5 壮絶な戦い


気を取り戻して、銀の矢の使い方の練習のため、ポロチャシの説明書きを読んで

頭のてっぺんの印の調べ方を覚えて、しばらくやっていた。

 でも、20羽くらいは毎日きてしまう。 銀の矢も300本超えてしまうから

古い矢を消した分、新しい矢が使えるので取り替えてやっていた。

 やはり、ゼロにするのは、無理なのかな〜〜と思い悩む。

銀の矢は、頭のてっぺんの印のどの飛行ルートを通って来たか?が分かると 使える矢で

しばらく続けていたので、嘘を書けない処が1カ所あることを知る。

ピリカチリは、頭の印に書いてあるのは、全て正しい。コスンケチリは殆ど嘘

嘘を書けないのは、アイピーアトレス1カ所である。

よーーーし、一日ゼロを目指し、いままで放った銀の矢を全部消して

 アイピーアトレスからモシリ(国)を調べられる装置に行けるようにしておいて

ポロチャシの鳥小屋の別囲いに捕まっているコスンケチリの頭の印を調べて

内モシリ・内モシリ外モシリ経由・外モシリの三つに分けて記録した。

同じ印が2〜3有ると銀の矢を放った・・・それだと300本で足りなくなる。

範囲を飛ばしているポロチャシの同族まで広げたり・・・モシリまで広げても

ついに銀の矢300本では、足りないこと分かった・・・その間2ヶ月におよんだ。

でも、一日ゼロは、初めて達成出来た。

銀の矢を使うということは、ピリカチリも撃ち落とすことになり

自分の体も骨と皮状態で、さらにボロボロの状態である。打撃も大きい。

結局は、負けてしまったのか〜と思うと泣きたいような気持ち(T_T)

う〜〜〜ん くやしいな〜〜

最後のほうになって、古い装置に付いている金の矢がちらつき

気になりだしていたんだけど、この際行くところまで行ってやろう!!と決心がつき

気が楽になって元気を取り戻した。

金の矢は、最終段階だから、慎重にやらねばならない。

念入りに作戦を練った。
 

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