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Part13   7月の独り言


11/07/31 ()  今月は良かった・・・


今まで訳して来たのが・・・全くの度素人の訳かと思ったら・・・訳せる人
今まで居なかったことが解ったので・・・少し安心した(*^_^*)

今日はユーカラの第一番目のWen darap yukara を読んで可笑しい処直した。
完成度を上げて於いて・・・ワカルパ翁の血縁の方に差し上げたいと思うから

博士が驚いているのは、ユキにシノッチャをやらせると際限が無いそうで・・・
それと同じに創作ユーカラをやった場合・・・どうなるの?

金田一博士は、紫雲古津に奇跡的にオリジナルが残っていたこと見抜ぬかれていた。
新平賀・平取・二風谷など・・・創作を入れて面白くして楽しんでいた。

紫雲古津でも・・・誰が原典を伝えているのか?・・・絞り込んでいらっしゃる
その時の判断は、素朴で短いけれども深いものを予感させる構成に
注目されていたようです。
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博士は、ワカルパ翁のものを本伝としていながら・・・
全部を訳せなかったのは、悔しかったでしょうネ
アイヌ民俗全体のことを考えたとき・・・同化政策がされても最も大事なものを
残すと・・・後に目覚める人が出てくると望みを繋いだと思う。
 


11/07/30 (土)  一区切り・・・


今月は、金田一京助全集を調べてみて良かった〜
分からなかった大正2〜4年の状況が思っていた通り・・・博士の踏査の核の部分に当たる
翻訳残されていたワカルパ翁のユーカラ6曲が非常に貴重なものであったこと分かり
これを何とか粗筋だけでも訳せたのは快挙と云って差し支えないでしょう

来月から10曲の図解とシヌタプカの絵に取り組もうと思う・・・(*^_^*)
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今月のスパムを記録しておくかナ・・・
中国4個 タイ3個 カンボジア1個 計8個・・・累計145個
ようやく半分に近づいた・・・来月で半分超えそうで嬉しいな〜(~o~)
ここまで来るのに丸二年掛かったんだな〜
調べてみると2006/07/25にスパムが増えだしたとあって
スパム撲滅の受信拒否を本格的にやり始めたのは2009/04/04だったんですネ〜
6ヶ月で惨敗して今の方法に立て直してゲームとして楽しめるようになって
2年が経ったと云うのは・・・ユーカラに取り組んで来た期間なんですネ

スパムに負けて今の方法に気が付いていなければ・・・
恐らく、ユーカラにのめり込む余裕は無かったのでは?・・・
そして、今の仕事に就いていなければ・・・とても不可能に近いこと(*^_^*)

ホームページとは何ぞや!!・・・お金を掛けて本にしなくても・・・
電話線があるところならどんな僻地でも読むことが出来る出版の極地
間違っていたら直ぐ直せるしネ(*^_^*)
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公開は出来ないけど・・・何とかShinutapkaunmatの粗訳を終えた(*^_^*)

メノコユーカラは、心理描写の言葉が多くて初めての言葉も在って
大変なこと分かった・・・(*^_^*) でも、ホッとした気持ちが心地よい
絵の準備に2年間掛かったけど・・・やって良かったと思う

シヌタプカが明治38年まで実存していたことが分って・・・
アイヌの人達が再びユーカラを演じて・・・誇りを感じて生きられるのは
素晴らしいことだと思う
 


11/07/29 (金)  絵にシフト・・・


金田一京助全集7〜11巻読むと大正2〜4年に筆録したものが殆どで・・・
オイナ・カムイユーカラを記録していて・・・
サンキロッテ・ウテカレ・ユキ・タウクノ・ワカルパ・シコサンケ・エテアンマ・コポアヌ・ハル・ウセンカタ
の殆どが載っている・・・

だとするとワカルパ翁のユーカラだけが未訳になっていたことなのか?
矢張り、mutku turenmatと云う言葉は見当たらなくて・・・
Samchip upshi chipako ashkuru(覆舟変化物語)となっている

オイナとユーカラの内容は極似していて何故ユーカラが出来たんだろう?・・・と
考えてみたら・・・軍事機密情報説に必然的に行き当たる
日の本の都、沙流にとって石狩湾は、軍事上最も重要な処で
Wendarap yukaraでオキクルミと繋がっていることを宣言して
白焔赤焔で神でもポイヤウンペをからかうと酷い目に遭うし
石狩彦は、体制を崩すようなことばかりするので困った存在であった

その後のメナシ・チュプカとの葛藤での勢力図を記録したもので・・・
隠し言葉で表したものであろうと見て取れる
ワカルパ翁のユーカラには、一貫したテーマとトミサンペツのコタンの名が
決まっていてしっかりした構造を持っている。

カムイオトプシが出てくるのは、虎杖丸の曲 草人形・くさひとかた 八串の肉串の戦い
蘆丸の曲 金獺記 この5曲・・・
もう一度・・・最初の頃やった図解を10曲やってみると何か発見できるかも知れない。
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ワカルパ翁のユーカラ10曲が揃って・・・ようやくアイヌ文化の素晴らしさ
全貌が見えてくるんですよネ〜
これで、アイヌ文化に興味を持ってメヨイって何だろう?ケチャウって何だろう?
冒険心が掻き立てられる子供達が増えることでしょう。
子供達が読むとすると・・・Shinutapkaunmatは、公開を控えたほうが良さそうだ。(*^_^*)
 


11/07/28 (木)  ユーカラ10曲・・・


ユーカラを10曲読むと・・・シャクシャインの蜂起が見えてきます・・・
Ponkemararatkiを読むと・・・昔のアイヌの勢力状況が良く分かる

シャクシャインの蜂起のとき不参加だったクスリ(釧路)・アッケシ・・・ポンケマラッキと
仲が良かった・・・ポンケマラッキは、屈斜路湖畔のメナシの一番強い人

大昔のアイヌの勢力図がそのまま・・・シャクシャインの時代でも同じだったアイヌ社会
シャクシャインは、テロリストで英雄ではない・・・

東方で狩りが下手で・・・女房・子供を餓死させて・・・十勝に流れ着いて・・・
チョットした機転で・・・どういう訳かトップに成ってしまった
よーーーし、北海道のトップになってやろうか・・・
あちこちの処に伝令を飛ばし・・・一斉蜂起を企んだ
先発隊を息子に託して・・・往くまで交戦するな・・・と云っておいたのに
息子が勝手に交戦して・・・鉄砲の音でビックリして帰ったのがいる・・・
軍隊であれば、信じられないこと・・・命令は絶対服従・・・
 


11/07/27 (水)  大正2〜4年・・・


大正2〜4年のものは、博士は殆ど訳されていること分かった(*^_^*)

只、原文対訳でなく・・・梗概という形に纏っているのが多い・・・
矢張り、原文を読めた方が断然面白いです。博士は古語を使っているので・・・
古典の素養がないと・・・思考が途絶えて一般向きでなくなる(*^_^*)

アイヌでさえ分からないユーカラ・・・日本人にも分からないとすれば・・・???
絵を描きたくて現代風に直してみて・・・筋書きが掴めるけれど・・・
何回もやっているうち・・・アイヌ語原文が少し理解出来るようになる
そうすると・・・アイヌ語の描写力が途轍もなく素晴らしいのに気が付く

アイヌが対訳で原文の良さを損なわずに訳した人誰も居ない
知里幸恵は、余りにも分かり易く訳している・・・
アイヌ語には、隠し言葉とか・・・その場所で使ってはいけない言葉もある
余り説明的に訳しては・・・壊れてしまう部分がある。
それとヤタラ飾ったユーカラは、趣味の悪い着物のようで・・・ウンザリする。

アイヌの信仰・規範(イレンカ)は、実に質素で平凡で美しい。
アイヌは、オキクルミもポイヤウンペもイケスイしたこと忘れてる。
ポイヤウンペは、沖国人の言葉の抑揚を真似て騙すことも出来た。

アイデンティテイー(準拠枠?)その範囲では裏切りなしよ!!・・・と云うことだと思う
何時、寝首欠かれるか?・・・妬みの為に・・・トパットミ
それで、強大なアイヌの社会が崩壊していた・・・
それに、駄目押しのサンクスアイヌ(シャクシャイン)が絶望的失態・・・

一部のアイヌが和人に土地を取られたから・・・アイヌに年貢を出すのが
当たり前と云っているのがあるけど・・・チト違うと思う

日本も、小さな島国だけど・・・散々戦って現在がある・・・大和魂
アイヌには、それに匹敵する・・・叙事詩がある
金田一博士も仰っている・・・明治政府以来文字を許されているのに
何故、アイヌはその昔語りを自分で記さないのか?
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金成家も胆振では、名門で・・・知里家もそうだったみたいです。
特に金成太郎と云う人は、相当期待された人物で・・・
学校に行ったりして・・・シノッチャ(歌)なども紹介されてますが・・・
只、夭折したとしか紹介されていません。

或る本では・・・アイヌの墓を暴いて学者に骨を渡したと書いてあったり・・・
色々有って・・・ヤクザに始末されて函館で客死したとか・・・
博士は、そう言うこと殆ど知っていたと思う・・・

知里真志保博士も知っていたと思う・・・親戚のことだから・・・
カユシピンナの伝説って・・・そう言うことなんです(*^_^*)
 


11/07/26 (火)  金田一京助全集第8巻・・・


マタマタ・・・面白いこと盛り沢山で・・・一気に読んでしまった(*^_^*)
金田一京助全集最初に余り良く読まないで良かった〜
ユーカラに特化して・・・予見のない何故?・・・からスタートしたのが良かった(^_^)v

金田一博士もその膨大なユーカラ群に圧倒され只、筆録しなければ消えてしまうと云う
切羽詰まった状況では、致し方ないと思われる・・・

何故?・・・浜益のポイヤウンペのことが沙流にあるの?・・・
大昔は、沙流のオキクルミがアイヌに全てを教えて・・・石狩の方に異民族流れ着いて?
その母と兄弟を殺してやろうと行ったら・・・日の神の子だったので・・・
一人はトミサンペッ(浜益)に一人はイヨチ(余市)で石狩湾を守らせた
樺太から南下する異民族に備えて・・・又、千島方面からの侵入にも・・・
更に大和の悪い奴からも・・・

ユーカラは、沙流では男のみの伝承であった・・・秘密が隠されていて
隠し言葉で詩のように綴られている・・・一見つまらいように成っている

軍事機密情報説でユーカラを眺めると・・・一語一語に興味が注がれる・・・
10曲訳さないと分からないように成っている・・・(*^_^*)
それが、ワカルパ翁が残したかったもの・・・
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第8巻で分かったことに・・・虎杖丸の曲ではツナレとエテノアは、
同じ処で終わっていると云うこと・・・其の後を残しているのがワカルパ翁らしい

細かく拾っていくと頭が混乱するのが・・・ユーカラ
粉飾して倍の長さに成ったエテノアの虎杖丸の曲(*^_^*)
女性は、確かに生産の源だから・・・色んなもの生み出すが・・・

人を惑わすのも得意な分野・・・男の分野に出てくるとチト乱れるかナ
でも、本来は慎み深くて・・・気が利いて・・・賢明なのが女性
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今回分かったのは・・・金田一博士は、ユキのアイヌ女の気高さ
シノッチャを友にして生きていて・・・何時も謡っているそう・・・
さっき歌っていたのは?と訊くと・・・悪びれることもなく・・・歌うそう

それを懸命に筆録したらしい・・・果てが知れないほど即興で歌うらしい・・・
全く詩人のようです・・・
Hanchikiki (鳥の集会)は大阪のネフスキーに
呼ばれてアイヌ語の意味を教えた時、覚えたらしい・・・(*^_^*)
アイヌには、その信仰があった・・・そして誇りがあった・・・
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金田一京助全集を読んで・・・今まで読んだ本が有機的に繋がって・・・
影の部分も顕在化してきた・・・これを書くと長くなりそうだ(*^_^*)

金田一博士の筆録を訳すのは、殆ど不可能に近いとされていたのを
稚拙でもワカルパ6篇を3ヶ月でやり遂げたから見えてきたこと沢山ある。

金成マツ媼から虎杖丸の曲を昭和2年に筆録したのは、1週間掛かったこと
昭和4年に来たときは、もう二度とマツ媼から筆録したくないと・・・
懲りていたように思う・・・筆録者も苦行だけど
口伝者もそのスピードに配慮しなければ・・・更に筆録者の苦しみが増す

そうして、筆録したものだけが確実に残っていく・・・
テープレコーダに吹き込んだものは、時間が経てば翻訳不可能になる・・・
これを知っていたのが金田一博士のみ・・・久保寺博士も最初筆録したが
余りにも過酷なので後、録音する機械に頼っている(*^_^*)

 


11/07/25 (月)  金田一京助全集第7巻・・・


いやーーー面白いことが盛り沢山で・・・気になっていた大正4年のこと・・・分った(^_^)v

婆さん達が集まって・・・競って筆録に応じていた場面が甦る・・・(*^_^*)
矢張り、歳の往った人の云うことに従うことも在ったみたいだ・・・
しかし、博士は正しく分析されておられて・・・その場を巧くやり過ごしている。
何人もの年取った女性から筆録するのは、想像を絶する作業でしょうネ(*^_^*)

そうでなければ・・・残らなかったものがユーカラ群・・・
テープレコーダなどで残っても・・・訳せないユーカラ群
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筆録したからと云って・・・直ぐにスラスラ訳せないけど一音一音確認した博士
一音違っただけで訳せなくなくるからなんです・・・(*^_^*)
そこら辺を第7巻にしっかりと書いてありました。
テープレコーダに取っても・・・一音違って伝承している場合・・・お釈迦になる(*^_^*)
だから、大正4年の紫雲古津の婆さんの集会は、凄いものだと思う

他の人は、個人対個人でやっているから・・・間違っていても分らない
金田一博士の遣り方は、矢張り凄いことだと思う
博士は、ワカルパは、言葉が丹念でソツがない・・・
コタンピラは、あっさり語ってわかりよい・・・と仰っている

私も何度も何度も・・・読み返したりして・・・音に馴染んできて・・・
おや?・・・そういう言葉は聞いたことないぞ???とか
あぁこれは、記憶にある音の響きだな〜とか
決して文字からではないです・・・文字は直ぐ忘れる

面白いことに・・・久保寺博士がアイヌ語を覚えたのは、金田一博士のものをカードにしたそう
カードといえば・・・昔、英語で単語を覚えるのにそんな方法が在ったナ〜
と思った・・・しかし、視覚によるものは、ドンドン忘れる
その情報整理の為・・・睡眠があるそうなので・・・
睡眠って大切なものだと思う・・・不眠症の人は、どうなるのだろう(*^_^*)
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第7巻は、サンキロッテのことだとか・・・色々な伝承者のことが
明らかになって面白いです・・・今日から第8巻
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幌村タマクマさんの孫が甲子園にエースで出場するらしい・・・
よーーーし、応援しよう !! !(^^)!
 


11/07/24 ()  メノコユーカラは手強い・・・(*^_^*)


もう一歩の処まで来ているんだが・・・なかなかどうして・・・手強いナ〜
今月中には、ケリがつくと思うがネ〜(*^_^*)
一語でも分らないと・・・対訳の場合、前へ進められなくなって困ってしまう

伝承者でも創作が入らないものは、分らないことが在ったそうだからネ
そういうものこそ・・・貴重な遺産だと思いますネ
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コポアヌ媼が終わったら・・・一段落するので・・・
シヌタプカの絵にシフトしようかナ
金田一博士がユーカラ集12巻まで出して死にたいと仰っていたところまで
何とか辿り着いたから・・・後は、ゆっくりやって行けそうだしネ
 


11/07/23 (土)  金田一京助全集・・・7〜11巻


ずっと翻訳に主力を注いでいたから・・・ざっとしか読んでいなかった部分をじっくり
読んでいる・・・今日は第7巻を読んでみた・・・
ヌッキペッのツナレに逢う前の大正7年のことが分った・・・
金田一博士は、或るアイヌから擂鉢山は、今こうだけれど・・・崩れてこう成って
昔は、立派な山であったと・・・聞いていたことも分った・・・
気になっていたウテカレ媼のことも分った・・・
矢張り、タウクノ媼のカムイオイナが原典であろうと云うことも匂わせている
私も、その素朴さから言って・・・その一点に絞って考えていた。

面白いことが分った・・・Mutku turenmat(口琵琶媛)のことが何処にもなくて
Samchip upshi chipako ashkuru(覆舟変化物語)と云うもの?
調べてみる必要がありますネ〜(*^_^*)
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金田一博士は、予定していたユーカラ集20巻にどれを載せようとされていたか?
12巻まではワカルパ翁だと思うが・・・13巻目辺りからコポアヌ媼かナ?(*^_^*)

ただ、メノコユーカラは、久保寺博士は・・・sensualと云っているように・・・
チョット、公開するのを戸惑う表現が多い・・・それで私も躊躇していた・・・
オイナとカムイユーカラは、主に老媼がやっていて規範用・・・
ユーカラは男がやって・・・女はメノコユーカラ
その扱う範囲がキッチリ守られていた紫雲古津・・・
平賀ではそれがどうやら崩れていたようです
ウゥエペケレは、yayanitak普通口語でアイヌでも訳せるもので・・・
比較的短篇のカムイユーカラは、或る程度のアイヌ語を勉強すると
なんとか様になるけど・・・ユーカラはそう簡単にいかないらしい
紫雲古津のユーカラは、アイヌでも訳せなかったようである。
雅語を知っているアイヌは、殆ど居なかったようである。

アイヌ文化の曼陀羅が紫雲古津に綺麗な形で残っていたことを確信出来た

金田一博士の本に成っているものは、格調高い古語で書かれているが・・・
筆録の注釈メモは、東北弁で今でもその通り分る言葉で書いている・・・(*^_^*)
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タウクノのカムイオイナ・・・ワカルパのユーカラ・・・コポアヌのメノコユーカラ
ユキのカムイユーカラ・シノッチャ・・・ウトムリウクのカムイノミ
これが原典・・・

タウクノのカムイオイナは、実にシンプルで聖典として美しい
ワカルパのユーカラは、隙がなく力関係が実に良く描写されている
コポアヌのメノコユーカラもキチッとした雅語で構成されている
ユキのカムイユーカラも技巧性(創作性)を排した純粋性

それらがまるで名画の各部分を彩っているように映る
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これは、視覚化する必要がありますネ
音楽家もアイヌの心に触発されて・・・名曲が浮かぶでしょうネ
今までの混沌(カオス)から昇華されたものが顕在化されると
今までの悲しい出来事からアイヌも脱却して
大昔から住んでいた蝦夷の将来の為に共に立ち上がって協力して
進んで行けるような気がする

人間が生きていく上で自然の恵に感謝してバランスを最も大事にした
アイヌのユーカラ曼陀羅は、現代にこそ必要なのかも知れない。

アイヌの世界は、丁度コンピュータと人の関係に似ている
火の神は、人間の言葉と神の間を取り持って・・・通訳してくれる
コンピュータも正しく入力するとそのまま応えてくれる(*^_^*)
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アマッポと云う熊なども一矢で倒せる毒矢の仕掛けがあるが
仕掛けた場所に侵入してはいけない印を付けておくらしいが
そして、仕掛けた人以外山に入ってはいけない掟
しかし、猟の経験のない人が入り込む場合・・・悲劇が起る

それと仕掛けた人が外すことが出来ない状態に成ったとき・・・
犠牲者が出る場合もある

便利に問題を解決するのに毒を扱う場合・・・そこが封鎖区域になる
便利の奥に潜む・・・逆の作用があるパラドックス

原発がその毒の最たるもので・・・子孫に残してはいけないもの
津波が教えてくれた教訓・・・真摯に受け止める必要あり!!(*^_^*)
 


11/07/22 (金)  Hanchikiki (鳥の集会) #2


昨日、金田一博士の訳を並べて書いてみて・・・やっておいて良かったと思った!!
昨日見た本は、昭和5年のもので分厚く大きな本だった・・・以前みたものと全然違っていた。
ああ云うのを見ると・・・随分昔のことだったんだナ〜・・・と思えるけど
筆録ノートとかワカルパ翁のユーカラの描写力は、昨日・今日のように甦る

Hanchikikiは、鍋沢ユキのものだとは・・・博士は紹介していない・・・
素朴でリズミカルに展開する本物は、個人のものでなく・・・アイヌのもの

創作のものは、アイヌのものでなく・・・個人の楽しみにしているもの
知里幸恵のものは、アイヌのものでなく・・・個人の創作も入っているもの・・・

本物は、リズムと云い・・・構成と云い・・・描写力と云い完成度が高い
そして実にシンプルに出来ていて・・・名画のようである。
蛇足が無い・・・金田一博士は、画家志望だったから見抜いたのかも知れない(*^_^*)

悠久に残るものは、真実を伝えている・・・合理性ではない感じるもの
 


11/07/21 (木)  中央図書館・・・


道立図書館もユーカラの研究は貸し出ししていないらしい・・・ほんじゃまぁ
中央図書館に借りていた久保寺博士の2冊返しに行って・・・金田一京助全集2・3冊
借りてこようかナ(*^_^*)
鳥の集会の金田一博士の訳は筆記してこよう!!
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筆記してきたが・・・何故ユキが大阪に行ったか?・・・そして金田一博士の家に
来たのかが・・・分った(*^_^*)
博士はユキをakottureshi(我が妹)と呼んでいたから・・・ユキもyupi(兄)と呼んで
本当の家族のようにしていたこと分って・・・何かホッとした(*^_^*)
ユキのシノッチャ訳せて・・・本当に良かったと思う。
因みにユキは、知里幸恵より一つ年上みたいだ・・・

今日は、金田一京助全集7〜11巻借りてきた・・・訳されていないのを調べる為
カムイノミも博士は結構訳されているみたいなので・・・省略しても良さそうだ
タウクノのカムイオイナ・・・ワカルパのユーカラ・・・コポアヌのメノコユーカラ
ユキのカムイユーカラ・・・これで4点セットが出来上がる

紫雲古津の女性は、決してユーカラとカムイノミは男のものとして・・・
やらなかった・・・それがアイヌの掟
他の処では、その掟(イレンカ)が乱れに乱れていた・・・
虎杖丸の曲では、平賀エテノア・金成マツ・・・とんでもない創作ものをでっち上げて
それこそ百花繚乱の賑わいを見せていた・・・ワカルパ翁没後(*^_^*)
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ユーカラは、女が理解出来るものではないし・・・
カムイノミは、婦女子に聞かれないように低い声でやったらしい・・・
金田一博士が明治39年に初めて筆録した平村カネカトク・・・首づとの曲
博士の家に押しかけて・・・蘆丸の曲をやった平村コタンピラ・・・
それを知里幸恵が書いた経緯・・・???
平賀ヤヤシ所伝の虎杖丸の曲もコポアヌ経由で筆録して・・・途中で端折っている

沙流川筋と云えども・・・二風谷も例外でなく同じだった・・・
ただ、博士はアイヌにとって・・・昔、誇り高い民族の英雄がいて・・・
最後まで戦って・・・死ねれば本望だと云うことを残したかった
下手に和睦などと云う甘い言葉に騙されて・・・頓死したコシャマイン・シャクシャイン
ポイヤウンペの戦い方を学んでいない・・・唯の??(*^_^*)
 


11/07/20 (水)  Hanchikiki (鳥の集会)


ユキのカムイユーカラ鳥の集会と同じものを何処かで読んだと思ったら・・・
どうやら金田一博士のユーカラの研究第1冊にあるらしい・・・

札幌中央図書館では、無くなってしまったので・・・解らなくなってしまった
道立図書館に行って借りてこようかナ?(*^_^*)
金田一博士の訳と較べてみようと思う・・・自分のアイヌ雅語の実力が分る筈
 


11/07/19 (火)  ライフワーク・・・#2


Facebookで
松岡 拓公雄氏・・・世界的な建築家とお友達になれた(^_^)v
まだまだ・・・パッシブソーラーシステムを捨てるわけにはいかないような気がする(*^_^*)

どちらも北海道文化の両輪なのかも知れない・・・
紫雲古津のアイヌのupashkumaを体系化して来年のワカルパ没後100年に備るしかないか?

合理性で人間社会も自然界も成り立っている訳ではない・・・
寧ろ、パラドックス(背理)に真理が宿っている・・・ユーモアの極地(*^_^*)

なでしこジャパンが優勝して・・・日本は浮かれている・・・イイ話題ですネ
最後まで戦い方に自信がないとどんでん返しは出来ないし
勝利の女神は、微笑まない(*^_^*)
実力が切迫していたら・・・合理性を超えた何か?・・・を感じた方が勝つ
 


11/07/18 (月)  ライフワーク・・・


ライフワークと考えていた北海道文化としてのパッシブソーラーシステム・・・

シヌタプカの実存が確認出来・・・それを残された金田一博士のライフワーク
余りにも膨大なので・・・ワカルパ翁の全部も訳せなかった博士の無念
16日に書いている座談会は1969年3月のもの・・・私が20歳の時

それから40年も経って・・・ユーカラの存在に気が付いた私
それから毎日6時間その格闘に明け暮れて・・・やっと座談会の真実を掴んだ・・・今
毎日持続してきたから・・・解ったんだと思う

それから50歳の時始めたパソコンとインターネット・・・Linuxの勉強
Webサーバを動かせるようになって・・・CGIが動く原理が解り・・・
この独り言も書きなぐっても後で一発で探せる検索システム

これが無いと・・・殆ど不可能に近いユーカラの翻訳・・・
アイヌ語辞典では、全く歯が立たないユーカラ・・・

なんとかかんとか・・・粗筋だけでも訳せるのは、金田一博士の注釈があるからと
実感している・・・その通り40年前に話しておられる・・・
それが出来る環境は、通信環境が激変したお陰
これを使いこなせたらどんな片田舎でも文化の中心に成れるのでは?

それで、ポイヤウンペの居城が在ったトミサンペッ(浜益)で
子供達にボランテァでパソコン教えて上げたいと思っている。
三次元の概念とか教えると・・・直ぐ実行出来る子供達に期待している。
大人は雑念が多いからネ・・・(*^_^*)
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師匠と弟子って・・・弟子がそのまま全部受け入れるのが真の姿
それでなければ師匠を超えられない・・・道理
師匠は一人で沢山・・・師匠の好きな人をそのまま受け入れると多くを学べる
師匠も弟子を育てながら・・・自分も育つ相対性

優れた師匠が、優れた弟子を持つというのは、一番の喜びではないだろうか?
百年前、誰一人として優秀な弟子になる青年居なかったワカルパ翁
アイヌの誇りを捨てた人が多かったアイヌ社会

ユーカラに於ける描写力の凄さを再認識しないと・・・アイヌ文化は甦らない
自然は豊かで長閑に暮らしていた・・・幻想は捨てたほうが良い

トンコリ・ムックリがアイヌの楽器なんて云っているから・・・誤解を招く
tapkara(舞踊)がアイヌの文化だと云っているからも然り
民族の平和統一を考えていた日の本(yaunkuru)の歴史がユーカラ
ポイヤウンペは、自己犠牲のもとに蝦夷を守っていた・・・英雄

民族としてのアイデンティティーを失ったからポイヤウンペはイケスイした・・・
それから何百年も経って・・・シャクシャインも然り・・・百年前も同じだった(-_-;)
でも、日の本の末裔が残っていたのが紫雲古津と貫気別・・・
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ワカルパ翁のユーカラでは、レプンクル(沖国人)ばかりではなくて
親戚・兄弟の嫉妬からくる裏切りも多い・・・人間の原罪
私は、ゲーテのファウストを超えていると思っている
これを理解出来る人間が全世界に何人いるか?・・・(*^_^*)

居るとすれば、アメリカなのか?・・・日本なのか?・・・それともヨーロッパ?
スパムを禁止している国だと思う・・・(*^_^*)
それくらいその文化の程度を象徴しているスパム問題・・・
 


11/07/17 ()  さくらんぼ狩り・・・


今日は休みなので家族4人でさくらんぼ狩りに浜益幌村に行って来た。
お天気のせいで糖度がいまいち・・・それに雨で割れているのが多い(*^_^*)

久し振りに角サンにソーダが付いているのを買ってもらって・・・ハイボールを楽しんだ。
テレビのCMに出ている女優さんが好きで・・・ユーカラの絵で姫の一人にしたいと目論んでいる(*^_^*)
 


11/07/16 (土)  視点の違い・・・


久保寺博士は、金田一博士の対訳とその使われている日本語古語を高く評価されている。
アイヌ語の奥深さも評価されていて・・・ワカルパ翁の会見の言葉を紹介している・・・
これは、金田一博士がアイヌ語を高く評価されているもの・・・

色々な人のupashkuma(昔語り)が色々な記録者によって保存されたが・・・
ワカルパ翁の言葉・・・
「今の若い者は、日本のことばかり知りたがって、こういうアイヌの古い話は知ろうとしなくなった」
「自分が死んだら、沙流川下流の伝説は、自分と一緒に滅んでしまうが
誰か文字のある人に、会って話して筆記でもしてもらって死んでしまいたい」
そしてその年、本当に死んでしまった
残した内容は、余計なものを削ぎ落とした珠玉の伝承upashkuma
虎杖丸の曲は、ワカルパ翁のが一番短くて・・・ツナレと同じだった
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金田一博士がどのように考えておられたか・・・を書いておこう
これは、久保寺博士と同席された或る座談会(1969/03)から・・・

その前に・・・久保寺博士の考えを書いておきます
「ユーカラが本当に古い歴史的な資料となりましょうか?
やはり現代のアイヌの生活で解釈できるような文化じゃないでしょうか?」
これに対して金田一博士は・・・どういう意味ですか?と問うている。(*^_^*)

司会者がユーカラ集は20巻まで予定されていた訳ですが・・・と云う問いに対して
博士は、12巻までやって死にたい!・・・と仰っている
現在は10巻目を書いていて・・・9巻は印刷に廻っていると仰っている???
明らかにワカルパ翁を訳したら・・・12巻になると思う
一巻に1年掛かるので後2・3年は活きていたいとも仰っている
それでは、金田一博士の考えを書きます

『12巻も出版して死ねば、あとノートブック、のちに残して、だれかこれも
訳したいと思う人が出たとき、十二巻をよく読めば、残したところも
だいたいそれに準じて読んでいけますから、どうやらこうやら
わたしの残したのを訳してくれる人もあるかもしれない。
わたしの仕事は、そういう人のためにやっているんだという気持ちでね。
ずっとノートをつけて、できるだけ注釈をつけて
そして出版して死にたいと思っております。』

ここで久保寺博士が・・・
『しかしおそらく、もうやる人いないでしょうね』
弟子が云う言葉では無いのは明白・・・知里博士も然り・・・

それに対して金田一博士の言葉・・・
『しかし、いまだに事実が存在しているから、そう思わないけれど
何年もたってごらんなさい。すっかりアイヌ語もなくなって
のちになったら、なんとかしてこれを貴重な遺品だから
訳したいと思う人が出ないとも限りませんからね。
その人たちのために、いま注釈を書き残そうと思っているのです。』
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不思議なのは、印刷に廻った筈の9巻が何故出版されなかったのか?
9巻が出版されるのに・・・可成りの時間が掛かっている・・・三省堂が嫌がったか?
第9巻は、紙の質が特に悪いのは気になっているが・・・
何らかの圧力が在ったものか???(*^_^*)

金田一博士は、何度も修羅場を潜っている・・・その強さは本当のアイヌは解る
真実を知ろうとする人間は全感覚を集中して、ことに当たる・・・真剣勝負
アイヌの狩猟と同じだと思う・・・それでなければ獲物は得ること出来ない

アイヌの世界では、神は人間界に来るとき・・・獣の皮を被って降りてくる
肉とかを土産に・・・そして魂を又、お酒とイナウで帰してくれたら・・・
神の国でみんなに振る舞って・・・誇らしげで楽しいものになる
その狩人に殺して欲しいとドンドン降りてくる・・・(*^_^*)

ユーカラは、人間って死ぬまで・・・個を捨てて他の役に立つか?を問うている。
哲学として・・・最高のレベルのものだと思う・・・
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私は勘違いしていた・・・金田一博士は既に著作権は、関係ない高次元の方
全てをワカルパ表記にして・・・全世界に発信するのが正しいかナ?と思う

それにしても・・・久保寺博士にして『しかしおそらく、もうやる人いないでしょうね』
とまで言わしめるユーカラ群・・・盲蛇に怖じずとは良く云ったものですネ(*^_^*)
結局は、私の検索辞典が唯一なんとか粗筋だけでも訳せること。
解ったので・・・Tuok keutum・・・誇らしい気持ちが湧いて来ました。(*^_^*)

正直言って・・・転記だけでも大変なことなんです(*^_^*)
その大変さを少しでも和らげようと努力されていた金田一博士は、
アイヌの純朴さをこよなく愛されていたこと・・・痛いほど解る

丁度、2年前・・・浜益がユーカラ発祥の地と知って・・・
シヌタプカが実存した地図を発見出来たのは、ワカルパ翁の導きが
在ったように思えてならない・・・(*^_^*)
 


11/07/15 (金)  ユーカラの説話説・・・(*^_^*)


ずっと謎だった久保寺博士のユーカラ説話説・・・昨日借りてきた著作集でようやく解った!!
それを書いておこう・・・(*^_^*)

「日高・沙流で採集したものはほとんど、英雄詞曲と同一の人称法をとっているが、
これは後世の混同であって
幌別・近文・美幌・芽室あるいは樺太等の神謡のように
詞曲とは違った第一人称を用いるのが古格であろう。」
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沙流のものは、新しいと考えていたことがハッキリした・・・
金田一博士の概念とは、大きく違っている・・・(*^_^*)
金田一博士とヌッキペッのツナレを訪れた時のことも読み返してみたが・・・
ツナレが最後のユーカラ伝承者だったこと気が付かなかったのが窺える(*^_^*)
後は、金田一博士のユーカラの分野は、緊急を要することなのは弁えておられた
近世のものを残すのに動いていたその時代
金田一博士は、古代・中世の空白の部分の探求だった・・・
それを混同されていた人多かった(*^_^*)

してみると・・・金田一博士のワカルパ翁4篇の邦訳は、如何に貴重かが解る。
周りがみんなそんなもので・・・これでは駄目だと思われたんだと思う
幌別のものをうっちゃって・・・よくぞワカルパ翁に戻られたと思う。
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浜益は、寛永3年(1706)に松前藩が現在の茂生にマシケ場所を設けた処
本当は、昔マシケと云われた処・・・その前はトミサンペチ・・・(*^_^*)
蝦夷を仕切っていた大酋長のチャシの在った処・・・政治の中心は沙流
武力の中心がトミサンペチ

軍事的に極秘の場所だったけれど・・・好き勝手に婦女子を拐かしたり・・・
トパットミ(夜盗)とか・・・やりたい放題のアイヌ(人間)が多くて・・・
嫌になったんだと思う・・・勝手にしやがれ!!とイケスイした・・・(*^_^*)

それと同じことが100年前・・・懲りもせず続いていた・・・
でも、いい加減にアイヌ精神の気高さを思い出さないと本当に滅ぶと思う・・・

明治30年の地図の存在なんて・・・誰も知らなかった
江戸時代でも、要所の一つだから・・・残っていた奇蹟
東西に150メートル・・・南北に200メートルの山頂チャシなんて何処にもない
その存在をアイヌで知っていたのは、沙流の極一部紫雲古津の人達
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韓国は、何を考えているのだろう・・・スパムだけでもうんざりなのに・・・
領空侵犯は、チト行き過ぎでないかい・・・(*^_^*)
 


11/07/14 (木)  矢張り・・・雅語は(*^_^*)


紫雲古津の雅語は、現在ある辞典では、全く歯が立たない(*^_^*)
金田一博士が将来を見越して・・・4篇訳されたのが唯一の遺産みたいだ。
ワカルパ翁の10篇の中に殆どの雅語の語彙が含まれていて・・・

メノコユーカラと云えども・・・韻のある言葉で構成されているのが解った
例えば・・・さてさて云々と云う場合・・・紫雲古津はKoninkara kusu 7音
他所の場合・・・inkara kusu 6音が多い

現在のところ・・・私の検索辞典でしか紫雲古津のものは訳せないような気がする。
そうだとすれば・・・出来る限りの努力をしなければならないネ(*^_^*)
今まで誰も手を付けようとしなかった紫雲古津のユーカラ群とウゥエペケレ
本当のユーカラは、金田一博士しか知らずにいたこと
今までのアイヌ文化研究にバックボーンが加われば・・・輝くでしょうネ
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3冊借りていた本の返却日・・・中央図書館にどしゃぶりの中行ってきた
久保寺博士のもの2冊借りてきた・・・
Facebookを覗くと石田えりさんの顔があった???・・・早速クリツク
一個お友達枠が空いている・・・早速お友達コールした・・・
さて、お友達の1/4999に成れるか???(*^_^*)
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感性の豊かな方にユーカラを読んで頂いて・・・その描写力を堪能して頂きたい
言葉がこれほど空間とか動きを感じるのを体験して頂きたい
何時の時代も本物とモドキが在って・・・モドキが巾を利かせる場合多い(*^_^*)
それが人間の社会なのかも知れないけれど・・・
矢張り、本物はイイに決まっている・・・凛とした気高さがある・・・

100年前・・・平賀・二風谷など沙流川流域で・・・男のユーカラを伝えて居なかった
男のユーカラの特徴は、必ず酒宴の主人役と主賓を明らかにします
それをユーカラ(英雄伝説)と云う・・・次席も明らかにします
その酒宴席で徳利を持ってお酌する女性も明らかにする・・・女性群のトップ
それを疎かにしているものが大半で在ったのも事実です・・・所謂娯楽用のもの

それは、近代のもので・・・アイヌ語とは思えないようなものばかり・・・
語り部で・・・男のユーカラをやれたのは、ワカルパ翁とツナレ翁だけだった
沙流川筋・・・金田一博士の大正2〜4年に凝縮されている・・・
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本当は、簡単なことなんです・・・金田一博士没後・・・筆録ノート
著作集読んで・・・なるほど凄いものだと気付いた人・・・誰も居なかった

アイヌ自身のことなのに・・・アイヌも生活一杯で解らなかった・・・
だからユーカラ伝承者って必要で・・・みんなで守らないといけないことを
アイヌみんな忘れてしまった・・・自分のことばかりで・・・(*^_^*)

ユキのシノッチャを読むと・・・メノコユーカラそのもののように感じる
yayanitak日常語なんだけれど・・・格調高い
知里幸恵が亡くなった翌年・・・次元が全然違う
そして、ツナレを訪れる・・・コポアヌの案内で・・・
それから7年目に幸恵の法事で現れるマツ媼・・・金田一博士は金成には苦い経験があった
バチェラー博士の件で・・・そのバチェラーの紹介で旭川に行ったのが・・・
運の尽き・・・恐らくは博士は、金成太郎と云う人物が・・・
アイヌの墓を暴いて骨を学者に渡して・・・函館で客死したのは知っていたと思う
モナシノウクが何故、博士に教えないか?・・・全てを知っているから・・・(*^_^*)
アイヌの世界では、ワカルパと云えば・・・大概最敬礼する
 


11/07/13 (水)  Face book #2


昨日、軍事アナリスト小川和久氏からお友達の承諾が届いていて・・・嬉しかった(*^_^*)
各界の結構有名な人達とお友達になれるのは、面白い・・・
Facebookを考えた人は、頭のイイ人で・・・天才だネ(^_^)v

想像力の豊かな人ばかりだから・・・言葉は通じなくても作品なんかで解る
本当にインターネットルネッサンスだと思う・・・
矢張り、IT先進国は、スパムに厳しく対応しているから実現したのでしょうネ
Mixiは、スパムの巣窟と化していて・・・死に体に成っている
Facebookは、身元をキチンとしないと誰も相手にしてくれないし・・・
もし、スパム行為があると・・・排除される
全体の志気が高くてとても気持ちが良いコミュニティ・・・本当のユーカラを理解して
広まっていくと思っている・・・アイヌのホメロスを紹介したい!!
感性の豊かな人は、絶対見逃さないと思っている・・・(*^_^*)
 


11/07/12 (火)  コミュニティ・・・FaceBook


FaceBookには、世界中の人達がそのコミュニティに参加している・・・
訪問して下さる人の記録も残っているのは、楽しい・・・
私の好きな女優さんに石田えりさんがいらっしゃるので・・・友達宣言すると・・・
満杯で断られた(*^_^*)・・・限界は5000人らしい・・・(*^_^*)
FaceBookは、Mixiと違って・・・メールを送りつけて来ないし実名だし・・・
各国語を話せると・・・国境を越えてリアルタイムでお話し出来るシステム
残念ながら・・・私は日本語と覚え立てのアイヌ語しか知らない(-_-;)

嘗てはどの民族も狩猟生活だったはず・・・その記録が残っているユーカラ
Nishpa(指導者)としての帝王学が存在していて・・・みんなに分け与える精神
それがなされなかった場合、欲望だけで起る悲劇も残している。
それがメノコユーカラのテーマみたいだ

何時の世・・・人間の世界に起ることを表現していて・・・世界共通の問題
これは全世界に知って貰う価値大であると思う
本当にアイヌ文化の素晴らしさを世界に発信出来る機会を与えて呉れた
Innaさんに感謝したいと思う・・・それと創作意欲も復活されたようで
それも友達として嬉しい !!
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FaceBookは、インターネットのルネッサンスを想起させるものかも知れない
色んな世界で活躍されているコミュニティ・・・素晴らしい(^_^)v
音楽家とお友達になって・・・幻のシヌタプカの曲を作って貰おうかナ?(*^_^*)
無償で???
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人口爆発の問題・・・世界人口が私の生まれた60年前から2.5倍も増えて
アジア・アフリカで世界の9割を占めている・・・
日本は1.5倍の増加で・・・既に急速な下降カーブに成っている
国土面積の一番がロシアで人口は日本と似た数字・・・
国土面積世界の62番目が日本・・・(*^_^*)
地球の活用は、相当高次な次元で考えないと・・・破綻するところまで来ている

国土の広さは、ロシア・カナダ・中国・アメリカ・ブラジル・オーストラリア・インド・・・
大昔、蒙古の襲来が再び・・・起るような情勢・・・
アメリカは、人間は地球の重力に於いて出来上がった生物だから・・・
宇宙では活きていけないことに気が付いたと思う

自然界の鳥には国境が無い・・・種の保存の為何千キロも移動する・・・
自然界には必ず天敵がいて・・・数をコントロールしている
その数をコントーロールしていたのが人間の戦争・・・

自然界では日常茶飯事のこと・・・
それが嫌なら・・・地球全体をアイヌのイオルにすると解決する・・・
全てに於いて勉強した指導者とそれを補佐する側近が力を合わせるシステム

アメリカが宇宙から手を引いたのは・・・国を強くする戦略だと思う
物凄い予算を捨てるような宇宙開発・・・それに気が付いた
アメリカは、ポイヤウンペのように強くなると思う。

国家の威信をかけてビンラディンをやっつけたのは、ポイヤウンペと同じ
腸を引きずっても・・・報復する戦士の誇り・・・
矢張り、関係の無い人々まで殺すテロリズムは、御法度です
シャクシャインは、英雄と云われているけど・・・お粗末なテロリストです

リンチは、イケナイけれど・・・敵討ちは、現行法に触れるけど・・・
生物の世界では、当たり前の法則かも知れないです
戦争には絶対反対って云っている人多いけど・・・
身内が瀕死の状態になった相手を許せるか・・・冷静に
法に任せると云えるか・・・私は相手を殺すだろう・・・と思う(-_-;)
違法で在ろうが拳銃を手に入れるだろう・・・そして頭を撃つと思う

自分は牢屋にいれられても・・・身内の仇を討ったことで・・・さばさばしている
人も何人かいらっしゃるとと思う・・・(*^_^*)
そう言った人間の原罪を取り扱うのが・・・国会議員・・・大臣
法務大臣が怯んで私刑にしないのは・・・そちらに罪がある
最初から代議士に立候補するべでない・・・人間の汚れ役が代議士
私服を肥やすのが・・・代議士でない
遣り方を間違えると・・・6代祟るのが代議士

恐らくは、この先原発は必要無いのが日本の社会・・・
いっそ、全面停止でやってみれば分る・・・日本人の優秀さ
直ぐ、順応する筈・・・(*^_^*)
 


11/07/11 (月)  ようやく20枚・・・


Shinutapkaunmatは、26枚在って・・・20枚まで進んで・・・後6枚
この物語は、色々なことで大切なものなのでしっかり訳しておかないといけないので
慎重を期してやっている・・・(*^_^*)

メノコユーカラとは?・・・というのが解けるような気がする
ユーカラ群を曼陀羅とした場合・・・金剛界が男のユーカラ 胎蔵界が・・・メノコユーカラ
今まで、紫雲古津のものが訳されていなかったので・・・全く分らなかったけど

全てが有機的に配置されている曼陀羅が朧気ながら浮かんできている・・・
古代・中世の蝦夷の世界が浮かび上がってくる・・・
これを金田一博士は、悠久に語り継ぐべきものだと仰っている・・・アイヌの誇り
和人側の記録でない・・・アイヌ内部からの記録・・・
視点が違う・・・世界観が違う・・・素晴らしい遺産

樺太が未だアイヌの世界だった頃の宗谷地域の興隆とか・・・千島からの
交易上起った葛藤とか・・・ダイナミックに展開されていた世界
それが100年も封じ込められていた・・・解き放たなければならない(*^_^*)

アイヌの一部は、和人に土地を奪われたと云っているが・・・
日本もロシアの南下に対抗しなければならなかったし・・・一緒に戦っていることもある
アイヌの宝は、和人の漆器であるのは・・・お互い認め合っていた証拠

コンピュータを使うとその膨大な曼陀羅の世界を探検出来る
北方領土問題は、アイヌを抜いて考えると・・・難しくなる
アイヌ民俗が自決権を獲得するには、ユーカラ曼陀羅を確立すること
シサムの文化を取り入れて豊かにしてきたアイヌの文化
切っても切れない歴史がある・・・共に探っていく方が良いと思う。

そのヒントを残して呉れたワカルパ翁とその周辺の人達・・・
そのワカルパ翁が無くなってから丁度100年目が来年なんですネ
もう一度、アイヌ文化の興隆を見直す時期だと思う
 


11/07/10 ()  折角勉強したのに・・・(*^_^*)


コポアヌ媼所伝Shinutapkaunmatの中間から先が辞典では歯が立たない(*^_^*)
矢張りCGIの詮索辞典でなければ無理のようである。
膨大な語彙を検索する方が矢張り正解のようである。

アイヌ語の凄い処は、その描写力にある・・・私も最近言葉の音でイメージがポッと
浮かんでくるようになった・・・そうでなければ絵は描けない
CGI
【Common Gateway Interface】の仕組みは、Linuxを勉強したお陰・・・
Windowsのファイルシステムは、現在はNTFS・・・大文字・小文字を区別しない
Linuc(PC-Unix)のファイルシステムは、ずっとEXT・・・大文字・小文字を区別する
システムの最高司令官Rootは、全てのことが出来る・・・壊すことも
しかし、サーバーを動かしたり・・・サーバーの能力を最大限に高めることも出来る

Webサーバーを動かした時、FTPサーバーも動かさなければならないこととか
CGIを動かすPeal言語がどのディレクトリに於いてあるとか・・・
CGIを動かすと相当な負担になるので・・・一般のプロバイダは許可してないところ多い
同じくらいお金払っているのに・・・ネ(*^_^*)

優秀なプロバイダは、CGIも許可しているし・・・メールウィルスは無料で駆除してくれたし
スパムメールと戦う武器も用意して呉れるし・・・パソコンの活用はこれからだと思う

恐らく、CGIを利用出来ない環境に居たら・・・私はユーカラを訳せなかったと思う
現行のアイヌ語辞典では、不可能に近いと思う。
携帯電話でチャラチャラしていても・・・何にも解決なんか出来ない
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30年と何億も掛けて金成マツ媼のものを訳して半分も進んで居ないのは・・・
全く馬鹿げたことで・・・打ち切るのは当たり前のことでしょう。
一千万も呉れたら残りを3年で訳して見せます・・・私なら(*^_^*)
其れも対訳で・・・決して意訳で誤魔化しません・・・キッパリと
でも、やりたくない気持ちの方が強いですネ

本当は、アイヌの昔語りってそんなに安っぽいものではなくて・・・
人間の世界の全部を表現していて・・・自分の人生を振り返ると恥ずかしいこと
一杯甦ってきて・・・一時落ち込むが・・・
又、気を取り戻し直して・・・一つでも世の中の役に立とうと勇気を呉れるもの

昔、アイヌは豊かな土地で平和に天真爛漫に暮らしていたのに・・・
和人に土地を奪われ・・・生活出来なくなったとか・・・
それは、全くの幻想で・・・そんな社会今までの人類史では有り得ない。

人間も動物の一種で・・・社会に悪いこと・・・例えば負け犬には集団で攻撃する
それは、DNAにインプットされている・・・本能みたいなもの
だから、イヌは一番弱い腹を見せて・・・敵意がないことを示す
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同じ時代・・・同じ年くらいの少女が居て・・・似たような名前で・・・

片や・・・アイヌであるのが悲しいと云い・・・一方は、誇らしいと云い
悲しい方は、キリスト教・・・誇らしい方はアイヌそのもの・・・
父母を敬い・・・村の人達と一体に成っている気持ちがちっとやそっとのことで
崩れない・・・そして思っていることを素直に云える喜び・・・

ユキのシノッチャは、実に美しい・・・ユーカラの姫みたいだ(^_^)v
 


11/07/09 (土)  真性ユーカラは、特別の存在


コポアヌ媼のメノコユーカラに出てくる女性の胸は、
rerariであった・・・(*^_^*)
ワカルパ翁のものだけが・・・
reraruturuであるから・・・一番古い言葉だと思う

カムイオイナからユーカラが発展して・・・その後にメノコユーカラが発生したようだ
各地に残っているお話しの起源とか年代を調べるには・・・使われている言葉で
推定出来るような気がする。・・・金田一博士の査定基準(*^_^*)

その当時見極められたのは、博士お一人だったのかも知れない。
だって・・・ワカルパ翁は亡くなっていたから・・・

真性ユーカラを吟じる人物が出てこなければ・・・アイヌ文化は、滅ぶ運命(*^_^*)
虎杖丸の曲とポンケマラッキくらい完全に吟じると世界が注目する・・・
それがアイヌの誇りだと思う・・・和人の血では恐らく不可能だと思う
どれか一曲でも・・・実際に聞いてみたいですよネ

旭川の近くの当麻にユーカラをやる人がいらっしゃるようなので・・・
筆録して残したいと思っている・・・決死の覚悟で(*^_^*)
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明日・明後日と連休なんだけど・・・海で泳ぎたいナ〜
茗荷も大分伸びているだろうから・・・薬味にしてソーメン・・・ツルツルと
だけどどうやら雨模様だし・・・コポアヌ媼、纏めてしまおうかナ?
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萱野茂氏の訳で気になっていることは・・・シヌタプカを大平原と訳していること
一つ一つの言葉を大切にするアイヌ語としては・・・変な訳だ?
それと以前にも書いた・・・Chimukkaneの訳 「大きな体」 はどうしても変だ
アイヌ語の素晴らしさが少し見えてくると・・・凄く気になってくる(*^_^*)

矢張りガチガチの直訳でも良いから対訳して於いて・・・粗筋を整えておいて
然る後・・・完成度を高くする方法が最も良いのだと確信した。
そうすると其れが最高の辞典になること・・・
埋もれている各地の昔語りを読むことが出来るようになる。

一つしっかりとしたバックボーンを確立して・・・全体の肉付けを考えると
完成度が高くなるし・・・俯瞰的に捉えることが出来ると思う。

金田一博士が虎杖丸の曲の注釈と金成マツ媼のものを止めて・・・
ワカルパ翁の3篇まで進むことをされていなかった場合・・・
恐らく、本当のアイヌ文化は、闇の中に没したのではないのか?

カムイノミなど神様を網羅した記録がワカルパ翁の兄さんウトムリウクが
残されているアイヌの真の世界観が覗けるもの
紫雲古津の人達がアイヌの精神を全て残して於いて呉れていた事実

これをアイヌ・和人の共同作業で速やかに明らかにすることが必要
それもボランテァで・・・情熱がないと無理な作業
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ユーカラに出てくるコタン(地域)は昔栄えていた地域
未開と思われている地域が実は、豊かなコタンを形成していたこと
北海道とアイヌの世界のイメージが一変する浪漫
これは、日本の財産・宝だと思う
 


11/07/08 (金)  雅語の翻訳


雅語では、決して使わないものマキリ(小刀)と云う言葉・・・雅語ではpirikepと云う
金成マツさんは、マキリを使っている・・・それとアイヌ語になっていない言葉も見受けられる

例えばirampeutek・・・知らないとか分らないという言葉
これをirampetekと書いているのだが・・・雅語は、一つ一つの言葉を吟味して
構成しているのだが・・・一音違っても別の意味になるから・・・
そして、petekと云う言葉は、私の知る限りでは存在しない(*^_^*)

紫雲古津の雅語を理解する人が今まで居なかったので・・・誰も手を付けなかった
そのように思います・・・何故かと云うとワカルパ翁本人が知らない言葉も在ったから(*^_^*)
面白いのは、筆録ノートに分らない言葉の部分を空白にしている
金田一博士・・・後で埋めようとされていたのが・・・微笑ましい(*^_^*)
アイヌ語の一つ一つの言葉を大切に扱って対訳に徹していたこと後の為

砂沢クラさんが書いているのは・・・ご主人の友太郎さんが知里博士(当時学生)に
セコ
と云う言葉を使った時・・・ロの部分を落として書いて・・・
何度も落としては駄目だと叱られていたそう・・・(*^_^*)

誠にそうなんです・・・ですからテープレコーダーに吹き込んでも
それを聞き取るだけの耳を持っていないと・・・永久保存のみに終わる

本当に残したいと思ったら・・・出来る限りユックリ・ハッキリ・・・筆録のペースに合わせる
努力も演者には要求されるもの・・・お互い真剣勝負の世界
便利だからと云ってテープレコーダーを使った金田一博士以外の人達
今頃臍を噛んだことに成っていると思う・・・永久凍土の中に置かれて

金田一博士の写真を見ると・・・その耳の立派さに成る程と頷いてしまう(*^_^*)
ワカルパ翁の言葉の音を全部拾えたんだと思います・・・
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tuok と云う言葉がShinutapkaunmatに出てきた・・・
その状況からすると・・・誇らしげな気持ち・・・
ユキのシノッチャにピッタリの言葉・・・(^_^)v
流石、カユシピンナの末裔女・・・金田一博士の喜びは、ひとしおだったと思う
 


11/07/07 (木)  沙流のメノコユーカラ・・・


Shinutapkaunmatを訳しているのだが・・・金成マツ媼のものとは質的に違うものを感じる。
沙流のものは、余市彦を尊重した扱いに終始しているが・・・
金成マツ媼の場合は、可成り失礼な言い回しをしている・・・(*^_^*)

メノコユーカラは、女の情念と云ったものを女側から表現しているようで・・・
女性の生活の側面を表現しているみたいだ・・・

紫雲古津のカムイオイナ・カムイユーカラ・ユーカラ・メノコユーカラ・ウゥエペケレ
カムイノミ・・・それらが揃うとアイヌの世界が見えて来るかも???
沙流川筋とは云っても平賀とか二風谷その他の地域には、本当のユーカラを
伝承する人が居なくて・・・時代の寵児のように
こういう話もあるとか・・・娯楽でやっていた話が大半であったと思われる

Kutne shirika(虎杖丸の曲)で一番短いのがワカルパ翁のもの
平賀エテノアのものは、久保寺博士が保存したが、一番長い
沙流川筋でも、創作の入ったアイヌの昔語り・・・(*^_^*)
まして、胆振の金成マツ媼のものは、論外の構成

知里博士は・・・ユーカラは古代・中世の戦いの記録としていたのは
全くの正しい見解であって・・・ただ証明するものを逸していた
多少の創作があっても主旨に影響のないカムイユーカラなどを
やるしかなかったのでしょうネ(-_-;)

他の人達は、ユーカラは娯楽で・・・無上の楽しみであったとして
テープレコーダーでどんどん録音して保存した・・・
そして、それがいつの間にか定着してしまった・・・ずっと
金田一博士は、その場で文字にして音と意味を確認する方法を取られた
だから度素人の私にもなんとか粗筋だけでも訳せる方法
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アイヌの掟・・・ユーカラは、男がやるもので・・・女の私は知らないと云った
コポアヌ媼・・・本当のkatkemat(淑女)だと思う
雌鳥時を告げれば国滅ぶ・・・
そう言う点で・・・コポアヌ媼のものを全て読んでみたい気持ちに成っている。(*^_^*)

紫雲古津以外・・・掟破りのユーカラが蔓延ったのが現状
コポアヌのものを訳してみてハッキリ見えてきた・・・(*^_^*)
 


11/07/06 (水)  翻訳再開・・・


矢張り面白くて・・・6時間あっと云う間に過ぎ去ってしまう
辞典の威力は、たいしたもんで・・・9割はマスが埋まる感じだナ〜(*^_^*)
今は、ゆっくりジックリやっていけるので・・・一日3枚6頁くらいで進めるかのかナ?

萱野茂氏が約30年掛けて・・・何億円も使って金成マツさんのものを半分くらいまで
訳したそうだが・・・それも意訳で(*^_^*)
萱野茂氏とか極一部の人にしか見られないようにしていたのは・・・何か胡散臭い

その点、金田一博士は、日本の宝だから・・・平等に公開出来る方法を取られていた。
それと、後で訳せるように注釈を大量に残された・・・
ワカルパ翁の筆録には、公的資金は一切使っていなくての作業です。
ワカルパ翁が東京に来る資金は東大の学長のポケットマネー
返りの旅費は、金田一博士の高価な本を売ったお金・・・(*^_^*)
それほどワカルパ翁の情報は、貴重なものであったと云うことですネ

それが、世の中に出てきていなくて・・・上辺の作られたアイヌの情報
私も60歳までユーカラって知らなかったもんな〜(^_^;)
結局、アイヌ自身も知らなかったと云うことですよネ

今はもう消えてしまったシヌタプカだけれど・・・実在したのは、確かです。
メヨイとケチャウを解き明かした人・・・博士に成れるかも知れない。
ワカルパ翁でさえ・・・解らなかったんですから・・・
ワカルパ翁は、解らないことは、知らないとハッキリ言う・・・真のユーカラ伝承者
その実態が浮かび上がりつつある・・・

知里幸恵の神謡集の始まりにある物語の
“Shirokanipe ranran pishkan”
そのことを比喩していて・・・今の時代にも当て嵌まるような気がする
地震の復興・・・原発の問題・・・アイヌ問題・・・
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アイヌ問題を解く鍵は、ユーカラにあると気が付いた・・・
何故?・・・ポイヤウンペはイケスイしたのか?・・・ずっと考えていた・・・
王様が民を捨てて何処かに行ってしまうのと同じ行為・・・?

コポアヌ媼のメノコユーカラのテーマって?・・・これが解ると
オイナ・ユーカラ・カムイユーカラ・メノコユーカラ・ウゥエペケレ・
の捉え方がハッキリして面白いと思う

ここで、金成マツ媼の創作ものは、upashkuma昔語りから外さないと
いけないと思う・・・所謂、娯楽用のユーカラ?
ユーカラと云うのは、雅語で語られるものに限定しないと混乱が起る
シヌタプカの描写にワカルパ翁のものは、矛盾点が見当たらないし・・・
トミサンペツの首領には、4人の人しか登場しない
10篇のユーカラは、有機的に結びついていて矛盾点が無い
首領・悪神・巫女・・・力のある者の場合複数に対しての言葉を使う・・・ルール
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萱野茂氏も沙流川筋の二風谷で生まれ育ったんだけど・・・
ユーカラを伝承していた人は、既に存在していなかった不運・・・

ユーカラを伝承するには、その能力・人格に合致する人物は希であることなのであって
それが何世紀にも渡って受け継がれたことを真摯に受け止めなければならない(*^_^*)
 


11/07/05 (火)  アイヌの都・・・沙流


矢張り・・・全道・千島・樺太の情報が集まっていたのが沙流だと確信した。
古代・中世に君臨した最も力のあった英雄伝説は、真実で・・・
そのチャシは、最も大きくて美しかった・・・でも、秘密にしていた。

最近私の・・・渡り党・日の本・唐子のイメージが変化している
渡り党は、函館など道南の地域を意味しているのは解る・・・
唐子は、大陸に関係している山丹に代表する文化の影響圏
鉄器は、早くから使用していたと思う・・・
肝腎なのが日の本・・・それが中央を意味していて・・・ハヨピラ・シヌタプカ・イヨチの
トライアングルの防衛同盟・・・
交易上でラッコ皮とか錦の流通攻防でチュプカ・メナシと日の本の葛藤があって
それを何代にも渡って記録していたと思われる。
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辞典が充実してきたので・・・ユキのシノッチャを修正した・・・(*^_^*)
ただ、どの辞典にも載っていない言葉 tuok keutumが解らない
取り敢えず恐縮の気持ちと訳しておいて・・・
赤崎のBBSで教えて下さるよう書き込みをして於いた。(*^_^*)

それにしても・・・凛としていて気高さを感じますネ〜
紫雲古津に残っていた古辞を解き明かすとアイヌ観が一変してしまうでしょうネ
アイヌ内部からの視点での真実が浮かび上がると思われる。

アイヌ語の雅語が大分解るように成ってきているので・・・
本格的にアイヌワールドの冒険に進んで行けそう・・・(*^_^*)
住んでいる北海道の大昔が想像出来るのは、とてもワクワクします。

7月8月と二ヶ月掛けて・・・コポアヌ媼とユキのものを完成させて・・・
9月からウゥエペケレなど・・・深くまで探検してみようかナ?
パソコンの時と同じで・・・3年目に無謀にもLinuxに挑戦した向こう見ずの
心が擡げ始めている・・・(*^_^*)

私は、本来建築をやってきた者として・・・ユーカラに出てくる
チセには、物凄く興味がある・・・

それと以外だったのは、山で猟をするには2月の雪深い方が
歩きやすいということ
山に掛ける猟小屋は、すこぶる暖かいものだと云うこと
狩猟民族は、自然を良く知っているからだと思う
 


11/07/04 (月)  今日はお休み・・・


今日は、雨が酷いので・・・浜益行きは取り止め・・・ぼーーーっとしていよう(*^_^*)
ユーカラを知ってから丸2年経って・・・4000時間に及ぶ時を使って辿り着いた・・・翻訳辞典
折角、ここまで来たのだから・・・ワカルパ翁のユーカラをしっかりしたものにして上げよう・・・

そして、来年の没後100年に備えて・・・血縁の方に訳文を届けようと思う
アイヌは、纏っているように見えるけど・・・バラバラなんです昔から(*^_^*)
知った振りするのもいるし・・・自分が一番と皆思っているから・・・喧嘩が絶えない

そう言う中で・・・ワカルパ翁の「嘘だけは付かないことを土産に来た」と云うセリフ
その当時、嘘の話をしていたのが多かったと云うことだと思う(*^_^*)

金田一博士の洞察力の鋭さは、yayanitakが入った瞬間に・・・創作と判断したと思う
でも、枯れ木も山の賑わいとして・・・泰然として見守っていたと思う節ある。

真実は曲げられない強さを持っている・・・どんなに繕っても・・・嘘は何れ綻びる
アイヌは、ポイヤウンペが実在していて・・・美しい最大のチャシに住んでいて
統一を計ろうとしたのに・・・勝手気ままにするからイケスイしたことに気が付くべき
と・・・進言したい(*^_^*)

氏素性を大切にしたアイヌ・・・Nishpaと云われる酋長は、知力・体力・全てが優れている人
ただ万能では無いので・・・周りが補佐をした・・・(*^_^*)
私が好きなのは、樺太のラマンテと、その懐刀の山辺安之助とか
ワカルパ翁とその兄さんのウトムリウクとかの関係ですネ
お互いに尊重して足りない処を補っている・・・

真のユーカラ伝承者に掛かっている重責・・・民族の真実を伝えなければ死ねないこと
それを担うだけの若者が存在していなかったその当時・・・
真実を伝えるには、その通り文字にするしかないこと知っていたワカルパ翁
そして、その通り筆記出来る和人がいて・・・実現したユーカラの保存
このことを知るべき・・・そして実演出来て初めてアイヌ文化は甦る
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ワカルパ翁のユーカラには一定のテーマが貫かれているのに気が付く
それは、皆ポイヤウンペに対して目を低く掛けていると云うもの・・・
コポアヌ媼のIyochiunkuruは、それを無視した場合に起る混乱悲劇
カムイユーカラは、お伽噺で子供の想像力を鍛えるもの
それらが曼陀羅のように有機的に散りばめられている・・・

創作の娯楽のものは、その範疇から外して考えた方が良いと思う・・・(*^_^*)
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ユーカラの勢力図がそのまま当て嵌まるのがシャクシャインの蜂起・・・
それを悉く破壊してしまって・・・アイヌ社会の悲劇に拍車が掛かった
もう一度中央、日の本を思い浮かべる必要があると思う。
樺太の古老アイヌが沙流の言葉は、尊いと云っていた重みを思い浮かべないと・・・
 


11/07/03 ()  チオラニ彦・・・


ポンケマラッキ(kutcharunkuru)と仲良かったチオラニ彦って・・・厚岸のようです。
シャクシャインの蜂起の時に反対した一人・・・
迷惑だった宗谷がキナチャラコタンと云うことだと思う・・・(*^_^*)

コポアヌ媼のWen darap yukaraは、シャクシャインの蜂起を記録しているみたいです。
本当はどうだったのか?・・・解き明かすと新事実が浮かび上がるかも・・・(*^_^*)

ユーカラは、メノコユーカラもアイヌの秘密を伝えていて・・・沙流に集中していた
夜長を楽しむ娯楽なんて・・・とんでもないことで・・・
流された民族の血を記録しているもの・・・色々な蜂起は内部抗争から発展している
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「メナシの世界」を読み直しているが・・・児島恭子氏の見解を書いておこう(*^_^*)

『和人との交易によって富を蓄積した層はたしかに存在し
チャシを構築してアイヌどうしの抗争を行っていた
チャシを伴う闘争伝承があるが、その多くはアイヌ内部の
問題であった。アイヌ自身の史料である口頭伝承から
導き出される事実があることに注意しなくてはならない。』

「メナシ・クナシリの蜂起」の時・・・ツキノィエが説得した言葉が沙流に残っていたこと
金田一京助全集第12巻から引用している・・・
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ユーカラ軍事機密情報説にとって・・・同じ視点なので凄く嬉しい
同じ視点の方がいらしたことは、心強い(^_^)v
アイヌ文化の本当の素晴らしさに光が射すことになると思う・・・
 


11/07/02 (土)  アイヌ語・・・


アイヌ語って・・・難しいけど面白くてしょうがない
隠し言葉の存在を知ってから尚そうなのかも知れない・・・
そうすると・・・ユーカラって隠し言葉の集合体?・・・とも思ってしまう(*^_^*)
だけど・・・reraruturuがオッパイの谷間だとは、粋な隠し言葉を使うナ〜と感心しますネ
正確にはrera ru uturu=風 路 間・・・風が通る路の処

他にもあるんですが・・・
apekesh oyao na・・・直訳すると 燃えさしを炉縁に近づけるな!!
本当の意味は・・・こいつは、おしゃべりだから余り深くまで聞かせるな!!・・・らしい(*^_^*)
そう考えると・・・ワカルパ翁のユーカラには何が隠されているのか?

「十勝のアイヌ伝説」と云う本も借りてきたのだけれど・・・
アイヌ語の原文が無いのは・・・興醒めするものですネ〜(*^_^*)
萱野茂氏の意訳も読んでいると・・・
折角、アイヌ語を理解しようとしている人には、いらいらさせる・・・
道教委にアイヌ語を愛している方がいらして・・・これ以上続ける訳にいかないと・・・
中止したんではないか???と思ってしまいます。(*^_^*)

矢張り、金田一博士が世界五大叙事詩の一つと仰るだけあって・・・
そこには、人間の深い意味が込められているよう思います。
ポイヤウンペが何故イケスイしたか?・・・そこでアイヌの運命は、決まっていた
シヌタプカのチャシの規模は、長編200M短篇150Mの楕円形
それも山頂の平らな部分・・・チャシの成り立ちとして何処にもないもの・・・
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ユキが伝えたものに
Ponotashutunkuruというのを転記していますが・・・
otashtunkuruと云うのは・・・小樽だとか砂浜のある処に居たアイヌを指すらしい・・・
これも訳した時点で何か解ってくるでしょうネ・・・楽しみですネ〜
紫雲古津のものには、各地の情報が集まっていると云う特徴がある。
勉強の甲斐あって原文がスラスラとはいかないけれど・・・
可成り読めるように成っているのは、嬉しい(*^_^*)
 


11/07/01 (金)  さぁーーて・・・シヌタプカの絵(*^_^*)


真鍋さんの神恵内風景のように小さい画面で何枚かのエチュードから始めようか?
いきなりF60号は、失敗したら拙い絵になってしまうから・・・
葦原を撫でていく風までも封じ込める構図で一気に描けなければネ〜(*^_^*)

8・10号のキャンバスは、沢山張ってあるので・・・準備は整っている
昨日ぎりぎりでユーカラ翻訳辞典も整ったし・・・ようやく絵に集中出来そうだ。

去年、杏の木の時に大瓶のリンシードも買ってあるし・・・絵の具も充分あるし・・・(^_^)v
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色々調べてみて・・・チセの梁parushpeとitemeniの説明が矛盾しているのに気が付いた
虎杖丸の曲に出てくるものは、一段高いものがitemeniで下にあるのがparushpe
5月3日に行ったアイヌ文化センター「サッポロピリカコタン」のチセには
それらしい部分が在って・・・なるほどここから星の光のように上からつーーっと
降りてきたのか〜・・・と納得したものでした。
それが、辞典などでは別の説明に成っている・・・(*^_^*)

ユーカラは、そう言った真実伝えていて・・・想像力に正確な情報をもたらすもの
空間とか方向を一言で表現している本物のユーカラ

レーピンのサトコのような絵を描いてみたいと思っています。
ポイヤウンペとポンケマラッキが対峙したときの情景が最初に描くようになるでしょうネ
それをInnaさんに最初に見せて・・・レーピン記念美術アカデミーを出た
Innaさんの感想を聞くのが今から楽しみの一つ・・・(*^_^*)
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旭川の砂沢クラさんの ク スクップ オルシペ「私の一代の話」を読み返している
全道隈無く・・・安住の地を求めて歩いていて・・・
川村一族の事・・・ショクシャインの時代の石狩の首領が居たと云われる雨竜
金成家・知里家・・・金田一博士のこと・・・浜益の天川恵三郎のこと
体験したこと、そのままに語っていて・・・参考になる

知里博士がアイヌ語の手ほどきを受けたのがクラさんのご主人
その後の知里博士のアイヌ語研究に大きな影響を与えていると思う。
最初結婚したのが沙流の娘さんだったらしい・・・
父親同士喧嘩して・・・沙流の父親が娘を連れて帰ってしまったらしい・・・(*^_^*)

ポイヤウンペがイケスイしてから・・・オッカナイもの無くなったアイヌの各地・・・
各地で我こそは・・・と頭角を現わして・・・尊大に成ったのもいた
クラさんの話では・・・叔父さんが仕掛け弓の毒矢で死んだ時・・・
体が二倍くらいに膨れあがったそう・・・
その毒は沙流の人から譲って貰った毒で・・・トリカブトと川の底の虫を混ぜて
作るらしい・・・

トリカブトだけだと・・・死には至らないそう・・・(*^_^*)
鉄砲と毒矢と・・・どっちが恐ろしいかと云うと毒矢の方が絶対恐ろしい
鉄砲は・・・手足に当たると不具になるかも知れないが・・・毒矢は完全に死ぬ
それも、地獄の苦しみで・・・シャクシャインは、それを戦略に出来なかった。
オニビシを討ったことで・・・アイヌを結集出来なかった
松前を滅ぼして・・・自分も死のうと思ったら・・・毒矢隊を伏兵として備えるべき
それからのアイヌの悲劇は・・・知るとおりの歴史

和人に土地を奪われたと云うのは・・・近年で在って
シャクシャインは、狩猟に関しては・・・駄目な男で家族を餓死させている・・・
口先だけは達者なので・・・みんな騙された
狩猟というのは、人間よかずっと優れた感覚機能を持った動物を狩る行為
狩りをする側と狩られる側の知恵較べ・・・