とスピード出して走るんだなぁ。
 しかし今回は日光へは行きません。というわけで、日光の1駅
手前の今市で降りました。ここから徒歩で東武の下今市駅まで
移動するわけですが…。雨が降ってる上に風も強く、コンディ
ションはほとんど最悪でした…。しかしここで折り畳み傘をさすの
も気がひけると思ったので、傘をささずに歩きました。おかげで
雨風に当たりっぱなしでした…。
 少し道を間違えながらも、徒歩10分で下今市駅に到着。ここか
らさらに北上して会津を目指します。ということで会津田島までの
連絡乗車券を買いました。券面には「会津高原尾瀬口連絡」と
いう文字が。「会津高原尾瀬口で乗り換えなきゃいけないのか
な…」と疑問に思って駅員さんに聞いてみたところ、特にそういっ
た制約はないとのこと。まぁそういえばそうだよな。それに次に
乗る列車、会津高原尾瀬口まで行かないし…。
東武鬼怒川線
普通
(鬼怒川公園行き)
下今市
[09:27]
鬼怒川温泉
[09:50]
 というわけで次に乗るのは下今市始発の鬼怒川公園行き。2
両で入線しましたが、車内はガラガラ。難なくボックスシートを独
り占めしました。そして定刻に列車は発車しました。ていうか何
だこの遅さは…。一瞬強風による徐行運転が頭をよぎりました
が、鬼怒川温泉到着は定刻。どうやら徐行運転というわけでは
なさそうです。
東武鬼怒川線・野岩鉄道・会津鉄道
AIZUマウントエクスプレス
(会津若松行き)
鬼怒川温泉
[10:01]
会津若松
[11:59]
 鬼怒川温泉で列車を下車。とは言っても温泉には入らず、純粋
に乗り換えます。乗り換える列車はAIZUマウントエクスプレス。
実はこの列車への乗車がこのショートトリップの最大の目的なん
です。ホームでは2〜3人の鉄がカメラをこの列車に向けてまし
たが、それもそのはず。このAIZUマウントエクスプレスに使われ
ているキハ8500はこの春で引退するということが某鉄道雑誌に
書かれてました。ならばと思って今回のショートトリップを企画し
たわけです。
 と、そんな長い前置きはこれぐらいにして早速乗車します。とこ
ろどころ疲労は見え隠れしてはいますが、車内のグレードが高
い!座席はリクライニングシートの上に、下辺が肘掛より低いほ
ど大きな窓。それでいて全車自由席ですから、相当な乗りドク列
車です。車内はそれほど混んでなかったので、前の座席を回転
させて4人分を独り占めしました。これで会津若松まで快適に移
動できる〜☆
 と思った矢先、こんな放送が。「本日に限りAIZUマウントエク
スプレスは会津田島駅におきまして乗り換えが発生いたします」
………つまり車両交換ということみたいです。どんな車両に乗り
換えるのか、今からちょっと楽しみになってきました。
 のんびりしたスピードで列車は走り、しばらくして湯西川温泉に
停車。見ての通りですが、この湯西川温泉駅はトンネル駅。実
際土合駅や筒石駅に比べるとやはりマイナーなのは否定できま
せんが、こういうトンネル駅って、地下鉄の駅とはまた違った雰
囲気があっていいですな〜。
 山の中をしばらく走ってると、ところどころ車窓に白い物が見え
るようになりました。最初は「何だこれ?」と思いましたが、すぐに
雪だと分かりました。そういやこの辺りは豪雪地帯。だからこん
な時期になっても雪が残ってるわけです。窓越しですが、まさか
4月にもなって雪を見ることになるとは…。
 さらにしばらくすると、風景がひらけてきました。僕の中の会津
鉄道のイメージは「会津盆地に入るまでずっと渓谷の中を走る」
というものだったので、この展開はちょっと意外。ちなみに車内
では芦ノ牧温泉駅の「ばす」名誉駅長のデビューCDを販売して
いるらしく、この数分前くらいにCDのデモ放送がありました。
 おっと、ここまで来るともう会津田島は近い。というわけで下車
準備をします。



<その2>
小旅行記
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