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Part13   8月の独り言



11/08/31 (水)  何となく気持ちが落ち着いた・・・(^_^)v


丁度2年前にユーカラの存在を知って・・・只それだけを追求してきて・・・
まさかワカルパ翁の未訳のユーカラを訳すことになるとは夢にも思っていなかったが・・・

読んでみたいと云う・・・アイヌの世界を知りたいと云う・・・想いが強くて・・・
背中の肩胛骨がピリピリするのを堪えてタイピングして・・・
なんとか10曲揃えること出来て・・・コポアヌ媼とユキのものも訳せて・・・
紫雲古津のものって・・・こんなにも凄いものが残っていたのか・・・と改めて驚く

後は、翻訳に自信が着いたのでゆっくり楽しみながら・・・金田一博士の筆録を
呆けるまで翻訳続けて行こうと思っている・・・(*^_^*)

今まで、ワカルパ翁のもの4曲で中途半端だったから・・・アイヌ文化も中途半端
これからは、ユーカラ群の内容の精査をしなければならないでしょう。
Ponotashutunkuruを今ゆっくり楽しみながら翻訳しているけど・・・
金成マツさんの悪伯父物語とは、内容に於いて・・・雲泥の差がある。
全くのアチコチから語句を集めてきたもので・・・ユーカラ群の中に入らないものでは?

Ponotashutunkuruは、白糠のサコロペを沙流で記録していたもの・・・
いわば、メナシ(東方)の域のものです・・・
でも、綺麗な雅語で語られているし全てに於いて優れている・・・
メノコユーカラだけれど沙流のものと同じ格調高さとテーマを包含している

ユーカラ(男のもの)・メノコユーカラ・カムイユーカラ・オイナ・・・
そのオリジナルが沙流に在って・・・蝦夷全体のアイヌ民俗を表現していて
各地で起ったものがハウとかサコロペ・ウゥエペケレとかが周辺物語
それらがまるで曼陀羅のように有機的に結びついているのがアイヌ文化
その核が沙流に在ったが・・・紫雲古津にだけ残っていた奇蹟

何でもかんでも昔語りとしてきたのは間違いで・・・
その内容も精査してアイヌ文化の素晴らしさを学ぶべきだと思う
何遍読んでも・・・新しい発見がある
想像力を鍛えるには、こんなにも凄いもの余り無いような気がする。
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美味しいものを一人で隠れて食べている感じなのだが・・・
それと、ローバンドでも何とか快適に読めるように工夫しているのにナ〜・・・(*^_^*)
ユーカラと云う媒体を通して・・・同じ言語で同じ価値観で
北海道の将来とアイヌの将来に光が射すと良いのだが・・・
なんたって叙事詩を持つ民族と身近に住んでいることに誇りを持てるから

ユキのシノッチャを読むと・・・その凛とした気高さが心を打つ・・・
金田一博士もワカルパ翁の嘘の無い・・・蘊蓄はたたけばいよいよ深く、ほとんど果てがしれなかった。
と云うことにすっかり魅了されたのだと思うし・・・本当の師に巡り会えた
喜びは計り知れないものがあると思う。
筆録は、云わば苦行のようなものだと思う・・・転記をすると良く解る
でも、そこから一つ一つ解き明かしていく喜びの方が勝っているから
耐えられたんだと思う・・・でも、半ばで倒られた。
それを引き継ぐ人間の出現を信じて・・・準備をされていた博士も凄い人

ワカルパ翁の10篇のユーカラが揃うと云うことが・・・
アイヌ文化というものが鮮やかに浮かび上がってくる最初の一雫・・・
そして、その波紋が拡がっていく感じ・・・
更に今までの研究などがそれを核に正しい位置で光を放つ・・・
 


11/08/30 (火) #2  今月のスパム


今月は、結構大猟の月だった・・・(^_^)v
中国 4個 台湾 2個 韓国 2個 日本 1個・・・合計9個で累計銀の矢154本
ようやく銀の矢半分を超えた・・・(^_^)v
一日に200個も来たスパムメールを月に5〜10個の狩りゲームで楽しめるのは
痛快でストレス解消になる・・・スパム狩りも楽しめるようになって・・・
12年間メールアドレスをそのまま公開出来るのも更にスカッとする(^_^)v
 


11/08/30 (火)  


昨日は休みなので・・・中央図書館に本を返して・・・
ユキの
Ponotashutunkuruと良く似た金成マツさんの悪伯父物語の載っているユーカラ集第7巻と
オイナをもう一度比較するのにユーカラ集第2巻を借りてきた。

第7巻をざっと読んでみると・・・使っている言葉に大きな違いがあるのと・・・
描写力の違い・構成にも可成り隔たりがあると思う。
沙流の言葉が或る程度読めるようになって・・・気付くことなんですネ

金田一博士がユーカラの年代考察を避けていたのは、鉄鍋など出てくるから
一般的に古い時代のアイヌには、鉄鍋の使用は無かったと考えたからか?
それは、違うと思う・・・寧ろアイヌの交易品の方に分があって有利に
展開していたんであろう・・・と思う

浜益郷土資料館には、庄内藩の陣屋が在った頃のものと思われる
備前の祐定の錆びた日本刀の刀身の他に青龍刀があるんだけど
鉄の制作年代を調べると面白いことが解るかもしれないネ

擂鉢山がシヌタプカと解ったから・・・何故?蝦夷の軍備の最高司令官的
ポウヤウンペがシヌタプカに居たのか?
これは、奥の沢に行くと砥石になる石が無尽蔵にあるらしいこと・・・
武器は、鋭いものを保持していたと云うことだと推測している
これを一度見ておきたいものですネ

それと、エカエチシ(岩がけ山)・・・恐らく黄金山だと思うが
東と西の中腹に洞窟が在るとユーカラには出ている
しかし、在ったとしても中には入ったら大変なことになる・・・
草人形の翁が番人だから・・・
アイヌのカムイノミを完全にマスターした人で無いと・・・ネ(*^_^*)
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ポイヤウンペがイケスイ(怒って何処かに行くこと)する訳・・・
神の嫉妬で戦う羽目になったけど・・・守ってきたシヌタプカを
金の蝙蝠の神に託して・・・蜘蛛の神と一緒に戦った・・・
神にはイナウとお酒を届けて・・・お返しに飢饉の無いよう鹿とか魚を
ばらまいて貰う・・・掟
その掟を神が破ったから・・・怒りが爆発してしまった
アイヌの世界は、神と人間は相対的なんですよネ・・・丸でアインシュタイン

そう言った高度な思想が・・・8世紀の蝦夷に在ったと云うことなんですネ
そう言ったことを考えながらユーカラを読むと・・・
実に凄いものをアイヌ民俗は、伝承していたんだと・・・驚いてしまう

夜長を楽しむ為にユーカラって在って・・・唯一の娯楽で在ったと云うのは
余りにも、アイヌ民俗を馬鹿にした見解であるように思う。

アイヌもワカルパ翁のユーカラを受け継ぐ気概のある若者を出さないと
何時まで経っても・・・たかりの不正が続くと思う
本当は根無し草の生活では無いことをユーカラは、教えている

長閑に守ってきたコタンに外敵が来ると・・・命を捨てて戦う精神
それに手を掛けられたら・・・恥とする気概
不法侵入者には、正当防衛として・・・殺人も場合に依っては致し方ない
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金田一博士がアイヌの言語に興味を持ち始めて・・・
65年間殆ど献身しても・・・解らないアイヌの世界
結局、人間の世界だと思う
現代・近代ほど・・・人間って馬鹿に成っていると思う・・・
携帯見ながら歩いている人・・・車を運転しながら携帯やっている人・・・
危ないことを平気でやっている・・・何でそんなに忙しいの?
 


11/08/29 (月)  なんとか混沌から・・・(*^_^*)


Ponotashutunkuruの5枚分・・・グチャグチャの筆録部分を抜け出せた(*^_^*)

どのような状態か?・・・披露いたしましょうか?
これを転記して訳を付ける作業って・・・本当に大変なんです・・・(*^_^*)
金田一博士の筆跡の癖を掴んで・・・何度も何度も読んでいるうちに・・・
音の記憶で・・・感に頼るときもあるけど・・・推定出来るようになる

今までのアイヌ語研究者は、普段の話し言葉とかウゥエペケレの散文などを
対象にしていたから・・・紫雲古津のユーカラ群は訳せないのが本当のところ

アイヌ語の最も古くて美しい雅語から勉強すると・・・全て解るのに・・・
新しい方から入っていくと・・・何がなんだか解らなくなる

それとユーカラ(男のもの)とメノコ(女のもの)ユーカラで使う言葉の違いも在って・・・
そこいら辺・・・きちっと見抜いた人居なくて・・・現在がある
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確かにアイヌ語は、狩猟民族の特異な言葉だけあって・・・難しい
当のアイヌでさえ・・・ワカルパ翁のユーカラは訳した人居ない
でも、ワカルパ翁のユーカラには、古い本当のアイヌ語で語られているのを
知るべきだと思う・・・
ムックリ・トンコリがアイヌの楽器とか何時の時代・・・誰が云ったものか?

アイヌは、自然の神と仲良くやって・・・豊かに自由に暮らしていたなんて・・・
何時からそうなったのか?・・・
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知里幸恵の神謡集を読むと・・・実に巧みに作られているのは・・・
皆さん驚くと思う・・・私もそう思う・・・
しかし、良く考えてみると・・・余りにも説明する語句が多い・・・
詩なんだから・・・蛇足の部類になる・・・足し算
肝腎な部分を落としている場合もある・・・引き算

アイヌのupashkuma(昔語り)は、そのまま(Chimut kane)で行くのがベスト
Chimut kaneを「大きい体の私」と訳したアイヌ語の博士が居た
アイヌのことはアイヌでなければ解らないと嘯いていた・・・(*^_^*)
嘘つきアイヌが巾を利かせた・・・近年のアイヌ問題
ワカルパ翁のユーカラ10曲と対峙しなければならない時に来ている
ワカルパ翁は、知らないことは、知らないとはっきりしている・・・
その当時、嘘ばかり言っているのが大半だったから・・・(*^_^*)
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Ponotashutunkuruは、サコロペなんだけど・・・面白い
白糠と云うところが面白い・・・
バックボーンがしっかりすれば・・・各地の昔語りが生き生きとしてくるんですよネ
全体が有機的に繋がってハーモニーを奏でるんですよネ
ハウキもハウもサコロペ・・・ウェペケレもその真価を発揮する
 


11/08/28 ()  驚いた〜・・・(^_^;)


昨日、中国のスパムの情報を検索してみると・・・凄く比率が下がっていると云うもの?・・・?
IT Mediaの
最近の情報だから信頼性がある情報

会社・企業のスパムメールは、全メールの97パーセントだと云う・・・(*^_^*)
ホントかいな!!・・・信じられない!!
まぁ企業のメールサーバは受信拒否するのは、問題が大きすぎるが・・・

二年前に宝刀ツルツル丸を8回振り下ろしたら・・・外国語スパムが吹き飛んで以来
アメリカ・インド・南米・ロシア・etc・・・が皆無になって

日本語スパム・・・中国・韓国・台湾・タイ経由などが2年間で150来た
ITmediaの情報によると・・・乗っ取られたパソコンからのものらしい・・・
それにしても、アメリカがトップの位置にいるのは知らなかった(*^_^*)

そういう点では・・・日本のITモラルは、世界一かも知れない。
形だけ通報の窓口を設けて・・・何もしないレンタルサーバも存在している
ほんの何社なのだが・・・スパムの巣窟に成っている
報復としては、ドメインで受信拒否をしてやろう・・・
これは、一人くらいやっても屁でもないと思ったら・・・墓穴を掘ることになる
 


11/08/27 (土)  時代の纏め・・・


ユーカラの
時代考証を推定で作ってみた・・・

現代人の想像を遙かに超える蝦夷の展開があったとして・・・考えてみるとこうなる(*^_^*)
ワカルパ翁のユーカラのみ推定が出来るんです。

昔の蝦夷は大陸の錦とか千島のラッコとか・・・大和のものとかの交易の要だった
沙流のアイヌラックルと浜益のポイヤウンペそれと余市彦・・・
これがアイヌ創世記の三大親方・・・(*^_^*)
メナシでは、一番賢くて道理を弁え一番強かったポンケマラッキ・・・
それらが融合する時が一回在った・・・浪漫ですネ〜
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しかし、現在の日本の政治屋たちには、腹が立ちますネ〜
そんなことしてる暇あったら・・・非難されても震災の現地で指揮を執れ!

指揮権は、伝家の宝刀だけれど・・・抜かなくては成らない時もある・・・
指揮権を発動出来る覚悟が出来てから・・・首相に立候補せよ!!
誰かが支持してくれるとか・・・ママゴトじゃない!!

世界の或る国が寄って集って・・・日本を馬鹿にしている・・・
ポイヤウンペのように気が狂わんばかりの怒りって・・・人間にはある
差し違える覚悟が武士道・・・そんな積もりじゃないと云っても・・・後の祭り
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狩猟民族は、熊を倒すとき必殺でなければ・・・自分の命を落とす
戦う能力に於いては、熊の方が一枚も二枚も上手・・・
只、人間は先人から素直に学ぶ能力がある・・・その違いで勝負がつく

ポイヤウンペの場合・・・全てが初めての経験・・・
学習能力は、凄い・・・それと調査・分析は、怠らない慎重さ・・・
政権を初めて取ったなら今までの二倍は全感覚を集中しないと維持できないのは必定
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アイヌ問題も同じことが云えると思う・・・
各地の昔語りを比較して、正しく分析したのち・・・研究者は本にすれば良いのに
成果の発表を急ぎすぎて・・・変な評価が先行してしまったが為
行き場所を見失ってしまった嫌いはある
金田一博士が久保寺博士に本を出させなかったのは・・・それを指している
何も意地悪でやったことではなくて・・・アイヌの将来の為
学究が戒めとして・・・弁えていなければならない掟

発言の自由とは相当の努力を積み重ねて初めて獲得出来るものかも知れないネ
 


11/08/26 (金)  ユーカラって・・・


矢張り、時代背景を考えない訳にはいかないけれど・・・知里博士が推定していた
8世紀から13世紀の擦文時代にオホーツク文化(メナシ)も台頭してくる時代・・・
ピッタリ符号してしまうのが・・・ユーカラ・・・(*^_^*)

その時代がリアルに表現されているとすれば・・・アイヌ民俗は、凄いと思う
そして、現代人のお粗末な想像力を遙かに超えた・・・世界が在ったのでは
それを絵に出来るほど描写力に優れている・・・アイヌ語の雅語
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今日、翻訳をしないでいるユキの
Ponotashutunkuru の筆録原稿を
読んでみると・・・矢張り金田一博士の文字の乱れが烈しくて・・・酷いことに成っている
博士の筆跡は、実に綺麗なんです・・・普通(*^_^*)
ですから読みとれない文字があるものですから・・・翻訳出来ないんです。

ワカルパ翁って凄いのは、口述だとそのまま書くと・・・解らないのを
なるべく、一つの単語に分解して筆録させていると云うことなんです。

ですからテープレコーダで録音しても、それを文字にして訳すと云うのは至難の業
ユキの場合は、そのまま口述しているから大変です。
でも、Ponotashutunkuruは、白糠のサコロペ(女の謡いもの)を沙流で
記録しているものなので・・・いずれ訳そうと思っている・・・

ユーカラ(男のユーカラ)以外・・・女子がやっても良いものが殆どで・・・
カムイオイナ・カムイユーカラ・メノコユーカラ・・・が女子に許されたもの
でも、ユーカラと名が付くと・・・そっくり真似たもの
自分の創作を入れたら駄目なもの・・・神聖なもの
それが紫雲古津に奇跡的に残っていた・・・
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2年間も毎日6時間やっていると・・・紫雲古津のものの良さと云うか・・・
香りと云うか・・・素朴なんだけれど・・・
足すものも無く・・・引くものも無い・・・そのままの美しさってある
丸で自然そのものって感じがするんです・・・その存在感
決して説明的な語句が入らないもの・・・詩

生活に追われたり・・・金儲けを考えている人達では、手に負えないものかも
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アイヌ=優れた人として生きる人間・・・としている
同じ金田一博士の家に滞在した同年代の乙女が二人・・・いた
片や・・・弟の面倒を託して亡くなった幸恵・・・
次の年・・・片や父が昔来た家に来れた喜びを素直に
シノッチャで表現するユキ

誇りと自決権とは、基本的に他人を頼りにしないで自分が頑張ることだと思う
でも、親がしたことのお陰で良い目に逢う喜びって誇りに思う・・・幸せ
でも、悲しいことも一杯在ったのに・・・めげない精神は、親譲り
故郷ってそれを癒やすもののような気がする・・・
 


11/08/25 (木)  ワカルパ翁の兄さん


ワカルパ翁の兄さんウトムリウクがアイヌの神々を博士に教えているので・・・
久保寺博士の解説と較べて見るのも・・・面白いかも知れない(*^_^*)

大正4年の紫雲古津の日記と筆録ノートの内容を較べてみると・・・
13日間に筆録したもの膨大なんですよネ
超人的な体力と精神力がなければ到底出来ないものです・・・

その大変さが解るから・・・筆録のペースを見て又ハッキリと発音してくれるから可能
お互い真剣勝負なんですよネ(*^_^*)
大正4年にエテノアも紛れ込んでいたが・・・博士は少し聞いて
オリジナルではないこと察知したのでしょうネ
後に久保寺博士が頼りにした・・・人です(*^_^*)

面白いのは、コポアヌ媼の娘が平賀に嫁いで・・・平賀のものをやると・・・
最早、オリジナルから外れたものだったらしい・・・(*^_^*)
沙流川筋でもそうなんだから・・・幌別のは程遠いものなのでしょう(*^_^*)
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狩猟民族の叙事詩を扱うには、超一流の頭脳が要求されると云うことなのかもネ
樺太のラマンテと云い・・・ワカルパと云い・・・そう言う人は見分けるのでしょう
真剣勝負か?・・・練習か?
テープレコーダー担いで楽をしようと思っているのには、二流が当たる(*^_^*)

金田一博士は、久保寺博士に本の出版を許さなかったらしいです。
それは、後々を考えた場合・・・アイヌの為にならないと思ったから・・・
そう言う点では、個人の自由を奪う行為だけれど・・・
師弟関係に於いてはあり得ることですよネ(*^_^*)

本当のアイヌの叙事詩とは、そんなに安っぽいものでなく・・・
人類の宝とも云うべき価値のあるものだから・・・慎重に取り扱わなければ
ならないもので・・・悠久に残るものだと云うことだと思う

でも、何時の時代も・・・二流が巾を利かせる・・・数の問題だけど・・・
そう言う点で民主主義って・・・本当に良い制度なのか?って思うときある(*^_^*)
 


11/08/24 (水)  一段落して・・・


金田一博士のお話しを・・・知里博士は、作り話と周りに話していたのは、嘘であること確信した

大正2〜4年までは、紫雲古津のユーカラ伝承者に逢って集中的に筆録して・・・
大正5〜11年までコポアヌ媼から可成りのもの筆録して
大正12年から鍋沢ユキからも筆録している・・・

大正11年の知里幸恵から聞いた話は5頁程度で言い回しなどのものだけで・・・
大正12年に鍋沢ユキ来て・・・色々筆録している
その時のものを今回私が訳したことになる
金成マツ媼からは、昭和2年に虎杖丸の曲(別伝)などを筆録して・・・
昭和3年2月に鍋沢ユキ来て筆録して・・・8月に幸恵の七回忌でマツ媼が上京
そして、マツ媼自身の筆録が始まる・・・17年間送り続ける
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金田一博士の筆録のスピードは、神業に近くて・・・
ワカルパ翁のユーカラ10曲の他に語彙なども筆録されているが・・・
僅か1ヶ月余りの間に成し遂げておられる。
大正2〜4年の筆録だけでも、膨大です
昭和32年に金田一ノートと金成マツノートのマイクロフィルム化が
ロックフェラー財団の援助で出来上がって・・・

知里真志保博士と二人で分担してやろうと約束できて・・・
アイヌ叙事詩ユーカラ集 1を昭和34年(77歳)に刊行・・・
アイヌ叙事詩ユーカラ集 2を昭和36年に刊行・・・この年知里博士・金成マツ亡くなる
約束していたもの一つも訳して居なかったので・・・
仕方なし第3巻から金成マツ媼のもの訳し始めて昭和37年(80歳)で刊行
次々第4〜第7巻まで行って・・・自分の歳に気が付く昭和41年(84歳)
それからワカルパに転換して昭和43年に第8巻刊行(86歳)
米寿のお祝いした辺りから少し今で云う認知症になり・・・
89歳でなくなり・・・昭和50年に第9巻が春彦博士の手で刊行される
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そのワカルパ翁の4曲のユーカラを残されたので・・・
その注釈も含めて・・・それが在ったから何とか私でも訳せた。

ワカルパ翁も100年目にして10曲甦ったので・・・やれやれと云ったところか?
そして、アイヌの若者に実演者が出てきたら・・・
命を賭して残した甲斐があろうと云うものでしょうネ・・・(*^_^*)
それを支えた東大の学長さんのポケットマネー・・・物凄い価値のあるお金
そして帰りの汽車賃などを捻出するのに大事な本を処分した博士
胸に詰るものがあります。

そういう美しいお話し・・・北海道の子供達に教えて上げたいもの
 


11/08/23 (火)  浜益行き・・・取り止め(*^_^*)


浜益温泉に入るタオルとか・・・スケッチブックF6を持って仕事場に行って・・・
終わったらそのまま浜益に行こうと思ったら・・・車に置いてあるデジカメの
電池が無くなっていた・・・(-_-;)

スケッチだけで描く力無いので・・・大量の写真と併用して描くので・・・今回は、パス・・・(*^_^*)
それで、ここ2年間に写した浜益の画像を・・・メモリSDをノートパソコンに差して
見てみると・・・結構良いアングルの画像があった・・・

ヌタプを調べに行った時の画像なども、日時まで解るものなのですネ〜
デジカメって凄いものだと初めて知った(*^_^*)
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ユーカラも・・・本当のユーカラってこう云うものだと・・・知ったので
研究するにも・・・少し休もうと思う・・・4200時間の戦いであったので・・・
それこそ・・・ポイヤウンペが一旦シヌタプカに帰る感じかナ(*^_^*)

真鍋さんの水彩画も2009〜2011年で相当溜まっているのではないか?
三次元で展示することを申し込んでみようかな?
個展を開いて地道にやっておられるのは、絵を描くことが本当に好きなんだと・・・

構図の撮り方は、何時も驚いてしまう・・・風を感じる透明感があるんです
そのように・・・シヌタプカを描いてみたいと思っている・・・
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今まで訳したもの全部翻訳辞典の検索に入れた・・・
今のところ最強の雅語辞典だと思う(*^_^*)

今まで極一部の人にしか出来なかったアイヌの昔語りの翻訳・・・
それが誰にでも可能に成ったことで・・・素晴らしい話が世に出るとイイですネ
 


11/08/22 (月)  平取町へのメール・・・


丸2年掛かって・・・ワカルパ翁のユーカラと娘ユキのものを訳せたので・・・
血縁の方に届けるべくメールを送った・・・どうなることやら?・・・(*^_^*)

今日、kane esamanを読んでいるとチワシペッが出てきて・・・メヨイとケチャウに関係していたこと
思い出した・・・これを突き止めたら博士論文書けるかも知れないナ〜

でも、隠し言葉だったらお手上げで・・・バンザイするしかないけどネ(*^_^*)
しかし、何かヒントが何処かにあるのも・・・ユーカラだからネ〜
何度も読んでいるうちに・・・閃くかも知れない
案外、絵を描いているうちに発見するかも知れないネ
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明日は仕事休みだから・・・浜益ぶらりぶらりの時間を楽しもうかナ
 


11/08/21 ()  Hennoye・・・


ユキのカムイユーカラの2弾目を訳しておかないと・・・平取町にメール出来ないと思い
9割方訳しておいたのを・・・今日曲がりなりにも訳し終えアップ出来た・・・

直感で訳した場合・・・当を得ている場合ある・・・アイヌ語
音一つで全然違う意味に成ってしまうアイヌ語・・・でも濁音は関係ない
paとba・・・piとbi・・・puとbu・・・peとbe・・・みな同じ・・・(*^_^*)

WendarapとWentarapは、全く同じ・・・濁音は、新しい後世の時代の言葉に表われる
金田一博士は、樺太と沙流のワカルパ翁の言葉に濁音が無いことに注目している
少しはワカルパにはあるが・・・無いに等しい

鍋沢ユキと知里幸恵のカムイユーカラを原文で読むと・・・大きく違っているのが分る
鍋沢ユキには、聴いたそのままの素朴さを感じる・・・訳が分らなくても
知里幸恵には、何かしら装飾性と・・・幌別独特の言い方がある・・・

okaをokaiと云うこと・・・沙流と幌別は、住む次元が違うということだと思うが
今までのアイヌ文化研究者は、大した違いではないと感じていた・・・?
でも、違うと思う・・・aとeの転記を間違って・・・変な訳になっていたのを発見して
今のアイヌ文化は、泥沼の混沌の中にあると思う・・・
ワカルパ翁の10曲が男のユーカラでカムイオイナ・カムイユーカラ・メノコユーカラが
主に女子が受け持っていたことが判然とする

ユーカラとカムイノミは、男のやるもので・・・女は、控える掟を守っていた紫雲古津
そこには、民族の誇りと自決権が存在していた。
他の地域は、そのことが乱れていた・・・だから唯一の娯楽説になってしまった・・・不幸
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平取と浜益から民族の誇りと自決権について・・・考え直す時期だと思う
そうしたら何か力強いものがダイナミックに甦る気がしてならない。
 


11/08/20 (土)  さぁていよいよ・・・絵


17日の朝一番で浜益に行ったとき・・・その中程まで霞を引き纏って・・・
高坏さながらのシヌタプカと云う表現そのままの情景が見られたので・・・
なるほどあり得る情景なんだと・・・納得した(^_^)v

そこの処が引っ掛かっていたので・・・矛盾無く絵に掛かれますネ〜(*^_^*)
23日休みだから構図のアングルをじっくり調査してこようかナ

ポイヤウンペが戦いから帰ってきて里川(トミサンペッ)の河口から見たシヌタプカを
描きたいと思っている・・・そして浜に出る道に達した時の美しさも・・・
まぁ描けば一生掛かっても描き切れないでしょうから・・・
良いお宝に出逢えたものだと・・・ワカルパ翁に感謝します

平取町と浜益村の子供達の交流があると面白いでしょうネ
それに伴って親たちの交流・・・年寄りの交流・・・みんなの交流・・・
共通の話題があると可能かも知れない
 


11/08/19 (金)  ワカルパ翁没後百年・・・


ワカルパ所伝・・・未訳のユーカラ6篇が何とか形になったので・・・
ワカルパ翁の血縁の方に、来年の100回忌の墓前に供えるのに間に合ったから
平取町にメールして血縁の方教えて貰おうかナ?

しかし、戸籍のことだから・・・難しいかも知れないネ
本当は、私のホームページの掲示板に名乗り出て呉れると助かるんですがネ(*^_^*)

アイヌの為に命を賭して残したユーカラ10曲・・・そこには誇りのみが残る
ワカルパ翁の場合は、古老から聞いたそのままを伝承している点
それを本にすると1100頁に及ぶものを暗誦していたという凄さ

他の人達のものは、あっちこっちからの掻き集めの創作もの・・・
金成モナシノウク(マツの母)は、ワカルパの話を博士に聞いたから・・・
ユーカラを遣らなかったのではないのか?

リクンペッの翁のような札付きのアイヌに踏査で合っている博士・・・
ワカルパの虎杖丸の曲を聴かせると・・・もっともっととせがんだそうです。
其れくらいアイヌの世界では偉かったワカルパ・・・
でも、貧乏だった・・・(*^_^*)
文字の在る人に筆記して貰って死んでしまいたい・・・
天才が故に文字で無いと残らないと思ったのでしょうネ
見事に濁音が無いのがワカルパのユーカラなんです。
美しい響きの本当のアイヌ語の雅語atomte itakを学ぶには
絶好のもの・・・そういう点でも悠久に残したいものですネ

鍋沢元藏翁のクツネシリカは、カタカナの濁音ばかりの原文で・・・
ワカルパから受け継いだとは云えない
確かに意味は同じでも詩の言葉として美しさを欠いている
 


11/08/18 (木)  おぃおぃ・・・ちょっと待ってくれ!!


泊原発を動かすって・・・道知事が云っているけど・・・道民の了解を得たのか?
政治的なことを超えている問題が今回の原子力の問題なのに・・・
全人類の問題なのに・・・そんなに簡単に独断で決めてイイのか?
首長としては、不適切な事だと思う・・・強行したらリコール問題でしょう?
今までのエネルギー政策に疑問符が世界的に付いた今回の震災
地震国日本の知恵が試されている

地盤沈下でどうしようもなくなった東北の地域もある現日本・・・
福島の原発は、悪魔の力をコントロール出来るとしていた人間の限界を如実に表している
一旦建設した原発に事故が起きたら・・・建設した費用の恐らく100倍は止める費用になると
思われる・・・建物を造ると云うことは・・・壊す時同じエネルギーが必要になる
増して、核爆発のエネルギーは、広島・長崎で経験済みなんです

飛行機に積める小さな爆弾が・・・津波が襲ったように全て破壊する・・・
其の後の放射能でも・・・命が脅かされる

冷戦時代の核の恐怖に対抗する・・・大江健三郎氏の「核時代の想像力」というのがある
人間は他の動物と違って・・・頭脳が発達している
その頭脳は、どんなスーパーコンピュータが出来ても適わないと思う・・・
それを、想像力と云っている・・・
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想像力を鍛えるには、本を読めと・・・確かドイツのワルターグロピウスが云っていたので
文学全集を夢中で読んだことある・・・文字から想像する遣り方

イメージって三次元ですよネ・・・アイヌは文字を持っていなかった・・・
だから・・・そのまま伝えるには、ユーカラしか無かった
聴力のみを使うユーカラの伝承・・・そこに人間の知恵が見えてくる。
本にして1100頁に及ぶ言葉をそのまま記憶する技術って凄いと驚いてしまう
それを何とか・・・再現してみたいと思っている

その能力の凄さに気が付かなかったアイヌ・・・何と不幸な道を歩んだのだろう
日本には、そう言う民族が現存すること・・・誇りの民族として扱わなければ
いけない時期にきていると思う・・・
アイヌというのは、人間と云う意味・・・動物の一種だけれど
頭脳が発達している分・・・問題も多い

それを救う為に宗教ってあるのかも知れない
アイヌは、シンリツ・・・所謂ルーツを大切にする・・・生きていく源みたいなもの
ワカルパの先祖にカユシピンナという妾の親孝行の英雄が居た
本妻の子孫のロクデナシが幌別の方に居た・・・図式

シヌタプカでもシャンプト彦・ルペットム彦・育ての姉・・・血の繋がりのある人間の
嫉妬による裏切り・・・そのまま伝えているユーカラ
人間って賢いようで・・・自我が台頭すると・・・実に愚かな行動をするもの
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ここへ来て・・・驚いていることがある
アイヌ語の雅語を原文で読めるように成ってきている・・・大まかに(*^_^*)
アイヌ語にアクセスするには、丁度パソコンのキーボードから入力するに
似ている感じがする・・・
三次元のCADを動かすのに・・・どうしても分らなかったラジオシティの概念
それを一言で解決して下さった
佐野昌巳先生・・・
そういう情報の発信が・・・インターネットの醍醐味だと思う

最近は、外国特に中国からアクセスあると・・・必ずスパムが来ること発見した
私の理論・・・スパムは、銀の矢300本まで行かないであろうと思う
現在151本の銀の矢です(*^_^*)
韓国が殆ど来ていない・・・中国もそはろそろ種が尽きている感じ・・・

 


11/08/17 (水)  Mutk turen mat


口琵琶媛・・・修正終わってアップ出来た・・・ひとまずホッ(-o-)

今日は休みなので仕事が終わって朝一番で幌村のお墓参り・・・とんぼ返りして図書館へ
本二冊返して・・・1冊借りて来た・・・「アイヌ民俗文化史への試論」山川力 著
知里博士と同じ年代の方らしい・・・(*^_^*)
北海道新聞社で論説主幹をされていた方みたいです・

ちょっと読んでみると・・・ユーカラに関する認識・金田一博士の筆録の年代など
相当な誤謬が見受けられて・・・新聞の役目に疑問符?がつくこと書かれている(*^_^*)

これだものワカルパ翁のユーカラが疎んじられていたことを・・・納得した。
アイヌ文化の核を封じ込めるようにみんなして動いていたこと・・・分った(*^_^*)

こうしてみると返した本「アイヌ民俗の歴史」榎森進 著 は虎杖丸の曲を
分析して書かれているので信頼出来る内容なのだと思う。
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現代の社会に於いても学ぶことが多いユーカラ・・・社会学として捉えると
全世界で光を放つだけのものであるのは確かです。
リーダーの資質・・・それを頼りに平穏に生活出来る喜び・・・そして誇りとなる自決権

アイヌは、狩猟民族だから交易によって生活の向上をしてきた・・・
シサム(漆塗り)の文化は、アイヌには驚きでこよなく好ましいものであった。
禁制の三丹錦を大陸から持ってきて・・・和人から漆器と交換する
でも、チュプカ(東方)から武士の股ずれ防止のラッコ皮が珍重され・・・
そちらに富が流れる・・・それをやったのが石狩彦・・・アイヌ社会が乱れる
その交易に絡んだ・・・東方(メナシ)との葛藤がユーカラ

だからコタン名は、隠し言葉に成っていると思う・・・
今回のMutk turen matのキムント媛の胸に六つの巴紋は、暗号で
どこを指しているかは、一部の人は分っていた

それを全部ぶち壊しにしたシャクシャイン(サンクス)が英雄視されている・・・
ユーカラで考えると、ポウヤウンペがイケスイして・・・怖い者無くなったので
レプンクルが台頭してアイヌ全体を立ち上がれなくした・・・テロリスト
そう言うことになるんですよネ(*^_^*)
 


11/08/16 (火)  Kane esaman


ようやくKane esamanの修正終わってアップ出来た・・・(*^_^*)

後、Mutk turen mat を修正するとホッとする・・・
今までアイヌもアイヌ文化研究者も誰も知らなかったものが甦る・・・
金田一博士の奥様も訳せる人永遠に居ないであろうとしたワカルパのユーカラ

でも、金田一博士の本心は、虎杖丸の曲の時に決まっていた・・・
恐らく、膨大な筆録を訳すのは一人では間に合わないだろう
一番長い虎杖丸の曲で・・・注釈を手一杯残しておこうと・・・
それに気付く者・・・必ず現れるだろうと・・・

ワカルパの10曲を読むと・・・本当に凄いものだと段々解ってくる・・・(*^_^*)
翻訳の完成度を上げていくと特にそれを感じる・・・
 


11/08/15 (月)  暑っっっう・・・(*^_^*)


季節が一ヶ月ずれている感じですよネ〜・・・お盆となったら秋風を感じるのに・・・

家族6人今朝の5時に家を出たらしく・・・仕事から帰って来たら・・・静かです。
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今日は、kane esamanの可笑しいところを直しながら読んだ
相当アイヌ語の雅語に慣れて来ていて・・・イメージが浮かぶ・・・
金田一博士の偉大さがヒシヒシと感じて・・・ユーカラを訳して良かったと思う

でも、そんなに良く云わない記事が溢れているのは、少し問題だと思う
ユーカラの一曲も筆録したことの無い人達が云っていること・・・

金田一博士が筆録したもの・・・膨大です
金成マツさんのもの・・・訳すのに何故50年も掛かると云う学者がいるのか?
不思議でならないです。
17年くらい掛けて・・・何億も掛けて・・・ろくな訳も付けないで
未だ残っているってか?・・・それは詐欺に等しい(*^_^*)
 


11/08/14 ()  ようやく・・・


埼玉の長女夫婦が渋滞に巻き込まれてフェリーに間に合わず・・・翌朝のフェリーで
やっと着いた・・・(*^_^*)

目の見えないミニダックスのアル君も私のこと覚えていてくれて・・・
もうどうしてイイか分らないくらい・・・喜んで可愛いですネ〜

予定が狂ったので・・・明日から美瑛〜浜益と廻ってお墓参り・・・私を除いて(*^_^*)
 


11/08/13 (土)  どちらから?・・・


あと2曲の校正は、どちらからやったら?・・・Kane esaman 金獺記からかな?(*^_^*)

10曲揃ったら印刷して浜益のユーカラ文庫に追加して皆さんに読んで貰おう
蝦夷の8世紀から13世紀を想像出来るユーカラ・・・浪漫ありますよネ
ここまで来るのに丁度2年掛かったんです(*^_^*)

今までやってきて・・・何故?ワカルパ翁が表に出て来ないのか?・・・不思議です
ユーカラ集8巻9巻は、ワカルパ翁所伝なのに?
2巻は新冠のサンキロッテ・ワカルパ夫人のタウクノ媼なのに
金成マツ筆録と成っているのは、ユーカラを読んでいる人殆ど居ないと云うことなんでしょうネ

榎森 進氏は、実際にユーカラ(虎杖丸の曲?)を分析されている・・・
ワカルパ10曲とコポアヌの最後のユーカラで分析すると・・・
アイヌ文化の研究が一気に進む気がします。
 


11/08/12 (金)  アイヌ民俗の歴史


「アイヌ民俗の歴史」榎森 進 著

この本は、私のユーカラ軍事機密情報説と同じことが書かれている・・・
只、シヌタプカが実際に存在していたと云うことを前提にしていないので・・・
どうしても核心がぼやけてしまう・・・

マシケは、浜益でなくて現在の増毛としている・・・それが原因なのでしょう(*^_^*)
 


11/08/11 (木)  お墓参り


8月の連休は10・11日しかないので・・・今日美瑛にお墓参り
AM12:00に目が覚めて・・・3時に家を出るつもり
9月の連休は、丁度お彼岸の中日にお墓参りが出来るので・・・まあイイか?((*^_^*)
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家を出てから・・・旭川までずっと小雨・・・現地に着いて晴れた
姉の処に寄って楽しいものを見つけた・・・作者の方にお会いして
9月のお彼岸の墓参の時に写真を撮らせて頂くことになり・・・
楽しみが一つ増えた(^_^)v
 


11/08/10 (水)  Sanputunkuru・・・


コレだけでも読んでみたいと始めた翻訳の勉強・・・今日何とか可笑しい処直してアップ出来た・・・
後二曲出来たら・・・私の宝物になると思う(*^_^*)

本にして10曲で1100頁・・・100冊作ったら120万掛かる一冊12000円・・・
500冊で290万掛かって一冊5800円
北海道教育委員会辺りで印刷代出して呉れたら各学校に一冊でも残せるのにナ〜
世界に誇る叙事詩を北海道の子供達にだけでも残して上げたいものです

アイヌ語の素晴らしさを認識して欲しいと思っている・・・
でもネ〜・・・ユーカラって知っている人殆ど居ない現状なんだけど・・・

カムイオイナのアイヌラックルの話では、飢饉になって育ての姉が人々の為
蓄えていた穀物を供出するのだが・・・底をついて
最後に少し残った稗で酒を造って・・・或る女神に届ける
神の世界に届くと六倍・・・六十倍になるから
その女神は、神々みんな招いて酒宴を催す・・・
その女神は、踊って踊って・・・飢饉を起こした神達の機嫌を取り戻して
飢饉を救う・・・

鍋沢ユキのhennoye(mintuchi)ミンツチと云うのはカッパのことらしいが・・・
ざっと読んでみると何やら面白そうだ・・・
災害なんかで苦況に立たされた時に普段の心構えなんかを示唆している
アイヌの物語・・・
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今回のSanputunkuruは、トミサンペツの郷の中の一つのサンプツ彦が
その名声に嫉妬して造反を起こすのだが・・・妹の媛が
止めようとして兄に殺されてしまうがポイヤウンペが祈祷して生き返らす物語

人は身分不相応な行き過ぎを望むと悲劇が待っていると云う・・・一貫した
テーマがユーカラには含まれているような気がする・・・
アイヌはチャランケ(論争)するときその規範にユーカラとかオイナを持ち出すらしい
それと過去に戦ったことがあると・・・それを隠し言葉で記録したらしい
私の軍事機密情報説は、正しいことになる(*^_^*)

そう思って読むと・・・ユーカラって本当に奥が深くて面白さが倍増する
アイヌの教典として悠久に語り継ぐべきのものとされている
金田一博士の見解は正しいと思う・・・只正調のものに限るけど・・・
今までその違いがハッキリ認識されなかったが・・・
ワカルパ翁の10曲が揃うと・・・その全容が見えて来る

こんなにも素晴らしいものが今まで埋もれていたのか・・・と
驚かれる人多いと思う
 


11/08/09 (火)  Ponkemaratki・・・


小さな脚のある耳輪の曲・・・今まで訳しきれない部分を何とか完成度を上げること出来た。
今月で取り組んでから丸2年なので・・・ようやく雅語に慣れたみたいだ。
金田一博士が普段の話し言葉では、殆ど訳せないと云うのは本当のことで・・・

4月22日に或るカムイユーカラの訳を載せているが・・・同じ言葉Chimut kaneって
Ponkemaratkiに出てくる・・・萱野茂氏の訳は、矢張り可笑しい
アイヌで無ければアイヌのことは分らないものだ・・・としていた論拠が見事に崩れる(*^_^*)
其れくらい難しいアイヌ語の雅語・・・

鍋沢ユキのシノッチャ(歌)を訳したとき・・・
イキナリKekって出てきて・・・それから・・・karapa
シノッチャつて普段の言葉yayanitakでやるものだと気付くのに可成りの時間掛かった
kek・・・ってku ek・・・雅語だと a ek・・・私来たと云う意味
karapa・・・ってku arapa私行くとなって・・・雅語だと集まると云う意味に成る

そのようだから・・・先にyayanitakを覚えてしまうと・・・雅語は訳せなくなる(*^_^*)
私の場合・・・ワカルパ翁の雅語だけでスタートしたから良かった・・・
下手にアイヌ語に詳しい人は、頭がグチャグチャになるのでは???

結局、日本語のように古語辞典も必要になると云うことだと思う・・・
それで、金田一博士は、古い言葉で訳されたんだと思う
博士は、余り説明的に訳すと・・・本来の意味が壊れると仰っている

丁度、ゲーテのファウストで・・・メフィーストフェレスが嫌がる戸の上の紋章・・・?
それは、五稜星・・・黄金比を勉強して初めて知ったこと・・・
それと同じくらい勉強しなければユーカラは、解けない謎を秘めている・・・

アイヌの6と云うのは聖数であって・・・黄金比を表しているような気がしている
巴・・・渦巻き模様は、黄金螺旋そのものですからネ〜
そういったものが・・・散りばめられている叙事詩・・・
詩人でないと読み解けないかも知れないナ〜(*^_^*)

ワカルパ翁は、天才的な処があったので・・・その時代のアイヌには
それを受け継ぐだけの能力は無いと判断したんだと思う・・・
シサム(和人)は、アイヌより人口が途轍もなく多いから其の中の天才に託そうと思った
20歳も違う年下の和人に礼儀を尽して・・・真摯に当たった
天才同士だから・・・直ぐに打ち解けて目的を達成出来た
ワカルパ翁の鋭さは、文字の在る人に筆記して貰いたいという一念
それに応えた金田一博士の情熱・・・年齢を超えて友情が芽生えたと思う

それをワカルパ翁は、兄のウトムリウク・・・妻のタウクノにも話したと思う
だから紫雲古津に残っていた秘密を全て・・・博士に話したと思う
新平賀のものは、粉飾が多くてオリジナルからかけ離れているのを見抜かれている
 


11/08/08 (月)  北海高校負けた・・・(*^_^*)


タマクマさんの孫がエースで活躍したのに・・・サヨナラで負けちゃった(*^_^*)
でも、イイ勝負だったな〜・・・見ていて気持ちが良かったナ〜

Ponkemaratki読みながら直して48枚まで進んだ・・・今日、明日で完了出来るかな?
ガチガチのカックラキンの直訳でもして於いたお陰で雅語を学びながら・・・
楽しめるのは、インターネットやっていてホント良かったと思う。

ユーカラは、昔から現在に至るまで・・・そのまま戒めとして教えてくれる
アイヌの優れた思想が浮かび上がって・・・北海道を豊かにするものだと思う
子供たちにはカムイユーカラを・・・
男達はユーカラから・・・その本当の勇気を学び・・・女は媛達の微笑みを学び・・・
謙虚に助け合い長閑に暮らして行くのを目指す・・・努力

天変地異は、年寄りが記憶していて・・・それを素直に聞いたものが助かる
日本は、世界に類を見ない特別の言葉を持っているアイヌの叙事詩を
大切にして研究しなければならないと思う・・・
科学一辺倒でやってきた世界に今大きな綻びが顕在化しつつある

ユーカラは、大昔の北海道のどうしたらみんな長閑に暮らせるか?を
今の世界情勢に当て嵌めると・・・同じようなことが見えてくる。

首領(トップ)が天才的な能力を発揮した場合・・・嫉妬するものが足を引っ張る・・・
それを支える人が7人は必要であろうと思う・・・
そのNo2を支えるのに7人は、必要になる・・・そうすると50人
飴と鞭を使って・・・やることに成るのだが・・・鞭だけ使うと破綻しますよネ
 


11/08/07 ()  昨日はパス?・・・(*^_^*)


暑かったせいか?・・・独り言書くの忘れていた(*^_^*)

今日はPonkemaratki(私が一番好きなユーカラ)の可笑しい処を直そうと読んで・・・
夢中になって読んで25枚目まで進んでしまった・・・(*^_^*)
次々にイメージが浮かぶと云うことは・・・そんなに変な訳ではないと思う。
ユーカラは、その場では分らないことを後のシーンで読めば解るように
巧みに組み立てられていて・・・読み通すと分るように成っている。

だから・・・どんどん進んでいくようにリズミカル(四拍子)に構成されている
でも、戦略だから・・・隠し言葉で語られるので・・・一般には分らない
山とか海で狩りをする場合・・・隠し言葉で話すのと同じ・・・筒抜けになって逆襲される
狩りは男の仕事だから・・・厳格な掟があった・・・

人が武器を手にして戦っているうちは、その技術・・・運・不運で済ませて居られるが
核物質は、自然界に無いものを作り出して・・・コントロール素手で出来ない。
核のエネルギーは、太陽神に任せておいて・・・それを有り難く受けるべき
神の領域に入り込む知恵は人間には無い・・・高々80年の寿命

核廃棄物の寿命を考えたら・・・核を取り扱っている関係者のお墓に埋めるしかない
核を抱いて眠って欲しい・・・
フランスは、流石にクロードベルナール以来・・・科学に関して進んでいるが・・・
私が師匠と仰ぐルノアールは・・・笑い方を忘れていると云っている。
人間は実に滑稽なもので愛すべき存在だと・・・恥を知ること
ユーカラを読むと・・・本当に人間の可笑しさがあって・・・噴き出してしまう
男の面子・・・女の面子・・・意地の張り合いから起る・・・修羅場

それをどうしたら平穏な状態に持っていけるか?・・・を探っていたユーカラ
現代の問題も包含しているユーカラ・・・これを北海道で解いてみたいです。
人は、500〜1000年前もそんなに変わっていない頭の中・・・

ユーカラを読んで・・・その生きていく上で何が大事かと云うと・・・
人には住居・・・居場所が非常に大事なウェイトを占めているということ

裸では冬凍え死ぬ・・・食べないでも飢え死にする・・・直接的な死に至ること
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地上では色々な葛藤劇が繰り広げられているが・・・
インターネットに於いて・・・Googleって面白いものを次々やっていて・・・
北朝鮮とか興味のある現在の処を空中写真でみられる・・・
アメリカのベンタゴンから今のインターネットが発達したと云われているが・・・
元々は、Unixのシステム・・・今でも・・・

確かに猫も杓子もインターネットの時代を開いたのは・・・Windowsだけれど
只、商用のOSにか過ぎなかった・・・私にも使えた(*^_^*)
でも、大事なことは、サーバ群とプログラム言語・・・それをコンパイル出来るということ
初歩的なことでは、Peal言語のインタプリタでCGIを動かせること・・・
これが無ければ・・・ワカルパ翁の未訳ユーカラの六曲は、永遠に闇の中・・・

人間の知りたいと云う情熱こそ・・・何かを生み出す原動力だと思う
しかし、余り深いと・・・途中で死んでしまう・・・金田一博士のように・・・
でも、純粋であれば誰かが後を引き継ぐ・・・
 


11/08/05 (金)  情報・・・


アイヌ文化が甦るには、ユーカラ時代の自決権と誇り・・・
そこに立ち戻って・・・アイヌの統一を実現しなければ無理なお話で
ヤウンクル(日の本)魂を尊重しなければならないと思う
日本の大和魂みたいに・・・?(*^_^*)

シャクシャインの蜂起の時・・・ユーカラの勢力図そっくりだと
気が付いている人少ないと思う・・・アイヌも

アイヌは、蝦夷を統一出来なかった・・・
それを表現しているのが・・・ユーカラ・・・パラドツクス
それが解れば・・・アイヌ文化は甦る・・・
しかし、金田一博士の実感の科学の概念(形而上学)を実感できなければ無理
偶然と思われることでも・・・人間がひたすら指向すると
見えてくる場合あるが・・・途中で諦める場合多い(*^_^*)
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過去のアイヌの蜂起が悉く失敗しているのは・・・賠償で済ますというのがある。
和睦の謀議にまんまと引っ掛かって・・・頓死している

それを戒めているのが・・・ポイヤウンペの遣り方
一旦戦闘になったら・・・捲土重来のないように・・・徹底的に叩き潰す

戦闘の最高司令官は、敵の分析・・・味方の分析・・・全てに於いて
終えていないと・・・戦うべきでない。
終えて居なくとも・・・戦いながら分析を怠りなくやるべき・・・
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一人で全世界のスパムと戦って・・・勝てたことは
ポイヤウンペの戦い方とそっくりなんです

味方の分析・・・それは、日本で使っているIPアドレスを知ること・・・
騙すテクニックを見破ること・・・騙しきれない部分を知ること・・・
レプンクルモシリ(外国)は、言葉が違うので・・・たった7個くらいの文字で皆殺し
後は、身内の嫉妬深い奴の挑戦を斥けるのは・・・
他国の力を借りているのが多いので・・・力を貸した他国のIPアドレスを
徹底的に狩るしかない・・・コタン(サーバ群)65000を殺し尽す
一本の銀の矢が・・・それに当たる(*^_^*)

矢張り長閑にインターネットでメールも掲示板も自由に使える環境に
戻さないといけないと思う・・・原点に

アイヌ文化も同じだと思う・・・ユーカラの精神に立ち戻って結束出来るか?
和人は比較的・・・どんな思想も取り込める許容力を持っている
だから・・・和人の漆器の薄造りの椀をアイヌは、宝としていた・・・
どんな時代にも・・・策略を巡らし利益を得ようとする人間社会

それに辟易してイケスイしたポウヤウンペ・・・妹を連れて

本来は、日の本を守る守護神の役目で石狩湾を守っていたが・・・
レプンクルの攻撃は致し方ないにしても・・・身内も然り・・・

只、神が嫉妬して・・・アイヌの黎明期からの蜘蛛の神と一緒に戦った後
イケスイ(怒って何処かに行く)したのは何となく分る(*^_^*)
悪神だったかも知れないがハンカクサイことをしたもので・・・
人間と神の関係は、相対的なことを破る行為・・・

14世紀の終わりには、アイヌの世界は、神々との関係に於いて
崩壊していたことになる・・・
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オッカナイもの(ポイヤウンペ)無くなった結果・・・各地で
勃発した悪党との戦い・・・近代の蜂起劇・・・

蝦夷史を考えた場合・・・和人の記録ではどうしても分らないのを・・・
沙流紫雲古津に残っていることを発見した金田一博士

和人の記録で残っているコシャマインまでは遡れるけど・・・
それ以前は全く分らない

古くは、石狩湾から日本本土の十三湊以南にも交易する航海技術があって
可成り早いうちから鉄器は使われていて・・・
樺太ルートの三丹交易品は禁制のものだから富を蓄えていたんでは?

メナシ・チュプカ(千島)ルートのラッコなどを或る程度コントロールしていたんでは?
その葛藤の記録をアイヌの隠し言葉で地域名を隠したのがユーカラでは?

色々な戦いから学んだ結果・・・賠償では済まない場合があるから
戦うときは、最後まで戦うものだと教えているのでは・・・
戦いで死んだ場合・・・甦るというのはその意思が受け継がれることを
意味しているように思われる。

古老から受け継いだユーカラ伝承者は、それを残さなければならない責務も同時にある
ワカルパ翁は、アイヌの若者にその覚悟がないので・・・和人を頼った
そして、筆録として残った・・・これは悠久に残す方法で優れている
そして、翻訳を引き継ぐ者がいつか現れるとして・・・金田一博士は
一生を捧げた・・・後は、アイヌの中にユーカラを再現する人が
現れるかと云うことに掛かっている(*^_^*)

和人に土地を奪われたと云っていないで・・・ユーカラを実演しなければネ
そうしたらみんなでアイディアを出して北海道文化が豊かになる
ユーカラを聴きたいと思っている人全国から集まってくると思う。
返って外国の人の方が・・・興味を示すかも知れないネ
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後、4曲可笑しい処直したら・・・ワカルパ翁の血縁の方に
ワカルパエカシユーカラ集として来年の没百年に届けようと思っている

今年中に平取町にメールして捜しておいて頂こうと思っている
平取町もこれでアイヌの都として確立出来るものが揃ったことになる
同時に浜益でポイヤウンペとカムイオトプシを讃えるお祭りが
アイヌの手で出来るように成るかも知れない・・・

ユーカラに出てくるコタンは全道に跨っているので・・・ネットワークが
出来るとイイよネ
 


11/08/04 (木)  今日はお休み・・・


昨日、中央図書館に金田一京助全集7〜11巻返して・・・新たに借りたのが・・・
「アイヌ民俗の歴史」榎森 進氏著 2007年3月初版

今までのアイヌに関する研究で論じられているものは、殆どユーカラ集を何度も読んでいない
人が多いのに驚いてしまう・・・それと金田一博士がワカルパを本伝としていることに
気が付いていない人が多い・・・(*^_^*)

でも、瀬棚が中世に於いては、メナシからの交易の拠点だったことが書いてあって・・・
やっと虎杖丸の曲の金のラッコのことが理解できました。
コシャマインの蜂起の前に・・・もう一つ島牧の首領の蜂起があったこと知った。
ユーカラ10曲は、蝦夷のダイナミックなアイヌの記録そのものですネ(*^_^*)

航海術とかは、機械に頼っている現代人の思考を遙かに超えている・・・
メナシから石狩湾に向かっての海上ルートがあったことが浮かび上がった
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楠森氏は、久保寺博士の説話説は、誤謬であるとしている・・・
氏は、ワカルパ翁の10曲を本伝としている金田一博士の真意を
直ぐ理解されると思う・・・特に虎杖丸の曲から・・・

安東氏以前の空白の蝦夷を記録しているのがユーカラとハッキリ浮かんで来て
益々・・・面白さが増してきましたネ〜(*^_^*)
メナシシャムの位置が浮かび上がる・・・ルートが確定したのは・・・嬉しい
 


11/08/03 (水)  赤焔 白焔・・・


赤焔白焔・・・訳し切れてないところ直して・・・思ったこと
少し時間を置いて読んでみると・・・以外とそのバランスに気付くんですネ(*^_^*)
それと、可成りアイヌ語の雅語に慣れてきていること分る

読むとイメージが頭に浮かぶようになってきているので・・・面白くてしょうがない
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赤焔白焔は、悪夢の曲に次いで・・・二代目と推測している?のは、
その後のユーカラでのことの謂われを説明しているようだから・・・
これを読むと・・・あぁ成る程と納得するんです(*^_^*)
ですからユーカラは、独立しているものではなくて・・・全部有機的に
繋がっているもので・・・全部読まないと解らないもの(*^_^*)

でも、10曲を本にすると1100頁に及ぶものをワカルパ翁は、ユックリ話して
それを1ヶ月くらいで筆録した金田一博士の格闘劇は・・・
鬼気迫るものがありますよネ

コポアヌ媼の筆録なんかは、これは間違いであろうと思うところがあるけど・・・
ワカルパ翁の場合は、殆ど見当たらないです。
金成マツ媼の場合は、アイヌ語に成っていないのも多い・・・
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ワカルパ翁がアイヌの為に残したものが如何に貴重なものか・・・
しっかり勉強しない限り・・・アイヌ文化は滅びると思う
ムックリ一つとっても・・・私は金属製が古いとしている・・・
久保寺博士は、竹製が古いとしている・・・

発想を逆転しないと・・・アイヌ文化は、理解できないです
農耕民族の発想では・・・狩猟民族のダイナミックな思考にはついて行かれない
でも、人が生きていく上で大切なものを表現している・・・

赤焔白焔を・・・ゲーテのファストと較べてみたら・・・戯曲としても上だと思う
ユーカラを理解出来る人って・・・少ないのかも知れないネ(*^_^*)
 


11/08/02 (火)  最後のユーカラ・・・


最後のユーカラを何とか訳し切れたように思う・・・それでアップしておいた
最後に出てくるコタン名は、キムントとカネペッで・・・これは興味深いですネ〜

コシャマインとシャクシャイン・・・クナシリ・メナシの蜂起と・・・
ポイヤウンペがイケスイしたことなどを考えてみるのも面白いです。

先ず、悪夢の曲が始まりで・・・最後も神と戦ってイケスイしている・・・
重い神・・・金色の蝙蝠の神に山城を守ってくれと言い残して・・・
明治38年までそのtapkop丸山が残っていて・・・それから崩された
そして丁度その時・・・金田一博士の研究が始まった・・・

最後のユーカラは、メノコユーカラとして扱った方が良さそうです。(*^_^*)
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沙流のワカルパ翁のユーカラ定義がアイヌの世界を定義している
カムイノミとユーカラは、男子のみのもので・・・
女子がやるものは、オイナとカムイユーカラ・・・

その中でもタウクノ媼のものが原典のようです・・・矢張り(*^_^*)
今までのアイヌ文化研究者は、アイヌの古い話は、ただ楽しむための
娯楽であると断じてきたが・・・それは、アイヌを馬鹿にしている

ユーカラは、そんな安っぽいものでなく・・・人間の命題・・・
何処から来て・・・何処へ行くのだ・・・その教典に等しいと思う
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貧しいからと云って・・・不満を言っていなかったワカルパ翁
それよりか・・・その時代アイヌの若者が誰一人ユーカラを受け継ぐ
意欲が無かったことを憂慮している・・・自分は娘しか居ない(*^_^*)

ユーカラを理解するには、アイヌ文化の核だと云うことが分らないと
実につまらないものに感じてしまう
そして、膨大な本を一通り読んでみないと解らない。
そして更に・・・ワカルパ翁のもの10曲揃わないと分からない(*^_^*)

結局、ワカルパ翁の10曲が揃わない内にアイヌ文化を論じられてきた過去
神と折り合いを付けて自然に逆わらずに暮らしてきたというのは・・・幻想
神も悪戯したり嫉妬して・・・からかったりすると人間が報復する世界
 


11/08/01 (月)  あっと云う間に・・・8月(*^_^*)


今日は、コポアヌ媼の最後のユーカラを読んで可笑しい?処、直しながら18枚進んで・・・
どうしても訳せない処でストップ・・・(*^_^*)

最後のユーカラは、どうやらメノコユーカラであるらしい・・・???
男のユーカラのアイヌ軍事機密情報説からは、外さないといけないかも知れないナ〜
微妙なところなんですよネ・・・途中で端折っている部分が見つかって
ワカルパ翁なら絶対端折らないものなんですよネ〜・・・

ワカルパ翁のユーカラは、他の人達と違って・・・全く隙が無いように展開されて
手を抜かない小気味良いテンポと構成で・・・描写力が、ずば抜けている

アイヌ文化を研究している人でIyochiunkuru=余市びとは、直ぐ解るのに・・・
Shinutapkaunkuru=ポイヤウンペって?・・・何処なの?と真剣に考えた人居なかったのか?