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Part15   1月の独り言


2013/01/31 (木)  Turera rerera petuntori


これは、小さな狼のカムイユカラ・・・今日5枚終了した
幌別の神と人間の関係を全く覆してしまう・・・お話(*^_^*)
知里幸恵の神謡集のアイヌ文化が破綻していることを
カムイユカラは、短編なので1〜2日で訳せるので楽しい(^_^)v

今月は、ユキのものを集中的にやっていて・・・凄く勉強になった。
来月は、ワカルパ翁のハウ・タウクノ媼のもの・ユキのもの・・・
親子のものを完了しておきたいと思う。
そうするとユーカラ曼陀羅の概殻が整うと思う・・・(*^_^*)

三月からコポアヌ媼・シコサンケ媼・ウテカレ媼・・・を始めて
七月には、ユーカラ曼陀羅と神々の曼陀羅を完成させること出来るでしょう。
そして八月から本格的にユーカラの絵に取り掛かると・・・

丁度、アイヌ大学四年生を卒業と相成る訳ですよネ
8000時間の奮闘は、後の研究する人達に少しでも役に立てると思っている
全部本にして資料として残したいとも思っているが・・・
膨大な量なので、個人的には無理なお話・・・(*^_^*)
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さぁーーて、五月に成ったら浜益のシランバカムイに酒を献じて
此処まで辿り着けたこと・・・報告してこようかナ(*^_^*)
 

2013/01/30 (水)  Apto sasun sasun # 2


今日は、残りの三枚終了して穴埋めするだけ・・・
これは、なかなか意味が深くて面白いですね〜(*^_^*)
シマフクロウは、確かに夜目が利いて音も無く獲物を仕留めて
動物は闇を怖がるが・・・闇夜に君臨しているは
アイヌにとってコタンコロカムイとして崇めたの解るような気がする

来月二日から道立近代美術館でアイヌのもの色々やるらしい・・・
良いことですよネ・・・ユーカラにも関心が出て来るとやった甲斐がある。
殆ど知られていなかった本当のアイヌの世界・・・蝦夷のロマン

アイヌ文化が正しく認識されて、その哲学が現代に活かされると・・・
北海道独自の豊かなシステムが構築出来るかも知れない。
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アイヌの物語には、人類共通の問題点をえぐり出し
現代人が忘れかけている解決策が説かれているように思う
それらが曼陀羅を形成している。

ユーカラ語(雅語)のものは、ユカラ=真似をする=伝承を守る工夫の言葉
それとOripak=畏敬・遠慮とか他を尊ぶ心の言葉
絶対ではなく相対性・・・バランスの問題解決

Uwepekere は、散文で近代のもので大事なお話
これは、個人で大事にするものらしい・・・
知里幸恵のものは、カムイユカラではなくて
Uwepekere として創作した個人のものとして捉える必要がある
金成マツさんのも沙流に居た11年間に聞いたものを
自分で創作したものだと捉えると見えてくる(*^_^*)

沙流のものをユカラと云って・・・他の地域のものは言葉が瓜二つでも
ハウと云うし、道東はサコロペで女子の謡いもの
樺太は、ハウキと云う・・・定義が正しい。
どれにも当て嵌まらないユカラモドキも入れていたから
ややこしくなって・・・迷走したアイヌ文化(*^_^*)
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沙流のものが全て訳された時、幌別のものが
沙流のパクリだったのが明らかになるような気がする。(*^_^*)
金田一博士は、語り継がれている中に変化したのだろうと
考えておられたようである。

金田一博士が明治39年に平取のカネカツクからPa imoka pa chepipe
首づと・首肴を筆録したのが始まりで・・・その時金成マツさんも居た
大正二年にその事をワカルパ翁に話したんだと思う。
そうしたらワカルパは、Pimoka pachepipe は、沙流のユカラでなく
厚真の人がツレアン翁と酒飲んだとき、伝えたものだと教えた。

金成マツさんユーカラノートには、Paimoka pachepipe が入っている
厚真の人がわざわざ幌別に行って伝えたとは考えにくい。
マツさんは、母のモナシノウクから聞いたと云っている???

金田一博士は、知里幸恵を客死させたのが余程堪えたのか?
違うわけ(理由)があったのか?・・・今では分からない。(*^_^*)
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どんな理由があったにせよ・・・本当のアイヌ文化を知りたいと
云うのは、みんな思っていることだと思う。
そして嘘をつかないと宣言して筆録させてくれたワカルパ
その他の沙流の人々・・・これを明らかにすべきであろう。(*^_^*)
 

2013/01/29 (火)  Apto sasun sasun


今日と明日で、これを訳そうと思っている・・・ユキの
Kamui isoitak
Huri (人を浚って食う怪鳥)が畏れるのはKotankoro kamui (梟)と云う話
Kotankoro kamui の概念が違って伝えられているのが沙流以外の地域
道東と知里幸恵で有名な幌別(登別)など・・・

アイヌの神々の曼陀羅を完成させるには、貴重な外伝のカムイユカラかも知れない

今日は、1〜4枚目まで進んだ・・・後3枚・・・今のところテーマが見えてこない
題名は、雨がざぁーざぁーということなのかな?(*^_^*)
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例えば・・・金田一博士は、Hennoye と云うのをワカルパ翁・コポアヌ媼・ユキなど
数人から聞いているが・・・どうやら人の名前らしい・・・
河童に関係していて・・・Chishinap kamui (草人形)にも関係して・・・
十勝と云う名前にも関係していて・・・シブチャリ(静内)にも関係していて

シブチャリと云えばシャクシャインに関係していて・・・
原因は、Hennoyeが壮健な時に余ったものでも独り占めにして欲深くして
その土地を十勝と名付けよと・・・そしてシブチャリに行った河童
そこでは、魚が獲れるが人が死ぬ処になったと云うもの・・・

そのような形而上学がアイヌ文化・・・一筋縄では捉えきれない。(*^_^*)
 

2013/01/28 (月)  Eyouu oro roo ope


ポンオキクルミがパコロカムイ率いる神達が押し寄せて来た時の
お払いの作法のお話・・・ユキの伝えるもの。
面白いのは、Shikiinasutunkuru〜草の根本にいる人 (蛇)が
その作法をオキクルミに教えると云うもの

これは、コポアヌ媼が
ekashpekoro(荷菜)と云う小父さんから聞いた
最後のユーカラのポイヤウンペがイケスイした理由に似ている。
どうしてもイメージ出来なかったこと・・・(*^_^*)
オキクルミは、海上から稗を撒いてお払いしたけど・・・

ポイヤウンペは、助け出した妹が心配でイケスイしたのでは?
アイヌを見捨てたのではないようなので・・・ホッとした(*^_^*)

このようにたった5ページのものでも、貴重であるのが嬉しい。
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それにしても、コポアヌ媼と云う人は、アチコチの情報に
詳しい人ですネ〜・・・
今となっては、ワカルパ/フォルクローレをやっておいて
本当に良かったと思っている・・・(^_^)v
ekashipekoro と云う人は、コポアヌ媼の一代前の長老だったのが
エカシキリで解ったから・・・矢張り貴重なものだと思う。
 

2013/01/27 ()  Pakoro kamui・・・


Pa (年)koro(統べる)kamui(神)=歳事神 一年を司る神
疱瘡神(Patum kamui)と良く間違えられるお気の毒な神様 

Netで調べてみると・・・バチェラー博士・久保寺博士・更科源藏氏など
パコロカムイ=疱瘡神としている・・・それで異論が出てこなかったアイヌ文化???

疱瘡神の本当の名はワカルパ翁が金田一博士に教えたのみなのか?
ユキのカムイウパシクマの 
Okikurumi attush と言うのにパコロカムイが出て来る
アイヌラックル=Okikurumi の父はパコロカムイと云うことになる。(*^_^*)
これは、isoitak(外伝)として着物が焦げている訳を説明しているもの。

最近、気が付いたのは、沙流では一つの物語を読んでも解らないこと沢山あって
他のもので説明している外伝があること・・・全てを読まないと解らないこと
それを概括的に教えてくれたワカルパ翁
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全部訳した時点でその曼陀羅を再編成してみようと思う。
狩猟民族アイヌの想像力の凄さが輝くと思う・・・
大江健三郎氏が仰っている・・・核に対抗するには想像力しかない・・・
スパムに対抗するにも想像力しかないことだと実感しているから(*^_^*)

農耕民族と狩猟民族の思考は違うと思うし・・・
良いところは、お互い学ぶべきだと思うし・・・日本の豊かさを象徴していると思う
次代を乗り越える素晴らしい思考が止揚されるかも知れない

タンパク質文化と糖類文化のバランスの良い文化・・・
アイヌの思考は、相対論・・・仏教に近いかも・・・
アイヌのルーツは、インド人ではないのか?(*^_^*)
ワカルパ翁は、輪廻転生を云っている・・・アイヌだったり日本人に生まれたりと
人種とか信教で争うことの愚かさを云っている・・・
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本来、アイヌは相対論だから・・・絶対神はあり得ない
絶対神のキリストは、拝まない
絶対神を信仰してアイヌの神に言及するのは、御法度
それをやってしまった幌別の人達・・・
神々を明らかにしたのがオキクルミ・・・それをアイヌに教えた
パコロカムイは、地球が太陽の廻りを一周するのを統べている神
絶大な力と知識を持っている神・・・その申し子のオキクルミ

基本的にアイヌの神は、他を殺すのを神とする・・・
只、命を繋ぐ為の致し方ない手段・・・そして送る
草食動物の鹿は神ではない

アイヌの神々の中で一番強い神は、蜘蛛の神・・・解るような気がする(*^_^*)
色々な生物の中で・・・その合理性に富んだ生き物が蜘蛛
完結している生物・・・自らイオルを形成する力を備えている。
アイヌの観察眼って凄いと思う・・・
又、アイヌの三大神・・・火神・水神・木神・・・全部揃う日本の豊かさ
木の神(シランバカムイ)が豊かな日本を忘れている
 

2013/01/26 (土)  Shinutapkata・・・ # 2


今日は、休みなので・・・車の一年整備点検に行って来て・・・それから
ユーカラ辞典で穴埋めをしてアップしよう・・・(*^_^*)

メノコユーカラと云うのは、オッカヨユーカラが本伝だとすれば・・・
オッカヨユーカラで一言で表現している事柄の詳細をカバーする
外伝であって・・・共に結びついているのが解った。
決して、独立しているものでは無いと云うことが・・・まさしく曼陀羅

Oina に於いても同じことが云える・・・(^_^)v

Shinutapkata の物語は、ユーカラに出て来る・・・
神から食べさせられ・・・神から飲まされる・・・の解説のようだ。
それと Petetne kane の意味もメノコユーカラで解る。
これは、大発見だ !!

今まで、百年も埋もれていて・・・創作ものまでユーカラとして
騙されていたような気がする (*^_^*)
金田一博士が矢張り沙流のものを早い機会に・・・
全て訳されるべきであったと思われる。
でも、その頃コンピュータなんて無いしネ・・・無理か?(-_-;)
 

2013/01/25 (金)  Shinutapkata・・・ # 1


これは、ユキが母親タウクノ媼の弟の妻
unarape (叔母)から聞いたもの
沙流の場合は、本当の伝承であるから・・・出自がはっきりしている。
シヌタプカの描写が女性ならではのものなので・・・面白い。

今日は、1〜6枚目まで進んだ・・・後5枚、明日訳し終える。

この
unarape (叔母)は、鵡川の人で・・・雅語がしっかりしていて
気持ちよく訳せますね〜
ワカルパ翁は、英雄 Kayushipinna の末裔で、Kayushipinna は
Ponmachi (妾)の子で親孝行
ワカルパ翁が本妻の末裔の人達から熊が捕れたからと鵡川に
呼ばれて歓待を受けて・・・メノコ一人連れて来て、八郎さんに添わせた

ワカルパ翁は、沙流一等のユカラクルとして名を馳せていたこと
それで、解ります。(*^_^*)
又、カユシピンナの末裔として一目置かれていたことも解ります。
 

2013/01/24 (木)  Pinne hayokpe・・・追加 # 2


今日は
Pinne hayokpe の続き64〜65枚でまたもや終わった???

このユーカラの出自は、どうやら
Sarakese と云う人らしくて・・・
話がとんでもなく脈絡のないものになるので・・・訳終わらせた。
そのうち興味が湧いたら訳してみようと思う。(*^_^*)

又、オッカヨユーカラの特徴から少し外れているのでメノコユーカラと
した方が良いのかも知れない。
ワカルパ翁のユーカラ定義で分類した方が曼陀羅が
はっきり・すっきり見えてくる・・・(^_^)v
ここまで来て、ようやく確信を得たような気がする。
金田一博士は、確信に至らない前に金成マツさんのを先にやってしまった。
矢張り、沙流のものを先に進めるべきであった。

そうするとユーカラの楽しみ方が全然違ってくる・・・
本当のオッカヨユーカラの実演を見てみたいと云う人多くなると思う。
却って外国の研究者が注目するかも知れない。(*^_^*)
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昭和三年にユキが博士に教えている話に・・・
或る女性がイムー(びっくりしてトランス状態)したとき
ユーカラをやれ !と誰かが云うと・・・男みたいに節をつけて
やるから面白いと云っていること・・・

オッカヨユーカラとメノコユーカラの大きな違いでしょう。
レプニ(撥)で炉縁を叩いてリズミカルに進んでいくユーカラ
一度、見てみたいとおもいますネ〜

リタイヤして自由の身になったら或る人にお願いしてみようとも
思っている懸案・・・ユカラクルの出現。
 

2013/01/23 (水)  Pinne hayokpe・・・追加


今日から
Pinne hayokpe の続きに掛かった・・・ゆっくりやろう(*^_^*)
59〜63枚目まで5枚進んだ・・・

来月からメノコユーカラに進んで行きたいものです。
メノコユーカラを、金田一博士は一つも訳されていないので・・・
比較的長いものは、終わることになる。

それからカムイユーカラの短編をじっくり吟味して訳すと・・・
ほぼ、ユーカラ曼陀羅の形が見えてくる筈
何時、終わるものかな?

それが終わったらハウを片付けると・・・色々比較できますネ
ハウは、ユーカラとほぼ同じ雅語なので訳し易いと思う。
サコロペは、言葉が違うので訳せないかも知れない(*^_^*)
 

2013/01/22 (火)  アイヌ文様・・・


Moreureu 〜一般的には渦巻き模様と解されている
ワカルパ翁は、古語では、蝶だと説明している・・・
蝶番で閃いたのは、左右対称つまりシンメトリーと言う意味もあるのでは?
蝶の口が渦巻いているからか?と最初考えていた

アイヌの着物の模様は、見事なくらい左右対称である。
左右対称の形は神聖なものとして尊んだのではないのか?
その方が真相としてしっくりする感じですね〜(*^_^*)

ワカルパ/フォルクローレには、そのようことが片隅にポチッと書かれている
でも、貴重な情報なんですよネ
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金田一博士が訳された沙流のものに
を付けてみると・・・
ハウキを除いて全体の30%くらいしか訳されていないんですよね
ワカルパ/フォルクローレを含むとそれ以下と言う事で・・・
真性アイヌ文化としての沙流のユーカラ曼陀羅と神々の曼陀羅を
纏め上げることが出来なかったことを示している。
文学論だけでは、到底手に負えない領域・・・(*^_^*)

今まで他地域のものばかり取り上げてアイヌ文化とされてきた嫌いある。
代表的なのが知里幸恵・真志保兄弟と金成マツさんの幌別のもの
キリスト教に関係している人達・・・バチェラールート

Nusakoro kamui を婆さん神に決まっていると言う知里幸恵・・・
金成マツさんは、真志保にアイヌ語を教えて欲しいと砂沢友太郎氏にお願いしてる
何故、アイヌのユーカラの伝承者が他人にお願いしなければならないのか
そう言った裏側とセットで評価しないと迷走することになると思う。(*^_^*)
 

2013/01/21 (月)  誕生日・・・


やっと六十四歳の誕生日を迎えることが出来た・・・(^_^)v

その気になれば毎日が日曜日の生活が出来る・・・子供の夏休みのような冒険も
春には、布海苔と山菜・・・藍の栽培・野菜の栽培・魚釣り
秋のキノコ採り・・・晩秋タマクマさんと鮭の薫製作り・・・
その間にユーカラの絵を描く・・・なんかワクワクしますネ〜

娘が誕生日プレゼント何買って欲しい?・・・と訊くものだから・・・自転車と言ってある。
スケッチするのに車だと足腰が衰える・・・油彩は格闘技なので
身体を鍛えなければ、到底描けないものだから・・・(*^_^*)

でも、もう少し働いて貯金して・・・ロールキャンバス・F60号の木枠・絵の具・筆など
買わなきゃいけないし、ワカルパ翁のユーカラだけでも本にしたいし・・・
沙流の人達の残して呉れたものを翻訳し終えたいし・・・
浜益の人達にそれを分かって貰いたいし・・・
ポイヤウンペの戦い方学ぶと・・・全世界のスパムもやっつけること
石狩の子供達に伝えたいし・・・もう少し、yaiporore(じっと我慢する)(*^_^*)
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今まで支えて呉れた女房と北海道のあちこちの美味しいもの食べたり
ユーカラに出て来る地域を巡ってみたいとも思っている。
ポンケマラッキの屈斜路湖のアトイさんにお話して・・・
アカントーのような・・・言葉では表現出来ない・・・人間の悲しさ・希望を
シヌタプカとダブらせて作曲のお願いをしてみたい・・・(*^_^*)

丁度、ヒメネスのプラテーロを音楽にしたような響きの曲なんです。
 

2013/01/21 (月)  アイヌ民族・・・


アイヌ民族と一括りに言っている人が、差別とか蜂起とか論じているけど・・・
蜂起は、メナシと渡り党が起こしたことを見逃している。
ユーカラは、唐子の物語で所謂、ヤウンクルの物語。

ポンケマラッキ(屈斜路湖人)は、メナシクルだけれど・・・ポイヤウンペと喧嘩したら
アイヌの世界が衰退するので・・・逃げた。
メナシの新興勢力の女の巫術で喧嘩させられそうになったから・・・
私は、ポンケマラッキが一番好きだ・・・平和に妹と暮らしていたのに
妹を殺されて・・・怒りが爆発してポイヤウンペと闘う

松前を和人と捉えると間違いで・・・渡り党(アイヌ)と捉える視点が必要だと思う。
搾取だとか差別とか日本語を話せるアイヌがしたと思えば・・・???(*^_^*)
シャクシャインは、ポンケマラッキの反対の考えで・・・俺の言うことに逆らうのは
シャモ(渡り党)より先に殺すと脅して蜂起した・・・成功する筈がないテロ
コシャマインの蜂起は、渡り党同士の喧嘩・・・

阿部比羅夫が渡り党の依頼で唐子(粛慎)を討伐したと言うのは嘘・・・
ポイヤウンペの方が強かったと思う(*^_^*)

唐子は、大昔から和人の漆器とか鉄鍋・刀を宝としていたから・・・
喧嘩しても適わないと分かっていたと思う。
だから南下するメナシクルと闘っていたんだと思う
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トパットミとかで人口を減らしていたアイヌ・・・
松前では、ロシアの南下を防ぎきれないから職を失った侍など
北海道に人を送り込んだ明治政府・・・
その激動期に生きていたワカルパ翁・・・アイヌ社会の崩壊を見た
でも、延々と伝えられてきた伝承を残す義務があるユカラクル
受け継ごうとする若者が一人も居なくなってしまった。

ワカルパ翁は、優れた詩人であったから文字の持っている人に話して
筆記してもらうしか残らないこと知っていた。
その頃、伝承を勝手に作り替える人も居たので・・・
直接、そのまま伝える方法は、それしかないこと知っていた。

それと本当のアイヌ語・・・例えば okai と言うのは、精確には okahi だとか
そう言った基本を金田一博士に伝えて居ること
伝承であるから・・・出自もハッキリしているのが沙流の特徴
アイヌ語の雅語(古語)の保存の役目もしていたユーカラ群
最大の特徴は、一人であっても尊敬語に複数形を用いるということ。
敵であっても・・・強い者には
 

2013/01/20 ()  Pinne hayokpe・・・追加


どうして間違ったか?・・・調べてみると
ノートの表紙に Yukar.ponotashutunkuru(XVI の続)と書いてある
中身は、大正十四年のコポアヌ媼のもの・・・
大正十二年のユキの後にコポアヌ媼の pinne hayokpe が筆録されたこと
それで道立図書館でもPonotashutunkuru の続きと思った。
それをまともに受け取って続きがあるとして追加した・・・私
でも、これが解って良かったな〜(*^_^*)

Ponotashutunkuru の6〜18枚目まで・・・Pinne hayokpe に追加した(^_^)v
58枚+13枚=71枚(142ページ)の長編に成りましたね〜
この訳は、今月いっぱいで完了出来ると思う。
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今日は、休み・・・明日は、六十四歳の誕生日(*^_^*)

ようやく、Google 検索で『アイヌ叙事詩』で検索すると・・・
Amazon と Wikipedia を抜いてトップに成れた(^_^)v

昨日の北海道新聞の夕刊にアイヌの歴史を研究されている
榎森進氏が載っていた・・・意見は慎重な言葉で語られている。
メナシ・クナシリの蜂起のツキノィエの夷酋列像も載っていた・・・
アイヌ側の情報 ワカルパ/フォルクローレを読むと
違った捉え方が出来るのに・・・相変わらずの記事で(*^_^*)

アイヌ文化研究者は、沙流には各地の情報も集まっていて
ハウとかサコロペとか各地で消えても沙流には
残っていたと言う点に注目すべきだと思うが・・・誰もやらない(*^_^*)
沙流では、他地域のものでも優れたものは残すと言う
アイヌの都としての機能も残っていたのでしょう。
恐らく Keomante と言う言葉は、知っている人居ないのでは?
イオマンテなら分かると思う。
それと、先祖供養をイチャルパとしているが・・・シンヌラッパが正しい
イチャルパは、集まった子供らに菓子などやること。
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考えてみたら・・・大正元年の上野の拓殖博覧会に
北海道アイヌの代表でコポアヌ媼が行っていたというのは
その頃、アイヌの代表は沙流であったと言うことだと思う

それが、いつの間にか影が薄くなって行ったんだと思う
何故かと言うと・・・沙流では機密情報として外に余り出さなかったし
他の地域では、娯楽としていたから外に出易かった。

沙流のユーカラ曼陀羅を想像するとき・・・密教の曼陀羅を
参考にすると凄く分かりやすいです。
単なる文学論で片づけるには、余りにも奥深い・・・
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面白いのは、チリパ(知里の名の元)に関する詳しい情報が
沙流にあること・・・
 本からの知識ではなく紫雲古津の人達が言っているのを
そのまま、筆録したユーカラノートに依るもの
 

2013/01/19 (土)  ユキのPonotashutunkuru # 2


今日からPonotashutunkuru 18枚三日で訳そうと始めたら・・・
5枚目で終わってしまった?・・・あれーー???(*^_^*)

6枚目読んでみるとカムイオトプシ出て来る?
セタモイ媛・チリンナイ媛出て来る?・・・何処かで聞いた名前?
つい先頃、訳したPinne hayokpe のものを転記していた?
とんだ勘違いしていたことになる・・・(-_-;)

これは、2011/04/01に転記したもので・・・転記の最初の頃のもの
金田一博士がPonotashutunkuru の続きと書いてあったので・・・
そのまま続きとして転記してしまった・・・大失敗

通りでPinne hayokpe が中途半端な終わり方をしているなと思っていた。
そんなことをしながら段々解ってくるユーカラノート(*^_^*)
それと、私が纏めた
金田一京助ユーカラノートが無ければ殆ど
そこら辺が解らないユーカラノート・・・

一年九ヶ月ぶりにアップしておこう・・・(^_^;)
 

2013/01/18 (金)  ユキのPonotashutunkuru


以前、訳して・・・サーバと同期させて訳が消えたのを復活させよう・・・(*^_^*)
これは、既に金田一博士が
Hapurakushte hm hm !として
カムイユカラとして、訳されているが、
Hau であると思うもの。
不思議なのは、大正二年にワカルパ翁から Otashutunkuru のものは、
Hau だと聞いていたのに何故?・・・間違ったのか?

古語で訳されているので親しめるよう訳し直します。
それと、原文転記でアイヌ語も読んで貰いたいから・・・

又、これは金成マツさんの悪伯父物語にそっくりなので・・・
その内容、表現力などが比較出来るので面白いもの。
そうすると・・・金田一博士は何故?金成マツさんのをユカラとしたのか?
と言う・・・単純な疑問が湧いてくる(*^_^*)
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矢張り、純粋な伝承とそれを真似た創作は区別すべきで・・・
それを見分ける洞察力が必要になってくる。
虎杖丸の曲に於いて・・・メヨイコソンテとケチャウコソンテが
、ワカルパ翁のユーカラだけに出て来るが
ワカルパ翁も何のことだか知らないと言う。
只、岩の小袖を着たカミアシ(化け物)だと言う。

古い伝承だからそう言ったことがあり得る。
そう言ったことを突き止めることもユーカラ研究の醍醐味だと思う。
 

2013/01/17 (木)  ユキの教え・・・ # 2


金田一博士の筆録踏査は、大正年間で殆ど終了している。
昭和二年の金成マツさんの虎杖丸の曲で完了しているとして、
差し支えないと思える。昭和三年のユキは、だめ押しであろう?
ワカルパ翁の十七回忌かもしれない。知里幸恵の七回忌でもあるから

沙流では、有珠・虻田など胆振方面の言葉つきは、知っている。
樺太の古老は、沙流の日常語は殆ど解らないが、
ユーカラを聞かせると六七割は、解ったそうで・・・

大正十二年のヌッキペツの黒川ツナレは、オイナはそんなに
あるものではないと言っている。

ユキの昭和三年から三十年経って・・・
金田一博士のオイナの紹介は、ユーカラ集第一・第二巻で
六曲であって・・・タウクノ媼のは二曲だが
これが原典であろうと考えている・・・その素朴さからして(*^_^*)
金田一博士は、別伝として取り扱っている・・・
これが後にアイヌ文化の迷走に繋がっていく・・・(-_-;)

その頃、小学校で唱わされた・・・ピリカ ピリカ
タント シリ ピリカ ・・・・・・・ヌンケ クスネ

それから五十年経って・・・沙流のユーカラに取り組むなんて
思ってもみなかったですネ〜
金田一博士も戦後になってから発表されてるには、何か
色々な事情が在ったからなんでしょう。でも、遅かった。(*^_^*)

この十年でIT関連が進歩して何とか翻訳が可能になった。
国レベルで真面目に考えて欲しいものです。

明治政府になってからロシアの南下を防ぐのに大量の人達
北海道に渡ったが・・・その大昔、シシリムカのアイヌラックル
とシヌタプカのポイヤウンペが友達になって
ヤウンクル(蝦夷本土)を守っていたことを知るべきでしょうね
それを誇りとしてずっと伝え続け、何時の日か統一を夢見ていた
しかし、トパッツミなどやって人が少なくなった。

虎杖丸に出て来るラッコは、武士の騎馬戦には必需品で
股擦れ防止に最適で珍重されたもの・・・
そういった交易のことも記録されているユーカラ
それが奇跡的に十一曲残ったことを心に留める人増えて欲しい。(*^_^*)
 

2013/01/16 (水)  ユキの教え・・・ # 1


敬称の反対 
Karayekara
ユカラでは、一人が一人を育てるのにも
ireshpa と言う
shiehoshi ayep newa kusu だと外の人が述べるから -pa など付ける也
普通の人事がユカラなどを言う時には
-pa など言う之
シサムウエペケレは、
shiehoshi で外の人が述べてる
アイヌウエペケレは、
shihekote ayep
ane wa anan ・・・

achikara ta 〜お前みたいなもの !
achikara ene iki 〜どーしてそんな事する
achikara ehawe ani 〜どこからそんな事聞いて言う

因みに知里幸恵の
achikara 〜汚い意味としている
ユキのお陰で解ったのが、
yaishiporore 〜我慢する 堪える じっとしてる
これが解らなかったんですよね〜(*^_^*)溜飲が下がるってこの事だと思う。
父親のワカルパ翁が説明を抜いている処を補っている。
本にするとき、完成度を上げるのに必須である。
ユキのものは、少ないけど中身が濃い。

yaiporore は、直訳すると・・・自身で大きくなることなんだけど・・・じっと我慢するとはね〜
アイヌ語って本当に面白い言葉だと思う。
そう言った一つの言葉が解らなくても翻訳に成らなくなるプロの世界
私は、ど素人だから・・・勘で訳したりして自由(*^_^*)

沙流の雅語を徹底して楽しみながら・・・研究してみようかな?
 

2013/01/15 (火)  ユーカラノートの整理


ユーカラノートを整理してみると・・・ワカルパ翁1/3 コポアヌ媼1/3 他の人1/3

沙流の言葉には、男・女・子供に対しての使い分けが厳しく規定されていて
oripak (畏敬)の念が無いと・・・男同士では喧嘩(Ukocharanke)になる
金田一博士は、それをしつこいくらい訊いておられる。
アイヌ語ラジオ講座のテキストを見ると・・・その点が省かれている

尊敬語には、複数形を使うと言うのをユーカラでは徹底している。
その事を理解しないとアイヌ文化の奥深さは伝わらないと思う
それも纏めておく必要があるのかも知れないネ(*^_^*)
鍋沢ユキのものは、一人であっても複数形を使っているけど

知里幸恵(登別)のものには、その複数形が使われていないことに気が付いた。
胆振にはユーカラが存在していなかった裏付けになること。(*^_^*)
 

2013/01/14 (月)  成人の日・・・


私の二十歳は、四十四年前・・・(*^_^*)

小さい頃は、奇麗な絵を描いて暮らせないものだろうか?・・・と思っていたが
偉い師匠に就かないと食べていけないことを知って・・・
親爺が大工だったから・・・建築の道に進んだ。
でも矢張り色彩の勉強の為、油彩に挑戦した・・・
師匠は、ルノアール・・・師匠の好きなドラクロアも勉強した。
油彩は、何故?・・・油を使うのかを師匠から学んだ。(*^_^*)

絵の友達 Inna さんは、元ソ連レーピン記念美術アカデミー油彩科卒
その Inna さんがFaceBook のプロフィール画に
マーメイド(人魚)の解剖図をアップした・・・初めて見る図
矢張りプロって凄いものですね〜(*^_^*)

流石に人間にしてみれば八頭身のプロポーション
これは、黄金比に関係していて一番美しいプロポーション
私は、二河白道図で観世音菩薩に使っているプロポーション

ユーカラでは、カムイオトプシに使ってみようと思う。
ポイヤウンペが青年になった時もそうしよう・・・
少年の場合は、その比率が当て嵌まらない・・・(*^_^*)
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さぁーーて、今日は休み・・・
ユーカラノートの整理を今日もしましょうかね。
金田一博士が亡くなって・・・41年も経ってしまって誰も手を付けなかった(*^_^*)

現在、与えられた情報を享受する端末が普及して・・・便利に成った。
人は、便利なもの・・・それを利用して楽をしようとする。
ホームページとブログの違いは、ローカルマシンで作成したものを
サーバにアップして・・・同期しているもの・・・残っている。
ブログは、流れていくもの・・・何かあったら消えるもの
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ホームページを作成するのにHTML構文の知識が必要だが・・・
ローカルマシンで見る分には・・・ファイルサイズは問題にならない。
しかし、一旦公開するとなると、そうはいかない。
インターネットは、ITの後進国の人達にも見られる工夫をしなければ
暴力に近くなる・・・日本だってナローバンドの地域がある。
そう言う処にも光通信を普及させると良いと考えるのではなくて・・・
発信側に工夫が必要であると言うことが正しいと思う。

例えば、金田一ユーカラノートの中身を本にしたら・・・うんざりするほどになる。
知りたい処から読めると・・・虜になる(*^_^*)
検索CGIを利用すれば即、アイヌ語辞典に早変わり・・・
自宅にLinuxをインストールしたマシンがあると・・・全く同じ環境になる。
私が、何故?転記を急いだか?と言うと・・・辞典があると
私が翻訳する前に、早く読みたいと言う人が現れた場合を考えて・・・
今では、翻訳しなくても大体の粗筋が解るように成っている私(*^_^*)

その物語・お話のテーマと成ったら・・・言葉一つ一つを訳さないといけないが
そう言った楽しみをどんな田舎に住んでいても共有したいが為
古い蝦夷のロマンを仕事が終わって・・・酒を飲みながら語り合う・・・
シッチャカメッチャカになっても良いじゃないか !!
喧嘩になっても良いじゃないか !!・・・本音でぶつかり合う環境
苛め問題を解決する方法だと思う。臆病の疑心暗鬼が化け物を産む。

ワカルパ翁のように嘘をつかない強い精神・・・損をするけれどネ(*^_^*)
 

2013/01/13 ()  Chironnup (狐)・・・


時々、構内を歩いている狐を窓越しに見ていたが・・・
今日、どういう訳か直ぐ目の前に座ってじっとしている。
さては、スタッフの誰か餌をやったな !!

お客さんもビックリするので追い払った・・・(*^_^*)
ワカルパ翁によると狐ほど、もの知っている獣いないそうで・・・
年取って牙の長いのをお守りにするそうで・・・
その反面、悪いのは凄く悪いのだそうだ・・・
そう言うのには、カミアシ(化け物)だからイナウは、決してやらない。
牙の長いのは、神に成れるのだそうで・・・
野生の環境で生き抜く知恵を持っているからでしょう。
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ワカルパ/フォルクローレには、私が載せていないものも在って
それは、赤ん坊で蒙古斑が無いのは、長生きしないそう。
純粋アイヌは、血が濃すぎると言うことかも知れないし
同化は、やむを得ない問題なのかも知れない。

その上で、ユーカラ曼陀羅を悠久に残す努力が必要なのかも・・・
ポイヤウンペの戦い方から学んで・・・私はスパムに勝利した。
これは、真理を含んでいるからだと思う。
現代に於いても充分通用する真理の深淵を覗いたよう感じる。
 

2013/01/12 (土)  鍋沢ユキの場合・・・


ユキの伝えたものは、そんなに多くないけど・・・
金田一博士は、タウクノ媼の時のように丁寧に意味を訊いている。
沙流の雅語だけに、今まで解らなかったことが解るようになってきた。
小さい時は、ワカルパ翁が大変可愛がったとあって・・・
本当のユーカラに何時も触れていたからでょう。

ユキも、父親が大変大事にされたのを誇りとして・・・
博士には、何でも教えたみたいです。
或る大学の聞き取り調査で、ユキにとって不名誉なことが載っていたので
それを訂正しておこうと思います。
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金田一博士の処に来たのは、大正12年5月12日のことで・・・
大阪の外国研究者の処へ伝承者の娘としてユキを紹介して
アイヌ語を教えていて・・・大事にされていたらしい。

遡って、前年大正11年春4月にコポアヌ媼が来て5月に知里幸恵来る
9月18日に知里幸恵亡くなる。色々大変だったでしょう。
色々片付けて・・・

再び大正12年・・・この時、特高からスパイを強要された外国研究者
後に、スパイとしてソ連で処刑された・・・ネフスキー
警察は、ユキは愛人として見ていたようである。

ユキが来て唱った
シノッチャ・・・
博士が伝承者の娘として紹介して・・・大阪で暮らして
父が10年前、一夏暮らした処へ来られた喜びが良く解る。
博士もユキを迎えられて・・・知里幸恵の『アイヌ神謡集』を出版
その年、噂に聞いていたヌッキペッの黒川ツナレをコポアヌ媼の
案内で訪れる。でも、遅かった・・・死の直前であった。
帰って来た翌日、関東大震災に遭う・・・

ユキは、初めて汽車に乗り連絡船で海を渡り・・・旅をした。
伯父(ウトムリウク翁)から預けられたお守りを持って
このお守りは、アイヌしか持たないアホウドリの頭骨

愛人とかそんな下世話の話では決してない・・・
金田一博士は、知里幸恵を帰してからユキを招いて
じっくり教えて貰おうとしておられたんだと思われる。

金田一博士が亡くなられて・・・沙流のものが埋もれてしまった百年
折角、残ったものにスポットを当てる作業に就けたことは
私にとっては、一生の宝になると思っている。(*^_^*)
 

2013/01/11 (金)  沙流のユーカラ曼陀羅・・・


他の地域のもののように一つ一つ独立した物語でなく
丸で、曼陀羅を形成しているように有機的に繋がっている
沙流のユーカラ群・・・矛盾が無くすぅーーっと読み進めること出来る。
そして、全部読まないと、その奥深さがなかなか理解出来ない。

全部訳したら・・・アイヌ文化に対するイメージがガラッと変わると思う。
アイヌの豊かな世界観が鮮明に見えてくると思う。
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アイヌのラッチイレンカ(穏やかなる裁量)を唱っているユーカラ
それを破るレプンクルとの闘い・・・それがユーカラ
一旦、闘いが始まったら勝利する知恵が必須・・・
 

2013/01/10 (木)  ユーカラが出来た訳・・・ # 2


これを読んでからWendarap yukara を読むと成る程となる・・・(*^_^*)
トミサンペツとポイヤウンペの名が出てきて面白い。

Wendarap yukara (ホシキテレケ)が神からSonko(告知)されたから・・・
夢のユカラと呼ぶようだが・・・矢張り男が伝承するのでユカラとなる。
男子が伝承するものは、徹底的に尊敬語に複数形を使う
敵に対しても同じ・・・相対性
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コポアヌ媼の熊送りの儀式から考えてみると・・・
カムイユカラの真意が見えてくる。

鍋沢ユキがウナラペ(叔母)から聴いたと言う Hanchikiki (鳥の集会)
いまいち、テーマがハッキリしなかったが・・・
身分不相応なことをすると・・・妬む者が出てきて
仲間はずれにされたのは、怒ると言うことみたいだ。

個人でやるのではなくて・・・ちゃんとしたリーダーの下で
コタン全体の人々が参加してやるのが一番良いといういうこと。
喧嘩の仲裁も出来ない雀がやったのは、間違い
そう言うことを子供の頃から躾ていたのでしょう
それが、カムイユカラの正体のようです。

Hanchikiki は、静内の織田ステノ媼が伝えているけど・・・
コタンコロカムイが出て来る
梟はオキクルミが拝む神で村を統べる神だし
大体が、火神(カムイフチ)が飯を炊いて食べさす程の神
幾ら鳥とは云え・・・重い神の一人
喧嘩の仲裁には、出向かないし仲間はずれにされている。

もう一つ、知里幸恵の Shirokanipe ranran pishkan ・・・にも梟が出て来る
カムイフチが崇める神が屠られてしまう。
これは、どう見ても矛盾する話・・・
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浜益にコタンコロカムイが存在するか?・・・楽しみの一つ
ミサゴが秋来るのは見たことがあるので・・・アソコに来るのかな?
岩崎さんの釣り堀・・・シランバカムイが存在するからきっと居る。

浜益の生態系をじっくり調べながら・・・ユーカラの絵を描くのが夢
トミサンペツは、そんなに大きな川では無いとユーカラで解る
何故?ランケカントコロカムイがトミサンペツに妹を落としたのか?

ランケカント(下天)とは、仏教で言うと・・・天(daiba)です
帝釈天・竜神・夜叉・阿修羅・四天王・金剛力士・吉祥天・弁財天・・・
大黒天・韋駄天・・・神と言われる人間の直ぐ上の存在

アイヌの神々は、天部(daiba)を主に扱っているが・・・
その上のリクンカント(上天)も扱っている・・・仏教では菩薩界
与えるのみで・・・貰うことはしない世界だと・・・(*^_^*)

リクンカントの神が・・・ランケカントの絶世の美女にメロメロになって
落ちてしまった結果・・・孕んでしまって
それで兄に地上に落とされて・・・産んだは良いが・・・
化け物(赤子)みないなものが出てきて・・・保温の着物だけ被せて
平地に降りて・・・一人で居て天国に帰る前に
見に行ってみると・・・光り輝く子供が遊んでいる・・・
それがポイヤウンペ
ライケカントのホロケウカムイ(狼)とも関係あるのが良く解った。
 

2013/01/09 (水)  ユーカラが出来た訳・・・


ranke kanto koro kamui koro tureshi isoitak(下天統べる神の妹の話)
一応、アップしてみた・・・(*^_^*)
これも、満足な翻訳ではないけれど・・・ポイヤウンペの出自が解る話
ワカルパ/フォルクローレで言っているのと一致するお話。
沙流に於いては、色々な話に矛盾がなく・・・見事に統制されているのが解る
それでないと文化とは言えないですよネ

どうしても解らない言葉は、例によって勘で訳した・・・(*^_^*)
男のユーカラには、出て来ない言葉が出て来るのが女子のもの
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海で獲物を仕留めた場合・・・どうするか?
それは、食べる為に送る儀式をしなければ、神々怒る・・・
鹿は、鹿に対してでは無くて・・・鹿を統べる神に対してイナウを捧げる
熊は、自体が神だから・・・直接イナウを捧げて送る。
だとすれば・・・コタンコロカムイ(梟)は、食べる為に存在しているのか?
否、村の守護神であって食べ物ではない。
Huri(怪鳥)が畏れる程の鳥(神)が梟であって・・・
矢を向けたら罰が当たる・・・それが Shirokanipe ranran pishkan
銀の雫降る降る廻りに・・・の有名な神謡集
理論が破綻しているので・・・何とも言えない不快感を覚えた記憶ある。
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アイヌの神々は、基本的に狩りをするのが神・・・つまり他を殺すこと
一番強い神は、蜘蛛の神・・・解るような気がする(*^_^*)
全てに於いて優れている・・・その糸の凄さ・・・
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アイヌが一番恐れたのは飢饉・・・命の根元の食べ物
余所から持ってこないといけない状態だと起こりうることになる
天災の地震も津波も台風もあるけど・・・もっと恐いのが飢饉
偶に女房と買い物に出かけるけど・・・
年金で暮らしていけるには、外国産のものを買うしかないナ〜と思う

それよか・・・アイヌの生活を学んで・・・自分で調達する方法を編み出すしかない
ウパユリから葛からワラビから澱粉を作る事とか・・・学んで
毎日毎日・・・汗を流して・・・食べ物を保存する
川で釣ったヤマメを酢で締めて・・・寿しにする
やりたい放題の世界が・・・展開する
楽しいだろうな〜
 

2013/01/08 (火)  ハッタリと真実・・・


萱野茂氏は、アイヌを代表する人物・・・アイヌに関して良く知っている人物

アイヌと言うのは・・・特定の民族を指して言う言葉ではなくて・・・人間と云う広義の言葉
金田一博士は、ずっと後継者を探しておられたんだと思う・・・
知里・金成の人達は、皆死んでしまった・・・
頼みの久保寺博士は、エテノアと言う婆さんに翻弄されている・・・

そこで、昭和43年に・・・萱野茂氏とワカルバ翁のWendarap yukara と Hau を
二人で読んでみた結果・・・anu ushke an ! と言ったそう・・・
Wendarap yukara は、ワカルパ翁の六代前のホシキテレケと言う天才の伝えたもの
秘伝のものを聴いたことがあると言うのは・・・嘘であろう!!
それで、金田一博士は、アイヌは、滅ぶと感じたと思う・・・嘘を言うから・・・

嘘を言わないことを土産に来たと云った・・・ワカルパ翁の潔さ
二十才も違う和人に対して言った言葉の重み・・・これが形而上学
残したい・・・知りたいと言う強い意志の同化・・・
事が成り立つ瞬間の妙味なのかも知れない。
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Kuruise yukara の翻訳、部分的に訳し切れていないけど・・・
今後の課題として残したままアップした・・・(*^_^*)
メノコユーカラは、難しい・・・心理描写が多いのでそうなのかも知れない
男にとって女心は解らないもんな〜(-_-;)
メノコユーカラは、女性が訳すべきか?・・・赤崎さんに相談してみようかな?
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翻訳出来る人が沢山出来ると・・・アイヌ文化の素晴らしさが広まるし
研究が進むと思われるし・・・完成度が高まる
ツレアン翁のハイのパスイ(酒箸)の行方を皆で協力して捜してみたい。
滝川の國學院
大學北海道短期大学部には書籍は在るようであるが
一体、何処にパスイが保管されているのだろうか
?
 

2013/01/07 (月)  さぁーーて連休・・・


三年四ヶ月間・・・正月・お盆・祝日・曜日・・・に関係ない仕事に就いて
それを逆手にとって・・・(*^_^*)
只、ひたすらユーカラに取り組んで来て・・・成果が出た。
何と7000時間掛けないと出来ない代物であったことが解る。
大学関係者も手を出す筈ないよな〜(*^_^*)
一日三時間掛けると7年掛かってしまうし、祝日、日曜を外すと
恐らく十年掛かってしまう計算になる。・・・それで半分しか出来ない。
結局、金田一博士が筆録された期間の20年かかってしまう。(*^_^*)

物事の問題が解決するには、パラドックスが包含されていないと
なかなか解決には、至らない。
それと、自分で体験して確認しないと・・・真実が見えてこない。
嘘も方便とて・・・平気で嘘を言うのが人間。(-_-;)
只、弱さを誤魔化しているだけ・・・

現在でもそうであろうと思われるのは・・・
スパムメール(迷惑メール)を叩き潰そうとするのは、愚か者のする事
無限大にあるのに立ち向かうのは愚の骨頂と言われて・・・
挑んだ結果・・・思ったより少ない設定で叩き潰した。

それには、人類の資源を浪費する輩を野放しにして良いものか?
そんな筈はない !!・・・敵を知ることが第一義
ポイヤウンペのようにじっと観察して記録する。
敵は、身元がばれないように殆どを詐称して来る。
只、一カ所だけメールのルールで詐称出来ないのがIPアドレス
ポイヤウンペが闘いながら見つける鎧の針の穴ほどの隙間
そこに強か刀を突き刺す・・・鎧が瓦解する。
中から生身の少年が出て来て・・・生意気な口を利く

そこで、ポイヤウンペは、勝利を予感する・・・
その生身のものがIPアドレス(約四十億)・・・一辺に固めて64500を叩き潰す
殆どが中国と韓国・・・叩き潰すのに三年掛かる。(*^_^*)
結果、250×64500=約1600万のサーバが受信拒否に遇う
殆どがトバッチリを受けたサーバ群・・・スパムを出した代償は高く付く
これは、時間が経てば経つほど・・・じわっと利いてくる。
最後まで闘い続けるには、パラドックスが必須
そして、勝利の体験の爽快さを夢見ること
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次にユーカラの場合は、その反対である。

一体、ユーカラって何なんだろう?・・・から始まる
その場合も、片っ端から本を読んでみて概要を掴んでみる・・・
あっちでは、こう言っている・・・こっちではこう言っている
それぞれ自分が正しいと主張している・・・
しかし、疑問だらけで、頭がぐちゃぐゃに成る(-_-;)

ユーカラの真実とは???・・・と言う一点に絞り込んで行く作業
未だ、全部が翻訳もされていないのに論ずると混乱するだけ・・・
裾野を拡張して全体を明らかにすると見えてくる作業
多人数でやると解決出来るかと言うと全くナンセンス

ここでも、パラドックス(背理)をも包含する二面性の統一の考えが
理解出来ないとグループは、破綻する。
勢い、孤独な作業となる・・・それでバラドックスが必須
独善に陥るのを防ぐ為である。
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ユーカラを解き明かす上でヒントになるのは・・・
何故? 浜益のポイヤウンペの物語が沙流に在るのか?
今までのアイヌ文化研究者には、一人も言及した人いない。
その子供のような率直な疑問の念が起こらなかったのか?

面白いのは、ポイヤウンペの場合・・・
見るもの聴くもの皆、初めてのものばかり・・・犬も人も・・・
びっくりするものばかり・・・闘う度に学習して行く
そして、自分と言う存在に気付いていく。
 

2013/01/06 ()  Pinne hayokpeについて・・・


Pinne hayokpe (雄の鎧)は、オッカヨユーカラから外したほうが良い???

ワカルパ翁のユーカラでは・・・ポイヤウンペの装束は、鎧でなく
Kamui kosonte (立派な小袖)で身体に余計な負荷を掛けないもの
そして、動きを阻害するものは、なるべく切り離す。
面倒臭くなったら自分の身体を態と斬らせる・・・
動けなくなった者は、身内でも斬って蘇りの祈りをつけて送る。

戦闘の為に生まれて来た子供(将に阿修羅)・・・
阿修羅も矢張り鎧は付けていない。

鎧を付けるPinne hayokpe は、ポイヤウンペのイメージから外れる。
これは、絵を描く場合のことから出て来る問題。
金成マツさんの「小和人」のポイヤウンペが足に妹を縛り付けて
闘うというのは、あり得ない振る舞い・・・(*^_^*)
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そう考えていくと・・・女子のやるユーカラは、沙流に於いては
全てメノコユーカラとした方が良さそうである。
男子が伝承するものには、残酷なシーンが沢山、見受けられるが
思わず吹き出してしまう諧謔が含まれていて・・・
人間の可笑しさが唱われている。

メノコユーカラの定義は・・・
男のユーカラに出て来るメンバーのメノコ版としているが・・・
メノコユーカラの特徴として性に関する描写が多のと
子供をあやす様子の描写が出てきて細やかである。
オッカヨユーカラでは、Inonno itak (祈りの言葉)は
決して出てこないが・・・女子の場合出て来る。

Inonno itak は、女子・犬にも聴かせない程小さな声でやるもの。
だからオッカヨユーカラでは、その部分を端折るのでしょう。
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こう云ったことは、ワカルパ翁のユーカラを全部訳さないと
解らないことでもある。そして女子がやるものを
メノコユーカラと云う単純明快な沙流の定義が正しい。
金田一博士も全部訳されていたなら
きっと、気付かれた筈であるが・・・残念 !! (*^_^*)
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明日、明後日と二連休なので・・・資料の整理をして
翻訳を進めていく概略の方針を立ててみようと思う。
 

2013/01/05 (土)  戦略・・・


ユーカラの存在を知って・・・2009/09/01からユーカラ集読んで・・・
絵にしようとイメージの確立にやっきになって取り組んで・・・
途中で解らなくなって・・・仮説を立てると見えてきたユーカラ
アイヌ語と金田一博士の古語による翻訳が解らなくて
古語辞典など用意して現代風に直して・・・

ワカルパ翁の未訳のユーカラを一つでも読んでみたくて・・・
辞典を作って・・・マイクロフィルムが道立図書館に在るなんて知りもせず(*^_^*)

2010/11/03 に Sanputunkuru otumi oshma をコピー出来て
転記が始まったが・・・これは可能か???迷った・・・
でも折角、与えられた時間とチャンス・・・怯んではいられない
又、他人を当てにして読めなかったら後悔する・・・

2012/12/17 に十五曲のオッカヨユーカラの翻訳が終わった。
今まで、このオッカヨユーカラについて論評されていなくて・・・
百年経って初めて・・・全容を世に出せた。

ワカルパ翁のユーカラの定義
男子が伝承する英雄名ポイヤウンペのみをユーカラと言う
金田一博士は、これを軽視して文学として捉えて・・・
ユーカラは、アイヌの叙事詩の総称としてしまった。
これは、大きな誤謬であると思う

又、これは質す必要があってもなかなか難しいと思っている。(*^_^*)
そこで戦略が必要に成ってくる。
今の処、私一人だから・・・スパムと闘って勝ったポイヤウンペの戦法と
憑き神に音を鎮めて下さい!!・・・敵を見た上で斬られても良いのだ!!
この深い意味を考えてみたい・・・(*^_^*)

ワカルパ翁が残してくれた・・・真実のアイヌ文化を全世界に
発信するには、相当な覚悟が要ると思っている。
でも、世界には聡明な方、沢山いらつしゃると思うので
怯まず進めていこうと思っている。
 

2013/01/04 (金)  知里幸恵のノート


知里幸恵は、祖父
Haweputuの妻 Kashinukara のことを浜のフチと呼び
金成マツさんの母親
Monashinouk をキムン(山)フチと呼ぶ。

浜のフチは、ユカラ上手と云っているが・・・モナシノウクについては云ってない。
金田一博士は、一度もモナシノウクのものを聴いていない。
金田一博士の随筆だったと思うが・・・フチのユカラと
金成マツさんのユカラは、全然違っていると幸恵は云っている。

知里幸恵のものは、
kamui uwepekere モドキの創作だし・・・
金成マツさんのものも創作で伝承では、ないとすると・・・
モナシノウク媼は、何を伝承していたのか? 案外ハッタリ?(*^_^*)

沙流のコポアヌ媼もモナシノウクとかセツリロについて伝えているが
モナシノウクの名は、手が遅かったからそう付けたら早い・・・
とだけ云っていて・・・ユカラについては一切触れていない。
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幌別(胆振)にユーカラ(伝承)が存在していたと云うのは・・・
空論と解ったので・・・創作は、文学とだけ捉えて伝承にあらず・・・
沙流のユーカラ曼陀羅に専念しよう(*^_^*)
 

2013/01/03 (木)  kamui isoitak ? ・・・


Chikisani (ハルニレ)にPonokikurumi が育てられる話
5枚だったので・・・転記終わった。

何故?オキクルミがアイヌラックル(人間臭い神)と云われるのか?・・・が解った。
余り優れていると神から
Pirikare(連れて行かれる)されるから
人間の振りをしていたと云うことらしい。(*^_^*)
それで、アイヌは子供の名前を汚いものの名で呼ぶこと解った。
これは、Iso itak (外伝)で良いような気がする。

Pirikare 〜神は、直接連れて行くことは出来ない掟だから
魂だけに成ったら連れて行けるので、色々な手を使って
死へと導くこと。
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ヌプルペツ登別(幌別)とシブチャリ(静内)の言葉が同じなこと発見した。
 

2013/01/02 (水)  沙流の雅語(古語)・・・


沙流の雅語は、そんなに語彙が豊富ではない・・・然し、変化に富んでいる。
kunne の意味というと・・・黒とか夜とかになるが・・・雅語だと〜の如くとかに変化する。
だから・・・yayan itak(日常語)からアイヌ語を覚えるとパニックになる。

しかし、そのKunne を使う場合、宝壇を表現する時にだけ使う不思議さ・・・
これは、黒漆の漆器が多かったのかも知れない?(*^_^*)
又、Hau には出てこない用法でもある。
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ユキの伝えの断片に・・・菅(すげ)=sunke は、元々アイヌの言葉であるとしている
そういった断片が膨大なノートの片隅にチョコっと書かれている・・・
言語学者の金田一博士は、それをどう捉えたのだろう?
確かに地名は、東北・北海道はアイヌ語に依るのが圧倒的に多い。
でも、菅は日本語だとばかり思っていたのが・・・覆る
その逆もある・・・マキリは、アイヌ語で小刀を意味する・・・
小刀は、Ipirikep と沙流では云って・・・マキリは、東北マタギの言葉だと云う
近年の言葉であって・・・古くはIpirikep (ものに傷をつける物)だと云う
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Face book のカバー写真にユーカラの里(浜益)の写真をアップした。
本物のワカルパ翁のユーカラ十一曲読んで頂きたいから・・・
ユーカラの存在を皆さんに知って頂きたいから・・・(*^_^*)

詩人の方に読んで頂いて・・・もっと詩的な訳を付けて頂きたいとも思っている。
そうして、来年から絵に没頭したいところです。
今年は、キャンバス・絵の具・筆などを買い溜めておくのに貯金して・・・
ルノアールのように毎日、規則正しく絵を描きたい。
やっと生活費を気にせず絵が描ける環境になって・・・頗る嬉しいです

又、今年は浜益のポイヤウンペを記録していた沙流のものを全て
翻訳しておこうと思っている・・・アイヌ文化の奥深さに肉薄したいと思っている
ワカルパ翁の形而上学を見極めたいとも思っている。
それを絵にしたい・・・(*^_^*)
 

2013/01/01 (火)  あけましておめでとうございます


皆様のご健康・ご多幸をお祈り申し上げます。

ホームページ開設十五年目になりますね〜
ホームページをやっていたお陰で、ユーカラ翻訳辞典を思いついて
普通なら恐らく挫折していたでしょう処を救われた・・・
CGIを許可する強力なサーバのプロバイダを選んだのが良かった。
不可能だと云われていたスパムにも勝てた(^_^)v

こんなに晴れ晴れとした気持ちで新年を迎えるのは久しぶりです(^O^)

ヨーロッパの危機・・・アメリカの財政の崖
フランスの生理学者クロード=ベルナールによって提唱された
実験医学研究序説・・・知ることは良いことである。
しかし、応用する場合は、慎重でなければならない。
又、やってはいけないものもあると思う。

大胆な発想の転換が必要なのかも知れない。
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今月は、ユキのものを集中的に調べ直してみようと思う。
ポンオキクルミがチキサニに育てられた話が最初カタカナで書かれているのを
転記してないものもあるので・・・これは、神話の原典でしょう
今では、カタカナで書いてあっても大凡読めるように成ったので
出来ることですけどネ(*^_^*)