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Part14   10月の独り言


2012/10/31 (水)  Sanchip upshi chipako ashkuru(覆舟変化物語)・・・#8


何とか48枚目まで辿り着いたが・・・所々抜けている処は・・・
検索辞典でやるしかないが・・・休みでないと出来ないのがチト歯痒い(*^_^*)
でも、明日は休み・・・(^_^)v

ワカルパ翁の命日12月7日の前、11月中に、全11曲のユーカラを
シヌタプカの麓の浜益温泉に届けることで、百回忌の供養として届けよう・・・
本来は、シンヌラッパをして・・・イチャラパして・・・親睦を図るのが良いが・・・

大正四年に金田一博士が主宰したワカルパ翁のシンヌラッパの様子と
ユーカラに出てくる酒宴の様子は、殆ど同じなんです。
酒宴の主人役と主賓役が対座する様子が解る。
恐らく、ワカルパ翁の兄、ウトムリウク翁と金田一博士が対座したと思う
50人以上の人達が集まっての饗宴だったから・・・
金田一博士は、アイヌ文化を肌で体験したことになったと思う・・・
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ワカルパ/フォルクローレは、ズバリ形而上学なんだけど・・・
金田一博士は、若かった為、其処まで勉強していなかったと思われる
でも、立派なのは、全てを記録されている・・・
ご自身・・・論評なしにそのまま・・・記録するのみに徹しておられた。
自分を無にするのは、ナカナカ難しい・・・
 

2012/10/30 (火)  Sanchip upshi chipako ashkuru(覆舟変化物語)・・・#7


今日は、41枚まで進んだ・・・後7枚

ユーカラを読むと、今まで知らなかったアイヌの世界が見えてくる・・・
只、農耕民族の土着性の強い思考で想像すると・・・無理が生じる(*^_^*)

鉄鍋もある・・・米もあるとすると、そんなに古い話でないのでは?・・・と思う
それが土着性の悲しさ・・・
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アメリカのハリケーン・・・なにやら凄いらしい
為政者と云うのは、人間同士のトラブルも扱わなきゃいけないし・・・
自然現象も扱わなきゃいけないし・・・大変ですネ
 

2012/10/29 (月)  Sanchip upshi chipako ashkuru(覆舟変化物語)・・・#6


今日は、33枚目まで進んだ・・・あと15枚(^_^)v

来月1日は、休みなので・・・プリンターのインク無くなったので・・・ヨドバシに行こう
それで、ワカルパ翁の後8曲のユーカラ・・・コピー出来るでしょう
ワカルパ翁のものだけで本にして4冊分くらいあるので・・・読み応えあるんです(*^_^*)
それを絵にすると面白いと思う・・・

絵に出来る程の描写力を備えているのが・・・本物のユーカラ
来月、ワカルパ翁が伝えようとしていた
Hure epe shep のコポアヌ媼バージヨン
の内容がどうなのか?・・・凄く愉しみです
女子のユーカラには、どうしてもメノコユーカラの要素が入るので・・・ネ(*^_^*)

タウクノ媼の
Kemka yukpeもオッカヨユーカラとされているので・・・それも楽しみ
来月の目標は、この二曲に挑戦か?
 

2012/10/28 ()  Sanchip upshi chipako ashkuru(覆舟変化物語)・・・#5


今日は、26枚目までしか進まなかった。(*^_^*)
この
Sanchip upshi chipako ashkuru は、虎杖丸の曲、蘆丸の曲に次いで
三番目に筆録されている曲なので、ワカルパ翁が好きだったものと見えるから
じっくり味わいながら訳しているんです・・・

それと、アツイサラ村に戦を仕掛けるんだけど・・・アツイサラって何処か?
見当が付く貴重な物語なんですネ〜(*^_^*)
副題のアツイウロリと云うツムンチカムイが子供の魔神な処が面白い
流石のポイヤウンペも向って行かないで・・・何とか隠遁の術で通り抜ける(*^_^*)
後半は、どうなるか?・・・わくわくしてしまいますネ〜

ユーカラに何度も出てくる樺太に行って・・・大法螺を吹くポイヤウンペの父
その為に戦が起こって・・・死んでしまう両親
母は、赤ん坊(ポイヤウンペ)を負ぶって交易にでたから
カムイオトプシ(兄)が捜しに行く・・・そして捕まってしまう
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アイヌの世界は、長男が世襲で継ぐことはない世界・・・
大概、末のものが優れているとして・・・継ぐ場合多い
村の酋長も・・・世襲では無く一番優れたものを長老の協議で選ぶ
熊送りは、その酋長の主宰で淡々と執り行われる・・・
熊送りで重要なことがある・・・丸太で首を絞めること・・・
毒矢を使わず・・・全部(頭・血・内臓・肉・etc)を一族の健康の為使うから・・・

梟(ふくろう)を屠るのは・・・沙流では有り得ない
梟は、アイヌの最も尊重する火の神(カムイフチ)でも飯を炊いて食べさせる神
それを知里幸恵は、殺してしまった(*^_^*)
それを教えたのは、モナシノウクか?イメカヌか?
何れにしても・・・アイヌの一番大事な神を屠るのは、良くない
イエスを張り付けにして・・・槍で突いた下手人に成ってしまう(*^_^*)
 

2012/10/27 (土)  ユーカラに出逢えて良かった・・・


9月からスパムメールがゼロになり・・・一人で戦う戦法をポイヤウンペに学んだから

1999年3月にプロバイダから貰ったメールアドレス・・・
一時は、一日に200もスパムメールが来たことがある・・・それがゼロになる軌跡
長い戦いであったな〜(*^_^*)

これは、現代版ユーカラとして日本語→アイヌ語の逆バージョンで書いておくと
面白いかも知れないナ〜・・・沙流の発音で(*^_^*)
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今回、金田一博士の訳された4篇のユーカラを原文転記にして良かったと確信
それは、大昔の浜益の地形を描写しているから・・・
地図は、作り直さないといけなくなるけど・・・絵を描くには絶対必要になる事柄

ユーカラの描写力って凄いと思う・・・
狩猟という・・・他の命を食べると云う動物の世界・・・自然の世界
肉食動物に食べられる為に生まれて来たような草食動物・・・
アイヌは、狩りをするものをカムイと定義づけている・・・
それと、人間が生きていく上で必須のものもカムイとしている・・・
その逆の邪悪なものもカムイとしている・・・力(作用)を持っているのがカムイ
 

2012/10/26 (金)  Sanchip upshi chipako ashkuru(覆舟変化物語)・・・#4


今日は、23枚目まで進んだ・・・半分まで来た
今月中に何とか終りそうだ・・・

仕事終ってから・・・幌村に直行、コンビニで買ったハンバーグ弁当食べた
美味かった(*^_^*)・・・テレビ見て少し時間潰して・・・
浜益村の擂鉢山にキノコを見に行く・・・緋色チャワンタケがなっているだけ
北側の水門は一度も行ったことがなかったので・・・行ってみた

成る程・・・シヌタプカが自然の要害だと云うことがよーーく分かった
こういった処って余り無いと思う・・・
山にぶつかった処が不気味な淵に成っているのを間近にみると・・・そう思う

それから直ぐ近くの浜益温泉に行ったらS氏が在所されていて・・・
ユーカラ2篇を届けて・・・色々お話しが出来た
それから温泉にゆっくり入って・・・夜中雨だったのに
小春日和の長閑な空気の中、気持ち良く帰ってきた・・・(^_^)v

来月は、ワカルパ翁のユーカラ・・・後8編お届けするのを伝えて・・・
12月7日のワカルパ翁没後百年には、何とか間に合う筈(*^_^*)
 

2012/10/25 (木)  Sanchip upshi chipako ashkuru(覆舟変化物語)・・・#3


今日は、17枚目まで進んだ・・・

明日は、休みなので・・・キノコ狩りを兼ねて浜益温泉に行ってこよう・・・
八串の肉串の戦い物語と草人形の覆刻版、コピーしたのでお届けしてこよう。(*^_^*)

11月は、ワカルパ翁のユーカラ全部コピーして11篇揃えようと思っている。
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金田一博士が明治39年に日高平取のカネカツクから筆録した・・・
Paimoka pachepipe・・・首土産・首肴
これは、Topat tomi (夜盗)が多かった厚真の物語・・・沙流のものでは無い

ワカルパ翁は、
ikashrep (atuma のアイヌがツレアン翁(沙流の大酋長)の
処に酒を飲みにきて・・・伝えたものだと云う

昨日だったか北海道新聞に岩手の焼き物が厚真から出土された記事が載っていた
時代が少し遡るとか?・・・スケールアウトしているのがアイヌ文化

金成マツさんの筆録の中にある・・・
Paimoka pachepipe
これをモナシノウク(母親)から聞いたものと云うのは・・・チト、無理がある(*^_^*)
この間、テレビでアイヌ文化のシンポジウムのニュースを見たとき・・・
或るアイヌの人が創作ユーカラを披露したと話していた・・・
創作をユーカラとは、云わないと・・・未だに定義付けられていないという
ことだと思う・・・未だにアイヌとは、何者か迷走していることだと思う
 

2012/10/24 (水)  Sanchip upshi chipako ashkuru(覆舟変化物語)・・・#2


今日は、11枚目まで進んだ・・・イイですネ〜
普通は、こんなペースで進んで行くんでしょうネ???

原文転記まで終って、未訳のものが後、1000枚2000頁あるとすると250日で
出来る計算になる?
Hau は、沙流のユーカラと同じ言葉を使っているので・・・殆ど問題なく訳せると思う。
サコロペは相当、手こずるんじゃないかと思う・・・

実は、このことが・・・アイヌ語の重要なポイントになると思われる
単なる方言で片付けてしまうと陥る誤謬であると思う。
 

2012/10/23 (火)  Sanchip upshi chipako ashkuru(覆舟変化物語)・・・#1


実は昨日、今日と覆舟変化物語の翻訳に入った・・・
二日で7枚・・・これは、今までユーカラを勉強してきてどの程度、覚えたのか試している為(*^_^*)

第一人称で語られている意味・・・
和語の古語に符合している意味・・・
其処まで分かってくると・・・どの程度のスピードで訳せるのか?・・・試している(*^_^*)
今までの集大成と云うか・・・
段々解ってくると・・・日本人の元々の先祖はひょっとしてアイヌじゃないか?
それに朝鮮半島経由で渡ってきたのと混血して日本人が出来たんではないか?
日本語の組み立て方とアイヌ語(とりわけ雅語)が全く違和感ない心地よさ

そこにアイヌ文化を研究するヒントがあるような気がする・・・
下手くそでも・・・沙流のものを全部晒すと・・・頭のイイ人分析して・・・
それを明らかにして呉れるかも知れない・・・
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まつろわぬ人と・・・昔から云われていたのは、誇り高かったから・・・
何で、大陸から来た者の下に、従わなきゃいけないのか・・・
でも、作り出す刀や漆器を驚きの気持ちで宝としていた。
喧嘩しても適わないとは、思っていて・・・その意味では尊敬していた。
その内、東北で覇権に破れたのが渡ってきた・・・
余市から鵡川まで交易を拡げて・・・調子に乗ってしまった。

基本的にアイヌは、鍛冶の技術がない・・・それが分かれ道
でも、共存する精神の元でもあることを忘れたらいけないとと思う。
持っている特徴とか特技とかそのまま尊敬しあう精神

それが崩れると喧嘩になる・・・国レベルでは、戦争になる・・・そして人が死ぬ
そのメカニズムをユーカラで表現している・・・

クルイセイって魔神がいるけど・・・その正体は、分からないもの・・・
只、髪の毛とか髭とか・・・近寄ったら抜けてしまうと云うもの・・・
これは、放射能だと思う・・・そういう事件が大昔から有ったのでしょう。
 

2012/10/22 (月)  辞典が使い易くなった・・・(*^_^*)


検索辞典からカタカナ表記を一掃したら・・・スピードも違うし便利に使えるようになった(^_^)v

これで沙流のものは、何とか成るような気がする・・・
 

2012/10/21 ()  Tupesan kamimanit(八串の肉串)・・・#6


ふぅーーーやっとのことで
原文転記 終らせることできた(*^_^*)

昨日、A4のコピー用紙、取り敢えず1000枚買ってきたので・・・浜益のユーカラ文庫へ
翻訳でき次第・・・追加していく段階に差掛かったようですネ〜(^_^)v

一口に転記とは、云っても・・・道立図書館の細目録を整理して書き直さないと・・・
到底ここまでは、来られなかったでしょう・・・(*^_^*)
それと、パソコンでインターネットに繋がっていないと完全にアウト
そして、CGI を許可していないWeb サーバだと、これもアウト
毎日6時間を当てることの出来る環境と熱意がなければアウト
この一つでも欠けると・・・アウトか?何倍もの時間が掛かる(*^_^*)

ユーカラの場合は、謡いものだけに注釈は、付けない方が正解だと思う
始まったら一気に最後まで、続けなければいけないものだと思う
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ワカルパ翁以降・・・色々な人達がその地方の伝承だと云って・・・記録された
ハウなのにサコロペだと云ったり・・・創作したものを伝承だと云ったり
伝承には、必ず出自を明らかにする必要がある・・・
ワカルパ翁の蘆丸の曲は、その点見事な位に説明されている・・・
ユカラクルは、本物のユカラクルからしか伝承しないのが鉄則
沙流の女は、ユーカラとカムイノミを禁じられていた・・・昔
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女性は、コミュニケーション能力に優れているから・・・
秘密にすべき事も筒抜けになる恐れがある・・・
でも、部族の中枢にいる男達は、その大事な情報を残す方法を考えた
所謂、秘伝・・・それには、並大抵の能力では出来ないこと
アイヌの記憶力を磨いたのは、文字を持っていなかったから・・・
一回聞いたら覚えるしかない・・・(*^_^*)

文字も書けるのに・・・記憶力の良いのを披露した知里幸恵?・・・
もう少し、長く生きてくれたら・・・その真相が分かったのに・・・(*^_^*)
砂沢クラさんは、金成マツさん・知里真志保博士など面白いこと書いている

それに依ると・・・幸恵は東京になんか行きたくないと友達に話していたそう
そもそも、バチェラー博士から旭川の近文の金成の処を一回訪ねてみてくれ
当代一等のユーカラ伝承者だと云われて・・・訪ねた。
その頃は、金田一博士は、バチェラー辞典からも判断されていて・・・
無視は出来なかった・・・

当代随一の女ユカラクルが、甥の真志保にアイヌ語を教えてくれと頼んだのが
砂沢友太郎氏・・・何か可笑しい???
 

2012/10/20 (土)  Tupesan kamimanit(八串の肉串)・・・#5


今日は、55枚目まで進んだ・・・あと12枚(*^_^*)
今日、休みだから、原文転記終らせてしまおうかな?・・・

思えば、2010年11月3日に道立図書館から
Shanputunkuru otumi oshma をコピーして
始まった金田一博士の筆録ユーカラノートの原文転記・・・丸二年
最初、その膨大さに一生掛かっても無理だと思っていた・・・(*^_^*)

実際にやり終えてみると・・・ワカルパ翁が金田一博士に伝えたことがアイヌ文化と
改めて確信した・・・その格調高さは、ユーカラそのもののように感じる。
生きている間に何とか一曲でも未訳のユーカラを読んでみたいという・・・
熱病にも似たものに囚われて・・・ここまで来たけれど

こんなにも、凄いものが北海道に在って、それに出逢えた喜びは、私の宝
私は、ヒメネスの「プラテーロとわたし」と云う詩が好きで・・・
それに似た格調高さがあると思っている・・・ユーカラ
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コシャマイン・・・シャクシャイン・・・メナシクナシリの蜂起をアイヌの反乱と捉えていること
これは、和人側の記録(視点)からのことで・・・
アイヌ側の視点の記録の、ユーカラとウゥエペケレを照らし合わせて判断すべきでしょう。
金田一博士のユーカラノートの大半を訳した時に色んなことが分かってくると思う。
 

2012/10/19 (金)  Tupesan kamimanit(八串の肉串)・・・#4


今日は、43枚目まで進んだ・・・ユーカラ集第九巻の二曲は、金田一博士が
痴呆症の症状が出て・・・久保寺博士が病気をおして校正が進められたもの・・・
今まで、カタカナ表記していて・・・分からなかったが
どうやら原文のローマ字表記と違うスペルに成っているみたいだ・・・(*^_^*)
それを質す意味でも、原文転記して正しい雅語で読んで頂くのが良いと思う。
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11月いっぱいで所謂、沙流のOkkayo yukara を訳したら・・・
その描写力とか全てに於いて・・・完成度の高いものであるということが分かると思う
日本の古語に符号していると云うのは・・・雅語を研究すると
アイヌ文化と和文化は、深い関係にあること予感出来る。

メノコユーカラには、決してオッカヨユーカラには出てこない言葉がある
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そう言った特徴が全然無いのが、金成マツさんのもの・・・
コタンピラの蘆丸の曲も因と果が崩れている・・・

ユーカラは、雅語で構成されていると云うことを、理解しないでやっていた人
多いと云うことで・・・アイヌ文化再生に逆行するように働いていた・・・(*^_^*)
ムックリ・トンコリがアイヌの楽器だとか・・・豊かな生活をしていただとか・・・
平和な生活をしていただとか・・・皆、一部の話で・・・

人間の世界・・・そんなもの何処にも無い・・・
アイヌでも、急進的なのがメナシの連中でトバットミで寝首を掻いて宝を奪った
自分の裁量で豊かに成った村があると・・・襲うおぞましさ・・・
それが、シャクシャイン・・・それを英雄とは云わないと思う

アイヌは、基本的に狩人を尊敬する・・・家族のために
他の命を食べるから・・・それに感謝する儀式をしっかり身につける男達
ワカルパ/フォルクローレで面白いのは、狐はカムイとカミアシが両方いる
と云う・・・カミアシ(化け物)には、絶対イナウをやってはいけないと云う

原子力が将にカミアシだと思う・・・薬にも副作用がある
使えば使うほど副作用が蓄積されていく・・・手に負えなくなる
それを子孫に残すのを止めたデンマーク・・・賢い
 

2012/10/18 (木)  Tupesan kamimanit(八串の肉串)・・・#3


強は、32枚目まで進んだ・・・二つの課題を解決出来た(*^_^*)
矢張り直訳に近い方法の対訳でやってきたことが正解だったようだ(^_^)v

金田一博士が古語で訳されたことが、よーーーく、解った。
一つの課題だった
Pakno nekoro の訳が少し古い言い方にしたら・・・ぴったりだった。
沙流の雅語(古語)
atomte itak は、和語の古語に符号していること解った。

pakno nekoro は、或る場面から次の場面に移る時に挟まる言葉・・・
Pakno は、〜迄 〜程 とかの意味だが・・・orowano 〜それから に近い言葉

私は、ずっと・・・それまでしてトカまもなくトカ〜と訳していたがシックリしなかった。
それを、程なくして〜と言い換えたらなんと、シックリするんですネ〜
程なくしてなんて今、使わないもんな〜(*^_^*)

金田一博士が古い言葉を使うとシックリ来ることに拘った訳・・・解った
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使いすぎると、誰も読まなくなるから・・・そこいら辺難しい。
沙流でも雅語を使いこなせた人は、少なかったことも解った。
Nishpa puri 〜 分限者の素養の一つ
 

2012/10/17 (水)  Tupesan kamimanit(八串の肉串)・・・#2


今日は、21枚目まで進んだ・・・後、46枚転記すると金田一筆録ユーカラノートの
90%に目を通したことになる・・・10%は、樺太のもの(*^_^*)
現在でも、樺太にはアイヌの血を受け継ぐ人居ると思うが・・・日本語に訳したら分かるべか?
それとも、ロシア語の方が分かり易いのだろうか?
ローマ字で書いたもの・・・発音出来るのだろうか?

余りにも、時が経ちすぎているよネ〜(*^_^*)
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色々な人がアイヌ語の発音に言及しているし・・・
表記についても、日本人には馴染めないものになっていて・・・混沌としている
アイヌ文化の再生を考えるなら・・・みんなから支持される工夫が必要

本当のユカラクルのワカルパ翁の発音が一番正しいと思っているし・・・
心地よい響きがある・・・(*^_^*)
差別には、裏表あって・・・差別されることは、逆に考えると・・・優れているから
と云う・・・パラドックスを包含しないとアイヌ文化は、再生出来ない。
ポイヤウンペの第一人称で進んでいくユーカラ・・・
闘う時の好奇心と分析力・・・人間の頭脳と身体のピークまで待って
全力で敵を殲滅する覚悟・・・武人の心得
 

2012/10/16 (火)  Tupesan kamimanit(八串の肉串)・・・#1


今日は、11枚目まで進んだ・・・訳も大分修正出来た(^_^)v
語彙も大分充実してきたし・・・抱合語のアイヌ語も大分分かってきたし・・・
やってもやっても・・・飽きない魅力って何なんだろう?
矢張り、その描写力なんでしょう・・・それと、諧謔精神
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原発は止めると云っておきながら大間の建設工事再開したのは、アホじゃないか?
日本列島、至るところ活断層に決まっているじゃないか !!(*^_^*)
デンマークは、40年前に国民が原発は、ノーと云って止めた。
思考のスパンが50年で、子孫になるべく禍根を残さないようにする国民性
それこそ、独立国家の良い見本かも知れないネ

面白いのは、車は、他国で買う3倍もお金を払わないといけないので・・・
国会議員まで自転車で登院するらしい・・・(*^_^*)
老子の教義に・・・国を治めるには、民の身体を堅固にして働いて
為政者は、何もしないのが一番良い方法だと
云っているのを・・・そのまま実戦しているように映って仕方ない(*^_^*)
民主主義とは、自決権とはそう言うものかも知れない。
 

2012/10/15 (月)  Tupesan kamimanit(八串の肉串)


さぁーー今日から、Tupesan kanimatit の原文転記に入っていくが・・・
正味一週間だと思っている・・・これが出来ると2曲コピーして
26日の休みに、浜益温泉のユーカラ文庫に置いて来ようと思っている。
キノコ狩りも兼ねてだけど・・・(*^_^*)

11月は、國學院大學図書館から、不明の一頁分来なくても・・・それて゜訳そうと思っている
そして、12月7日のワカルパ翁の百年忌に供えようと思っている。
ワカルパ翁のユーカラ11曲をユーカラ文庫のある擂鉢山麓の浜益温泉に
備えて・・・翁の残されたユーカラを讃えようと思っている・・・(*^_^*)

来年は、転記したもの全ての翻訳と、自費出版で残していこうと思っている。
個人としては、500冊が限度と考えている・・・
恐らく、15巻くらいに成ると思うが・・・一巻が売り切れてから2巻の発刊になるから
何年掛かるものか???(*^_^*)
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これは、アイヌ文化にどれだけの人が興味を持っているか?・・・を知ることでもある。
そして、アイヌ文化が甦る力を果たして持っているか?・・・も占うことになる。

今まで、ユーカラは、小説のように愉しむものと捉えられていたし・・・
知里幸恵の神謡集は、同化政策に非常に都合が良かったように思える。
何故かと云うと・・・アイヌは、弱いと云っている・・・
本当のユーカラ・カムイユーカラなどは、自立を唱っているものであるから・・・
抵抗力の源泉になる恐れがあるけど・・・アイヌ皆まで知らなかった。

昨日、デンマークの社会制度をテレビでやっていたけど・・・
18歳から選挙権があって投票率80%を超えるらしい。
ユーカラに出て来るポイヤウンペが着物の前のはだけが気になるのは15・6歳
それから彫刻に打ち込むようになる・・・大人になる準備

デンマークは、食料自給率100%で社会の安定を保っているという
教育費は無料で、親が貧乏でもその気になれば大学にも行ける・・・
風邪を引いたら・・・速く家に帰って寝なさいと云う・・・医者
世界で一番賢い国民なのでは、ないのだろうか?
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ユーカラを訳している内に・・・今、我々が使っている日常語に
限りなく近い言葉遣いだと云うことに気が付いた・・・(*^_^*)
日本語の語源は、アイヌ語だったのでは無いのか?
言葉の並び方がそのままだから・・・世界にそんなに無い並び方

私は男と云うのを・・・アイヌ語で ane okkayo と云う
英語で言うと・・・I am man ? なのかな?
I man am では、意味が通じるものなのか?

 

2012/10/14 ()  chishinap kamui (草人形)・・・#10


Chishinap kamui アップ出来ました・・・二年以上経っての更新
でも、古語辞典など使って訳したことが結構、的を得ていて面白です・・・(*^_^*)

ワカルパ翁が最後のユカラクルだと云うことを云っておられた金田一博士・・・
でも、同化政策が進められていた其の当時の情勢か・・・
古語で隠すしか無かったものか・・・同化政策に金成・知里家を利用したものか・・・

昭和34年ですアイヌ叙事詩ユーカラ集第一巻が刊行されたのが・・・
私が10歳の時ですもんネ〜金田一博士が亡くなったのは、昭和46年
私が22歳の時・・・40年も経ってしまった(*^_^*)

何故?・・・ワカルパ翁をアイヌのホメロスとまで云っておいて・・・放置したのか?
例えば・・・来年一年で転記したものを私が全部訳したらどうなる???

そう言うことをポイヤウンペという少年が学習していくと云う話がユーカラ・・・
相手が堅個な鎧を着ている場合・・・弱いと云う証拠で畏れるに足らない
人も肩書きと云う鎧を着ると、身動きが窮屈になる場合ある・・・
 

2012/10/13 (土)  chishinap kamui (草人形)・・・#9


今日は、90枚目まで進んだ・・・後3枚
ここに来て・・・金田一博士が語句を飛ばしていなくて、筆録通りだと解った。(^_^)v

後、一曲・・・八串の肉串の戦いを原文転記すると・・・統一出来る
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今まで、金田一博士が本にされたローマ字表記でやっていて・・・
どうも今一、解らなかったことが・・・ワカルパ翁の発音通り筆記したのを
転記してみると・・・アイヌ語の成り立ちが良く見えてくる(*^_^*)

知里博士の yukara は間違いで yukar の発音が正しいと云うのは、
沙流では当て嵌まらないと思うような気がする・・・カタカナで書くとユカラとユカ
ル・・・

もっと酷く成っている現在のアイヌ語辞典・・・ユーカラの翻訳は殆ど絶望的

嘘だと思うなら・・・私が転記したものを訳してみるとイイ・・・(*^_^*)
語彙を幾ら豊かにしても・・・訳せないのがユーカラ
それは、沙流の男の中でも人格者(ainu)が伝授し、受け継ぐものだったから
ユーカラの特徴として、出自(出所)がハッキリしているものです。

2012/10/12 (金)  chishinap kamui (草人形)・・・#8


今日は、79枚目まで進んだ・・・意味深長な部分何となく解ったようなきがする(*^_^*)
その心理描写が、面白いんですよネ〜

後、二日で、Chishinap kamui の解説も含めて完了できそうだ。
ユーカラ集を初めて読んだ時、アイヌ語も解らなかったし、金田一博士の古語も分からなかった。
アイヌ語に興味を持っている方には、その面白さがこれで解ると思う。(~o~)

土着の農耕民族の発想で想像しても・・・解らない部分があるのも事実
ここは一つ・・・発想の柵を取っ払って・・・自由に妄想して貰いたいものです(*^_^*)
 

2012/10/11 (木)  chishinap kamui (草人形)・・・#7


今日は、70枚目まで進んだ・・・意味深長な部分が出てきた・・・
もう少し訳を進めると・・・成る程と解ると思う・・・

ゲーテのファウストのように、色々な勉強をしないと理解出来ない部分があるのは・・・
余計、面白いものがある・・・(*^_^*)

来年いっぱいで137編の転記したものを全部訳してみたい・・・(*^_^*)
ここまで来たら・・・可能のような気がしています。
それを読んだら・・・恐らくアイヌに関して今まで云われていたことが・・・
殆ど、嘘に聞こえてくると思う・・・(*^_^*)

矢張り、子供達にはアイヌの真実を伝えていかなければ、いけないと思う。
叙事詩を持った優れた狩猟民族であったこと・・・
土地を奪われた可哀想な民族だなんて・・・情けない民族でないこと
盗まれたものなら・・・取り返す気概をもっている民族であること。

でも、Ratchi irenka と云って・・・共存を何時も心掛けていた・・・
それがユーカラとアイヌ(人)の正体です。
 

2012/10/10 (水)  chishinap kamui (草人形)・・・#6


今日は、59枚目まで進んだ・・・解らなかった処、解決出来た(^_^)v

金田一博士が古語で訳されたのを読んで・・・面白いと思う人居たのだろうか?(*^_^*)
解ってしまえば・・・なんてことないけど・・・一句解らなくても思考が途切れる。
こんなにも面白い叙事詩なら・・・みんなが楽しめるようにしたほうが
アイヌ文化を紹介するには、有効だったと思うが・・・
色んな事情があったんでしょうネ(*^_^*)

私は、ワカルパ翁とか沙流の豪族の末裔たちが残したものを・・・そのまま伝えたいだけ
それを基本にすると、色々なことが見えてくるから・・・不思議です

人類の命題〜人は、何処から来て何処へいくのか?
又、何をして何をしないで済むか?
 

2012/10/09 (火)  長芋の種?・・・ムカゴ・・・


一度食べたいと思っていたムカゴを届けて下さった方・・・いらっしゃる
早速、ムカゴ御飯を炊いて貰った・・・なかなか美味しいものです。(^_^)v

今日は、道新ギャラリーで開かれている真鍋さんの水彩画展に行ってきた。
相変わらずの彩色の深みと透明感・・・素晴らしかった

さぁーー二日間ゆっくりのんびりぼーーっとして過したので・・・原文転記の続きだ
8月に転記した虎杖丸の曲読んでみたけど・・・我ながらイイんでないかい !!(*^_^*)
これだと英語バージョンを造ると海外で読んで呉れそうだ。

鳥山明 氏のドラゴンボールとドラゴンボールZは、仕事から帰ってきて・・・
子供と一緒に夢中になってみていたからナ〜(*^_^*)
最近、思うのは・・・鳥山氏は、ユーカラを読んでいたのではないのか?・・・と云うこち
読んでいないとしたら・・・ユーカラを読んで愕然とすると思う
何百年も前に出来上がっていたことに・・・(*^_^*)
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ようやく秋らしくなってきたので・・・休みはキノコ狩りに専念して
浜益温泉で一汗流す・・・そして、出来上がったユーカラを置いてこよう・・・
シヌタプカの麓温泉だから・・・本当に泉質も抜群なので・・・
疲れを癒やすにはイイんですよネ(*^_^*)
 

2012/10/08 (月)  Kimun kamui ・・・熊


昨日、NHKで知床の熊と漁師の関係を紹介していたれど・・・
熊の嗅覚は、犬の七倍もあること・・・知らなかった(*^_^*)
身体能力も抜群で、鈎爪を持っていたら・・・地上では最強の動物かもしれない。

面白かったのは、そんなに強いのに漁師が叱って睨み付けると・・・
ひょっとしたら相手は強いと思って・・・引き返すこと
雄熊が番屋のテリトリーには近づかないこと知っていて・・・そこに逃げ込むこと
野生動物には、瞬時に判断する知恵が備わっている・・・

熊は、草食動物と同じく・・・消化分解してエネルギーに変える酵素みたいなもの在るのか?
夏の熊は痩せていたので、無いのだろう?(*^_^*)
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そう言えば・・・旭川動物園から逃げたフラミンゴどうしているのか?・・・
これから冬に向っていくことに気が付いて・・・アオサギに着いて行くものだろうか?
案外、野生動物って助け合って生きているものだから・・・
その通りだとすると・・・人間は学んだ方が良い。

アイヌには・・・狩り(他を殺す)をするのを神とする考えがある・・・
食べる側のことを云っている・・・鹿は神には成れない。
熊は、神と捉えられている・・・それを殺す
その家来を殺したことを、動物の神Ashinau kamui とShiraba kamuiに
お酒とイナウを捧げて・・・
機嫌を直して貰う・・・なんと合理的なことでしょう(*^_^*)
狩りの神アシナウカムイは、カケスに似た綺麗な鳥で・・・女神だと云う
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狩りの女神は、ローマ神話では、ディアーヌ・・・ルノアールも若いとき描いている
ギリシア神話では、アルテミス・・・日本の狩りの神は
その神世の時代・・・共通しているのは何故か?

宇宙も不思議な世界・・・科学の世界も不思議な世界・・・
もっと不思議な世界が・・・生命現象・・・何故?生物って存在するのか?
そして、葛藤するのか?・・・
神が存在するなら・・・自分の存在をどう表現したら良いのか・・・
色々やっているうちに・・・自分の思った形が人間と云う恐ろしい動物だった
それとも、象のように巨大化したものか・・・果たしてカジキマグロだったのか

蜘蛛だったのか・・・バッタだったのか・・・樹だったのか・・・蟻だったのか
元は、単細胞から始まったと思う・・・それが神の正体・・・カオス(混沌)
でも、学習能力があった・・・進化して進化して・・・人間と云うカミアシ(化け物)になった

サリンとか云う猛毒物質を造って・・・一見、平和な社会を壊そうとしたり・・・
原子爆弾(クルイセイ)とか・・・悪魔のような兵器を造ったり・・・
それよか、もっと太陽神を崇める知恵を持ったほうが良いと思う・・・(*^_^*)
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ラピスラズリのように美しい地球・・・地球神って存在していると思う
その配下には、八百万の神々が居て・・・その配下も・・・
歴代の文明が滅びたのは、人間が尊大になっただけ・・・
宇宙で人間は、生存出来ない・・・地球上のみ

ヒッグス粒子を発見したのに・・・領土問題で混迷化している国家間・・・
人間だけ国境をもっている・・・自然界でもテリトリーはある
でも、鳥族は何処へでも行く・・・アイヌにしてみれば、pakoro kamui
病気の神も一緒に連れてくる・・・
 

2012/10/07 ()  chishinap kamui (草人形)・・・#5


今日は、49枚目まで進んだ・・・半分を超えた
今日も口上部分が上手くいって修正出来た・・・心理描写が解ってくると面白い(^_^)v
アイヌ精神のバックボーンが貫かれている点に注目したい・・・
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読んでいて・・・どうしても解らなかった言葉の概念

kamui oro ipe kamui oro iku 〜神から食べさせられ 神から飲まされる
yairesupo 〜一人で育つ
この二つは、同じことを表現していることが、朧気ながら解ってきた・・・矢張りユーカラの言葉

巫女がポイヤウンペを
tusu(八卦) に掛けた場合・・・本人の姿は見えなくて
kesorap kamui (霊鳥=孔雀)に見えたり repun kamui (鯱の背鰭)に見えたりする
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鍋沢ユキの
Pishka toa pishka の人に憑く神は、Kesorap kamui
これは、一貫性があってホッとする・・・(*^_^*)
知里幸恵の
Kotan koro kamui (梟)に矢を向けるのには、凄く抵抗感がある。
沙流では、オキクルミも拝む神でカムイフチ(火神)が飯を炊いて食べさせる神
 

2012/10/06 (土)  chishinap kamui (草人形)・・・#4


今日は、38枚目まで進んだ・・・難しかった処を解決出来た(^_^)v

このユーカラは、二代に渡るポイヤウンペが出てくるので・・・面白い
ポイヤウンペは、物語の数だけ居たということで・・・納得出来るもの
結局、何百年もの間・・・蝦夷アイヌの葛藤を記録したものだと云うことだと思う。

実際は、交易に依って鉄器も在ったし漆器も在ったし・・・貴重品ながら米も手に入れていた

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私が小学生の頃だったか?・・・音楽の時間に

pirika pirika tan to shiri pirika
ine unkuru pirika numke kusune numke kusune
と云う歌を歌わされた・・・
子守歌らしいが・・・最近、意味が解った(*^_^*)
 

2012/10/05 (金)  chishinap kamui (草人形)・・・#3


今日は、28枚目まで進んだ・・・解らなかった言葉三つ解った(^_^)v
hawasaka  shiranaka・・・・・ kiki tane kusu ・・・これは難しかった(*^_^*)
ユーカラは、第一人称なので、ポイヤウンペになったような感じがする・・・
それと、尊敬語は、複数形を使うと言うのも・・・すんなりと解るようになった。

それで、強いか弱いかも格付けされているのが解る・・・悪神であっても強いものには・・・
尊敬語を使う当たり・・・直ぐ解るようになっているのは面白い(*^_^*)

アイヌの神々の中で・・・人の手で作り出す最強の神・・・chishinap kamui
それを悪用(呪いなど)すると・・・破滅すると云うことを説いている話
本来は、オキクルミがアイヌを守るのに・・・ヌサコロカムイから教えて貰った神
蓬という草は、餅に入れて食べたり・・・藻草でお灸をしたり・・・
燻して虫除けに使ったり・・・魔を払うのに有効なものだった・・・どこにでもあるもの
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アイヌの雅語って奥が深くて・・・陰に潜んでいる真意が理解できたとき・・・
驚きと楽しさと・・・将に、
anramasu auwesuye が解る(*^_^*)
 

2012/10/04 (木)  chishinap kamui (草人形)・・・#2


今日は、18枚目まで進んだ・・・訳も大分修正出来た(*^_^*)

問題のmoreureu (ユカラ語で蝶)・・・とワカルパ翁は説明していて日常語では、heporap
一般的には、渦巻き紋と現在では云われているアイヌ文様・・・
金田一博士は、渦巻き紋の方を採用されているが・・・私は、ワカルパ翁の方をとった

ユーカラは、そのままで伝わっているものだから・・・ワカルパ翁の方が正しいと思って(*^_^*)
蝶とかカミキリ虫などは、神の話に出てくるから、蝶の方がしっくりしてイイ感じ

そのように、今まで云われてきたことに疑問符がつくことがユーカラには沢山ある。
yayanitak から解釈すると、Kutune を虎杖と訳すのは間違いで・・・
虎杖は、ikokuttara と知里博士が主張したのは有名な話・・・
その後、それが定着してしまった(*^_^*)

今回は、Chishinap kamui のことがすっかり解ったので・・・解説文も
書いておこうと思っている・・・面白さ倍加する筈(*^_^*)
 

2012/10/03 (水)  chishinap kamui (草人形)・・・#1


今日から原文転記に切り替えた草人形・・・9枚目まで進んだ
草人形は見開きで93枚あるので10日掛かる予定だ。
訳が今一すっきりしなかった処を修正出来て・・・面白さが増してくる(*^_^*)
言い回しが余り巧妙だとアイヌ雅語の基本的な意味が薄れてしまうし・・・
ユーカラの特徴・・・謡いもののリズムを崩さないようにしなければいけないし・・・

chishinap kamui は、虎杖丸の曲に次いで長編だから慎重に訳そうと思う。
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田中真紀子氏が大臣になった・・・面白いと思う
東北震災でどのような活躍が在ったのか?・・・それが解らなかった
表舞台に出て下駄を履いたとき・・・それが問われる
日常から人々の為に働いていたものか?・・・それをアイヌはNishpa puri と云う
 

2012/10/02 (火)  ビルド&スクラップ・・・又、その反対


人は、色々なものを作り出す・・・有益なものを
しかし、物質である以上・・・力学的・化学変化などで変形・変質する・・・
極端な場合は、解体するしかないのが・・・ビルド&スクラップ

しかし、その反対の現象もある・・・巨大化した非人間的なものを廃棄すること・・・
それをスクラップ&ビルドと云う・・・原子力が良い例・・・

電気を作るのに・・・風力発電を北海道でやろうとしている・・・3〜5年掛かるらしい
色々低周波とか鳥がぶつかるとか学者が云っている・・・だから原発か?
共に地球上で生きていくには、環境に慣れないといけない・・・
北海道の鳥たちは、そんなに馬鹿で無いと思う・・・親鳥が直ぐ教えると思う。
猛禽類は、風車の近くに行ったら・・・その上を飛びなさいと・・・
風車の回転なんか・・・彼らからすると止まっていると同じ感覚だと思う・・・
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いよいよ最後のユーカラのコピーで、道立図書館に行って来た。
101枚・・・40分くらいで完了・・・これで全て原文のローマ字表記に出来る・・・(^_^)v
そうすると雅語辞典が自動的に出来上がる・・・そして、ハウも訳せるようになる

意味が解ると・・・こんなにも面白いものが何百年も前に出来ていたのに驚く
それと秀でた能力のある人間は、其れによって得た利益は周りの人達に
分配する度量をもっていなければならないこと・・・それがユーカラ
今の日本の現状を見ると・・・チョット違う方向に行っているような気がする

今日、録画してくれていた・・・サイパンの日本軍人の物語を見た
最後に投降するときに敵意のないことの表明として、軍刀で礼をした場面があった・・・
武人は、その礼も身につけていなければならないこと・・・人として
ユーカラでも、その礼は出てくる・・・ポイヤウンペは武人と解る
 

2012/10/01 (月)  今日は休み・・・(*^_^*)


道立図書館に行こうと思っていたら・・・月曜日は、休館なので・・・明日にしよう。
最後のコピーが延び延びになっていたんです(*^_^*)

今月は、草人形と八串の肉串の戦の原文転記・・・の切り替えが目標です。
そうしたら・・・全部、原文転記になって統一感が生まれるんです(^_^)v
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知里博士のYukara(ユカラ) は、間違いで、Yukar(ユカル) とするのが正しいと云うのに騙された。
金田一博士までもが騙された・・・
それは、幌別とか地方のことであって・・・沙流では、Yukara が正しい
沙流でも、似非ユカラクルが沢山いて・・・それらをウル覚えにして書き殴ったのが
金成マツさんのユーカラノートだとしたら・・・???

沙流のものを原文転記してみると・・・全くその通りだと解ります。
メチャクチャなんです・・・何もかもが・・・
ユーカラでは無いのに、金田一博士は、ユーカラ集に加えたのか?・・・は、既に解っている(*^_^*)
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では、ワカルパ翁を初めとする沙流の人達の残したいと云う純情はどうなる?
人間には思惑がつきまとう・・・明治39・40年の学生身分で伯父さんの援助で踏査
ワカルパ翁の招致も援助・・・帰すのは自分の本を売る・・・当たり前

学校出ると・・・伯父さんの援助は、得られない・・・
色々在りすぎる・・・周りの人達の死・・・
一番堪えたのは、娘の自殺だと思う・・・私なら発狂したかも知れない。
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アイヌはどうしても血が濃くなるから・・・所謂、遺伝病がある。
その弊害から逃れるには、混血しかないんですネ・・・実際は
色々な問題を提起しているユーカラ・・・沙流のものには、それがしっかりと
盛り込まれている点を見逃しては・・・説話説に陥ってしまう。

オッカヨユーカラ・メノコユーカラ・カムイユーカラ・・・オイナも
それはそのまま伝わる為の工夫がされていて・・・変えてはいけないもの
ハウは、その利点・言葉をそっくり使って他の地域で記録したもの・・・
幌別のものは、個人の創作と見るなら・・・本質的にユーカラではない

実質的に最後のユカラクル ワカルパ翁のユーカラが4篇が訳されただけで
7篇が百年も眠っていたのは、なんとも言葉を失う・・・

オイナカムイ(オキクルミ)が全てをアイヌに教えた・・・自然の善神・悪神その曼陀羅
男の在り方・戦略を記録したオッカヨユーカラ
女の素養を教えている・・・メノコユーカラ
年少者の心構えを教えている・・・カムイユーカラ
それらを有機的に包み込んでいる大曼陀羅・・・それがシシリムカのユーカラ群
そのバックボーン(アイデンティティ=立点)を捨てたのが明治期のアイヌ

それを象徴しているのが・・・鍋沢ユキの Pishka toa pishka と
知里幸恵の Shirokanipe ranran pishkan

男の子は、自分で立ち上がることを教えている・・・そうすると神も護ってくれる
知里幸恵のは、ユーカラの韻律ではなく・・・散文でユーカラではない
矢張り神々を間違って伝えている・・・創作はユーカラに在らず
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そこの処をシッカリと説明したアイヌ文化研究者は、今まで居なかった
何故?・・・金田一博士は、ワカルパ翁から聞いたノート10冊を分析しなかったのだろう?
特に3冊のフォルクローレを整理しなかったのだろう?

ユーカラは、矢張りアイヌの実戦の記録であろうとされているのは、榎本進教授だけ
私が転記した137篇を読むと・・・成る程と納得して下さる筈・・・(*^_^*)