第10回「チームオーダーは許せるか」 第12戦ドイツGP後 8/9(土)21:00投票開始、8/10(日)21:00締め切り チームオーダーは今年から禁止されました。
この条文はかなりあいまいです。2002年オーストリアGPのように、ゴールライン直前で譲るようなあからさまな行為は対象となるでしょう。しかし、レース途中だったら、許されるでしょうか。 2003年イギリスGP16周目、クルサードは真後ろに来たライコネンを簡単に抜かせました。このことをM・シューマッハはとりあげ、フェラーリだけが騒がれるのはおかしいと言っています。ロン・デニスは、両ドライバーの戦略の違いと弁明しました。 一方、ウィリアムズもパトリック・ヘッドやマリオ・タイセンがチームオーダーを匂わしています。選手権も終盤になれば、タイトルのためにチームがさまざまな作戦を立てる可能性が出てきます。 昔からグランプリレースにはチームオーダーが必ずありました。ところが昨年、独走するチームが行うと、観客離れをおこすものと見られるようになりました。 今年はレースも選手権も接戦になっています。イギリスGPで何も騒がれなかったことから、わざとらしくでなければ許されると解釈されるように思えます。それでもまだふに落ちないですけどね。 あなたはチームオーダーについてどのように思われますか。ご意見をお願いします。 投票は、1日に1度とします。 F1記録集ホーム F1記録集・掲示板 過去の投票 |
順位 | 項目名 | コメント | 票数 | グラフ |
1 | 曖昧な禁止より全部OKにすべき | コメント | 88 | |
2 | よほど露骨でなければ可 | コメント | 85 | |
3 | どんな場面でも絶対にダメ | コメント | 12 |
投票結果を見て
「あいまいな禁止より全部OKにすべき」という意見と、「よほど露骨でなければ可」という意見がほぼ半々に分かれました。「絶対ダメ」は少数派でした。この問題は簡単に結論が出ないというのが実感です。 「全部OK」の意見を集約すると、チームオーダーはチームとして当然行う作戦のひとつであるということでした。また、ドライバーは従うだけで責められる対象ではない、バリチェロのプロ意識のない譲り方が問題、ルールが曖昧だと問題が起きる、という声がありました。 「露骨でなければOK」の意見を集約すると、必要な場面は仕方ないが、前半戦などで見ている側を白けさせるようなことは良くないということでした。こちらも基本的にはチームの作戦として認められるということです。 「どんな場面でも絶対にダメ」の意見は、あくまでもドライバーで誰が一番速いかを競ってほしいというものでした。 全体的には、チームオーダーは作戦のひとつとして認められているわけです。しかし、「全部OK」の問題点は、一般観客不在の可能性があることです。一方、「露骨でなければOK」の問題点は、曖昧なルールの解釈でもめる可能性があるということですね。後者は実際に発生するかもしれません。 以前から認められているはずだったチームオーダーが、時代の流れとともに変わらざるを得ないのか、そのままでよいのか。明確な基準を定めることなど出来るのか。FIAもチームもファンも、今は結論は出ないというところでしょうか。このテーマは、実際に問題が発生したときに、また提起したいと思います。 | |
アンケート結果 2002オーストリアが許せなかったという意見が一番多くなりました。許せたという意見も結構あります。 「全部OKにすべき」とした88票のうち、「許せた」が48票、「許せなかった」は10票でした。全部OK派は、露骨でもOKということでしょうか。 逆に、「露骨でなければ可」とした85票のうち、「許せた」は7票、「許せなかった」は55票でした。 |
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フェラーリがチームオーダーを出すという意見は7割近くにのぼりました。最終戦とか関係なくということです。 | |
ウィリアムズは伝統的にチームオーダーを出さなかったチームです。そのためフェラーリほどではありません。しかし、近年はBMWの意向も無視できず、チームプレイが見られる可能性があります。ただし、慣れていないのが心配なところです。1997年はフレンツェンがビルヌーブを助けました。 | |
ラルフ自身がチームオーダーに従うかどうか。普通は従うはずで、本人もそのようなコメントを出しています。しかし、実際にレースの最中にその通りになるかどうか、21%の方がそうならないと考えました。 |