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Part14   12月の独り言


2012/12/31 (月)  大晦日・・・


八月いっぱいで転記が終了して・・・それと同時に
九月からスパムメールがゼロになり・・・Chakkosampa(ぱっと晴れ晴れ!)
今月の七日のワカルバ翁百回忌に十一曲の翻訳、間に合ったし・・・
問題が解決するときって・・・重なるものなんですネ〜(^O^)
今年の二月六日に國學院大學図書館から届いたコピー・・・
WAKARPA/YUKAR 2 Vol は道立図書館の司書の方のご配慮に
心より感謝するところです。

オッカヨユーカラと云うものが、どの様なものであるか?と云うことが
解ったので・・・後は、ゆっくりじっくりユーカラ曼陀羅を充実して行こうと思う。
ついでに、言い回し辞典にも取り掛かろうかな?
樺太のラマンテ(クサエ)のハウキも原文転記しておくかな?
ハウキと云うものは、どのようなものか?も紹介する必要がある。
訳は、金田一博士が済まされているので原文だけでも・・・(*^_^*)
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さて、今までどうしてもイメージ出来なかった・・・
Nuputchannoyep についてユキが説明しているのを書いておこう。
これは、ユーカラに出て来る巫女の特徴を表現しているもの。

----- イナウ縒って、先に首へ巻いてたのを、それを鉢巻にしたのが
まっ黒くなって 煤けて 髪の毛で汚くなって
chan 〜さっと  noyep 〜縒ったもの
rutumu hu(毛のこと) に隠したようになっている。-----

これは、ユカラクルの血筋でないと知らないことなのでしょう。
私のイメージは、黒っぽい布に刺繍がしてある奇麗なものでしたが
丁度、男がするSapampe を細くしたような感じなんでしょうネ
これで巫女を描けるんですね(^_^)v

ユキのお陰で、正装用の装束って白い刺繍糸を使うこと知ったし
アイヌ語は、雅語も使えて初めてアイヌ語となることも知って
ユーカラには、それを残す一面もあること確認出来た。
又、樺太アイヌの古老が沙流の言葉は尊いと云った意味解った(*^_^*)
絵を描くには、貴重な資料を提供して呉れて・・・これも感謝
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サコロペを読むと・・・akoro yupi と云う処を an koro yupi と
発音(itak kussam)しているのは、雅語が崩れていることになる。
金成マツさんのものにも・・・それが出て来る(*^_^*)
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驚いた・・・Face bookの使い方が良く解らなかったが・・・
赤崎さんのサイトで『いいね!』をクリックしたら・・・自分の処に出た?
なんじゃらホイ?・・・
 

 2012/12/30 ()  来年は、巳年・・・


アイヌにとって特に沙流では、その神の素性を明らかにして・・・
オキクルミは談判している
Nusakoro kamui (幣棚を統べる神)は、夫婦神でオキクルミが
疱瘡神と闘わせた
Chishinap kamui (草人形の神)は、
このヌサコロカムイのエカシから造り方を教わったとされている。
ワカルパ翁の解説とウテカレ媼の
heyaye も夫婦神である。
それと蛇と関係のある神でもあります。


----- 知里幸恵が有名な
Shirokanipe ran ran pishkan の注釈で述べているは -----

nusakorkamui……御幣棚を持つ神,老女.御幣棚の神も女性にきまっています.
何か変事の場合人間にあらわれる事がありますが,その時は蛇の形をかりてあらわれると云います.
それで御幣棚の近所に,または東の方の※(「窗/心」、第3水準1-89-54)の近所に,蛇が出て来たりすると,
「きっと御幣棚のおばあさんが用事があって外出したのだろう」と言って,
決してその蛇を殺しません.殺すと罰が当りますと云います.

----- 知里幸恵の場合、蛇は
nusakoro kamui の化身と説明されている -----

----- そこで、沙流のユキの説明を紹介しておきます -----

hetak yukara an !(さあ ユカラをやれ ! )
imure イムーさせて皆で面白がりにハルにユカラさせると男の節つけてやる
蛇見てイムー起こしたのだと皆云う
当たり前の人なら
turen kamui 一つなのに、imu する人は、
その他に蛇など、つまり
turen kamui 二つになる。
蛇は、
kenash koro kamui と云う。大将を kinasut un kamui と云う
しかし、
nomi(礼拝) する神じゃない。
只、
tusu する時、tuki やイナウして払ってくれと云う時 nomi する。
火神フチに云って、それからノミす。女がその
tuki 取って
kimui kashike nomi して

kamui huchi orowano sonko kote kamui pakese auk shirine
auka は、kamui oripak した言葉で ku とは云わない)

kinasut kamui(青大将)は、nusakoro kamuiautek kamui(使いの神)
だと云う話。
nitne shirari (糟)と chehorokakep inau とを
ムルクタの所へ播くのは、この蛇(使い神)にやるのならん。

急に目が痛くなったり、出来物したりすると・・・
tusup が
それは、汝
kamui pakusa(カラス蛇など)へ悪戯した事あるからだと云う。
すると、
kinasut noka(蒲か菅か藁で蛇作る)お神酒も上げて
何処かへもって行って解す。

yayan ainu へ憑いていないで、国へ帰れと云って 送る

tokkoni はマムシ inoka kamui 草で作る蛇形

蛇は、
shiroma kamui (善い神)ではない。
蛇がもの喰って腹膨れてる処へ出会す事は少ないもんだが、
若し、人目に触れる処で、そんなことしてる蛇は、
ikonnu であって
ikoparasura (蛇が悪いことを掛ける)する蛇
何か人へ悪い事あらしめるものだから殺す。

それ見たら伯父さん達へ必ず話すもの。すると伯父さん達は
その蛇の悪い心を入れ替えらすのに酒買ってカムイノミして
ipotara する。 ramu akutto kore(魂を向ける 悪い心入れ替える)
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こうして、幌別(登別)と沙流のものを較べてみると・・・
可成り大きな隔たりがあるのを垣間見る思いがする。
今まで、沙流のものの大半が明らかにされなかったので
解らなかっただけ・・・

明日は、今年の締め括りに nuputchannoye を書いておこうかな?
 

2012/12/29 (土)  ユキの伝え・・・


ユキの伝えたことは、女の風習なども詳しくて面白い。
Sani(血筋)のことも伝えていて・・・

Kimun kamui sani 〜門別
Repun kamui sani 〜紫雲古津の人々
Ruru koshimpu(海の妖精) turen してるイキリ(血統)は若くても二三本白髪あり

ユキが伝えたものをユキ/フォルクローレとして纏めると良いかも・・・
ワカルパ翁は、男子のことについて伝えているから・・・
女子のものとしてコポアヌ/フォルクローレも纏めようか?

ユキは、ポイヤウンペが着ていたChikiripe(童着)についても
触れているので・・・絵を描く時の参考になる。
 

Ikushiyuk
Rorumpe koshiyuk
Wempe koshiyuk
Tono koshiyk
Maratto koshiyuk

  chiukaukap

白線書きの着物は一重
又は kaparimi=kapar ami
 

アッツシは、夏涼しいからと雨降ってもベタベタせぬから 山へ着る

Chininninup・・・・・
Chikiripe=chikarape のこと・・・・・
Attushi chininnup・・・・・

袷で黒い布掛ける
黒い線書きの方故 chininninup(普通語)
もあり アッツシへ縫いつけた袷に成っている

これをYukara itak に chikiripe と云うならん

アツイ コタンの人々は、着物着ない amip sakpe

これは、毛皮とかを着ていることなのでしょうか?(*^_^*)
そう云えばSamchip upushi chipako ashkuru では、毛皮を無造作に
被せていた・・・(*^_^*)
そのように、家の造りだとか・・・着物だとか・・・言葉の違いだとかを
表現しているユーカラ・・・昔の蝦夷を知る貴重な資料であること間違いない。
 

2012/12/28 (金)  ユーカラ辞典の充実・・・


ユーカラ検索辞典にコポアヌ媼とタウクノ媼のものを追加した。
これで大部分のユーカラ語が揃ったことになると思う。
そうなると、特殊な言葉だけ集中的に調べると良いことになる。(^_^)v

ユキの説明の中に・・・
普段語 Oka wa tashi は、ユカラ語だと namne と言う
これほど・・・アイヌでも勉強していないと解らないアイヌ雅語

金田一博士は、知里幸恵に Tososatki について訊いている
これもユカラ語であるが・・・巨人が来るのを形容する言葉だとして
又、磯の波の音、滝などの水の落ちるのを云うとしている。

蘆丸の曲では、大きな舟が大きな波を乗り越えていく音に成っている。
どどっ ざぁー ごーごー この三つの音が混じった音・・・衝撃も含めて
金田一博士の訳では・・・ざぁ ざぁ ざぁ (*^_^*)
磯に砕ける波の音は違った表現に成っている
動くものに当たる水の音と水自体が砕ける音は、区別されている。
その情景を描写する沙流の雅語の意味というのは、奥が深い
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転記したものの絶対量の60%の訳は越えたと思われるし・・・それによって
ユーカラの正体=伝承であるとか・・・
そのまま伝わる工夫がされていることとか・・・
尊敬語は、複数形を使うとか・・・は解った。(*^_^*)

ユーカラに出て来る巫女の
nuputchannoip をユキが説明しているので
今まで、通り過ぎていた言い回しであるとか・・・
拾い出しておく必要が出てきた・・・

今回、訳した Kuruise yukara の石狩彦とウトムリウク翁が伝えた
Uwepekere 幌去の古老 シクシナ」のチャランケが似ているので
沙流川筋でもパナンペ、ペナンペが存在していたと云うこと確認出来た

アイヌ語ラジオ講座で萱野茂氏の『蛍の婿選び』と云うのがあるが・・・
意訳に成っていて・・・対訳になっていないので・・・本来の意味が誤解される
それと Chimut kane を身体の大きい私と訳している。
そういったことが大手を振って闊歩している。
それでは、アイヌ語の妙味とか奥深さとか消えてしまうし
本当のアイヌ文化が理解されないと思う。

Chimut kane と云う言葉は、ユーカラでは、Ponkemaratki に一回出て来る
ポイヤウンペが術を掛けられてポンケマラッキと喧嘩させられ
その妹が云うセリフの中に出て来る。
絶対、『大きな身体の私』では、笑ってしまう訳になる・・・(*^_^*)
 

2012/12/27 (木)  Pon rehe (渾名)・・・


今年も後、四日残すのみ・・・またまた、猛吹雪・・・
除雪で身体使うから運動にはなるけどネ〜・・・(*^_^*)

鍋沢ユキが昭和三年二月一日に上京して色々伝えているのが面白い
この年に金成マツさんも幸恵の七回忌で上京するのだが・・・

ユキの云い廻しを博士は熱心に筆記されているが・・・
その中で、Pon rehe に触れていて・・・

コタンピラのPonrehe が Ukosattek と云うらしい・・・
付ける時は、eyaipuni 〜笑って名を付ける(*^_^*)
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今日は休みなので・・・Kuruise yukara の穴埋めに専念しよう

そう言えば、昨日のテレビで金田一博士の曾孫さんがクイズ番組に
出ていましたネ〜・・・ユーカラノートの大半が未訳だとご存じ無いのか
それとも、お金にならないものは、こりごりと仰るのかナ?(*^_^*)

でも、京介博士の筆録は、博士にしか出来なかった神業・・・
手先に力が入らなくなって・・・震えが来ている筆跡をみたなら・・・
何という人なんだと・・・自分の手の痛みを感じるほど
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アイヌ語の雅語(古語)は、和語と密接な関係があるのを・・・
研究する必要はあると思う。
 

2012/12/26 (水)  一段落・・・


それにしても・・・猛吹雪だった昨晩・・・一昨晩は−18度C(*^_^*)

オッカヨユーカラが一段落して・・・通り過ぎていたものを確認している。
それは、沙流の鍋沢ユキのものと登別の知里幸恵のもの・・・
彼女達は三歳違い(ユキが年上)なのだが、同世代と考えて・・・

ユキは、父親も母親もユーカラ伝承者で原典を聞いて育っていて
沙流・鵡川などの近郊のものを受け継いでいてアイヌ名もある。
一方、知里幸恵は、養母金成マツ(イメカヌ)とその母モナシノウクからの
情報が大半を占めているようである。
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今回の
Kuruise Yukara は、シヌタプカ媛がヌプル(巫術)をする
珍しいユーカラだとコポアヌ媼が説明している・・・

確かに、ユーカラを読んできたが、レプンクルの女子が巫術をする。
それにポイヤウンペが誘い出されて行く・・・
ヌプルは、男のポイヤウンペがする。

沙流では、神事(カムイノミ)などは、男がするもので・・・
女は、知らないとコポアヌ媼は、云っている。
モナシノウクは、カムイノミをやったらしい・・・
知里幸恵の情報では、釧路などのことも詳しい処をみると、
元々は、レプンクルの血筋ではないのか?
それでコタンコロ カムイ(梟)を屠るのではないか?

知里幸恵は、神々についても独自の解説を博士にしていて・・・
草人形の神を只、
Chitekekara kamui としている
ワカルパ翁に依れば・・・
chishinap kamui   kamui ekashi と云えど、本当の言葉は
ainu monka(tekekara) enupuru kamui と云う
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知里幸恵のエカシキリ(系図)は複雑で・・・
知里家の名の元になったチリパについては、幸恵も伝えているが・・・
コポアヌ媼がチリパについて可成り詳しく伝えている。
モナシノウクについても伝えている。

これは、沙流の情報収集力と考えた方が良いものか?
又は、近郊にいたものなのか?

面白いのは、幸恵が厚真の乙名(大将)rekpeuk について話してること
カムイオイナを知っていると博士にはなしている・・・
厚真は、近郊だけれど・・・ユーカラではない
それとワカルパ翁の話では、熊送りを昼でもやるという・・・
文化的には、少し隔たりがある。

どちらにしても胆振にもユーカラが在ったと云う説が嘘になる。
変形ものは、在ったかもしれないが伝承ではない。
ユーカラ=そっくり真似をする=伝承
これは、大事な定義なんですよネ(*^_^*)

Wikipedia・・・で云っているのは、金田一博士の説なんだが
単に、沙流の定義だとして紹介していたのが正しかったのに
何故かしらユーカラ群の総称だとしたのか?

おそらくは、アイヌの男が守るべきユーカラをやる人がいなくなった時
アイヌは、滅ぶと感じたのかも知れない。
それにしても、本物もモドキも創作も記録だけはしておこう。
隔世遺伝でユーカラに古の血が呼び覚まされるかも知れない
と云う一縷の望みに賭けたのかも知れない。

でも一旦、文字の文化に慣れてしまった場合・・・
それが可能なものか?・・・も是非しりたいものですよネ

矢張り、ワカルパ翁のユーカラ十一曲は、601枚1200頁
300頁の本にして4冊分のボリューム
只、読むだけでも何日も掛かるほどのものを暗唱していたとは
人間の能力の神秘に迫るだけに・・・興味が尽きない。

ワカルパ翁は、Ikokuttara(虎杖)oro mun ホントは、Kutu と云う
と博士に話している・・・沙流の古語ではそれが正しい。
そのアイヌの古語にケチを付けた知里真志保博士・・・
沙流の古老に接触出来ない時代に生まれたから仕方ないでは
済まない過ちを犯してしまったと思う。
もう少し、学者らしく謙虚な気持ちでとことん研究すべきであった。

チリパの父(和人)の血を引いていたからか?・・・
知里幸恵もはっきりとShisam sani だと博士に教えている。
鍋沢元蔵翁もShisam sani とワカルパ翁は、話しているし
エカシキリにも出てくる。
或る大学の記録に、鍋沢ユキが叔母に当たると書いてあるが
全くの錯誤・誤謬である・・・
今までの情報は、大抵その程度のものが多いのも事実・・・(*^_^*)
 

2012/12/25 (火)  コポアヌ媼の熊送り


コポアヌ媼六十八才の大正十四年八月十日朝五時に上野の着く
前の日、久保寺博士にも話してあったので迎えに出ていて呉れた
二週間滞在して二十三日午後六時に上野を発つ
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この時、アイヌの童話として昭和23年に発表された「りくんべつの翁」
など筆録されている・・・その後のページに色々聞いたことも書いておられて

熊送り(一般的には、
IomanteKeomante のことを詳しく記録されている。
これは、外部から観察したものでなく・・・執り行った当事者のお話なので
興味深い方いらっしゃるとと思うので・・・書いておきます。(*^_^*)

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-------

Akunokuru に射殺せしめる 丁度、脇の下 肝の所へ射るようにするから
上手な射手をして射しめる。
tonoshki にその日は、食わせないで
晩方か昼飯頃か仕事でき次第出して、元気のあるものだと
括るの面倒だから丁度に縄付ける人セットの上に行って
後、上から縄付けて袈裟懸けに付けて、出してもその綱から
外れないようにして、その縄引いて沢山、人集まってる中へ入れて
親爺ぐるっと座ってる廻り奔らせて、そこさ
kamui ai を持たせて
chotcha する。いいくらい走らせて inau chipamurkuta nusa との
間から通らして、
nusa の脇へ貰って来て inauneki(susu) の棒
六尺位の持って来て首絞る。余計動けぬから、そうして殺される

【 子供は脇へ危ないから寄せぬか?子供持った人は、抱いてそれに
chotchare する 】

熱い血飲む人飲む 腹割って、腹の血を杯で nise して飲む
育てた人でも誰でも飲みたいと云う者に男女共に肺悪い人など飲む
ぐるっと剥いで、肉離し熊は
rushi 付けて頭へ 家へ入れる
肉の上へ首
monoare しておく、
この晩ご馳走ある 村人忙しくシト拵える。ポロチセへ餅集まる
翌朝皮とりて皮張り首は、
amewke する inau 付け
晩になると
keomante とて夜送る
男のみで女は行かない 男達
iyomare もする。女は、 horippa して
家の中に居ることは居る。二日酒盛り 三日目今度、シト一つ一つへ
熊の肉付け切って 皆へ
imekare

まるきりの子でも女へでもやると 自分面々 好きな人に呉れる
この人、気に合った食わせたいと云う人にやるから
良い人は背負い余る位貰う。
百なら百を
peurep koro kuru へ寄附し それを集まる人へ
その家の人から食わせ 余りは面々食わせたい人やりたい人へやる。

但し、二日目は未だ parakata 吊しておく三日目お終いに成るとき
そー呉れる。
酒もめいめい拵えるから三日も四日も飲んでヨロタしてる
肉を煮て食べさせるのは矢張り、keomante やった次の朝に
poro chise で煮て食べさせる

poro shintoko 二つも三つも中には、ashikne shintoko も立てるから
大変な酒だから毎日飲む
kamtachi を買って造る。豆を背負って豆二升と kamtach 一升と
itasare して何遍もカンタチ買う。自分でカンタチ作る人もある。
自分で moru 拵え 搗かない米買って 昔の onne utar は
どーしても酒拵えたかった。

熊繋ぐ木(punkau)tusokni 径三四寸もある五尺位の高さ
そこへ繋いで Chotcha する
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ワカルパ/フォルクローレと一緒に読むと良く分かりますね〜(*^_^*)
 

2012/12/24 (月)  Kuruise yukara ・・・ # 6


最後の最後にクルイセが出てきて・・・矢張り余市姫がクルイセを扱う・・・

クルイセと云うのは、人間が作り出す化け物のようで・・・
核物質に凄く似ているのは・・・最初想像した通りだった・・・
アイヌの想像力は、果てが知れない(*^_^*)

この曲は、大正三年であることと登場人物がオッカヨユーカラのものと
同じであるから・・・オッカヨユーカラとして位置づけようと思う。
果たして誰の所伝であったのだろか?(*^_^*)

後は、穴埋めをして・・・27日には、アップ出来るかな?
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そして、ウテカレ媼の「ユーカラが出来た訳」のKamui isoitak を
完成させると、ユーカラを読んだ場合・・・面白さ倍加する

ユーカラの存在を知って・・・三年四ヶ月
ユーカラノートから転記して訳し始めて・・・二年二ヶ月
未だ道半ばでは、あるけれど良く辿り着けたものです(*^_^*)
 

2012/12/23 ()  Kuruise yukara ・・・ # 5


今日は、25枚目まで進んだ・・・後3枚・・・あと一息(*^_^*)
未だクルイセが出てこない?

これは、蘆丸の曲より短いが、内容は濃いですね〜・・・
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サンキロッテ(留吉)の存在がどうも理解できなかったが・・・
新冠の境を流れる川が厚別川でそこを厚賀と云うこと分かって・・・
ワカルパ翁が云ってるアッペチの場所がようやく分かった気がする。
そのアッペチの
Riyakno から聴いたのが『八串の肉串の戦い物語』と『金獺記』
沙流のユーカラだと云っていたらしい・・・その息子がサンキロッテかも???

メノコイキリ・・・女の系図は、アッペチとシムコツに居ると云うのが良く分かった
 

2012/12/22 (土)  アイヌ文化・・・


和人?の弥生時代の文化・・・米に依る覇権の歴史・・・

狩猟に依る・・・動物タンパク質の歴史のアイヌ文化

ユーカラに出てくる取って置いた穀物と云うのは・・・米のことだと金田一博士は知っておられた。
それは、ワカルパ翁が教えたから・・・
肉食のアイヌにとって・・・米の甘さは、最上のご馳走だと思うし・・・直ぐ力に成る

食べ物は、生き抜く為には必須であるから・・・足りない栄養素がある場合
自動的に摂取しようとするメカニズムが働いて・・・バランスを取る
それが美味しさの意味なんだろうと思う。
あれが食べたいと思うと・・・それに含まれている栄養素が不足しているから
その自然さを忘れさすのが・・・科学

実験に依らないと信じないように成ってしまった人間の世界
客観性の無い自分世界をコントロール出来なくなって・・・脳が破綻する
つまり・・・自殺
日本人の自殺者、年間三万人いる・・・
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死を悪く捉えるか・・・どう捉えるか・・・
死は、早いか遅いかの違いだけで・・・誰にでも訪れる
願わくば・・・自然死・・・病気に成って死にたい
病気を悪と捉えるか・・・どう捉えるか

病気は、過去の生活の習慣・親からの遺伝・・・色々あるが
その総体が病気だと思う・・・自殺も
---------------------------------------------------------------
お釈迦様も病気で亡くなった・・・自然死
それが動物の一番良い死に方と定義するのが今、求められている
しかし、自殺は脳の病気・・・六代祟ると言われている所以
医療がどんなに発達したところで・・・三万人の自殺者を救えるか?

自民党が圧勝して・・・借金が又増える・・・バブルの再来かも
成長と膨張の違いを国民は、見つめ直すことを忘れたのか?
でも、一旦下野した自民党には、頑張って貰いたい
三白眼(修羅道)で凄味を帯びている石場氏・・・首相になれば良いのに
Kotan koro nishpa ・・・村を統べる首領
外敵には、恐ろしく見える親分が良い・・・

 

2012/12/21 (金)  Kuruise yukara ・・・ # 4・・・& 冬至


今日は、19枚目まで進んだ・・・後9枚

今日は休みなので、恒例の鮭の飯寿しを貰いに浜益に行って来た。
蛸の刺身食べたくなったので近くの漁師の店に行ったらボッチ(頭)しか無く
ホヤがあったので買って・・・手作り豆腐屋さんで油揚げと豆腐とオカラ買って
石狩に着いて佐藤水産に寄って・・・蛸の足一本1000円で買って
青森から何時もリンゴなど沢山送って下さる方に・・・羅臼のホッケなど買って
帰宅して・・・ホッ
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今回は、魚醤なるものも買って・・・試してみることにした
いつもは、植物性の醤油を使っているが、動物性の醤油は?・・・
魚の内臓などは、捨てているけど・・・それを発酵させると醤油になる
それが本当の食べ物の在り方だと思う。全て無駄にしない

でも、手間が掛かるし、ノウハウがある・・・
手間が掛かるというのは・・・雇用を産む・・・機械に出来ないことを人間って
やってしまう場合もある・・・
人間が何百人集まっても出来ないことを機械が簡単にやってしまう場合もある
バランスの問題だと思う・・・
津波が押し寄せて・・・未曾有の災害に襲われて・・・人間が作ったもの
皆破壊されて・・・荒れ野原になる
 

2012/12/20 (木)  Kuruise yukara ・・・ # 3


今日は、13枚目まで進んだ・・・

女子のものは、語彙に富んでいるのでなかなか難しいが・・・
メノコユーカラを訳すときは、少し楽になると思ってゆっくりやっている。
ある程度、基本の言葉が分かってくると、それに加算して行けばよいので・・・(*^_^*)

誰も読んだことの無い物語を一人だけで解き明かしていくのは・・・
未知のジャングルに踏み込むようで・・・半分興味と
半分、不安があって複雑な気持ちになる・・・

オッカヨユーカラは、男が闘うときの兵法が徹底的に表現されていて・・・
生まれた時から闘う為に運命が決まっている子供が・・・
初めて社会に出て、見るもの聞くもの初めてのものばかり
驚いて・・・驚いて・・・逆に相手が驚いて自分が分かってくる。
嫉妬・侮り・貪欲・・・それに対して容赦なく叩き潰していく胆力
これは、仏教と同じ思想かも知れない・・・

カムイオイナ・カムイユーカラ・オッカヨユーカラ・メノコユーカラ・・・の原典
それを補強する外伝(Isoitak)・・・教典であると思う
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インターネットとユーカラは同じレベルの問題を扱っている・・・
これは、嘘ではない・・・
ポイヤウンペと同じ発想をすれば・・・スパムはゼロになる
現に1999年から使い続けているメールアドレスを公開して・・・
スパムをゼロに出来たから・・・スパムの正体を見破ったから・・・(*^_^*)

これを企業のシステム管理者が見て・・・成る程と思わない限り
スパムは増え続けるでしょうネ(*^_^*)
何故?と云えば・・・世界で初めての事だからだと思って・・・信じていないから
数学者にとって何が一番大事かと云うと・・・公式ではなくて
絵描きのような想像力゜だと云う・・・
嘗て大江健三郎氏が仰っていた・・・核に対抗するには、想像力しかない・・・と

妄想に近い想像力が無いと・・・スパムは叩けない
だってそうでしょう・・・一見、四十億の敵を前にしたらたじろぐどころか・・・
何処かに隠れたくなるのが第一番に思うこと・・・(-_-;)
それじゃー・・・男の子廃る・・・
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ポイヤウンペの良いところは、敵を見たなら・・・死んでも良いと宣言すること
その為に、憑き神に音を消して下さいとお願いする・・・
そして、徹底的に敵を観察して・・・奇襲作戦に打って出る
相手が虚仮威しに出たときは、勝ったと思ってとことんやる・・・
心理を良く見抜いていて・・・兵法の極意だと思う・・・
大将は、よく緋脅しの赤を使うが・・・
オッカヨユーカラのポイヤウンペは、立派な小袖を着て・・・
頼るのは刀・自分の腕力・知力・・・武人の血筋
 

2012/12/19 (水)  Kuruise yukara ・・・ # 2


今日は、9枚目まで進んだ・・・

オッカヨユーカラって矢張り、古語を残す為に構成されていること良く分かった。
女子のものは、娯楽性(外連味)が少し高い気がする・・・(*^_^*)

金田一博士がその苦行にも似た筆録を膨大に残されたので・・・
その全容が少しずつ見えてきて・・・楽しくてしようがない(*^_^*)
この人間の知る喜びって・・・物欲に優ると思う。
------------------------------------------------------------------
日本の歴史は、弥生時代からガラっとかわってしまったと云う・・・
所謂、米の文化・・・澱粉質だから虫歯が多かったそうで
蝦夷は、狩猟で肉・魚を多く摂っていたので虫歯が無かったそう・・・

NHKテレビでやっていた番組の中で・・・陸別の鹿の骨のことをやっていたのは・・・
カネランの話・・・そのものではないか !!と思った・・・(*^_^*)
地方によっては、人間としての原罪のようなことが当たり前に起こっていて

狩猟によって食べ物を得るというのは、大変な知識を必要とするもので・・・
力のある者は、分け隔て無く分かち合うのが徳と考えていたアイヌ
それを形式化したのが・・・イオマンテ(ケオマンテ)・・・
 

2012/12/18 (火)  Kuruise yukara ・・・ # 1


今日は、初日で5枚目まで進んだ・・・
この曲は、最初ユーカラ集を読んだ時、クルイセって何だろう???と
全然解らなかったもので・・・今でもハッキリとは解らない(*^_^*)
金田一博士も、ハッキリ イメージ出来なかったので・・・
クルイセって何だ?・・・ってコポアヌ媼に訊いたのではないだろうか?
それなら・・・Kuruise yukara と云うのがあるから・・・やってみようと・・・

クルイセってカミアシ(化け物)なんだけど・・・実態がない煙のようなもの・・・
そう言った抽象的なものだが人間を殺す力を持っているもの
----------------------------------------------------------------
沙流のものは、短編のものでも・・・宝石の原石のようで
一つ一つ・・・解き明かすと輝きを放つ・・・荒削りでも、輝きを放つ
その荒削りだけでも・・・やっておきたいものです。

ユーカラを例えるなら・・・ヒメネスのプラテーロのように第一人称で語る
何処までも主観・・・客観性は無い
科学的な思考に慣れすぎた現代人では、形而上学は、難しいのかも知れない。
本人にしか解らないものって・・・在るんですよね
 

2012/12/17 (月)  Pinne hayokpe・・・ # 12


今日は、初めから読み返してみて・・・少し直した(*^_^*)
これで、一旦アップしておこうかな?

さて、今月の後半は、クルイセ ユカラに進んでいこう
これは、大正三年の春に来て伝えたものだけにユーカラであろうと思う
短編で在るけどオッカヨユーカラの言葉で語られていて
なにやら面白そうである・・・
もう一つウテカレ媼のKamui uwepekere を仕上げたら
ユーカラの真意と全貌が明らかになると思う。
それが理解出来ると・・・自然に他のものも判断出来ると思う。
 

2012/16/16 ()  Pinne hayokpe・・・ # 11


ふぅーーー・・・何とか最後まで辿り着いたが・・・この曲は、コポアヌ媼が
誰かから聴いたまま伝えているみたいで・・・音が抜けている部分もあるし
一音違っている言葉もある・・・こうなったら訳すのが不可能に近くなる(*^_^*)
でも、感心するのは、金田一博士がそのまま記録されていること・・・
これは一見、間違っているように映るけど・・・真実を伝える為だと思う。
ユーカラと云うのは、将に真似をするものなのだ・・・と云うことを伝える為だと思う
今までのアイヌ研究者は、その場の雰囲気で変えるとか云って・・・
創作ものをユーカラとしていた見解は、全くのナンセンス !!

幸いに私の場合、ユーカラ辞典があるから何とか解決出来る・・・
女子の場合、オッカヨユーカラでは、絶対使わない言葉が入ってくるから厄介だ
でも、こうしてやっていく中に沙流雅語辞典が出来上がって行くんですね〜

同じ言葉でも、日常語と雅語では、意味が違ってくる場合がある・・・
雅語の語彙は、そんなには豊かでないが・・・変化に富んでいる。
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原発にしても然り・・・安全には万全を尽くす・・・
手に負えないものをどう扱うと・・・安全なんだ・・・詭弁でしかない

今日、びっくりしたのは・・・津波の瓦礫を燃やすのに処理施設が完成していること
ええぇぇ・・・???・・・何時の間に???
政府(議員)と国民は、完全に乖離している・・・
どうしたら良いものか・・・今日の投票?????????(*^_^*)
 

2012/12/15 (土)  Pinne hayokpe・・・ # 10


今日は、55枚目まで進んだ・・・後3枚

昨日、NHKテレビで『北スペシャル』と言うのをやっていたが・・・面白かった
私の推察した通りの話に一寸驚いたが・・・嬉しかった(*^_^*)
ユーカラの情報も研究すると結構明らかになると思われる。

蝦夷の空白部分が埋まるかも知れないな〜
そう言う点でオッカヨユーカラは、学術的価値高いと思う。
ワカルパ/フォルクローレと同じ見解だというのは・・・益々楽しくなってきた(^_^)v

金田一博士のユーカラノートの整理研究も大学レベルで行われるようなれば
日本の極北の文化が重要な影響をしていたことが立証されると思う
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今日は休みで、秀丸エディタと秀丸メールをインストールして・・・PC環境整えた
秀丸メールは、スパムメールゼロ作戦には、必須であった。
秀丸エディタは、CGI を編集書き換えるには、必須であった。
 

2012/12/14 (金)  Pinne hayokpe・・・ # 9


今日は、48枚目まで進んだ・・・後10枚となった(^_^)v

ここまで来ると・・・その内容とか構成・言葉の使い方が分かってくる。
言葉の切れ味というか・・・その独特の諧謔とか・・・創作が入ると崩れてしまう。
外連味が強くなる嫌いがある・・・言葉の使い方が違うのもある。(*^_^*)

矢張り、これはオッカヨユーカラに含まない方が良いような気がする。
Isoitak を知ってから見えてきたユーカラの世界・・・アイヌの凄い世界
礼節を重んじる一流のアイヌ男の世界・・・全てが相対的な世界

Pinne hayokpe は、ユーカラの解説的作品と位置づけて・・・発表すべきのもの
金田一博士の注釈より優れているかも知れない(*^_^*)
私は、エテノア媼のものではないか?と勝手に想像している。
彼女は、確かに異端的な処があるが・・・天才性も秘めている
丁度、ユーカラに出て来る巫女のような大胆さがある・・・
只、多面性があるので・・・捉えられない処もある・・・
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エテノア=ヤイプニレだとすると・・・本名で呼んだ金田一博士には・・・
悪戯が出来なかった・・・エテノアと呼んだ久保寺博士には悪戯した

アイヌは、幼少の頃・・・魔物から子供を守る為・・・酷い名前を付けた
うんことか・・・醜い・汚い名前を付けた・・・(*^_^*)
奇麗な名前だと・・・神からPirikare されて連れて行かれるから・・・
カミアシ(魔物)も同じで連れて行くから・・・死を意味する
 

2012/12/13 (木)  Pinne hayokpe・・・ # 8


今日は、頑張って42枚目まで進んだ・・・16日にはアップ出来るかな?

そうしたら、後一曲 kuruise yukara は、28枚56ページの短編なので楽勝だ。
この曲は、
転記2012/04/26だから気になっていたものだ。
なんと八ヶ月ぶりの翻訳となる・・・(*^_^*)
クルイセと云うKamiashi(化け物)は、ユーカラに良く出て来るが・・・
抽象的で良く解らない・・・実態が掴めない代物・・・影を作るものらしい?(*^_^*)

そういった抽象的な思考も持っているアイヌ文化は、なかなか難しい。
でも、それだから面白い・・・
 

2012/12/12 (水)  Pinne hayokpe・・・ # 7


今日は、一休みして色々読んでみた・・・

今まで民間の人達が取り組んできたものを調べてみたが・・・断片である

白糠で民間の人達八人で仕事の帰りに四年間で六十回一日三時間かけて
サコロペを訳されたそうで・・・2007年に完成されたとか
大変なご苦労をされて完成されたのには、敬意を表したい。

この
Pinne hayokpe にしたって・・・金田一博士が筆録されたのを
只、転記するにも慣れたところで一週間かかって・・・
訳に十日以上、掛かるわけだから・・・完成度は別にして(*^_^*)
17×6時間=102時間
白糠は八人でやったとしても 60×3時間=180時間
八人分の労力は、1440時間・・・
私が辞典なしでやったら・・・八ヶ月掛かることになる計算(*^_^*)
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実際に現在あるアイヌ語辞典だけでは、不可能に近いし
実際に訳されたカムイユーカラの訳も間違っているし・・・
例えば、黒川ツナレの鹿の皮衣を読むと・・・ワカルパ翁のユーカラと
使っている言葉が同じ沙流でも違っている・・・
ワカルパ翁のユーカラは、色々な人から聞いたものであるが・・・
限定された言葉と常套句によって構築されている
敵の名前も、ほぼ限定されている・・・
これを理解するには、全部訳した時点でないと分からないこと

それを基準に考えていくと・・・その比較がはっきり浮かび上がる
ユーカラは、その特殊性からして・・・只、楽しむものではないことと
何か、隠されているように感じる。
大昔からの蝦夷の葛藤が民族的にずっと続いていることを示している
その統一を図ろうとしたが・・・出来なかった
交易などで成功したり分限者になった優れた指導者を妬んで
労せずお宝を盗む輩が横行したから・・・
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Uwepekere では、そんなに古くないそんな連中の話も多い
 

2012/12/11 (火)  Pinne hayokpe・・・ # 6


今日は、34枚目まで進んだ・・・

オッカヨユーカラでは使わない言葉も出て来るので・・・面白い
これは、オッカヨユーカラと区別するには、良い特徴だと思う・・・

沙流のものを全部訳した時点で・・・沙流のユーカラ定義が確立出来るでしょう。
ワカルパ翁が残した・・・本当の目的
金田一博士には、それをやる時間が余りにも足りなかったと言うことでしょう。

日常語 Yayanitak と雅語 Atomteitak の両方が揃って初めて・・・
アイヌ文化の真髄が理解されると思う・・・
インターネットサーバの優れた機能を利用すると・・・どんな地域からでも
辞典と使えるし、物語として楽しめる・・・
 

2012/12/10 (月)  年賀状・・・


年賀状作成ソフト・・・インストールしてプリンターのドライバーもダウンロードして
ようやく・・・年賀状が出来上がった(*^_^*)

こうして置くと・・・何があってもマイペースで淡々と進めていける(*^_^*)
15人の方達にユーカラを紹介しておいた・・・正月番組に飽きたら読んで貰えるか?

今年も後、三週間残すのみとなって・・・何とかオッカヨユーカラの翻訳が
間に合いそうだ・・・矢張り雅語辞典が威力を発揮する。
これが終わったら一度、萱野茂氏の訳した金成マツさんのものを読んでみようか?
でも、意訳だから・・・読まない方が良いかな???(*^_^*)

本当の処は、ユーカラを訳すには、鍋沢ユキのものを全部訳さないといけない
ユキは、ワカルパ翁に可愛がられて育っているので・・・色々知っている
Shinrit と云う言葉は、根っことかの意味があるけど・・・先祖と云う意味もある
Ainu と云う言葉は、人間と云う意味だが・・・男とか父と云う意味にも使う
Shinrit=Ainu と云うのをシノッチャ(歌)で表現していて・・・
アイヌ語の奥深さを感じる・・・そう言ったことが三年勉強しないと解らない

金田一博士にとって・・・ワカルパ翁が亡くなってから頼りにしたのは
云うまでも無い・・・本当のところを知っているから
知里幸恵のものを神謡集として出して・・・Pishka toa pishka を
ユキから聞いた時は、相当ショックを受けたと推察する
でも、後の祭りで、どうしようもない(*^_^*)

ボタンの掛け違いのまま、アイヌのことが進んでしまった・・・
虎杖丸の曲にしたって・・・一頁分抜けていたと正直に言う勇気が無かった
一見、省略しても大した問題ではないと考えると・・・Usaine katap !!
男のユーカラの場合、それが許されない・・・

沙流の男達は、武士道にも似た岩窟さを持っていたように思う
ワカルパ翁がエカシキリでPorosara のShikushna を伝えているが・・・
兄のウトムリウク翁がそのUwepekere を伝えている
イオルに関してのものだが・・・そのロクデナシの言い分を伝えている
沙流に於いても・・・ロクデナシが沢山居たことを正直に伝えている。

特別な存在では無くて・・・人は、何処に向かって行くのか?
をずっと考えていた民族だと思う・・・
 

2012/12/09 ()  連休・・・


8・9日は連休で翻訳も休むのでホントの意味で休み・・・(*^_^*)

ワークステーション(ガッちゃん)が壊れてしまったのでノート(ポイヤウンペ)に
切り替えているので・・・年賀状作成ソフトをインストールして住所録を入力して
準備をしなくてはならない・・・(*^_^*)

モニターは、ガッちゃんで使っていたのを借りてやっているので・・・不便は無い
でも、データのバックアップを取って置かなかったので後悔している(-_-;)
残ったのは、ホームページのファイル・・・それとメールアドレス・・・
メールアドレスは、必着受信としてメールサーバにあるから・・・
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金田一博士のユーカラノートの半分くらいは、翻訳出来たと思うし・・・
Googleの検索では、Wikipedia を抜いたので・・・
Face bookでユーカラの解説を充実しつつ・・・
世界中に読んで貰う作戦に移行しようかな?と思っている。(*^_^*)
特に、
Innaさんには、Google Chrome をインストールして
ロシア語に翻訳して・・・解らない処ご主人に解説して頂くと・・・
絵にしてみたくなる筈(*^_^*)
彼女は、本物の画家だから・・・私のイメージと較べてみたいですネ
絵は、ユーカラと同じ第一人称であると云うこと知っているのが画家

だから心模様(人格)を確認して・・・好きな作家と嫌いな作家が出来る
ユーカラでは、男のユーカラは、黄金比に近い規格が存在する
美しさと品格・・・コンポジション(構図)がしっかりしていて・・・ホッとする
 

2012/12/08 (土)  Pinne hayokpe・・・ # 5


今日は、29枚目まで進んだ・・・丁度50%

これは、完全に女子が楽しむのに創作したもののようだ・・・
ワカルパ翁のユーカラでは、首をへし折られた勇者は西に沈んでいく・・・
つまり甦らぬ完全の死を意味する・・・
このユーカラは、甦る死霊として表現されている。
これは、ひょっとしてエテノア媼のものかも知れない
エテノア媼と云う人は、虎杖丸の曲を倍以上に出来る
くらい自由に創作出来るほどの人だから・・・(*^_^*)
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こうやって訳していくと・・・ワカルパ翁のユーカラ11曲は、本にして
270ページくらいのものが四冊分に当たり・・・
それを暗唱していたいたことに驚きを感じる・・・

創作は、どうにでも成るが・・・一語一句違わないようにするのは、普通
不可能に近いと判断してしまうから変化するのが当たり前と考える。
そこに落とし穴が在って・・・混迷したアイヌ文化

その常識が当て嵌まらない・・・アイヌの世界
わくわくするような世界が段々と明らかになる沙流のユーカラ曼陀羅
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この大正十四年の筆録の中に鍋沢元蔵氏に関するのメモ書きが出て来る
扇谷昌康氏のことも・・・当時の元蔵氏の年齢三十八才
ワカルパ/フォルクローレに依ると・・・彼はShisamsani(和人の血筋)で
本当のユカラクルの伝承というものを知らなかったのだと思う

ワカルパ翁が大正元年には、自分一人だけに成ってしまったと云っているので分かる・・・
ツレアン翁もサンゲレキ翁もウトムリウク翁もそう思っているから(*^_^*)
それを残すには文字にするしか無いだろうと云うことも・・・
危機一髪で兎に角、記録してくれた博士に感謝したことだと思う。
恐らく幾たびの祈りに使ったハイ(カジキの角)のパスイ(酒箸)を
博士に土産として渡しているのが・・・それを物語っている
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百年経ってコンピュータが一般にも使う道具になって
それで初めて・・・翻訳が可能になって甦った・・・
コンピュータが無いと殆ど不可能に近いと思われる膨大な資料・・・
絶妙なタイミングで出会えたことに心から感謝したい。
 

2012/12/07 (金)  Pinne hayokpe・・・ # 4


今日は、24枚目まで進んだ・・・言い回しが少し違うので・・・
女子のものは、難しい

ワカルパ翁のユーカラは、スパッと切れが良くてChakkosampaが出て来ると
本当にホッとした気分に成って・・・良いもんだと思う(*^_^*)
女子のものは、このChakkosampa の切れが無いのと・・・aomommomo が
殆ど出てこない・・・其れが特徴と言えば特徴である

Inonno itak (祈り・礼拝)は、自分意外・・・聞こえないようにぼそぼそ言う
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今日は、ワカルパ翁の命日、

先ず、ワカルパ翁のユーカラ11曲を全部読んでから、他のものを読むと
その違いがはっきりと見えてくる・・・
アイヌの言葉で重要な役割をしている雅語・・・これをしっかり残す工夫
それが男のユーカラの一つの目的でもあると思われる。

それと、大昔の生活の状態も記録していると思われる。
金田一博士がユーカラは、時代と共に少しずつ変化したと云う見解は、
間違っていて・・・その変化を禁じたのがユーカラでは、ないのか?

鉄の鍋も、米も、交易によって手に入れていて・・・その事実を
残すためにもユーカラが必要であったのでは?
umshu pirikep 〜 取っておいた穀と云うのは米のことだと思う。
そう言った他文化を取り入れる能力は、相対論のアイヌ哲学から
充分理解出来る・・・それがシャクシャインに依って破壊された。
シャクシャインと云うより・・・和人の陰謀によって
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それでも、沙流の豪族の誇りは、揺るがなかった・・・
ワカルパ翁の百回忌に寄せて・・・

 

2012/12/06 (木)  Pinne hayokpe・・・ # 3


今日は、16枚目まで進んだ・・・

この物語の良いところは、ワカルパ翁のユーカラで情景を省略していた部分の描写があり
例の aomommomo と言うセリフなど・・・
ユーカラの解説書的な役割をするようで、重要なユーカラと位置づけたい。(*^_^*)

敵陣に乗り込んだ時、炉に背を向けるのか?顔だけ振り向くのか?・・・とか
ポイヤウンペが行器に祈りをするときの言葉は?・・・とか
saishintoko(イナウを巻いた行器)は、どの位置に幾つ在ったか?・・とか
酒宴の状況がはっきりイメージ出来るのは、素晴らしい。

それと意外だったのは・・・金田一博士は、筆録に全力を集中されたため
以前筆録されたものに拘っておられてなくて・・・その都度意味を確認されている
只、それが違う意味の場合、訳すとき混乱する・・・
女子には分からない言葉も男のユーカラには、含まれているということ
のように感じられる。
それで、女子にユーカラを禁じたように思われる。
 

2012/12/05 (水)  Pinne hayokpe・・・ # 2


今日は、10枚目まで進んだ・・・この位のペースが一番良いみたいだ。(*^_^*)
面白いことは、面白いに違いないが・・・オッカヨユーカラには、絶対出てこない
マキリ(東北マタギの言葉で小刀)が出てきた・・・ユーカラではPirikep(傷を付けるもの)
残念至極・・・創作物のように思う

でも、面白さなら群を抜いている・・・この種のものを娯楽ユーカラとでも呼ぼうか?(*^_^*)
もっとも、大正十四年だから・・・オッカヨユーカラであろう筈もないからネ
そう言ったことが次々と解ってくる・・・(*^_^*)

ワカルパ翁のユーカラを訳し終えたので・・・来年は、しっかりした
トミサンペツのシヌタプカの地図とか参考資料を整備しようと思っている。
今は、金田一博士のユーカラノートを整理出来るのは、私くらいだと思うから
粛々と進めて行きたいと思っている。
 

2012/12/04 (火)  Pinne hayokpe・・・ # 1


今日は、初日で5枚まで進んだ・・・何やら面白そうである。
これは、大正十四年八月十日にコポアヌ媼が上京したときのもの
金田一博士が夏休みになった時なのでしょうか?・・・こと細かに記録されている。(*^_^*)

この年の十二月に三・四人して最後の上京になるのだが・・・
大正元年から十五年間に渡り・・・博士の筆録踏査に協力した生粋のアイヌカッケマッ(淑女)
その逞しさと云ったら・・・ユーカラに出て来る強い女そのもの・・・頭も良い。
そして何でも良く知っている・・・幌別のことも(*^_^*)
 

2012/12/03 (月)  もう一踏ん張り・・・


今月オッカヨユーカラと思われる二曲訳したら・・・ユーカラ群の50%に達する
其れが全部、浜益のポイヤウンペの物語だと云うことは・・・今まで誰も知らない(*^_^*)
知っていたのは、沙流の三大豪族だけ・・・
メノコユーカラも原則は、浜益のメノコの物語・・・
圧倒的に浜益の物語がユーカラ群の正体である・・・アイヌ文化を知るには浜益を
研究しなければいけないのかも知れない。

オイナとカムイユカラは、沙流の物語・・・金田一博士が、第一番に考えたのは
其れらが消えて無くなる危機的状況に在ったと云うことですね。所謂、原典が

差別に遇ったことばかりを全面に出して・・・世界に冠たる叙事詩を持っている
優れた文化を継承するアイヌが居なくなったことを忘れている。

金田一博士が居なかったら・・・断片しか残らなかった
民族としての哲学も消えていた・・・その哲学は雅語によって残されていた。
それは、男によって残されていた・・・単なる文芸・文学でない哲学
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ユーカラを最初に読んだとき・・・その村を破壊つくして人も殺し尽くすと言うのが
どうしても理解できなかったが・・・スパムに勝てたことで解った
一人で大勢を相手にするときは、それしか無いということが・・・
理論上40億もあるサーバー・・・グローバルIPアドレス
それを300個の爆弾でやっつけるには、一発で64500のサーバーをやっつけるしかない
とばっちりを受けるのが64500倍あるということ・・・でも、普通は躊躇する
面白いことに・・・ユーカラノートから原文転記が終わった八月が最後に
九月からスパムがゼロになってずっと続いている。結果250個の爆弾で終了
ポイヤウンペの憑き神が応援してくれたのかな?(*^_^*)

今まで1000兆円も借金して作ってきた構築物など・・・耐用年数が来ているのもある
物質は、変化するということを忘れた構築物とメンテナンスを怠ると
必ず崩壊する・・・今回のトンネルの天井崩落は、ショッキングな事件
原発もクリーンエネルギーの仮面を被って・・・作られてきたが
いざ、牙を剥いたら・・・矢張り化け物(kamiashi)で手が付けられない。
ユーカラでのPonkemaratki がポツリとポイヤウンペに忠告しているセリフがある。
『力の強い者(権力者)であってもカミアシ(化け物)を利用するのは駄目』
結局、後に自ら滅ぶからと・・・
建設中の原発の工事を再開した民主党って・・・馬鹿じゃないかと思う

確かに少し不便かも知れないが・・・デンマークのやり方は、賢いと思う
車には、税金をガバッと掛けたら自転車しかなくなる・・・健康維持に役立つ
風邪をひいたら・・・医者は早く帰って寝なさいと薬を出さない
原発は、将来に禍根を残すから・・・作らない
何をやるかでなくて・・・何をやらずに済むか・・・パラドックス

老師の講義がそのまま当て嵌まっているデンマークのやり方
賢い国民だと思う・・・日本で真似できるのは北海道だけ
食料自給率に於いて・・・
よーーし、浜益で自転車で動き回って・・・シランバカムイに時々挨拶して
海川と山の恵みを保存して・・・冬を乗り切る生活に挑戦すのも良い

合間にユーカラを描くと尚更良い生活だな〜(*^_^*)
 

2012/12/02 ()  Isoitak(外伝)の存在・・・


ずっと解らなかった
Isoitak の意味・・・
これは、本伝が存在するが故の言葉・・・三年前ユーカラの存在を知って
金田一博士は、何故?ワカルパ翁のユーカラを本伝としているのか?
その核心を掴めずにいた。

その最たるものが、『蘆丸の曲』でワカルパ翁のものは、
前編で終わっていて、ワカルパ翁に依ると・・・
【 平取
 itakratukの親父から聞いた
 itakratukとサンゲレキの兄(Chikupshiri)からも聞いたがそこ迄云う 】

でも、それらの人達は既に亡くなっていて・・・ワカルパ翁が最後だった
三大豪族の本当のユカラクルにしか解らない情報があった。
ユーカラは、その出自(出所)が大変大きな意味を持っていて・・・
ワカルパ翁は、それを明らかにしている。
沙流の各コタンのエカシキリ(男の系図)をワカルパ翁は伝えていて
同じ蘆丸の曲を最後まで演じたコタンピラにも触れている。

大正11年に知里幸恵が傍で聞いていて・・・書き下ろしたと云うのは
只単に、その労をねぎらう意味で別伝として発表された。
翌年の大正十二年に沙流を訪れてコタンピラにオキクルミの出自を
聞いている・・・矢張りワカルパ翁の云っていたのは、本当だった。

ユーカラの本伝は、厳密に言えば・・・ワカルパ翁のものだけ残った。
別伝としているのは・・・創作であって楽しむもの
外伝と云うのは、本伝に密接に関係のある補助的なもの
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本当のユーカラは、一語一句そのまま伝えるものを云う
それで、大昔のものだから解らない言葉も存在する・・・
それでも、省略せずに、そのまま伝承するもの。

最近(9月)の北海道新聞に、金田一博士の仰っている・・・
ユーカラは、一語一句間違わずに伝えると云うのは、間違いだとする
記事が載っていたが・・・アイヌの叙事詩に新たな見解 !!・・・だって(*^_^*)
Usaine katap !! (^m^) プッ

そう言う人達に限って・・・知里幸恵を持ち出してやっているが・・・
知里幸恵のNusakoro kamui は、婆神だと云うのと
Chishinap kamui は、オキクルミがNusakoro kamui ekashi に
造り方を教わったと云うのと対立するのをご存じないと思う
しっかり沙流のものを勉強されてから発言すべきであると思う(*^_^*)

オッカヨユーカラが存在して一語一句精確に伝承されるには、
深い理由があるからそうなっているのであって・・・
金田一博士は、それを追求しなかっただけである。
浜益のものが何故?沙流で記録されたのか?・・・単純な疑問(*^_^*)
それにしっくりする答えが・・・アイヌ軍事機密情報説・・・女子には禁止した
 

2012/12/01 (土)  さぁーーて十二月・・・


今月の七日がワカルパ翁の命日・・・百回忌
原文転記十一曲と翻訳が間に合って良かった・・・それにタウクノ媼の
緋色の装束
ワカルパ翁が題名と若干の説明をしている
Hure epe shep
コポアヌ媼のは、少し内容が変わっているかも知れれないが
今では、それは解らないことだし・・・そのままでユーカラとするしかない。

今月は、後二曲 
Pinne hayokpe(58枚)と Kuruise yukar(28枚)
合計86枚は、何とか終わらせておきたいものです。
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ユーカラが出来た訳(ranke kanto koro kamui koro tureshi isoitak)は、
第三人称で表現されていて・・・カムイユカラではない形式である。
成る程、Kamui uwepekere と成っているのが理解出来た。
久保寺博士の分類には、出てこないIsoitakは、金田一博士(沙流)だけ使う言葉
それで、解らなかったが・・・Isoi itak と分解してみると
諸々の話とか外の話とかの意味に取れるので・・・外伝とするとピッタリだ(*^_^*)
成る程と頷くしかない・・・矢張り日本語の起源は、アイヌ語じゃないのか?

金田一博士がワカルパ翁のユーカラを本伝として・・・只、ホシキテレケの
Wendarap yukara は、外伝と判断していたのかも知れない。
このIsoitakに依ってユーカラ曼陀羅を完全態で作り上げることが出来るかも・・・
金田一博士の本伝に対しての外伝の概念が確認出来たから・・・(*^_^*)