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Part14   11月の独り言


2012/11/30 (金)  ウテカレ媼のKamui uwepekere・・・


ユーカラが出来た訳(ranke kanto koro kamui koro tureshi isoitak)

大正二年にワカルパ翁のフォルクローレ(伝承)のノートで説明されているのを・・・
新平賀のウテカレ媼(サンゲレキバッコ)が大正四年に伝えたもの
これが所謂、ユーカラってなんじゃい???・・・の答え(*^_^*)
来月2曲訳せたら・・・ユーカラが揃うことになる

Google 検索でようやく『アイヌ叙事詩』が三位に浮上した(^_^)v
Wikipediaを抜いたことは、今までのユーカラの解説を凌駕したことを意味する
又、アイヌ叙事詩については、最強を意味する
何と云ったってワカルパ/フォルクローレが金田一博士の説にも
疑問符が付く程の内容であるから・・・

 

2012/11/29 (木)  あれれ???


Tonto ponchep の4枚目の訳したのが無くなっている・・・参ったな〜(*^_^*)
アップするときHP作成ソフトで出来るバックアップファイルと一緒に消したか???
一枚だけやり直しだな〜
 

2012/11/29 (木)  どうしても解らない言葉・・・ # 2


Irumshe hau と云うのがワカルパ翁のユーカラには無くて
どうしても解らなかったから・・・分解してみた

Iru humse hau としてみたら・・・直訳すると〜一連(ぐるっと)の音の声
それからすると〜どよめきの声・・・となる
単語を続けたら H の音が消えるのを忘れていた(*^_^*)
仮の訳言葉は、予期していた声と訳してしまった(-_-;)
メノコユーカラを訳すときに役に立つ方法である。
これで少しアイヌ雅語に自信がついてきた。

これは、カタカナで書くと思いつかないものでもある。
さしすせそ と しゃししゅしぇしょは、アイヌ語では同じである。
かきくけこ と がぎぐげご、も同じ
たちつてと と だじづでど、も同じ
ぱぴぷぺぽ と ばびぶべぼ も同じ
樺太には、濁音が全くない・・・そして沙流の言葉は尊いと云っている
-------------------------------------------------------------
ローマ字で筆録された金田一博士は、矢張り凄い方だ
結局、人間の手で記録されたものが一番の方法だと
気付かれていた・・・唯、整理する時間が無かった(*^_^*)

金田一博士は、アイヌは何れ滅びると思っておられたようであるが
それを覆すには、ユーカラを伝承する者が出現するか?に
掛かっているように思えてならない。
世界に冠たる叙事詩を持つ民族の優秀さを証明するしかないと思う
それが奇跡的に残ったのを素直に喜べるアイヌがいるか?

自然の神々(悪神も含めて)と折り合いをつける・・・アイヌの哲学
これは、北海道には残したいですね。
 

2012/11/28 (水)  どうしても解らない言葉・・・


reraruturu=乳房の谷間の時のように勘で埋めて完成させた
進めていく内に解る場合があるので・・・其れまでの仮言葉(*^_^*)

yayanitak(日常語)にも無い言葉で金田一博士が訳されていない言葉があると
お手上げ状態である・・・博士も聞き忘れているのが在る。
殆どの雅語はワカルパ翁のユーカラに含まれていて・・・
女子の場合は、子供に関する言葉が出て来る・・・

日本人がやる高ーーい高ーーい !! の表現なんかは面白い。
それは、自分で想像するしか無い・・・詩であるから(*^_^*)
知里幸恵のものは、カムイユカラ(神謡)と云うより
カムイウゥエペケレ(神の散文物語)謡いものでは無い。
ここをしっかり区別しないといけないと思う・・・

来年訳そうと思っているカムイユカラは、約50程あるが・・・
沙流では、それがはっきりと分類されているし、形式が違う
散文と韻文で大変解りやすい。
このことから幌別では、カムイユカラは、存在していなかったのでは?
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沙流のユーカラ曼陀羅は、直訳した方が・・・その諧謔が良く解る(*^_^*)
これは、形而上学なので・・・一般には読まれないもののように思う。
解る人には、心が解き放たれる開放感を味わうことになると思う。

衆議院が解散して・・・迷走する政治・・・
世の中が大きく変わろうとしている・・・
無理をしたらその歪みが必ず後に出て来る・・・
経済性とか効率とかで便利に成る程・・・自然が猛威を振るったとき
全く機能しなくなる危うさってある。
回復出来るのは未だ良いが・・・原子力のものが破壊されたら
唯でさえ狭い日本が益々狭くなっていく・・・
 

2012/11/27 (火)  難しい・・・(*^_^*)


雅語検索にも、注釈辞典にも出てこない言葉があって難しい・・・(*^_^*)
女子の場合・・・日常語も混入するので、厄介である。
それに、性の描写が多くなる(*^_^*)

結局、今回はアップに至らず・・・後、10枚を残して・・・その内アップしよう
沙流のオッカヨユーカラとメノコユーカラのテーマはハッキリしていて・・・
女子がやるオッカヨユーカラでも、メノコユーカラの要素が入ってくる・・・

分類はメノコユーカラわ全部訳してからにした方が良さそうである。
 

2012/11/26 (月)  今日は休み・・・


今日は、Tonto ponchep の穴埋め作業を頑張って終わらせたいな

今月中にウテカレ媼の 『ユーカラの出来た訳』も終わらせて於くと
ユーカラとは何じゃ??・・・を説明出来るから・・・(*^_^*)
コポアヌ媼の『最後のユーカラ』は、訳してあるので最初と最後が揃う

137曲転記してみて、初めて解ったこと・・・
ワカルパ翁が金田一博士に教えたこと全部、辻褄が合うことになる。
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今回のTonto ponchep は、コポアヌ媼の息子タイノアシ(大吉)同伴で
主に大吉からシサムウェペケレを筆録されているので・・・
脇のメモ書きが殆ど無いのは・・・雅語に未だ慣れていなかった模様である
筆録に全力を傾けて集中されたのでしょう。

その46冊の筆録ノートの中身は、膨大であるから・・・
パソコンの無い時代は、途方に暮れる程のもの・・・(*^_^*)
金田一博士は、ユーカラ集として20卷を予定されていたが
ワカルパ翁のユーカラを全部訳されていたら・・・
アイヌ文化がもっと早く理解されたのではないのか?
3〜7卷までを金成マツさんのものをやってしまった為
間に合わなく成ってしまった・・・

ユーカラは、日常語を先にやると尚更混乱するような代物
沙流の本当のユカラクルから直に聞いて筆録しないと全く解らないもの
それが金田一博士、一人だけだったと言うことだと思う。
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2010/11/03 に道立図書館にマイクロフィルムの存在を知り・・・
一曲でも良いからワカルパ翁の未訳ユーカラを読んでみたいという
熱病にも似た思いに駆られ・・・丸二年が経過して百年忌に間に合った。
ワカルパ翁のユーカラは、日本の宝だと思う・・・
アイヌ文化は、社会学的に観ると・・・可成り高度な哲学を包含していると思う
色々な分野の学究にとって・・・可成り魅力的だと思う

言語学の視点だけでは、アイヌ文化に失礼な訳で・・・
誇りを捨てた人がアイヌ文化を語るのは、失礼な訳で・・・
バチェラー博士は、アイヌをキリスト教に入れようとしたけれど・・・
幌別とか釧路近辺は、アイヌの父としたけれど・・・
沙流では、神々がしっかりしていたから・・・豪族は相手にしなかった。
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金田一博士が明治39年に伯父さんの援助で初めて北海道に来て
幌別でカンナリキ(金成喜蔵)に逢っている・・・アイヌの口癖に閉口している
埒があかなくて・・・バチェラーが言っていると云うと・・・黙ってしまったらしい

次に沙流に行った・・・平取のカネカツクがアイヌを知りたかったらユカラを
やらなきゃ駄目だと云って・・・Paimoka Pachepipeをやって筆録した
その時、博士はひょっとすると・・・詩かも知れないと感じた。
次の年・・・又もや伯父さんの援助で樺太に渡った・・・日露戦争直後
トンナイチャのラマンテ(クサエ)からユカラ(ハウキ)の筆録に成功する
しかし、大正元年の上野拓殖博覧会まで訳せない
其処でコポアヌ媼に逢う・・・ワカルパ翁の存在を知る・・・
大正2年一夏ワカルパ翁のユーカラ11曲とハウ1曲カムイユカラ2曲
それとアイヌの真実全てについて教えて貰う・・・

カネカツクから聞いたPaimoka Pachepipe(首づと・首肴)は、
沙流のユカラでは無く、厚真の
ikashrep がツレアン大酋長の処に
酒を飲みに来て伝えたものであるとか・・・ユカラで無くハウの部類
その頃、伝承でなく自分で創作したのも存在していてワカルパ翁は嘆いている
コタンビラ・モトアンレク(元蔵)のエカシキリについても伝えている。
博士は、個人情報なので公開を控えたんだと思う・・・名誉尊守の為
扇谷昌康氏の情報もコポアヌ媼から聞いている・・・
鍋沢元蔵翁は、ワカルパ翁の娘ユキを叔母だと子供に教えたらしい(*^_^*)
元蔵翁は、シサムサニ(和人の血筋)で叔母というのあり得ない。

金成マツさんの筆録ノートの中にもPaimoka Pacheoipe が含まれていて
モナシノウクから聞いたものとしているのは、完全に嘘であると思う
そう言う点で、知里博士は学者としての良心から訳せなかったのかも
知れないし、雅語も訳す自信が無かったのかも知れない。
  

2012/11/25 ()  オッカヨユーカラ・・・Tonto ponchep #6


今日は、28枚目まで辿り着いて・・・意外な筋書きがやっと見えた
Tonto ponchep の本性も解った・・・(*^_^*)

これは、大正三年の早春に筆録されたものだけに・・・短編で在るけど中身が濃い
後は、穴埋め作業をしながら、細部を調整してアップと行きたいけれど・・・
果たして巧くいくかどうか?(*^_^*)
私としてみれば、絵が描ける程度で充分なんだが・・・私の後、アイヌ文化の研究を
真剣に進める人が居たら、最初からやったらこれ大変だと思う・・・(*^_^*)
少しでも先鞭をつけておくと・・・それに対しての比較も可能になる。

アイヌ文化は、謎に満ちている・・・それを紐解くのが沙流のユーカラ(男の)
金田一博士の誤謬・・・アイヌ民族
に伝わる叙事詩の総称である。
総称でなく・・・特に男が伝承するものを単にユーカラと言う・・・ワカルパ説
そこを追求しなかった為、迷走することになってしまった。

女子がやるものをメノコユーカラと言うし・・・神々のものをカムイユーカラと言うし
オキクルミのものをオイナと言うし・・・
散文のものは、ユーカラと言わないし・・・他地域のものもユーカラと言わない

アイヌ民族と一括りにする処に誤謬が生まれる。
コシャマイン(Koshamainu)・・・直訳すると和人のアイヌ=渡り党
シャクシャイン(Sankusuainu)・・・出しゃばり人(東方人=沖国人)

ユーカラは、どちらでもないアイヌ本流の集団(yaunkuru)=唐子(樺太かも?)
シシリムカ(沙流)とシヌタプカ(浜益)がアイヌの起源で同時に栄えた
そこから各方面に人が移り住んで・・・繁栄していった
勿論・・・先住民族も居たし、他民族も攻撃してきた。
 

2012/11/24 (土)  オッカヨユーカラ・・・Tonto ponchep #5


今日は、25枚目まで進んだ・・・面白い地名が出てきた
それは、浜益村と幌村の中間地点のKunnepet= 群別(くんべつ)
入り江に成っていて・・・昔は大層栄えていたらしいですネ
群別の人達にもユーカラに出て来る勇者が居たこと教えて上げよう・・・
ブリとか呉れる親戚が居るんです・・・それをポン酢でしゃぶしゃぶするんです(*^_^*)
これは、本当に美味いです・・・

だけど、ユーカラを読むと何故気持ちがむくむくと元気になって・・・よーーしと言う
アクティブな視点に立てるのだろうか?・・・aeramishikari (*^_^*)
 

2012/11/23 (金)  オッカヨユーカラ・・・Tonto ponchep #4


今日は、19枚目まで進んだ・・・ようやくTonto ponchep が出てきた。(*^_^*)
これから後編に入っていくが、訳すのが楽しくてしょうがない。
何故かと言うと・・・雅語辞典に入っている言葉が分かるので・・・安心感がある。

金田一博士の筆録ノートは、そのままでは済まない・・・後で挿入した部分が
小さな字で書かれているのも在って・・・その順番を間違えると
全く訳にならなくなる部分も在ってなかなか厄介である。(*^_^*)

そうやって一曲づつやっていく内に・・・語彙が拡がって言い回しも、それらしく成っていく
赤ん坊が言葉を覚えていくのに似ている・・・音で覚えていく感じかな?
英語もこのように根気よくやっていたらペラペラになれたのにと思う(*^_^*)

金田一博士は学生の時にバチェラー辞典から勉強していたけど・・・
明治39・40年の聞き取り調査では、全く役に立たなかった
雅語で在った為・・・樺太のアイヌに沙流のユーカラを聞かせると古老は、
六七割の大半を理解できたそうで・・・沙流の日常語は、全く解らなかったそう

言葉を覚えるには、子供に通じるか?・・・から始めないといけないかも知れない
樺太の筆録ノートには、子供たちの絵が沢山描かれているが・・・
随筆に書かれているそのままだと思う・・・
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アイヌ文化を考える時、男が受け持つユーカラ・カムイノミ・チャランケ・ランカラプ・・・
これらは、雅語を多用する・・・丁度、お経のサンスクリット語のように
その声音による・・・文字の当て嵌め

これで人間がリラックスして発する声の響きが一番美しいのかも知れない
テンポ良くユーカラを吟ずる男の声・・・これを再現してみたい
Mutku turen mat の時に、効果音としてムックリの音を入れると面白い
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今月は、ウテカレ媼の 『ユーカラの出来た訳』 を訳して・・・
来月コポアヌ媼のオッカヨユーカラ2曲訳して・・・1月にウテカレ媼の1曲訳し
それで、ユーカラの始まりから最後のユーカラまで揃うことになる
全部で18+2=20曲が残ったユーカラの全貌らしい。
本にして5冊分
 

2012/11/22 (木)  オッカヨユーカラ・・・Tonto ponchep #3


今日は、14枚目まで進んだ・・・丁度50パーセント
これには、ニセイカ村が初めて出てきて面白い・・・
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ボタンの掛け違いと言うか・・・方向が見定まらないと、とんでもない方に
行ってしまうものだと・・・つくづく思う

金田一博士が早い内にワカルパ翁のユーカラを全て訳されていれば・・・
アイヌ文化の迷走は無かったとも思われる・・・(*^_^*)
でも、最長編の虎杖丸の曲・・・其の注釈と他三篇のものを訳された
それが無かったら・・・殆ど訳すことが不可能なユーカラ

ロックフェラー財団の援助で金成マツさんのものまでマイクロフィルムになった
経緯から・・・翻訳せねばならなくなったのは誤算だったと思われる(*^_^*)
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ユーカラは、アイヌ民族の本流(ヤウンクル)が何とか平和な統一を目指した
物語なだけに・・・そのまま発表出来ない情勢だったのかも知れませんネ
そう言う観点からすると金成マツさんのものでカムフラージュしたのかも?
その真相は、解らない。(*^_^*)

でも、百年目にしてオッカヨユーカラ=ユーカラの全てを訳せることに
何か不思議な縁みたいなものを感じる。
これは、金田一博士の仰るように悠久に語り継ぐ叙事詩だと思う。
一曲一曲・・・味わって読んでみると・・・諧謔の裏側の人間の悲しさが見える
 

2012/11/21 (水)  女子のユーカラ・・・


男子のユーカラは、語彙も限定されていて・・・雅語辞典が通用するが・・・
女子のものは、語彙が広がるので難しい・・・(*^_^*)

現在ある各氏のアイヌ語辞典では、まるっきり歯が立たない・・・
知里博士が金成マツさんのものを一つも手を付けなかったのは・・・
沙流の雅語が含まれていた為・・・完全に訳せなかったからではないのか?

雅語は、一般のアイヌも知らないものだから・・・そして、ユカラクルも解らない
言葉が含まれているから・・・
又、ツムンチカムイ(魔神)の持っている武器の形も面白いのが在って
昔のダイナミックな交易を窺わせるのもロマンがあって面白い。
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蝦夷は、海流の交叉する島で資源が豊かであったのは、理解できる
ロシアの南下の脅威とかユーカラにオランダウンクルと言うのが在ったり
石狩湾を守っていた武族が存在していたのでしょう。
しかし、絶対数をトパットミなどで減少させたアイヌでは、蝦夷を守れなかった
そんなことするのは、本当のアイヌではない・・・と言っているのが
ユーカラの主旨でもある

レプンクル(容姿は同じでも思想の違う)の中には、ポンケマラッキのように
蝦夷を統一しようと言う優れたリーダーもいたことも唱っている。
ポンケマラッキの全く反対の悪党がシャクシャインなのに・・・英雄として
銅像になっている・・・(*^_^*)

ユーカラの主題は、ラッチイレンカ・・・穏やかなる掟・裁量
名声に対する嫉妬・人さらい・騙し・盗み・殺し・謀略・・・おぞましい人間の原罪
飽くなき欲望(水)・・・それに対する怒り(火)・・・
仏教の二河白道と同じ(ekanna yukara)だと感じている・・・
阿修羅象とポイヤウンペが、これ又、ekanna yukara だと思う
アイヌの元は、インド人なのか?
そうすると・・・サンスクリット語の片々が見受けられるのか?
妄想が果てしなく広がっていく・・・(-_-;)
 

2012/11/20 (火)  オッカヨユーカラ・・・Tonto ponchep #2


Tonto ponchep 今日は、9枚目まで進んだ・・・今度の休みの26日には、アップ出来るでしょう。
オッカヨユーカラを纏めると本にして5冊分のボリュームがあるものが出来る
そうしたら、ユーカラを楽しむ為の参考資料を作っておかないといけなくなる。(*^_^*)

アイヌ文化にお詳しい赤崎さんに乙女のモウルだとか描いて頂こうかナ?
でも、シャクシャインと松前ネタでお忙しいのかも知れないナ〜
彼女のイラストは、本当に好きです・・・私(*^_^*)
 

2012/11/19 (月)  オッカヨユーカラ・・・Tonto ponchep #1


コポアヌ媼が敢えてオッカヨユーカラとことわって伝えたものを・・・
昨日から訳しているが・・・6枚目まで進んだ。

これは、トミサンペツの河口のシャンプト姫が出て来るからユーカラである。
だけど・・・女子の伝えるユーカラの特徴として・・・何やら湿っぽい感じがする(*^_^*)

ワカルパ翁のユーカラの特徴として・・・カラッとした乾燥感とお茶目な諧謔がある
幾ら、オッカヨユーカラと言っても・・・女子のものは、チト違うような気がする。
徹底的に雅語で収めないで、日常語も入るみたいである。
 

2012/11/18 ()  オッカヨユーカラ・・・沙流のユーカラ


オッカヨユーカラが十七曲あるのに・・・数え間違えていた
これがこの世に残ったユーカラなんですネ〜?・・・でも、未だ解らない(*^_^*)

ワカルパ翁の誕生日が一月十日なので・・・それまでに終わるかな?
そうしたら珠玉のカムイユーカラは、短編だから・・・
どんどん進んで行くと思う

それが終わったら・・・黒川ツナレの鹿の皮衣も訳してあげようかな?
結核で亡くなる寸前に残したものだからネ〜

最後にメノコユーカラとハウに挑戦しようと思う。
これは、結構長いもの多いから時間が掛かると思う。
でも、来年一年で全部訳せると・・・本にして14・5分のボリュームになると思う
それに、ワカルパ/フォルクローレを基にしてアイヌ文化を纏めると
神々の本一冊・・・色々なお話一冊・・・ユーカラの研究書一冊
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でも、翻訳で終わると思う・・・絵を描かねばならない(*^_^*)
F60号のキャンバスを20枚は張っておいて・・・気合いを入れて取り掛かるつもり
絵は、恐らくワカルパ翁のユーカラだけになると思っている・・・
そのイメージがすんなり浮かぶ上がる描写力に敬意を表して・・・(*^_^*)

ドラクロアの「パシャと異教徒の闘い」の情景がユーカラとダブって映る
セザンヌもルノアールもピカソも皆ドラクロアを尊敬していた・・・
動くものを的確に描けるから・・・写真の無い時代に・・・
それと、色彩の科学・・・補色の理論は、ドラクロアが提唱した・・・
 

2012/11/17 (土)  Fure epe shep ・・・


何とか話の整理がついた・・・後、二句解らないのが在る (*^_^*)
それを解決してアップしたいものですネ〜・・・これで十三曲
ちょっと訳し切れないけど・・・今後の課題としてアップしちゃおう (^m^)

ワカルパ翁が亡くなった翌春直ぐに、オッカヨユーカラとしてコポアヌ媼が
伝えたものを訳そうと思っている。
この世に残った叙事詩の実態を見極めたいと思っている。
メノコユーカラも、シヌタプカを扱っているものは、それに含まれると
思うように成ってきている・・・(*^_^*)
陰と陽・・・これで一組に成っているのかも知れない。

Hauの場合も恐らくメノコ版があるのでしょう・・・それが果たして残っているか
十勝のHau は、シャクシャインの時に消えたのかも知れない。
沙流に一つも残って居ないところを見ると・・・(*^_^*)
十勝のHauの特徴をワカルパ翁は、伝えているから
今まで転記した中には見当たらなかったように思う。
ワカルパ翁の説明によると・・・
 十勝のユカラ Otashutunkuru のみで それと戦うのは
   Shisarunkuru・・・沙流人
   Shimukaunkuru・・・鵡川人
   Nikapunkuru・・・新冠人
   Shiyapetunkuru・・・勇払人?
と成っているのは、十勝は完全にメナシの勢力でユーカラで言う
レプンクルなんですネ〜・・・シャクシャインもレプンクルです。
それが今まで曖昧に成っていたので・・・アイヌ文化は、迷走した。

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オッカヨユーカラとしては、コポアヌ媼三曲 ウテカレ媼一曲
合計十七曲・・・それにウテカレ媼のユーカラが出来た訳の話一曲
Kamui Uwepekere(ranke kanto koro kamui koro tureshi isoitak)
これは、ワカルパ翁も金田一博士に伝えているもの・・・
 

2012/11/16 (金)  沙流のユーカラ翻訳


金成マツさんのものは、創作と考えたら・・・意訳でも一向に差し支えないが、
沙流のもの、金田一博士が筆録されたものは、色々な分野の貴重な資料だと
すると、極端には、金田一博士の古語による訳がベスト

それでは、一般読者が読み辛くなる嫌いがある。
原語のニュアンスを残すには、対訳しか無く又、直訳に近いほうがベターで
あると、思われる・・・実際にやってみるとそうだから・・・
只、楽しむものだと意訳で結構だけどアイヌ語の良いところが死んでしまう。
実につまらなく成って・・・読む気がしなくなる。

私の場合は、絵を描くため・・・言葉一つ一つを吟味するのに直訳の方が
イメージに繋がるからそうした経緯があるが・・・正解だった。
アイヌ語は、日本語の古語に符号しているから・・・その方が自然である。
英語や中国語とは、全く違った日本語の構成に近い

そう言った意味で、興味を持つ研究者が現れるような気がしている。
137曲のものを原文転記出来たので、そう思うように成った。
それとワカルパ/フォルクローレを整理してみたら・・・現代社会の
病巣が浮かび上がり、はっきり見え来た気がする。
ユーカラのPonkemaratki は、魔物の力を借りたら結局自分たちが
滅んでしまうから・・・決してやってはいけないとか・・・
蝉のウパシクマでは、津波は或る周期で必ず押し寄せると言う
社会を維持して・・・子孫に負の遺産を残さない為の知恵が説かれている
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Hure epe shep の訳がようやく整ってきた・・・
途中で第三人称に成った理由が分かってすらすら進んだ。
八串の肉串の闘い物語の時のように途中からルペットム媛の
自叙に成っている為であったのだ(*^_^*)
でも、狼神・熊の神など出てきてアイヌの神々の世界が面白く
説明されていて・・・貴重なユーカラの一つに間違いない。

ワカルパ翁が教えてくれたことに・・・
『 kamui koro kenru とバチェラー云って教会とそうやっているが
kamui koro はカサカキのことだ 』
と同じ意味になることの事例が出てくるので・・・これも面白い
結局、神を冒涜することになる・・・(*^_^*)
幌別の金成家と知里家には、このアイヌ語の奥深さを失っていたと
言うことになると思うと・・・知里幸恵のヌサコロカムイのことが
納得出来る。-----嘘を言ってはいけない。
これは、アイヌ文化を理解するには、可成り重要なことであると思う(*^_^*)
 

2012/11/15 (木)  女子のユーカラ・・・


ワカルパ翁のユーカラは、古語で統一されているが・・・
女子のユーカラには、日常語 Yayanitak も混じることを知った・・・通りで検索辞典に無い訳だ(*^_^*)

これは、今後の翻訳に大いに役に立つことになると思うし・・・男のユーカラは
女子がやってはいけないと言う最大の理由になっていたのでしょう。
ユーカラは、古語を残す役割も果たしていたと言うことでしょう。
男がやるカムイノミもウコチャランケも雅語(古語)を使うので、それを大事にしていた。
そう言った点で、ワカルパ翁のユーカラ11曲は、貴重な資料と成り得る。

次取り掛かるのは、大正三年に敢えてオッカヨユーカラとことわっているのを
訳してみると良く解ると思われる。
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Hure epe shep の穴埋めやっと終わらせたけれど・・・アップ出来ない
全部、見直してみようと思う・・・(*^_^*)
穴埋めには、雅語検索辞典を使うのだが・・・矢張りワカルパ翁のユーカラは
凄いものだとつくづく思う・・・
男言葉と女言葉は、当然違うが・・・女言葉は難しい(*^_^*)
 

2012/11/14 (水)  今日は、休み・・・


先週、浜益温泉のユーカラ文庫にワカルパ翁のユーカラ11曲揃ったので・・・
百回忌記念として間に合ったので・・・ホッとしている。

今日は、休みなので何とかワカルパ夫人のタウクノ媼のユーカラをアップしたい。
出来れば、コポアヌ媼のHure epe shep もアップしたいが・・・チト難しいかも(*^_^*)
今年いっぱいでオッカヨユーカラを纏め上げたいところ・・・

今回のKemka yukpe は、可成り重要なことが分かったので・・・面白い
それは、トミサンペツ(或いはトメサンペチ)の解釈に付いてである。
この物語に出て来るTumiesanpet〜戦(軍)を出したる川は存在する
その名前の付いている川は、Poknamoshri(地底の国=地獄?)にしか
無い川と成っているから・・・それで永田方正氏のは違うと思う。

オッカヨユーカラに出て来るコタンの名前は、大体同じであって
そこに深い意味があると思っている・・・
余程、妄想に近い発想でないと解けないでしょう(*^_^*)
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来年、最初に取り掛かるのは、カムイユーカラ関係にしようと思う
そうしたら沙流(シシリムカ)と浜益(シヌタプカ)の二極が浮かび上がる
その次は、メノコユーカラ(これもシヌタプカ)
Oina は、金田一博士が殆ど明らかにされているので・・・
それで沙流のユーカラ曼陀羅が浮かび上がる

Hau は、石狩の豪族の話・・・十勝のHauは、残っていない
釧路のサコロペ(女子の歌い物)は、2・3曲残っている。
トパットミの多かった処の伝承は、殆ど残っていない。
Uwepekere は、各地のニシパのものが残っている。
湧別・陸別・増毛・有珠など・・・悪い奴のもの(*^_^*)

そう言ったことが明らかになると思う・・・
その他に今まで嘘を言っていたのも明らかに成ってしまうと思う(*^_^*)
 

2012/11/13 (火)  考えてみたら・・・(*^_^*)


アイヌの為に訳したんじゃないと言う事に気が付いた・・・百年前にアイヌの哲学を
皆、捨てたのを嘆いて・・・神罰も恐れず残したワカルパ翁のユーカラ
それを訳して本当のアイヌ文化と蝦夷のロマンを知りたかったんだと思い直した。(*^_^*)

矢張り、世界五大叙事詩が北海道に存在していたことを、公開すべきだ。
読んで分からない人は、致し方ない・・・残念だが(*^_^*)

淡々と訳し続けて行く内に・・・世界中の何人かの人に読まれることでしょう(*^_^*)
大分、充実してきたからFace book の人達と交信していこうかな?
Face book でInnaさんと叙事詩について・・・討論してみようと思う
人は何故?・・・絵を描くかと言うことを知っているから・・・
ユーカラが丁度、アイヌの絵であると説明すると、直ぐ分かると思う(*^_^*)

アイヌの文様で、Moreureu と言うのは、渦巻き模様と説明されているが・・・
ユーカラ語(古語)では、蝶を意味する・・・
何故か?・・・蝶の蜜を吸う口の渦巻き器官だから・・・

アイヌの自然を見る目は、そう言うことだと思う・・・
命を繋げるものが一番大事なものと言う意味で・・・文様にしたんだと思う

アイヌの世界で、最強の神は、蜘蛛です・・・
分かるような気がするな〜
社会性を持たないで・・・孤高の存在で在りながら・・・食べ物は捕らえられる
でも、網を張る技術は、凄いものがある・・・
狩りと言うのは、そう言うもので・・・集団でやると失敗するのかも知れない。
又、狩りのプロが二人居たら・・・五倍位の獲物が捕れるかも知れない。
 

2012/11/12 (月)  Chakkosampa・・・


Chakkosampa とは、ユーカラでは、闘いが済んでケリが付いたとき・・・ぱっと空が晴れる
丁度、スパムがゼロに成った9月の時のように解放された気分のようだ・・・(*^_^*)

Kemka yukpe 33枚目まで辿り着けた・・・Chakkosampa (^O^)
途中、どうしても分からなかった解釈が最後に解った・・・
沙流のユーカラは、古語を使うので・・・yayanitak のアイヌ語での翻訳は
不可能に近いものがある・・・

このKemka yukpe は、タウクノ媼がワカルパ翁のやっていたユーカラの内
最も好きなユーカラだったのかも知れない。
Tumunchi kamui (いくさの魔神)の妹が味方する話で・・・珍しいもの
それにポイヤウンペに弟が居たこと・・・
Okkayo yukara と違って少し端折った処は、否めないが・・・
しっかりした構成で、珠玉のユーカラに間違いないと思う(*^_^*)
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先日、浜益温泉のS氏と話していて・・・気が付いたことある・・・
ユーカラをそのまま読んでも、面白くもなんとも無いと云うこと・・・
ゲーテのファウストを初めて読んだ時のように・・・
メフィーストフェレス(悪魔)が嫌がる形象が五稜星だとか・・・
五稜星は、黄金比で出来ているとか・・・
絵の勉強とか建築の勉強とか・・・色々な過程を経て得た知識
色々な本を読まないと解らなかったこと・・・満載なこと(*^_^*)

それが世界五大叙事詩の正体なのでしょう・・・
これは、自分だけの宝として・・・非公開にしたほうが良いのかも知れない。
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14日が休みなので・・・読みたい方だけに公開しようと思う
殆どいらっしゃらないと思う・・・アイヌでも・・・(*^_^*)
 

2012/11/11 ()  Kemka yukpe (タウクノ伝)・・・ # 5


Kemka yukpe 27枚目まで進んだ・・・後6枚
ポイヤウンペの弟と妹、可哀想で・・・胸が詰まるシーンがある(/_;)

それと、永田方正氏のトミサンペツは、軍を出したる川と云う解釈は・・・
間違っていると思うことが出てきた。(*^_^*)
金田一博士の解釈・・・宝が出る川が正しいと思われる。

沙流の長老達の信頼を得て・・・本当のことを聞けたのは矢張り博士だけだった
のかも知れない・・・でも、???(*^_^*)
その当時も、ユーカラと同じアイヌの世界に気付く人・・・アイヌにも居なかったと
云うことだと思う・・・ほんの局地を除いて・・・
ユーカラ自体を知るアイヌは、数人だったとも云える。
その貴重な一曲を読めるように成って本当に良かったと思う。
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百年経ってようやく世に出て来る条件が揃ったと云うことでしょう
1999年に一般人もコンピュータを使うように成って・・・インターネットが普及し
2007年に道立図書館でマイクロフィルムの細目録を残されて・・・
2010年にインターネットでその存在を知って・・・

偶然にインターネット技術のCGIでその膨大な語彙を検索出来る方法に気付き
滅多矢鱈に入力して・・・間違っていたら直ぐ訂正出来る方法
その条件が整わなかったら不可能に近いのかも知れない。

只、もう一つ必須条件もある・・・毎日六時間、三年間続ける情熱
これが一番難しい条件かも知れない。(*^_^*)
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そんな努力も・・・吹き飛んでしまう程、魅力的なユーカラ
世界中の感性豊かな人に是非、読んで頂きたいものです。
 

2012/11/10 (土)  驚いた・・・(*^_^*)


以前、Google のブラウザ Chrome でワカルパ翁のエカシキリが正しく表示されるか
インストールして於いたので・・・
ユーカラのページで右クリックしてみると・・・日本語に翻訳と云うのが在って
やってみると・・・日本語から各国の言葉に翻訳出来るではないか !!

英語に訳してみると・・・アイヌ語とちゃんと対応している
ロシア語でやってみると・・・キリル語に成っている
インターネットは、ここまで来たのか・・・と改めて驚いた(*^_^*)
これならわざわざ翻訳バージョンを作らなくても意味は通じるんじゃないのか?

Innaさんに教えてあげようかな・・・
それと、樺太のハウキも日本語で書いておくと・・・樺太のアイヌも読める道が開かれる
ユーカラ群が終わったらハウキにも挑戦しなければならなくなるナ〜(*^_^*)
 

2012/11/10 (土)  Kemka yukpe (タウクノ伝)・・・ # 4


タウクノ媼のユーカラ21枚目まで進んだ・・・後二日で粗訳済めば
Fure epe shep と二つの穴埋め作業を翻訳辞典でやればイイ・・・(^_^)v

今回の物語は、ポイヤウンペの兄弟が四人だったというもので・・・珍しいもの
長男がカムイオトプシで次男がポイヤウンペ・・・その他に妹と弟が居たみたいだ
今まで、カムイオトプシの存在が分からなかったんです。(-_-;)

アイヌは、長男を世襲で跡継ぎにしない特徴があるみたいですが・・・
要するに、一番優れたものを後継にすると云うことらしい。
ツレアン翁が息子を選ばないで、ウトムリウク翁を選んだみたいに・・・
そう言ったことを日常のこととか・・・熊送りの時に確認出来たのでしょう。
人望の厚い人をリーダーとして選んだ・・・
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カムイオトプシは、思慮深い人で・・・
ポイヤウンペは、やんちゃでお茶目な処があって・・・無鉄砲
だが何処までも憑き神が守っていて最後まで戦い続ける。
相手の仄かな弱点を見つけてやっつける・・・
一旦、戦いとなると・・・向かってきた者共皆殺し尽くす
それが自然の掟なのかも知れない
 

2012/11/09 (金)  オッカヨ(男)ユーカラ・・・


ユカラクルの妻だったタウクノ媼のは、見事なユーカラなのは頷ける
あと何曲残ったものなのか?・・・全部訳さないと分からないですネ〜
その全容が来年いっぱいで整理がつくと思う
そうすると本当のアイヌ文化の研究が進むと思う・・・
とんでもない事が浮かび上がってくる予感がする・・・(*^_^*)

それがユーカラの正体なのかも知れない・・・
ユーカラの絵を描きたくて、始めた翻訳・・・翻訳していく内に・・・
その描写力に驚きを感じるようになった・・・
オッカヨユーカラの特徴として酒宴の席の位置が詳しく示されている
これは只、単に楽しむ為ではないことを示している。
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まさかここまで辿り着けるとは思っても居なかったが
それは、ひとえにワカルパ翁のユーカラのお陰だと感謝したい。
包み隠さずアイヌの真実(アイヌの世界)を教えてくれたワカルパ翁
奥さんのタウクノ媼・娘のユキ・・・と共に
 

2012/11/08 (木)  連休・・・二日目


天気が良いので・・・昨日以外と速くコピー出来たので、浜益に行って来た
家に帰ってきて独り言書こうと思ったら自宅PCがオカシイ(^_^;)
ノートPCでこれを書いている・・・

FFFTPをインストールしてようやくアップ出来た(*^_^*)
いよいよ自宅PCは、寿命が来たのか?
何か寂しい感じがするが・・・復活出来るか又、挑戦してみようかナ?
HDDなら2基繋がっているので・・・何が悪のだろう???
Xeonマシンに憧れて・・・マシンだけ買ってWin2000をクリーンインストール
ドライバーをダウンロードしてようやく動くようになって・・・
3Dが素晴らしく速くなって良かったのにナ〜
 

2012/11/07 (水)  連休・・・(^_^)v


タウクノ媼のユーカラ15枚目まで進んだ・・・これは、間違いなく本物のユーカラだ
来週の休み14日までには、完了すると思うので・・・ワカルパ翁のと一緒に
浜益温泉に届けようと思う・・・タウクノ媼の供養にもなると思う(*^_^*)

シヌタプカの大将のポイヤウンペと副将のカムイオトプシも喜んでくれるでしょう。
今回のユーカラで何故?・・・カムイオトプシの部屋が白木なのかを知った。
オッカヨユーカラ(男のユーカラ)の特徴が隅々まで行き届いて・・・見事なくらい
ユーカラ群に華を添える逸品であること間違いない。

沙流のユーカラは、相当な集中力を注がないと・・・その真意を掴めないほど深い・・・
口上部分のアイヌの心理(哲学)描写が一番難しいが・・・
アイヌの雅語を勉強する醍醐味がそこにあると思う・・・
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北海道の文化に深く溶け込んでいるアイヌ文化の素晴らしさと・・・
海流の交叉する豊かな島として・・・日本の重要な島としての自覚を以て
ユーカラから学んで・・・発信していこうと思っている。
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ヨドバシに行ってプリンターのインク買ってきた・・・
今日は、ワカルパ翁のユーカラのコピーに専念しよう(*^_^*)
本にして2冊分は、在るので何時間掛かるかな?
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アメリカの大統領選・・・オバマさんが再選された・・・
絶大な権力を持つ大統領・・・軍の最高司令官
バランス感覚の鋭い人でないと・・・破滅の道を辿る危険性がある
自然災害にも対応したオバマ氏を米国民は評価したのでしょう
本来あるべき姿・・・米国は良い方向に向うのではないか?
人種差別を乗り越えたアメリカは、世界最強に君臨するんだと思う。
 

2012/11/06 (火)  タウクノ媼のユーカラ・・・#2


今日は、8枚目まで進んだ・・・タウクノ媼の場合は、完全に伝承と解る・・・
最近、抱合語の成り立ちが解ってきたから・・・分解してみる方法も取れるが・・・
アイヌでも、意味が解る人現在は、皆無だと思う・・・(*^_^*)

沙流の雅語は、日本の古語に符合していると云うことが解ってから・・・
訳すのに大分、気が軽くなったように思う(*^_^*)
これは、可成り重要なことであると思う・・・日本語の成り立ちに深く関係しているから・・・
金田一博士だけが其れに気が付いておられたのかも知れないですネ
筆録の注釈は、東北弁で書かれているのに・・・敢えて古語で訳されている。

そうするとシックリされたんだと・・・想像する。
これは、言語学上でも・・・歴史学でも社会学でも研究すべき問題を含んでいる。
沙流の熊送り(keomante)は、特に社会学上の興味深い問題を含んでいる。

寧ろ、外国の研究者が目敏く見つけ出すような気がしてならない。
その資料を提出するような役割に徹して全世界に発信していこうと思っている。
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祭り=政(まつりごと)をもう一度・・・考え直す時期に来ていると思う・・・
日常は、ひたすら働いて・・・その恵を感謝する人々集まって・・・
何かの事情で働けなかった人にも・・・恵を分ける
それで、働けるように成って・・・働く人が増えて豊かさが増す

病んでいる社会は、働かないで生きる権利だけを主張する人が蔓延する
大学を出ても16%の学生が正規の職につけないとか・・・
受験生が減っているのに大学が増えているとか・・・
技術を長年に渡って習得したのに・・・活かせないとか・・・
ニシパ(首領)としての資質が無いのを我々選んでしまったことが原因だと思う。

世襲の総理は皆、途中で投げ出してしまった・・・普通、斬首の刑だと思う
田中真紀子大臣が、物議を醸しているが・・・
大臣だもの・・・大いにやれ・・・腐った政治に風を通せ・・・
更迭されたら・・・貴方が今度総理大臣になる戦略をとれ・・・みんな支持すると思う
今や、中国・韓国は、崩壊寸前だと思う・・・
スパムメールのゼロのことが・・・それを物語っている
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一人であっても、全世界のスパム(41億)をたった250個の設定でゼロにする
ポイヤウンペの戦い方って実存する・・・これは兵法として絶大
その粛正が出来なかった腰抜け政党が民主党・・・早く去れ !!

粛正は、必ずやらねばならない・・・掟
躊躇するのは・・・首領にあらず・・・兎のセンズリと云う???(*^_^*)

 

2012/11/05 (月)  タウクノ媼のユーカラ・・・#1


今日から、タウクノ媼が伝えた、唯一のユーカラを訳し始めてみた・・・
矢張り、使う言葉がチョット違うみたいだ・・・(*^_^*)
其れに連れて・・・テーマも男のものとは、違っているみたいだ

オイナにもメノコ版が在るのと同じ・・・純然たるメノコユーカラでは無いものも
存在していたのかも知れない・・・中間的なもの
兎に角、137篇全部訳した時点で・・・色々なこと解って本当の分類が出来るのでしょう

百年前、日本では、性に関してはそんなに開放的ではない筈・・・
メノコユーカラとかは、その点・・・可成り開放的な表現をしている・・・
現在だと全然、異質に感じないが・・・昔は???
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そんなことで・・・メノコユーカラは、訳した人居ない・・・
アイヌに対して悪い印象を与えてはいけないと云う配慮だと思うが・・・

近年世界で話題になった小説なんかを遙かに超えていた・・・ユーカラが
存在していたことをアイヌは、誇りにしなければ・・・ほんとに滅ぶ

昔は平和で豊かで・・・みんな幸せだったのに土地を奪われて餓死すのも出たと・・・
だから弱いから保護すべきだと云う論法は・・・滅びを意味する
それは、アイヌを余りにも馬鹿にしている
まつろわぬ人と云われた・・・誇り高き人々を
 

2012/11/04 ()  Hure epe shep ・・・ #2


後、検索雅語辞典を使えば・・・何とか成るところまで漕ぎ着けたが・・・
矢張り、女子の伝えるユーカラは、男同士で伝えるのとは、少し違う・・・(*^_^*)

ワカルパ翁のユーカラは、沙流でも屈指のユカラクルのものを伝承しているので
隙が全く感じられないほど・・・一貫したものがある。
始めて読んだ人には、皆同じように感じるかもしれない・・・
徹底的に第一人称で語るからかも知れない。

Hure epe shep 物語としては、物凄く面白いので・・・メノコ版としておこう
只、今まで第一人称に慣れているから・・・突然、第三人称が出てくるとパニックになる!(*^_^*)

タウクノ媼のユーカラがどうだか?・・・今から楽しみの一つでもある。
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それにしても・・・解ってくれば来るほど、難しくなるアイヌの雅語・・・
reraruturu の時のように・・・妄想逞しくして、直感に頼った方が良いのかも知れない。
それ程、粋な言葉も無い訳で・・・世界の男達が絶賛する言葉・・・(*^_^*)
それを世界に教えて上げようと思っている。
 

2012/11/03 (土)  Hure epe shep ・・・ #1


この曲の転記は、5月14日に終っていて・・・開いてみると2/3訳が終っている???
8月いっぱい転記に専念していて・・・全く記憶に無い(*^_^*)

してみれば・・・7日迄には、訳が出来上がるかも知れない(^_^)v
そうしたら・・・今月いっぱいでタウクノ媼のオッカヨユーカラ一曲訳せるかも知れないナ〜

金田一博士は、ワカルパ翁のユーカラの解らない部分を娘ユキからも聞いているんです。
両親が優れた伝承者だけあって・・・博士は頼りにされていた・・・
タウクノ媼の筆録は、特別にされているのが解るほど・・・他の人のとは違う

私も読んでいて・・・何の抵抗もなくすぅーーと入ってくる心地よさは・・・
本物が持つ・・・何とも云えない香り高さを感じる。
民族がどうとかでなく・・・人間としてどう生きるべきかを表現しているからだと思う。

アイヌ民俗は、優秀で優しい心を持っていた・・・文字が無かった分、記憶力と表現力は
ずば抜けていた・・・自然で生き抜く知恵も勿論・・・
アイヌ皆、純粋で正しいかと云うと・・・そうではないのが人間の世界・・・

アイヌは昔、狩りをして豊かな生活をしていたと云うのは・・・幻想であって
大概のアイヌは、その日暮らしの生活だったことユーカラで分る。
特別に力の有った者だけが・・・交易などによって色々手に入れていた・・・

メノコユーカラでは、そのことがハッキリ書かれている・・・
女子の教育くらい難しいこと・・・使われている人達にも分け与えるのがニシパ
それをニシパプリと云う・・・
使用人は、着物が擦り切れて穴が空いたら・・・継ぎする布切れを呉れる人を
ニシパとして・・・認めて一所懸命家族の為とか日常の生活を支える
 

2012/11/02 (金)  さぁて次は・・・Hure epe shep かな(*^_^*)


冒頭にこう書いてある・・・

大正八年十二月一日 日高沙流郡紫雲古津の酋長の寡婦コポアヌ その女ハルと共に来る。
今夜は、疲れただろうから、よそうと云えば、それでも来た日だから
ierankarap itak (挨拶の辞)に矢張り 是非やると云って夕食の後より始むーーーー

これは、完全なるOkkayo yukara だと思っている
コポアヌ媼が東京に来るのは、大抵12月なんだけど・・・大学が比較的暇な時なのかも知れない
普段は、それに忙殺されてユーカラに手を付けられない状態だったのでしょう。
だから6年前に題名だけ聞いていたのを、すっかり忘れておられたと思う。
そう言う点で・・・貴重なユーカラのひとつなのでしょう

又、ワカルパ/フォルクローレを纏めていなかったら気が付かなかったことでしょう
 

2012/11/02 (金)  ワカルパ翁のユーカラ・・・ようやく11曲揃った


ワカルパ翁の三回忌を金田一博士が主宰されて・・・沙流の豪族の男がみんな受け入れて呉れた
本当のユカラクルがワカルパ翁だと知っていたから・・・

そのユーカラ11曲ようやく今日、訳し終えて・・・アップ出来た(^_^)v
7・8日が連休だから・・・7日にコピーして8日に浜益温泉に届けようかナ
本にして4冊分のボリュームだから浜益の人読んで呉れたら嬉しいナ〜

後は、急がないでゆっくり訳していけば・・・来年一年で沙流のもの全部訳せるでしょう
何たって・・・転記が完了しているからネ
矢張り、検索雅語辞典は、素晴らしく威力を発揮する・・・これだけでも作れたのは快挙と思う(*^_^*)
暖かく成ったら・・・ユーカラの絵もいよいよ描く準備が出来たから休みは、絵だな ! !

浜益の人達とか石狩の人達と、蝦夷の浪漫を解き明かして行く・・・
ユーカラ探検隊を立ち上げて・・・子供に帰って冒険出来たら楽しいでしょうネ(~o~)
年齢に関係なく・・・渾名で呼び合って・・・和気藹々と
 

2012/11/01 (木)  さぁーーー今日は、休み・・・(*^_^*)


覆舟変化物語の翻訳を完成さようと思う・・・

沙流の雅語に大分慣れてきたから・・・2月7日に書いて於いた萱野茂氏の国会演説を読んだ
あれでは、発音が分りづらくなっている・・・
演説だから・・・当然、雅語を使わないと、いけないことになる
アイヌ語としてチト問題ある・・・歌の上手な人の歌は・・・言葉がハッキリ聞き取れる
特徴がある・・・アイヌ語は、難しいから誰も分からない。
下手な歌でも・・・何となく上手く聞こえる(*^_^*)
内容は、到底アイヌの精神から程遠いものだと思う・・・却ってアイヌを貶めている
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金田一博士は、昭和43年の10月にワカルパ翁のWendarap yukara と Hau を
萱野氏と読んだことをメモに書いている・・・?
Wendarap yukara は、ワカルパ翁の六代前のエカシ ホシキテレケと云う名人が
wendarap(所謂 Sonko の長いもの)として伝えたもの。

金田一博士は、今後のアイヌ文化が正しく甦るものか?・・・を見極めようとして色々聞いていた節もある。
萱野氏は、Ukewehomshu を労い合うと説明している。
Wendarap yukara を絶賛して「anu ashke an ! 」とも云っている・・・

カムイユカラのNinninkeppo (蛍の婿選び)で Chimut kane を「大きな体の私」と訳している
久保寺博士は、確か金色に輝くと訳していた筈・・・(*^_^*)
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金田一博士は、自分がそのままの筆録を残すのに専念して・・・
それを正しく訳せる後継者を必至に捜していたのではないだろうか?
でも、色々な思惑に掻き消されて・・・アイヌ文化は迷走した・・・

金田一博士の誤謬は・・・、Yukara はそっくり真似をするものであるとして
その出自(出所)がハッキリしてものである・・・と定義されなかった事
それは、察しが付くだろうと・・・曖昧にした事
でも、アイヌ文化の研究の足を引っ張る訳にいかなかった・・・苦しさがあったのでしょう

一般読者の我々としては、真実のユーカラを読みたいだけなのにネ(*^_^*)