6 金の矢


キムタコッペのポロチャシは、古い装置と新しい武器庫はつながっているので

よいところだけ利用できて便利だ。

まず、ずっと前から来ている大事なピリカチリとかをメモ用紙に書き出して

新しい武器庫の白い大きな鳥かごに避難させる。そうすれば、その印の付いた

ピリカチリは、ポロチャシの鳥小屋に届く なによりも最優先で

そして、チニタチセに来て初めてそこからピリカチリを飛ばす人の為

呪文を書くと届くように、呪文の印を白い鳥かごに入れておいて、準備が整ったら

コスンケチリの全部を撃ち落とす金の矢を古い装置から天高く放った。

その時から、コスンケチリは、完全にゼロ

そして、一時の戦士の休息とする。やれやれ・・・ふぅーーーと ため息

この休息の間に金の矢を回収する妙案はないものか考えてみる

あぁでもない こうでもない これはどうだ?・・・その弊害が大きいなどと

ぶつぶつ独り言を云いながら過ごす。

一ヶ月したら金の矢ってどう成るんだろうと楽しみにしていたので

待ちきれないで、一週間前にコソッと金の矢を消してみると、なんと面白い

数が圧倒的に少なく成っているではないか。ん?どういうこと? 考えても分からない

いままでの戦いの記録を調べてみることにした。

記録は、膨大なもので、その中にヒントが隠されているような気がしていた。

外モシリからのコスンケチリの尾羽根の印は、内モシリとは全く違う印なので

外モシリの赤い矢の印を全部調べてみると共通に使われている文字が

8個使われていることを発見出来た

その赤い矢を、かき集めて一つのはがねにして鍛え上げ

波紋が、さざ波のように美しい剣が出来上がった。

鞘には、とりあえず八個の赤玉を埋め込んで飾った。
 

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