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Part14   4月の独り言


2012/04/30 (月)  スパム・・・


今月のスパムを記録しておこう・・・今月も大猟だった・・・(^_^)v
中国9個 韓国4個 香港1個 ・・・合計14個 ・・・累計235個

ゴールまで後、65個・・・スパム汚染地図が出来上がる・・・其れが知りたくて3年間(*^_^*)
後、4ヶ月でゴール出来るか?・・・ゴール出来た時点でスパムゼロ環境にする・・・
それがメール通信の常識に成るのだと思っている・・・
その時、そのスパム汚染地図を公開しようと思っている(*^_^*)
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スパムとの戦いで・・・参考に成ったのは、ポイヤウンペの戦い方・・・
たった一人で全世界のスパムを相手に闘う方法・・・兵法の最高峰かも知れない。
これを北海道文化の戦略に活かせるか?・・・考えてみる必要がありそうですネ
 

2012/04/29 ()  Kamui yukara・・・2曲


ユキのPishka toa Pishka の時に転記して途中まで訳してのを纏めた・・・
もう一つ・・・ユキの母親タウクノ媼のカムイユカラも転記した・・・
これが、大正4年に12歳だったユキが後半をやったものだと云う・・・原典の良さが凝縮している逸品

素朴なんだけれど・・・言葉が輝いている感じが何とも云えなくて・・・
例えて云うならミロの絵のような感じなのかナ〜(*^_^*)・・・今日は、2曲アップしておこう
後、大物四曲転記するとユーカラ・メノコユーカラの大半の転記を終える
カムイユーカラは、金田一博士が大分訳されているので後回し・・・
でも、原文の古語に魅力があるので・・・全部転記しておきたい(*^_^*)

Uwepekere は、近年のお話しだと分ったので最後になると思う
今までに転記したもの42点+ワカルパ/フォルクローレでアイヌ文化の概要が見えてくる。
 

2012/04/28 (土)  大きな変化が・・・(*^_^*)


アクセス解析では、MSのInternet Exlorerを止めて圧倒的にOpera に変わっている
皆さん私と同じ警告が出たんだと思う・・・(*^_^*)

それで昨日は、検索からのアクセスが100%だったんだ〜・・・(*^_^*)
今日は、以前と同じように75%になっている

ホームページ管理画面・スパムメール受信拒否画面・アクセス管理画面
Face bookとかのログイン画面を Opera に変えた・・・(^_^)v
これでFierfoxを起動しなくても済む・・・IEの場合、警告でないのか?
 

2012/04/27 (金)  Mozilla firefok・・・


ずっとWin2000でMozillaを使い続けてきたが・・・警告が出るようになって(*^_^*)
Operaに替えた・・・なかなか良いブラウザですネ〜・・・兎に角速い(^_^)v
面白い機能が付いていて・・・拡大・縮小が簡単にお好みに出来る。
インターネット通信環境が充実してきたんだな〜・・・と感じる

この四五日中国からのアクセスがパタリと止まってしまった(*^_^*)
中国では、通信環境が余り良くないと云われていたのに・・・ファイルサイズを考えたのが
良かったと喜んでいたのにナ〜・・・(*^_^*)

今回のアップは、ユーカラ一曲・ハウ一曲・・・それとカムイウパシクマなどの短篇4曲出来た。
この他にも世に出して上げたい人達・・・沢山いらっしゃる。
そしてウェエペケレなども沢山ある・・・金田一博士の筆録ノートを全部覗かないとネ(*^_^*)
最近は、転記した時点で自分だけ・・・楽しめるようになっているので(^m^)
訳す作業が後回しになっている・・・

色んな人が辞典を作ったり・・・アイヌ語法とか地名の本を出して来られたけど・・・
全部寄せ集めても・・・ユーカラは訳せない。
私も、各氏の辞典を図書館から借りて・・・翻訳に利用しようしても全く歯が立たなかった(*^_^*)

ユーカラは、沙流にしか無かったし、その原典は、紫雲古津で今、将に消える寸前だったこと
ワカルパ翁が伝えたユーカラは、11曲であったけれども・・・
タウクノ媼が一曲・・・コポアヌ媼が3曲・・・全部で15曲がこの世に残ったユーカラ
これは、バイオリンのストラディバリのような存在で魅了するもの・・・

ストラディバリのようにコピーもあって・・・言葉は、同じなんだが・・・と云うのがハウ
科学的に音色を検証すると・・・全く違いがないと云うのが世の習い・・・(*^_^*)
400年前の楽器が残っていて美しい音を出しているのに気が付かない・・・アホ
絵も同じことが云える・・・材料を吟味して制作しなければ・・・何れクズ
捨てられてしまう・・・画面が破綻するから・・・

何年前?だったか・・・セザンヌの水彩を観た時は、釘付けになってしまった。
どんな紙を使って・・・グワッシュで描けば残るのか?

日本画は、絹本に描くより和紙に描いた方がずっと後まで残る・・・
文化の粋が絵画材料なんですよネ
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Win2000/XPのサポートが2010/07/13で終了していたの・・・知らなかった(*^_^*)
インターネットは、Linuxを起動する時代になったのか?・・・な?
Mac-OSは、早くにファイルシステムをEXTに変えているのは、先見性の問題か?
これからは、LinuxとMacの時代になるのかナ?
 

2012/04/26 (木)  今日は、休み・・・


朝一番でようやくタイヤ交換して・・・春モードに・・・(*^_^*)
ぱぁーーーと Chatkosampa ! (晴れ晴れ)

ユーカラを読んでいて・・・この チャッコサンパが出てきたら読み手も何故かホッとするんですよネ
息も詰まるような戦いの緊張感から・・・勝負がついた時の解放感

最近、転記をしていて気が付いたことある・・・オイナ・ユーカラ・カムイユーカラ・メノコユーカラ・ハウは
韻律と語彙・常套句が同じ形態を保っていて・・・心地よいものであること

Uwepekere  Upashkuma Sakorope  などは、散文的で韻律を重んじていない構成が多い・・・
Panampe Penampeも韻律が弱い・・・これは、子供用のお伽噺だから丁度良いのかも?(*^_^*)
知里幸恵の神謡(カムイユカラ)は、韻律が無く、創作で散文だと分る。

今まで、ユカラは・・・アイヌの伝承物語の総称と云われてきたのは誤謬
それとユカラと発音するのは間違いで寧ろ、ユカルとするのが正しいとするのも誤謬
誰が何と言おうと・・・カユシピンナの末裔が伝えたユカラの発音が正しいと思う(*^_^*)

知里幸恵の祖父の名が、ハエプト(別名 チリパ)と云うことは、シャクシャインに討たれた
ハエウンクル オニビシ(Onne pishi)と関係があって落ち延びて幌別に行った???とか
又、渾名がチリパと云うのは、ユカラに出てくるチリンナイの末裔か???とか
色々な妄想が(*^_^*)・・・湧いてくるんです。

アイヌは、習慣として・・・死んだ人の名を呼ばないのが普通
代名詞を使う Shinrieとか・・・それで、余計分り辛いアイヌの世界・・・
その秘密を明かした者は、神罰(kami pirikare)を覚悟しなければならない・・・

ワカルパ翁が全てを話したと思って東京を離れる時、覚悟をして・・・
もう二度と逢うことはないと思って、上野で博士から貰ったお金で写真を撮ったんだと思う
思想・・・哲学と云っても良いかも知れないが・・・アイヌは、思想の最高峰、形而上学
で生きていたと云うことだと思う・・・仏教に近い
 

2012/04/25 (水)  ウトムリウク翁のKamui upashkuma・・・


オキクルミと他のカムイとの昔話をウトムリウク翁は、二つほど伝えている・・・
その長いほうを、時間が少しあったので転記出来た・・・Kimun kamui(熊)を何故?
イオマンテ(送りをする)をするように成ったかを説明しているウパシクマ
これは、貴重なものだと思う・・・屠ったらしなければならない事。
村の祭りでやるのをイオマンテというのは・・・チト違う概念(*^_^*)

そう言った・・・短篇乍らもアイヌ文化の核に触れるようなお話しが沢山ある・・・
そう言った本当のものを世に出すことが・・・アイヌ文化の理解と復活に繋がると思っている。

今まで、カムイオイナ・ユーカラ・メノコユーカラ・カムイユーカラ・・・
他地域のハウ・サコロペ・ツイタク・ウゥエペケレなど比較して論じられて居なかった。
沙流の三大豪族の間では、それらをはっきり区別されて保存されていた・・・
その中でも、カユシピンナの末裔が残っていた紫雲古津が一番古くて・・・
本当のアイヌ文化が残っていたことだと思う。
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転記も大分進んだので・・・明日少し整理しておこうかな?
金田一京助ユーカラノート これに書き込んでいくと一目瞭然 (*^_^*)
 

2012/04/24 (火)  Kuruise yukara ・・・#3


最後になってようやくクルイセイのことが出てきた・・・なるほど(^_^)v
でも、意味深長なことで・・・謎が更に深まってしまったが何かヒントが在りそうだ。
八串の肉串の戦いと有機的に関係しているようだ・・・(*^_^*)

今日、明日で、サンゲレキバッコ(ウテカレ媼)の新冠のHauも転記出来るので・・・
今度の休み26日に一緒にアップしようかな・・・(*^_^*)
それにしても、金田一博士が筆録されたもの・・・面白いものばかり
これを全部、公開出来たら一大読み物として輝くと思われる・・・(^_^)v
 

2012/04/23 (月)  Kuruise yukara ・・・#2


大分進んだから明日、アップ出来るかもしれない・・・部分的に薄くて読みとれないのがある(*^_^*)

これが終ればHauをもう一曲転記しようと思う・・・Hau3曲になるのでHauと云うものを
分って下さると思っている・・・(*^_^*)
コポアヌ媼がエテアンマッ(エテノア)から聞いてきたユーカラというのがある。
久保寺博士は、エテノアのものは、カムイユーカラしか訳していないので・・・
転記してみようと思っている・・・その内容を読んでから訳すか決めようと思っている
ユーカラでないのに・・・ユーカラだと今まで云われてきたものあるから・・・(*^_^*)

実際の処、一般アイヌもユーカラって知らなかったんだと思う・・・サルウンクルの一部しか・・・
それを他の地域のもは、同じ雅語を使って真似したしたのがHau・・・主人公が違う
それと・・・イツレンカムイ(憑き神)の表現が無く・・・舟を使って現実的(*^_^*)
 

2012/04/22 ()  Kuruise yukara ・・・


大正三年にコポアヌ媼が伝えたクルイセイのユーカラの転記に取り掛かった・・・
これは、マイクロフィルムが道立図書館に在ることを知って・・・細目録をコピーした時から
気になっていたものなんです。
その頃、クルイセイのイメージが掴めなくて・・・未だハッキリと掴んでいないんです
何かを抽象化しているとは、思うのだが・・・アイヌも知らないと思う(*^_^*)

24頁ほど進んだ状態では・・・これは、完全にユーカラだと思われる。
一曲増えたことになるので・・・嬉しいナ〜〜(^_^)v
 

2012/04/21 (土)  アイヌの毒シュルク(トリカブト)・・・


ウトムリウク翁の父
Iyeprikin が、狩りで獲った動物の肉に毒が付いていたのを
食べて死ぬ目に遇ったとき・・・ツレアン翁がカムイノミをして助けたことがあって・・・
その
言葉をアップした・・・
それで、ワカルパ翁が東京に来る前に病気のツレアン翁の祈祷をしたこと・・・分った(^_^)v
金田一博士の随筆からは、分らなかったことが次々と明らかになるのは、痛快
紫雲古津では、アイヌ文化が脈々として生きていた息吹を感じる。
平取は、アイヌ語でPiraturuと云うのも解った。その奥の沢にトリカブトが沢山あったのも・・・

シャクシャインが何故?負けたのか?・・・沙流が参戦しなかったからだと推測される
毒矢は、鉄砲より恐ろしい筈なのに・・・鉄砲の音で逃げたアイヌがいたらしいから(*^_^*)
戦略上・・・掠っても必殺の毒矢は、最大の武器だった筈なのに・・・
沙流とか(ヤウンクル)は元々・・・内地のニシパと交易してその技術力を知っていたから
戦う相手ではないと優れた隣人(Shisam)として観ていた筈。
それをユーカラにして語り継いでいたのが真相であると思う。
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もう一つ
食い熊の uwepekere をアップ出来た
Turean の父親=大酋長Sanri の三男が熊に殺され、その兄二人が
山刀で立ち向かって敵討ちをしたお話し・・・
アマッポ(仕掛け弓)は、紫雲古津から始まったようです。
 

2012/04/20 (金)  今日は休み・・・(^_^)v


朝、ふきのとうを採って来たので・・・今晩、天麩羅にしてもらおうかナ・・・春の香り

昨日、ワカルパ翁のものを二つ纏めたので追加しておこう・・・今日は、兄さんウトムリウク翁の
ものを纏めようと思っている・・・大酋長ツレアン翁がウトムリウクの父親(Iyeprikin)を助けた時の
カムイノミがあるので、それに近い祈祷をワカルパ翁がツレアン翁にしたと思われる・・・

そんなに長いものではないけれど・・・アイヌスピリッツが輝いている・・・
狩猟民族のアイヌにとって、如何にシランバカムイとアシナウカムイとシュルクカムイが
大事であったか・・・その神達に訴えるのに火の神(kamui huchi)に先ず同じことを云う
カムイフチは、人間の母親みたいなもので・・・人間の言葉を理解して・・・
神語で各神に伝える・・・丁度、コンピューターの世界に似ていて不思議な気がする。(*^_^*)
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相も変わらず中国からのアクセスが一番多い・・・(^o^)
ユーカラは、何度読んでもその都度、新しい発見があって、丁度ゲーテのファウストみたいで
その魅力に取り憑かれた方が読んでいるんだと思う・・・(*^_^*)
ワカルパ/フォルクローレも面白いし・・・退屈しないのでしょう

後、4曲 大物を転記してしまうと・・・短篇10枚以下なので一日一曲で転記出来る。
そうしたら8月いっぱいで全部網羅出来るかも知れない。(*^_^*)
そして、リクエストに応えてゆっくり翻訳していけば良い。

翻訳が終了した時点で雅語辞典が自動的に成り立つ工夫をしてみようと思う
アイヌ文化の特殊性とその優れた思想に世界中の人、目を見張ると思う。
なるほど・・・世界五大叙事詩の一つとして人類の宝として認識されると思う
アイヌ文化は、完全独立しているのではなくて・・・大和との融合で発展して
極地の日本文化の一つとして・・・捉えた方が良いと思う。
その点からのイオル構想が一番、アイヌの人達に対する感謝の気持ちが伝わり
アイヌの人達も誇りをもってイオルの掟を実行出来ると思う。

アイヌの男達も折角、残してくれたワカルパ翁のもの全て勉強する必要がある
そして、今の日本の男も学ぶ必要ある・・・男の在り方
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今日、ワカルハ/フォルクローレにアップした・・・
石狩のツムンチカムイ
一度、戦に負けたからと云って余所にいくこと相ならぬ・・・と神々に云われること
現代の男がすっかり忘れてしまったことなのかも知れない。
負けて格好悪くても・・・苦笑いしてリベンジを誓う強さが必要なのかも知れない。
 

2012/04/19 (木)  Kamuiotopush akoro yupi ・・・ #4


四つ目転記完了して・・・
アップ出来た・・・今月は後、二つ転記終らせたいナ〜
大物を片付けると・・・後、短篇の面白いお話しがワンサカある・・・(*^_^*)

これに気がつき始めたのが中国に居る人と北海道の二三人・・・(*^_^*)
その人達の為に片っ端から転記してやろうと思う・・・
アイヌ文化ってこんなにも凄いものなの?・・・って是非、伝えたい・・・
金田一博士が孤立無援で弟子に恵まれなかったことが・・・此方にお鉢が回ってきたこと
無駄にしたくないと思っている・・・独りよがり(*^_^*)
ユーカラって何なんだ?・・・で始まって例えば5年間で全部訳したら・・・
学者は、要らなくなる(*^_^*)・・・コンピュータのデータベースの方が賢くなる。

データベースと考えたとき・・・金田一博士の筆録ノート46冊と・・・
金成マツさんの創作もの92篇のノート100冊の中身との間にどれだけの差があるか?
知っている人、金田一博士だけであろうと思う・・・

本当のアイヌは、日本の武士に通じた処があったんだと思う・・・誇り高さ・・・やせ我慢(*^_^*)
でも、それがネ〜・・・最も噴き出す諧謔にも通じているところ・・・人の可愛い処
 

2012/04/18 (水)  Kamuiotopush akoro yupi ・・・ #3


85%まで転記進んだ・・・これは面白いユーカラだ・・・(^_^)v
明日アップ出来そう・・・中国からのアクセス毎日、熱心にされているからドンドンアップして上げよう
その内、邦訳で読みたいと云ってくれるかも知れないネ(*^_^*)
そうしたら特別に訳して上げようと思う・・・それまでは先ず転記のみ世に出していくつもり・・・

余程慣れないと金田一博士の筆録は、転記すら難しいものだから・・・(*^_^*)
出来る時にやっておかないと・・・又、埋もれてしまうもんネ〜
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金田一博士は、日常語(yayan itak)を研究するのでは、なくて・・・
アイヌの歴史・人種的なこと・土俗・・・文化の全てを知りたくて研究し・・・
本当にこの世から消えてしまおうとしているのを先ず、残したかったんだと思う。
それらを整理する時間が無かったんでしょう・・・資料が膨大だから

日常語を覚えて話せても・・・ちっとも面白くもないこと感じていらしたと思う・・・
雅語を覚えて・・・酋長に挨拶すると胸襟を開いてくれて秘密を教えてくれる・・・
それに喜びを感じて・・・ユーカラに献身されたと思う。

金田一博士の洞察力は、鋭くて・・・原典を第一とされていて・・・徹底している。
金成マツさんの虎杖丸を筆録された時、創作と見破っていたので・・・
評判通りの伝承者なら・・・自分で筆録して残した方が良いと進言した・・・
そこら辺も少し・・・解き明かしてみるのも面白いかもしれないネ
 

2012/04/17 (火)  Kamuiotopush akoro yupi ・・・ #2


沙流に残っていた本物のユーカラの金田一が訳されたものを・・・遙かに超えることになった
ユーカラ群曼陀羅のイメージを分かり易く・・・説明する方法をずっと考えていたが

森林全体を包含する Siri ampa kamui がオイナとオキクルミ ウバシクマ・・・
ユーカラとメノコユーカラがShiranba kamui でカムイユーカラは、Sirikoro kamui

一見、順番が違うんじゃないのか?・・・と疑いたくなるんですが・・・
そのパラドックスを包含しているのがアイヌの哲学で・・・難しいところ(*^_^*)

アイヌの全ての規範になるのが・・・オキクルミの教え
オキクルミが拝むKotan koro kamui (梟)をアイヌも拝む・・・道理
オキクルミは、実に深いこと(お釈迦様のような)をアイヌに教えた・・・Siri ampa Kamui

次ぎにユーカラとメノコユーカラは・・・アイヌ(人間)の社会を守る勇者が居ないと崩壊する
自分の命を賭して立ち向かう勇者が必須・・・鍛錬と優れた武器・・・男女の???

カムイユーカラは、子供に教える情操教育・・・大人にも通じる教育(*^_^*)
uwepekereなどは、それを豊かにする周辺情報・・・
それらが曼陀羅のようにしっかりとした位置に配置されて有機的な美しさを持っている。

よくユーカラは、ユーカラ群の総称としているのがあるけど・・・第一の誤謬(*^_^*)
ユーカラを伝承と捉えた方が良いと思う・・・そして男だけが伝承するものを
特に、ユーカラとして名付けた沙流・・・曼陀羅の核
アイヌが居なければカムイは、イナウや酒が貰えないから・・・
オキクルミの妹が水を飲んで腹痛で苦しんでいるとき・・・
脅し文句が・・・アイヌにイナウや酒を献ずるのを止めさせるぞ!!
そうしたらケロッと治ってしまった(*^_^*)

Hau サコロペを転記してみて・・・ワカルパ翁の教えが全く正しいこと分った。
現在、アイヌの芸能とされている踊り・ウポポ・ムックリ・鳥踊り・・・
アイヌ全体のものでなく・・・近世、根室からもたらされたものであるとか・・・

アイヌ文化の豊かさと拡がりが明確になり、研究の道しるべとして輝くと思う。
 

2012/04/16 (月)  Kamuiotopush akoro yupi ・・・


40%転記出来たが・・・題名が未だ固まっていない
これは、全くのOkkayo yukaraで・・・誰から聞いたものなのか?・・・興味ある(*^_^*)

もう一つ実は、ユーカラと思えるものがある・・・エテアンマッ(平賀エテノア)のもの
久保寺博士がご執心だったエテノア・・・一度、読んでみる価値はあると思う?(*^_^*)
確かにエテノアの虎杖丸は、メチャクチャだったかもしれないけど・・・その記憶力は卓越している
エテノアのカムイユーカラは、出ているけど・・・ユーカラは世にでていないので・・・
もし、優れたものだったら日の目を当てて上げたいです(*^_^*)

余りにも自由に振る舞ったから・・・アイヌ社会では、異端児として見なされていた・・・?
でも、矢張り沙流では、ユーカラは、男のやるものだった・・・掟破り(*^_^*)
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最近、気が付いたことがあって・・・アイヌは、木を非常に大切にする思想であること。

木一本は、shirikoro kamui・・・その親分Shiraba kamui・・・それらを全部包含する
森林全体のshiri ampa kamui・・・
鳥でも動物でも拝む神・・・Shiraba kamui・・・だからアイヌも拝む

木は、全てカムイ(神)と云うのは・・・素晴らしい思想だと思う・・・草で無く
日本の農耕は草の文化・・・草を食べる鹿は、神の国では犬だと云う・・・アイヌ
そこいら辺・・・もう少し掘り下げてみる必要があるみたいだ・・・(*^_^*)
 

2012/04/15 ()  #2  サキの歌声・・・


金田一博士がオチョポッカで鈴のような美しい声を聴いたのを・・・ずっと想像していたが
サキの横顔に似ているナターシャ グジーさんの声がそれに似ているのではないのか?
と思って較べてみると・・・なんとなく納得してしまった(*^_^*)

目先のことで原発を稼働させようとしている政府・・・
ここは、一つ日本国民の英知を結集するときだと思われる・・・
原発が全部止まったらどのように成るのか体験するのも一つ学ぶべき点でもある
 

2012/04/15 ()  金田一京介ユーカラノート・・・


ウトムリウク翁のものを読んでみると・・・日付が八月二日に成っている?

樺太に行く前に一旦、紫雲古津に寄って時の酋長を表敬訪問したものだろうか?
謎の日付が記されている・・・(*^_^*)

樺太から帰ってきたら・・・ワカルパ翁のシンヌラッパをやることを告げる為、寄ったとすると
日記の内容がリアルに映ってくる・・・アイヌ文化を実際に体験された貴重な記録・・・

金田一博士のユーカラノートには、アイヌ文化のエッセンスがチョットした片隅に
メモのように散りばめているので・・・全部転記したときが
本当のアイヌの世界が見えてくるのかも知れない(*^_^*)

とんでもない世界に入り込んだものだ・・・(*^_^*)
まるで、ゲーテのファウストのように深い世界に入り込んでしまった覚悟が要ると思う。

カユシピンナの血を引いているホシキテレケのWendarap yukaraを
語り継いだ其の末裔ワカルパ翁・・・将に形而上学
世界中には、理解出来る人沢山いらっしゃると思うので・・・それを公開していこうと思う・・・

金田一博士は、形而上学を実感の科学と表現されている・・・抽象的
丁度、森鴎外の「寒山・拾得」のように、賓頭盧尊者と差し向かいで食事をした子供を
寺では、とんでもないと・・・していた人間社会
形式と真実の違い・・・真実は小説より奇なり・・・
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今日は、ウトムリウク翁の鳥と獣を獲った場合の祭りの
言葉だけアップした・・・
鳥とか獣の命を屠った下手人がしなければならないこと・・・重要なこと
本当のアイヌの世界の哲学が説かれている・・・

ワカルパ翁が伝えたこと・・・沙流近辺と勇払・胆振・下場所(メナシ)とは
神に対する認識が大きく違っていたことが分り面白い。
そこら辺をしっかり研究していく必要があり・・・アイヌ文化を真に理解することと思う(*^_^*)

知里幸恵のShirokanipe ranran pishkanとワカルパ翁の梟の話で
その隔たりの大きさが分るように・・・どちらを支持するかは自由であるが(*^_^*)
 

2012/04/14 (土)  今日は休み・・・(^_^)v


コポアヌ媼の Kamuioptpush akoro yupi を20%くらい転記してみると・・・ユーカラだ。
それに面白い名のコタンが出てきた・・・ユーカラって深い
筆録の年が大正14年のものだけに・・・色々な憶測が浮かび上がってくる・・・(*^_^*)
長さが丁度、覆舟変化物語と同じくらいで読み応えがあります・・・ネ〜

今日は、ワカルパの兄さんウトムリウク翁のものをゆっくり読んでみようと思っている。
沙流は、基本的に Ratchi Irenka 穏やかなる裁量が尊ばれたのだと思う。
Ponkemaratkiのように・・・本当は強いのに(*^_^*)
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ユーカラとかウゥエペケレとかを全部纏めると・・・アイヌの世界って近世までユーカラだと
気付く人・・・沢山出てくるような気がする(*^_^*)
 

2012/04/13 (金)  タウクノ媼のメノコユーカラ・・・


短篇だが、逸品のメノコユーカラを転記出来た・・・(^_^)v
このメノコユーカラはその特徴と格調高さを持っていて・・・お宝級

日本人の中で、特にユーカラを読んで欲しい人がいらっしゃいます・・・俳優の宇梶剛士さん
元暴走族のブラックエンペラーの七代目総長・・・アイヌの血を引いている。
若いときの写真を見ると・・・ポイヤウンペってこんな顔つきだったのか?・・・と(*^_^*)

何れポイヤウンペを描くのに・・・色々男前を物色しているけど・・・彼しか居ない
今は、カムイオトプシのモデルを捜しているけど・・・難しいものですネ〜

ポイヤウンペは、お茶目な処があって・・・赤ん坊の残酷さも持ち合わせていて
一見、クールでニヒルなカムイオトプシ・・・田村正和さんかな?

そうやって、テレビを見ながら・・・媛たちのイメージの女優さんを見ていくと面白い
 

2012/04/12 (木)  ユーカラの人気・・・


ユーカラは、金田一博士が世界五大叙事詩の一つと世界に紹介されたと云うことは・・・
外国から注目されると思っていたが・・・今、熱心に中国から読まれている・・・
その浪漫に魅了された方が現れたのでしょう(*^_^*)

各国で日本語学ばれている方で・・・想像力の豊かな方を魅了すると思われる。

タウクノ媼が禁を破って伝えた男のユーカラ
「緋色の装束」の転記をアップ出来た
さぁーー世界中の人に沢山ユーカラをお届けしよう !! (^_^)v
 

2012/04/11 (水)  タウクノ媼のyukara・・・#2


場面設定が独特のもので面白いユーカラの一つです・・・題名は固まりつつある・・・(*^_^*)
タウクノ媼のメノコユーカラにもざっと目を通すと・・・これも素晴らしい・・・

ワカルパ翁とタウクノ媼の場合の発音には、違いが認められる・・・
ワカルパ翁の場合は、本来の文の構成に近く分かり易いように発音しているのが分った
タウクノ媼の場合、hの音が消える口語の発音そのままでやっているのが分った
これであれば、相当アイヌ語に馴染んだ人でないと別の言葉に聞こえる・・・(*^_^*)

金田一博士は、そのまま残す工夫もされていたことになって・・・何とも凄い人だと思う。
ユーカラ群は、口伝だから受け継いだままの言葉で語らなければいけない。
一音違っても意味が変わってしまう・・・
ワカルパ翁は、金田一博士が理解し易いように、なるべく区切って伝えたことになり
節を付けて謡うように進めていくものだけに・・・これも、凄いことだと思う・・・
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金田一博士がユーカラ集で金成マツさんのものを7巻まで進めて・・・8巻から
ワカルパ翁に移行したときの序文をここに書いておこうと思う。

凡庸の身、世に遺(わす)れられている仕事でも、やり遂げて、どうか、こうか
生涯に、少しの貢献でもできたら、という一念が、私をして、亡くなりかけている
アイヌのユーカラの筆録と邦訳とに献身させる。
松前藩から、文字を厳禁されたこの民族、口伝の祖宗の伝承を、懸命に暗誦してきたが、
明治以来、本州から殺到する和人の北上に逢い、生活が一変して、
暮らしがむずかしくなるにつれ、口伝の伝承も、古老の相継ぐ逝去とともに、
危うく地を払うになんなんとするに際会した私が、たまたまそれを座視するにしのびず、
北奥人が昔、山川に沙金を拾い集めた顰みにならって、生き残る伝承者を
探し回って危うくその口から筆録し得たユーカラの帳面四十六冊は、
私が亡くなったら、ただの反古に終ることを惜しんで、邦訳の筆を執って五十年、
その一部は辛うじて公刊することが出来たが、老齢八十を超えること五才、
あと幾年、生きてこの筆をつづけることが出来るか。今までに、幸い
書店三省堂の好意で、「アイヌ叙事詩ユーカラ集」が七巻まで刊行することが、
出来たが、せめて、あと八冊、総計十五冊も出して死んだなら、後の人が、
あとの三十余冊も翻読することが出来ようかと、この筆を続けるのである。

即ち、この「蘆丸の曲」は、その第八巻目なのである。私の寿命が、
あと幾巻を可能にするか、これは一に私の寿命にかかる。私は生きる限りは
この筆を続けよう

ほかのことはみんなよしてもこれだけは、生きの限りを書きつづけまし

昭和四十二年七月廿日      
・                     金田一 京助 識
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以上からも、翻訳出来る人・・・存在していなかったこと推察される(*^_^*)

転記だけでも終らせておくと・・・その筆録の全容が解って貰えると思えるし、
アイヌ文化の研究が本当の意味でスタート出来るんだと思う。
 

2012/04/10 (火)  タウクノ媼のyukara・・・


虎杖丸の曲の最後に一度だけで出てくるペシュツルが出て来た・・・(^_^)v
これは、間違いなくユーカラだと思われる。(~o~)
全部読んでみて題名を考えてみよう・・・ユーカラが一曲増えるのは、嬉しい限りです(^_^)v

もう一つコポアヌ媼の Kamuiotopush akoro yupi と云う長編があるが・・・それはどうか?
そう言ったものが何十年も埋もれていたのは、どう云うことなのだろう?
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金田一博士の時代・・・本にしないと世に出ない世間に広がらない
本を出版するには、面倒な手続きをしてようやく出版される

その点、インターネットってあって・・・全世界に出版出来る・・・今(*^_^*)
中国は、元満州の人がユーカラを熱心に読んで下さっているようで・・・
日系・・・それもアイヌの血筋の人かも知れない。
シヌタプカのポイヤウンペとは昔爺さんから聞いていたけど・・・
ポイヤウンペって本当に居たんだ !!・・・と見ておられるかも知れない。
誇り高いアイヌの姿を感じて頂くと・・・やった甲斐があろうと云うものです。

遠慮なくBBSに投稿して頂きたいけど・・・パソコンのフォントは、中国語専用なのか?
それだと文字化けして読むこと出来ない(*^_^*)
中国語フォントをインストールしておこうかな???(*^_^*)
 

2012/04/09 (月)  面白い現象・・・(*^_^*)


この二日ほど・・・中国から熱心にユーカラのページを読んで下さっている方いる(*^_^*)
アイヌに興味がある方だと思われる・・・アイヌを知りたかったらワカルパ/フォルクローレ
今までのアイヌに関してのものは、民具とかシンヌラッパとか鳥踊りとか・・・
ムックリ・トンコリ・・・それらの出自(出所)を知っていたのは、沙流周辺・・・
アイヌの秘密がベールに包まれていて解らなかった。

矢張り本当のアイヌを知るには・・・オイナ・ユーカラ・メノコユーカラ・カムイユーカラの原典
一番分かり易いのは、神々を知って・・・その拝む言葉つき・・・
オキクルミのウパシクマを見る限りでは・・・男が冬、犬を連れて鹿を追い
女は夏、畑を耕して・・・穀物など採る生活
神々に捧げる酒の元を作る女も守って下さいと男が拝む・・・女も納得する構図

アイヌは、刃物三昧になる前にチャランケと云う談判で解決しようというルールがあった。
身体的な強さも必要だけれど・・・ものを知っていて理屈で納得し和解する能力も必要
言葉を覚えた少年を外に出して訓練をしたアイヌは、賢いと思う。
いざと云う時の訓練・・・防災訓練みたいなものだとおもうけれど・・・
度胸と咄嗟の機転があるのが・・・村から頼られて益々、磨きを掛けたんだと思う(*^_^*)

しかし、ポイヤウンペを侮って仕掛けた悪戯には、言葉とか宝を妹に付けて出すとか
一切聞く耳持たない・・・徹底的に叩き潰す
トパットミ(夜盗)に対する報復もユーカラそっくりだと云うことが解る。
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ワカルパ翁が伝えきれなかったことを兄のウトムリウクとか先代の酋長ツレアン翁とか
ワカルパ夫人のタウクノ媼・沢山の人達がアイヌの全容を伝えている・・・
これを整理するには、相当の根気と期間がなければ無理ですネ〜(*^_^*)
でも、纏めていく方針は、ワカルパ/フォルクローレで解るから・・・

何方か協力して下さる若い人・・・現れないだろうか?
全くのアイヌ語に関して白紙の状態の人でないと・・・雅語のユーカラ群は訳せない
バラドックスを包含している処がネックになっているのがネ・・・問題だけどネ(*^_^*)

それでないと知里博士と同じ間違いを犯してしまう・・・(-_-;)
 

2012/04/08 ()  地図の信憑性・・・


ユーカラのコンテンツに掲げている擂鉢山の明治30年の地図にクレームが付いた(*^_^*)
山の専門家の方の意見らしいが・・・
その当時の地図の作製技術は、拙いもので信憑性を欠くものであるとのこと・・・

グーグルの航空写真で確認すると・・・可成り精確な地図に見えるがネ・・・(*^_^*)
自然によるものなのか・・・人力によるものなのか?
擂鉢山の周辺は、可成りその姿を変えている・・・これを探る冒険が始まる・・・

ワカルパ翁の「擂鉢山 イクサで山半分コサケてるから そう呼ぶが、もとこれ Shinutapka だ
この「コサケてる」と云う状態がどのようなものなのか解らず公開を迷ったもの・・・
大正2年にワカルパ翁は、元の形でないこと知っていたことになるから・・・
頂上の平らな処がもっと広かったものなのか?
沙流の誰かが見に来たとき・・・今の状態になってしまっていたのか?
色々な可能性と疑問が湧き出てくる・・・(*^_^*)

北向かいの山が大きく剔られたように成っているのは・・・
サンゲレキが石狩に熊を獲りに来たとき雪解けの大水が起こったとある
その時浜益も大水が出たものなのか?・・・
何れにしても自然の力は人の想像力を超えているからナ〜(*^_^*)
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道立図書館に行ってウトムリウク翁のもの・・・タウクノ媼・コポアヌ媼・・・130枚コピー
矢張り3時間近く掛かった・・・それとワカルパユーカラの出自も二曲解った(^_^)v
誰から聞いたと云うのでなければ・・・伝承でない

まだまだ沢山あるけど・・・一つ一つ地道にやっていかないといけない。
今回は、タウクノ媼のユーカラとメノコヤーカラをコピーしてきたが
ユーカラの方は、ワカルパ翁がやっていたのを聞いて覚えたものか?・・・楽しみ(~o~)
夫が東京で世話になったので禁を破って博士に伝えたのかも知れない・・・
 

2012/04/07 (土)  連休・・・(^_^)v


今日・明日連休・・・ワカルパ/フォルクローレを5ヶ月掛けて整理した甲斐あって
色々なことが解って・・・ユーカラが尚一層凄いものだと思うようになった。

今日は、何もせず・・・ゆっくり休もうと思う
明日は、道立図書館に行って・・・タウクノ媼のユーカラとか・・・色々
ウトムリウク兄さんのものを全部コピーして来ようと思う・・・
それでも、極一部で100枚くらいになると思う・・・3時間は掛かると思う
何百枚もコピーしたから・・・マイクロフィルムコピーでもプロかも知れない
結構、難しいんです・・・(*^_^*)
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明治の初期だと思われるがサンゲレキが石狩で狩りをして熊を獲った話
沙流では、シヌタプカを時々見に来ていたんではないのか?
ポイヤウンペが居る時代は、沙流から使者が来て戦闘話を記録していたんでは?
沙流川筋の三大豪族のエカシキリを見ると分るが・・・
トミサンペツにもシャンプト・ルエサニ・ルペットム・ツンニポクの豪族が居て
その頂点に大首領のポイヤウンペが君臨していたんでは?

そしてアイヌモシリを守っていたが・・・神が海からひたひたと押し寄せて来て
戦ってイケスイした・・・つまり大きな津波で全滅したんでは?
有珠のサカナというアイヌの話では、山の噴火などは、神の戦いと捉えているし
そう言った天災は、神の悪戯で抗しがたいもので守りきれないと・・・
だから侮っては罰が当たると・・・(*^_^*)

ポイヤウンペは、一回だけクルイセイと云うカミアシ(魔物)を騙して利用して・・・
ポンケマラッキにそれは駄目なことであると窘められている。
確かに原子力は、力があるけどカミアシの一つで騙して利用しても
子孫がその報復を受けるものであると思う。
大きな発想の転換が迫られているのかも知れない。
 

2012/04/06 (金)  サコロペ・・・#3


サコロペの転記を終えてホッとした・・・阿寒の宝になると思われるもの
沙流の雅語とは、違うので訳すのは難儀するように思われる
でも、色々なこと知ること出来たので面白かった・・・(*^_^*)

転記も26曲くらいやってきたので・・・アイヌ語の雅語も大分覚えた・・・
矢張り声に出して読んで・・・それを空かさず入力する
金田一博士は、聞く力と早く文字を書くことが出来たので・・・筆録出来たと思う
音声の発音を的確に捉えないと・・・筆録は無理
テープレコーダーなど録音機を使った人達は、その能力が劣っていたから・・・
文明の利器に頼るしかなかったが・・・それが大きな落とし穴であった(*^_^*)

それを知っていたワカルパ翁は、文字の在る人に筆記して貰って死にたいと・・・
それに応えた金田一博士の能力・・・ワカルパ翁も驚いたと思う。
アイヌの秘密を漏らすのは、死を覚悟のこと・・・
沙流の宝のようなワカルパ翁をコタンで心配していたのは・・・よーく分る。

けれど、アイヌの本当の姿が永遠に失われるのは・・・耐え難いこと
コシャマインの蜂起は、渡り党の喧嘩と捉えていたyaunkuru
シャクシャイン(sankusu ainu)・・・出しゃばりアイヌ・・・メナシクル

アイヌ対和人の構図でなく・・・和人と対立していたのが道南の渡り党
yaunkuru(シシリムカ・シヌタプカ・イヨチ)とメナシクルとかチュプカとか
レブンカラプトとかの葛藤がユーカラ・・・
ヤンケカラプトは、南部半分を示している・・・アイヌ帝国が存在していたこと分る

アイヌの運命を大きく変えたのが・・・シャクシャインのお馬鹿さん
身体が大きかった為に・・・知恵が回りきらなかったのか・・・?
メナシクルは、トパットミで人口が減ってしまったと沙流では捉えている

火あぶりの刑にされた庄太夫と云う悪党にまんまと踊らされて・・・
アイヌの力を全部削いでしまったサンクスアイヌは、英雄では決して無い。
沙流では、英雄として記録は、一切無いに等しい・・・

その163年後のツキノィエにしても・・・メナシクルを表現していて・・・
まんまと又、松前に利用されて・・・夷酋列像の一人にされて・・・生き延びた

自分が生き延びる為・・・身内を殺すのがメナシクルとかアイヌとしたら・・・
日本でも戦国時代・・・同じだったと思う・・・忌まわしい出来事

人間(アイヌ)として・・・景気の良いのを嫉妬して・・・寝首を掻いて宝を盗るのは良くない
人間の原罪を表現しているのかも知れない。
他人より楽して利益を得るのが・・・賢いのだと間違った考えが何時も罷り通る
 

2012/04/05 (木)  サコロペ・・・#2


八重九郎翁のサコロペは、・・・私が感じたのは、疑問符???が付くものだった(*^_^*)
ワカルパ翁が云っているサコロペは、女子の謡いものと云うのが正しいと思う
恐らく、この一曲しか無いであろうと思う・・・その点で貴重なもの
大正7年筆録だから・・・95年振りに世に出ることになる
筆録だから・・・可能なことなんですネ
テープレコーダーを使った人達は、訳せなかったと云うのが本当の処だと思う
カムイユーカラの短篇だと何とかなったが・・・長いものになると無理だったようですネ
カムイユーカラでも、誤訳が沢山有るのは、皆さんご存じない(*^_^*)
ユーカラ群は、伝承である為、伝承者も知らない言葉が存在する。

サコロペの転記が終ったら・・・ワカルパの兄さんウトムリウクに移行しようと思う。
メナシのツキノィエと違って・・・弟を誇りとしていた兄ちゃん
ウトムリウク翁も皆さんに知って頂きたいアイヌの酋長の一人・・・

そうやって書いている内にきっと・・・ワカルパ翁 Sani (血筋)の方から
何らかのアクセスがあると思っているから・・・焦らず待ちに徹するつもり
五月に成ったら・・・浜益のシランバカムイにお願いして来ようかな?
ワカルパとウトムリウク翁の祈りの言葉を勉強すると・・・シランバカムイに通じるかも(*^_^*)
 

2012/04/04 (水)  サコロペ・・・


今、転記しているのは、北見の阪井イソ媼の阿寒のサコロペなのだが・・・
抑揚が沙流のとは違うようで、金田一博士は印を付けている・・・それが紛らわしい(*^_^*)
ユーカラでポイヤウンペが抑揚を真似して・・・騙す場面があるが、納得した(^_^)v

知里博士の・・・ユーカラの解説は、8世紀から13世紀の実戦の記録だとしたことを・・・金田一博士は
只、悠久に語り継がれるべきのもので時代性を持たないもの・・・としたのがシッカリ解った。
近代まで続いていて・・・その真っ只中に貴方も居るんだと・・・云いたかったのでは?(*^_^*)
終ったことでなく・・・先人の訓戒と誇りを持ち続けなければ本当に滅ぶと・・・
日本の場合・・・農耕に依る食料確保の思想が武士階級を生んだが、
アイヌの場合は、狩猟を男が担っていたので男皆兵士・・・

違星北斗も大正15年に金田一博士宅を訪れたらしいが・・・
貴方の故郷・・・余市は大昔Chup kamuiの子の弟が君臨していたんだと話したのでは?
それは、沙流紫雲古津のワカルパと云う最後のユカラクルから教えて貰ったんだ・・・と
それで、違星北斗は、北海道に帰って来てから平取に行ったのでは?

Kamui pirikare・・・って云う概念は、なかなか難しいもので
直訳すると・・・神から良くされると云う意味だが・・・神の魂に成る=死を意味する
でも、神と友達に成れる(*^_^*)
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ワカルパ/フォルクローレで公開していない言葉など幾つかあります。
その一つとしてエタと云う言葉がある・・・所謂、差別用語
アイヌが動物を扱うのは、哲学があって・・・鎮魂の儀式をやる
 

2012/04/03 (火)  Hauなどの転記・・・


沙流周辺・・・新冠も含めてHauは、殆ど同じ言葉を使っているので・・・転記は楽だ
一日10枚くらい20頁くらいのペースで進む。

東部(メナシ)のサコロペは、ワカルパ翁が女子の謡いものと云うだけあって・・・
散文的で言葉が違う・・・金成マツさんのに似てる(*^_^*)

してみると・・・今までのユーカラの概念は、何なのだったのだ???・・・との疑念が湧く(*^_^*)
方言として取り扱ってしまった誤謬は、免れないと思う・・・
金田一博士の筆録ノートの全容が公開されたら・・・色々な疑念が顕在化する
孤立無援の中で・・・最後までユーカラに献身された博士・・・

今は、文明の利器パソコンという・・・電子計算機と云う器械があって、いとも簡単に
出版出来るんです・・・世界中の人達相手に
間違ったら直ぐ・・・その場で修正出来るから何も心配なく書いていけるんです。
でも、素人の成せる業かもしれないが・・・(*^_^*)

アイヌ文化を考える時・・・蝦夷その経済に関係していた諸地域・・・樺太・千島・日本本土
微妙な位置にあったことが分る・・・そして他文化の影響を比較的強く受けた地域
その影響を受けたのが言葉に表われていると思う。
その元に成っている沙流の全容を知ることが・・・他地域のものを比較検討出来る。
普通語で雅語を論じた知里博士は、学者としては迂闊であった・・・(*^_^*)
アイヌ文化は、もっと深いものだと云うことに気が付く余裕が無かったものか?
 

2012/04/02 (月)  アイヌ文化は日本文化の豊かさ・・・


砂鉄を溶かして玉鋼を取り出し・・・鍛えに鍛えて刀剣を作り上げた日本
何時の時代か・・・魔を払う力を持つものとして信じられるようになる

ワカルパ/フォルクローレを整理してみて感じたのは、同じ思想であること。
刀の長さで下げ方も違うのは同じである点でも・・・興味深いものがある。
刀と漆器の技術に憧れていて・・・敵対する思想は無く寧ろ極地を守ろうとしていた。
それを乱すレプンクルとの戦いの記録がユーカラであると思う。

それを無惨に打ち砕く自然の力・・・天災を神の戦いとしているアイヌ
幾ら一所懸命守っても・・・水泡に帰してしまう儚さ
諦めてしまったポイヤウンペ・・・でもオキクルミの教えを守っていた沙流の豪族たち
日本の極地の文化として・・・蘇りを試みる必要があると思う。
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大津波に襲われた日本・・・又、再生する底力と誇りは残っていると思う
でも、魔物にイナウを渡した場合(原子力)・・・再生は難しくなる。
クルイセイ=原子力と考えてみると・・・実に深いことを想像していたことだと思う。

大江健三郎氏が仰っている・・・核に対抗するには、想像力しか無いと
これは、真理だと思う・・・(*^_^*)
アイヌ文化(思考)を表現するには、文字で表すと膨大な文章になってしまう。
詩と云う形だと・・・断片を表現出来る・・・私は、絵で表現してみようと思う・・・(*^_^*)
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和式鍛造ナイフの名を「Kutune Pirikep」〜鞘が虎杖丸のように刳り抜いた小刀
と一人悦に入っている(*^_^*)・・・小刀をマキリと云うのはアイヌ語でないから
売っている処では、マキリとして売っている(*^_^*)
東北のマタギの言葉が北海道に入ってそう言われたようで・・・
本道アイヌの古い言葉では無かった・・・近年の言葉

沙流のユーカラの言葉が蝦夷の古の雅の言葉であることを讃えて・・・(^_^)v
 

2012/04/01 ()  さぁーー四月だ !!(*^_^*)


色々なことでスタート・・・と云う四月

私は、先月アイヌ高校を卒業して・・・今月からアイヌ大学の一年生としてスタートのつもり(*^_^*)
先生は、ワカルパ教授・・・アイヌの話に、勝手に悪いことをした自分の子を火箸で殴るのがあるけど

未だ、コピーしていない・・・2曲も全部コピーして真剣に学ぼうと思うので・・・
宜しくお願いいたしますm(_ _)m・・・殴らないでネ(^_^;)
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アイヌ大学を卒業出来るには、論文として・・・雅語辞典を作った時だと思う(*^_^*)
樺太のアイヌが沙流の言葉は、尊いと云っていた・・・雅語(古語)
それで金田一博士も古語を使って訳されたこと・・・納得した
しかし、それが裏目に出てしまって・・・一般の人は理解できなかった(*^_^*)

現在のアイヌ語辞典は・・・表記が中途半端で実際使えない代物ばかり・・・
金田一博士の筆録は、ローマ字表記・・・馴染める・・・それで、沙流の発音が分る

英語とか中国語でないのだから、日本語の構成と同じなのだから
ローマ字表記の方が日本人には、分かり易い・・・
それを何故?・・・更に分りづらくしたのだろう?・・・アイヌ研究者
ワカルパ翁だったら・・・火箸で叩いたかも知れない・・・何も言わず(*^_^*)