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Part13   6月の独り言



11/06/30 (木)  明日から7月〜・・・


ようやく暑くなってきたナ〜・・・今月はアイヌ語の勉強が大分捗った・・・
そして、全体像が掴みかけてきた(*^_^*)
これから1年掛けて・・・紫雲古津のものを世に出して上げようと思う・・・
ウテカレ媼・ワカルパの兄さんのウトムリウク翁のカムイノミなどの解説
これは、興味が尽きないものです・・・

本当のアイヌ精神を学ぶには、それを読み解かなければ解らないと思われる。
金田一博士が樺太でラマンテと云う酋長からハウキを筆録したが・・・
ラマンテって・・・狩猟を意味していて・・・狩猟の名人だったのか〜と楽しく成った(*^_^*)
狩猟と云うのは・・・自然の掟を知らないと成り立たないこと・・・
全部を研ぎ澄ませないと・・・返り討ちに遭う
酒を飲んだら・・・手の付けられない乱暴者だったらしいが・・・
解るような気がする・・・相手は耳・目・鼻の感覚が数段上の動物達
大きな体に全神経を行き渡らせる・・・緊張感
その緊張感から解き放たれ時・・・屁理屈云う奴殴りたくなる衝動(*^_^*)
猟に出て・・・獲物が在ると原則村人に分け与えるのが掟
全部食べ尽くす知恵が在って・・・一番の部分は長老が食べた
頭の部分・・・
生で食べられるのは、肝臓であるらしい・・・ユーカラに出てくる・・・

牛・鳥・病気に成って・・・食べずに薬殺して埋めてしまう遣り方は・・・
きっとその内・・・しっぺかえしを受けると思う・・・
ナチスのアウシュビッツと同じことをしている・・・
人間も同じ動物だと云うことを認識しないと・・・ただ食物連鎖のトップに居るだけ
それなりの感謝の儀式をしないといけない
お釈迦さんは、ウサギの時に火の中に飛び込んで食物と成ったり・・・
色々なことを修行して如来になった・・・
如来は、輪廻転生の無い世界・・・菩薩は未だ修行の身だから・・・
生まれ変わる(*^_^*)
悠久にそのままで・・・と行きたいけれど・・・ネ(*^_^*)
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アイヌの世界観って・・・空海の密教に良く似ているんです。
昨日、図書館で見つけた本が在った・・・同じに感じている人いて嬉しかった。
密教の八部衆の阿修羅とポイヤウンヘは、そっくりです。
帝釈天に恋人横恋慕されて・・・戦いに挑む・・・
阿修羅は、六道の修羅世界の首領です・・・果てしなく戦う・・・戦いの神

北海道の地名は、殆どアイヌ語によるものと考えても・・・言い過ぎでない程
浜益でしか食べないものにルッツと云うものがあるが・・・
浜益の人達は語源を知らない・・・アイヌ語なんですネ
浜益もお祭りが有って・・・神社の祭り・・・八幡祭りと日本人の祭り・・・
大昔、蝦夷を守っていた最強の勇者を讃える祭りは無い(*^_^*)
 


11/06/29 (水)  #2  辞典の充実・・・


辞典が出来上がったので・・・全部の訳したものを総点検しておかなくてはネ

折角、ワカルパ翁が残してくれたユーカラ・・・悠久に語り継がれるようにしなければ・・・
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今月のスパムは、11個と久々に大猟だった・・・累計137個(^_^)v
中国5個 韓国3個 タイ1個 ベラルーシ1個 アメリカ1個
中国は、日本とダブったIPアドレスがないので・・・
1本の銀の矢で65000のサーバを拒否出来る・・・韓国は、ダブってきているので254かな?
アメリカは、ドメインを採用しているので・・・楽であるしスパムは殆ど来ない
スパムは、その国の恥だと云うこと解っているから・・・(*^_^*)

2年間で137本銀の矢飛ばして・・・一日に200個もスパムが来たこと懐かしい
5.7本/月だから完全に狩りゲームとして楽しんでいる
後、163本の銀の矢が在るので・・・絶滅して欲しくない
来月も頑張って欲しいものです・・・(*^_^*)
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9月には、ポンケマラッキの屈斜路湖を訪れてみたいので・・・
来月からシヌタプカの絵に取り掛かろうとと思っている・・・その写真を土産に・・・
 


11/06/29 (水)  parimomo・・・ウグイ


モシリ企画のアト゜イさんが何故?・・・ウグイのことをパリモモと云うのか?
ウグイの刺身は昔、石狩の人に食べさせて貰ったことあって知っていたが・・・
ハモのように小骨に包丁を入れて調理する・・・実に美味いものの一つ

パリモモって・・・カムイユーカラの「口をすぼめるもの」と人間に馬鹿にされたウグイのお話し
でも、ウグイだけでなく鯉だって同じ仕草をしますよネ
ウグイは、アイヌ語でsupunって云うんです・・・スプン(*^_^*)
それがユーカラになると・・・比喩を表現する・・・隠し言葉に早変わりする(*^_^*)

シヌタプカを大平原と訳した萱野氏と云い・・・チャシはそんなに高いところには存在しないと
云った鍋沢元藏翁とか・・・アイヌのマイナスに働くことを何故?云ってきたのか?
総じてユーカラは、アイヌの娯楽で伝承者の自由に語られるものと・・・されていたのか?

萱野氏のアイヌは、神々を崇拝して・・・自然の摂理を弁えていたと云うのは・・・嘘
それよりダイナミックに・・・神が人間に悪戯したら・・・
神々全部殺してしまう・・・アイヌの世界があるのが本当のアイヌの世界
これは、世界でも珍しい世界観・・・善神は弱くて・・・悪神は強くて手強い(*^_^*)
それに対抗するには、超純真しかなく・・・下手をすると邪心と表裏一体・・・の極
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Itochiunkuruを読みながら・・・アト゜イさんの曲・・・パイカラ(春)とAkanto(阿寒湖)を
聴くと・・・人間のどうしようもない悲しさが溢れてきて・・・心が沈む
やってイイことと・・・やってはイケナイことの判断・・・その人の品格に依ること
裕福・貧乏を超えた・・・人間の品格のことだと思う・・・
長い間・・・泥沼で栄養を吸い取って・・・咲く蓮のように昇華すること

最近、Innaさんが積極的に作品を発表されている・・・
賞を取ったのが・・・「
悲劇の中の大和魂」を表現した作品らしいです・・・
以前のものとは違う色遣い・・・もう一度会ってみたい・・・
画面の統一感とか・・・持って生まれた才能の確かさ・・・超エリートの画風・・・
ずっと悩んできた彼女・・・やっと翼を拡げた・・・うーん本物の画家はイイものだと思う
一緒にキャンバスを並べてシヌタプカを描いてみたいと思います・

でも、innaさんは、レーピン記念アカデミー油彩画課科卒・・・
日本で云えば・・・芸大卒のアーティスト・・・(*^_^*)
もう一つ隠されているのを感じたのたのは・・・ロシア皇帝の血を引いている予感
innaさんのお母さんに会ってくれと7年前に言われたけど・・・
私しゃ・・・貧乏のどん底・・・どうすることも出来ない・・・

本当の芸術家って・・・凄いものだと・・・inna に見た・・・東京に行って・・・
私が描いたものを再現するって・・・

 


11/06/28 (火)  今日はお休み・・・(^_^)v


昨日は、萱野茂氏のアイヌ語辞典に目を通してみた・・・近代のyayanitakが主で
近代アイヌの事を詳しく調べた人だと分った・・・

しかし、ユーカラの特殊性には殆ど気が付いてないか?・・・???(*^_^*)
シヌタプカを大平原と訳したり・・・ユーカラの存在をあやふやにしている点がある?

沙流流域でも、紫雲古津と貫気別に残っていた本当のユーカラ伝承者に会ったのは
金田一博士だけだったのでしょう・・・久保寺博士はツナレには会っている。

大正3年に集中的にユーカラに関する調査を金田一博士はしている・・・
その時におおよそ見切っている・・・そして翌年樺太の帰りに沙流に立ち寄る。
その時も、徹底して紫雲古津に留まってメノコユーカラ・ウゥエペケレなど筆録している
今しかチャンスが無いものに全力を投球したんでしょう・・・

その後は、アイヌ文化研究者と云われている人達が一所懸命・・・
話を聞いて・・・現在のアイヌ文化の情報が積み上げられて行ったのでしょう
シャクシャインと云えども・・・近代です
文字を持った和人が相手だったから・・・記録が残る

それ以前のアイヌの成り立ちから・・・その葛藤を記録したのがユーカラで
男のみの世界で伝承されていたと云うことなんですネ
コポアヌ媼は、ユーカラは男のするものだから・・・知らないと云っている
それが真実で・・・雅語の正体が見えたのが・・・reraruturu
でもネ〜・・・胸に六個の巴(渦巻)が在るって・・・刺青か毛?
それも女性の胸ですよ???・・・私は女性の胸毛説に賭ける・・・(*^_^*)
そう言った・・・エロスの世界を交えながら・・・又、噴き出す諧謔を交えながら
展開しているユーカラ・・・
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17日に植えたプランターに何かしら草の芽が出た・・・?
蓼藍の芽なら嬉しいが・・・(*^_^*)
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萱野氏の日本語索引見開きで56枚スキャン済ませて保存した
これは、アイヌ語を俯瞰出来るものとして優れている
ただ日本語から転化したとされる近代の言葉も含まれているので雅語ではない
それらを確認する意味でスキャンしておいた(*^_^*)

どうやらアイヌ語全体が捉えられる感じになったので・・・安心して翻訳に進めそう(^_^)v
創作ユーカラとかを見極めるには、マキリ(小刀)と出てきたら先ず近年のものと・・・
考えた方が良いこと・・・ワカルパ翁のユーカラには絶対出て来ない言葉
これを今回確認出来たのは、大きな収穫の一つです。
金田一博士のみがマキリは、アイヌ語にあらず・・・と書いている(*^_^*)

金田一博士がその話の信憑性を判断する一つの目安にされていたと思われる。
そう言った人達のお話は余り筆録されていない・・・(*^_^*)
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100年前にユーカラを正しく認識していたアイヌは、紫雲古津と貫気別の極一部の
人達しか残っていなかったのが・・・真実のお話ではないのか。
金田一博士は、言葉の成り立ちからアイヌの歴史を探ろうとされていた
日本人の記録に無い・・・空白のアイヌの葛藤を記録しているユーカラ

北海道で生まれて育った者にとって・・・道州制が施行された場合・・・
色々な問題を解決するヒントが含まれているものだと思う
過去を学んで・・・未来が見えて来る・・・

ポイヤウンペが大事に育てて居た幼い妹がある時、寝ている間に拐かされ
自分が大きくなるまで我慢して・・・捜しに出掛ける
そうして報復する・・・

北朝鮮の拐かしは、人間として大罪を犯しているのに・・・昔の政府は知らずに居た
命を賭して奪い返しに行くのが政治家の役目・・・
その為に国会議員を選出している国民・・・だから税金を払う
未曾有の自然災害に襲われたから国民全体で負担しなければならないとして
増税を考える馬鹿ども・・・今、生きている国会議員経験者・・・私財を投げ打て!!

金田一博士がワカルパ翁を東京の自宅に招くことが出来たのは・・・
大学の総大将・・・学長のポケツトマネーのお陰・・・(*^_^*)
アイヌの大事なお話は、貧乏でも嘘を言わない人に神が教えるという掟がある
ワカルパ翁のWenDarap yukaraがそれに当たる・・・
それと同じなのがコポアヌ媼のWenDarap yukara・・・
実際にそういうことが在ったらしい・・・けれど現代人には理解出来ないこと(*^_^*)

博士がアイヌ語の研究を始めた頃は、私費で踏査が始まったこと・・・真剣勝負
その真剣さが人々の気持ちを動かすと思う

私が意外に思ったのは、博士は・・・コシャマインは架空の人物と云うもの
ユーカラを読んでみて・・・感じるのは一旦戦いになったら相手が謝っても
どこまでも戦い抜いて・・・皆殺しにすると云う徹底ぶり
謝るくらいならば最初から・・・止した方が懸命ぞ !!
コシャマインは、その掟を忘れたから・・・本当のアイヌの首領では無いと
云うものかも知れない。
トパツトミを受けて生き残った者は、徹頭徹尾追跡して皆殺しにする掟

一旦、因を作った場合・・・果は覚悟しなければならない・・・自分が死んでも何代にも渡って・・・
人は死んだら全て終わりと考えがちだが・・・そうは問屋が卸さない(*^_^*)
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今、問われているのは・・・首領の資質だと思う
政権を取ったら直ぐ辞めてしまう・・・無責任さ
ボロボロに成って腸を引きずり乍らも・・・死ぬようなふりをして体力を回復して報復する
ポイヤウンペ・・・侍魂

真剣と木刀の違いは、丁度・・・筆録とテープレコーダーの違いに似ている
真剣を使う場合・・・一刀のもとにバッサリ打ち落とさなければ相手が苦しむ
一瞬に命の元を絶たなければならない・・・
木刀の場合は、骨が折れたりするかも知れないが・・・生殺し状態・・・練習状態
金田一博士以外が使った手法です・・・生殺し

Chimutkaneの訳は、私の・・・気の向くままに・・・が妙訳のように思えて来た(*^_^*)
金田一博士以下・・・お金が絡んでの取材が多かったと思われます
私費を投じた人は?・・・山田秀三氏かな?
この方は、自分の調べたことしか信用しなかったみたいですから・・・
アイヌの話も半分にしか聞かなかった・・・科学者だと思う
科学とは、実験が出来るものを言うのが建前・・・
実験が出来ないものの存在があるのを証明した・・・ユーカラ

ユーカラは、形而上学の部類だ思っている私・・・
これは、一筋縄ではいかないと思っている・・・未知の世界に遭遇したようなもの
ファウストも超えたような・・・人間思考の世界・・・
世界中の頭脳が注目する世界だと思う・・・

アイヌでも100年前解らなかった世界・・・ユーカラ
私もとんでもないものに囚われてしまったと思っている・・・(*^_^*)
 


11/06/27 (月)  アイヌ語辞典・・・田村すず子氏 #4


ざっと最後まで読み通した・・・抽出した言葉2枚ですネ〜真新しい言葉は無くて・・・
殆どが確認して頭に叩き込むのに文字にしたと云う感じ・・・
870頁を4日で通り過ぎた・・・(*^_^*)

色々収録された人達は、沙流川筋でも二風谷・平賀・荷負などの人達で
その中でも有名なのは、平賀サダモさん・二谷国松氏・萱野茂氏でしょうネ・・・
でも、サダモさんのものには、オイナと云うものは無くて・・・ユーカラの部類になるそう(*^_^*)
ワカルパ翁のWenDarap yukaraの筆録のトップに金田一博士がワカルパの言葉を
メモしてあるのが・・・本当のことだったのが納得出来た・・・

ポイヤウンペがイケスイしたのが・・・同じ理由だったのかも知れない
博士は何故、WenDarap yukaraを萱野氏に見せたか?・・・(*^_^*)
ただ絶賛したとだけ・・・書いている

カムイオイナは、ワカルパ夫人タウクノのが原典のような気がする・・・
素朴で輝いている感じ・・・現代風に直して上げようかナ?(*^_^*)
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翻訳環境が整ってきたので・・・なんか楽しくなってきたナ〜(^O^)
どなたでも、埋もれたアイヌの物語を読むことが可能になる
 


11/06/26 ()  アイヌ語辞典・・・田村すず子氏 #3


アイヌ語には隠し言葉なるものがあるらしい・・・日本語の隠語とは違うらしい・・・((*^_^*)
これは、凄いヒントを得たと思っている・・・(^_^)v

ユーカラに出て来るコタンの場所が推理出来ると云うこと・・・パズルを解くように・・・
24日に書いている・・・reraruturuは、未だ訂正していないが・・・

最初、風の中に在る巴の文様かと思ったり・・・風の便りに聞くものだと思ったり・・・
でも?しっくり来ないので・・・風が通ると云うのは山の谷間に吹く風を想像すると・・・
オッパイが二つあってその間は隙間があるからと連想したスケベ親父(*^_^*)
でも、それが正解だったのには・・・驚いた!!

そう言う風に・・・余計な予見無しにぶち当たって・・・頭に浮かんだこと・・・
これを大事にしなければユーカラは解けないということだと思う
そうしてみると・・・アツイサラは斜里であろう?とか・・・勝手に推理出来る(*^_^*)
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ポイヤウンペは、何故イケスイ(怒って飛び出す)したのか?蝦夷から?
WenDarapYukara(悪夢の曲)はオイナと連動していて・・・
moshirichikchik kotanechikchikは、原住民・・・
逃げた処は洞窟で・・・それを滅ぼしてアイヌの世界に成った・・・
でも、オホーツク文化圏との葛藤は続いた・・・それがユーカラでは?

余程優れた指導者が居て・・・アイヌ文化が栄えたと思われる・・・
日本書記の阿部比羅夫の粛慎(アシハセ)成敗は真っ赤な嘘・・・
樺太を通じて鉄器なども既に手に入っていて・・・相手にしなかったのが・・・

本国に帰って困ったのが・・・比羅夫ではなかったのか?
何と説明しようか???・・・どうせ分らないだろう・・・と嘘を言った(*^_^*)
そんなところだと思う・・・(*^_^*)
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私の辞典のア行のページが今228Kbにも成っている・・・
相当充実してきていると思われる
金田一博士の筆録ノートを訳して行くと・・・古代・中世の勢力分布に登場する
コタンの名が出揃うと思う・・・そうしたら一気に全容が浮かび上がるような気がする

宗谷の地域が可成り重要な位置にあるのを予想しているが・・・
キナチャラコタン・・・金成マツさんのものには出てこないもの?
虎杖丸の曲に出てくるメヨイコソンテの童子が隠し言葉から・・・推理も可能
道東の衣服を調べてみる必要もありますネ〜

それを地元の人達によって冒険していくネツトワークが必要かも知れない
辞典が纏ったら・・・浜益の冒険隊の発足に向けてS氏に相談してみようかナ?(*^_^*)
 


11/06/25 (土)  アイヌ語辞典・・・田村すず子氏 #2


二日で1/3まで進んで主なものを抽出してみるとA4両面に納まった
主なものと云うのは・・・その言い回しなど
単語は、殆ど網羅出来たかの確認も含んでの作業なので・・・これはバッチリですネ〜
近年のyayanitak(日常語)を取り混ぜての辞典なので・・・少し混乱する(*^_^*)

未訳の埋もれたままのupashkuma(昔語り)を訳す為に造っている私の辞典だから・・・
その目的に即した編集に心掛けている・・・
田村氏の辞典は、アルファベット順に成っているが、BDFGJLQVXZは無いわけだから
日本語の五十音順に編集した方が馴染めるような気がする(*^_^*)
それとローマ字表記の方が馴染めるように思える・・・チはCi でなくChiの方が
シでもshi sh の法が・・・
違和感なく読める・・・金田一博士と知里博士の表記法

各地で大きく変わるアイヌ語・・・表記法も統一しないと混乱すると思われる
知里博士の場合読み手のことを考えたら少し難し過ぎる
発音をそのまま表記出来るのは、金田一博士の表記法みたいだ

これは、金田一博士が筆記に徹していた・・・真実の方法だったから
度素人の私でも転記出来たことからも博士は全てを見通していた方法
口述する人それを記録する人のものだけでなく・・・その時点から
第三者にも公開出来る方法・・・これは矢張り凄い
その瞬間から人類の財産として残る唯一の方法を金田一博士は確信し使われていた。
 


11/06/24 (金)  アイヌ語辞典・・・田村すず子氏


道教育委員会の訳したものから若干の言葉を書き残して於いたのを・・転記して
田村すず子氏の辞典(1996年発行)を・・・ゆっくりざっと(*^_^*)読み出した
近年の使われていた言葉を編集されていて膨大である・・・
沙流の言葉と鵡川の言葉の違いも書いていて・・・分かり易い
カユシピンナの伝説通りのことが窺える・・・
千歳方言が・・・沙流に近いと表されていて・・・私の説に又、有利なことを加えて呉れた(*^_^*)
沙流とシヌタプカは、頻繁に連絡を取り合っていたことが窺える

昔のアイヌの身体能力は、和人には分らないものだったと思う
丁度、登山のシェルパみたいに・・・
川を遡ったり・・・まるでアバターのように動いていたと思う・・・
ユーカラを読んで・・・おやっと思うことは、その時代でも熊とか鹿の肉は、最高のご馳走で
滅多に口に入らなかったと云うことです。
だから子供の頃から小さな弓を与えてそれで遊ばせていた・・・
少年に成ると・・・彫刻を一所懸命習っていた・・・手先を鍛えていた
遊びは、大きく成って生活出来る訓練だった・・・食物を得る為の
女子は、裁縫・刺繍に専念して着物・衣服を作り出す役目であった。
男は、そのまま戦士になれ・・・イレンカ(法)にも精通していなければ成らなかった
家は、みんなで力を合わせて作った・・・ポイヤウンペの場合、神が造った(*^_^*)
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翻訳を中断して勉強した甲斐があったというのは・・・
Kane Esaman(金獺記)で・・・課題になっていた
reraruturu 風の路の間に(乳の谷間か?)
と云うのは・・・おっぱいの谷間(胸)であったこと(*^_^*)
辞典ではrerariとして出ていて・・・道教委の方ではrerarutaとして出ていた。
でも、ワカルパ翁のが詩の言葉として一番韻があって美しく響くよネ〜

本当のユーカラって言葉一つ一つ選んで構成されていること実証出来て良かった(^_^)v
金田一博士がワカルパ翁のものを本伝としている所以
 


11/06/23 (木)  ユーカラ辞典・・・#6


何とか知里博士の著作集から抽出したのを全部転記出来て・・・アップ出来た。
胆振の言葉は、避けた・・・収拾ががつかなく成ってはネ〜(*^_^*)

訳したものが、そのまま辞典に成るのだから・・・ユーカラ本体が最高の辞書になる妙味
今回は、大変勉強に成りました。面白さが益してきた・・・
金田一博士の踏査の核は、大正2〜4年に在ると睨んでいるのですが・・・
その時のものだけでも訳してみたいものです。

知里博士は、本当のユーカラは、明治の初期に既に消えていたと云っている・・・
誰に聞いたものかは、想像がつくが・・・
金田一博士は、ヌツキペツのツナレで・・・幕を閉じたとしている・・・
奇跡的に二人のユーカラ伝承者が存在していたこと・・・
知里博士は、不幸にも本物のユーカラ伝承者に立ち会えなかった(*^_^*)
ユーカラ伝承者のグループって丁度・・・情報をサーバーがミラーリングしているように
成っていて・・・巧く分散していたことが窺えるんです。
それに、いち早く気が付いたのが金田一博士だったんだと思われる。
ユーカランクルは、スーパーコンピュータのように情報を蓄積していた・・・
そして、ミラーリングしていた・・・

ワカルパ翁のことを・・・
『ワカルパの蘊蓄は、たたけばいよいよ深く、ほとんど果てがしれなかった。』
文字にしてしまうと、殆ど忘れてしまう我々とは、違う感覚・・・(*^_^*)
その重圧から博士に全てを話して開放されたのでしょうネ
ワカルパ翁50歳・・・博士32歳
けれどワカルパ翁は、博士をnishpaと呼んで尊敬している・・・
村の人達も皆・・・尊敬して色々教えて呉れた・・・
知里幸恵に教わって博士の研究が進んだと云うのは・・・全くの間違い
heとhoの概念に納得したのは確かだけれど・・・(*^_^*)

ただ、博士はアイヌを元気付けたいと色々手を尽しておられただけ・・・
知里幸恵の神謡集は、アイヌの少女でも、その気になれば・・・
その文化の一滴でも世に出せることを示したと思われる。

アイヌの優れた点に一度聞いたら・・・全部記憶出来る能力がある。
コポアヌ媼もその一人で・・・まるでテープレコーダーのような人(*^_^*)
他の人は、文明の利器に頼ったが・・・博士は、コポアヌ媼に頼った
その違いがあるんですネ〜
どういうことかと云うと・・・即、訳せる筆録が出来るという生産性の凄さ
テープレコーダーを使う人は、未熟で直ぐ訳せない人の遣り方

アイヌ語を筆記出来ないことを露呈しているんですが・・・筆記出来たのは
金田一博士だけのような気がする・・・(*^_^*)
ワカルパ翁の「蘆丸の曲」が途中で中断しているのは・・・返って美しい
永遠の謎・・・寧ろ、血が濃くなることを戒めたものかも知れない。
だから、博士は日本人と混血しなさいと暗に云っているような気がする。

それをワカルパ翁が包み隠さず・・・アイヌの現状を話したのでは?
沙流でも本当に極、数人しか居なかった・・・ユーカラ伝承者
紫雲古津と貫気別・・・河口から平賀・紫雲古津・荷菜・二風谷・荷負・貫気別
開けていたのが門別・・・生活優先ですからネ〜・・・勢いのあるのが台頭する

金田一博士は、一貫して・・・紫雲古津が第二の故郷のように心地良かったんでしょう
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でも、面白いことが浮かび上がって来るのも事実なんです・・・
アイヌの世界では、天変地異は、神々の戦いと捉えている・・・

日本では、お札に聖徳太子が消えたが・・・何故、聖徳太子だったか?
一族を根絶やしにされた怨念を祭る為にそうしていた知恵も在った・・・昔
アイヌの都平取に義経神社が在る・・・金田一博士は、否定していない・・・
岩手の生まれだから・・・そんなに気にならなくて寧ろ良い方向に感じた。
しかし、100年して・・・神戦が起ったような今回の津波・・・

日本人は、アイヌの聖地を悉く破壊している・・・
確かにポイヤウンペはイケスイしたけど・・・ひょっこり帰ってみたら・・・
チャシが無い・・・怒り頂点に達する・・・shisamのnishpa義経に挑んだのでは?
矢張りポイヤウンペが強くて・・・酷いことに成ったのでは?(*^_^*)
時空の概念は、長期に渡る・・・一万年前の人間の頭と今のは同じだと思う
寧ろ、昔の方が優れていたのかも知れない・・・
ラスコーの壁画ほどに描ける現代人がいるのか?

原発の問題もユーカラから学ぶことが出来る
ポンケマラッキの人間がしてはいけないこと・・・
「魔神に力を使うのは駄目であるぞ!!」とポイヤウンペを窘めている。
資本主義の危うさに気が付き始めたヨーロッパの人達・・・
ようやくパッシブソーラーが認められて普及するかも知れない
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さて、今日から6日間・・・田村すず子氏の辞典をざっと目を通してみよう
 


11/06/22 (水)  ユーカラ辞典・・・#5


今日はお休み・・・夏至ですネ〜(*^_^*)
大分進んだので大まかに纏るかも知れません・・・私専用の辞典だから・・・
私が使い易いように作っておこうと思っている・・・
それとパソコンを使うと・・・膨大な事柄でも一瞬にして探し当てられるんです。

HTML(
HyperText Markup Language)所謂、ホームページを構成している言語
これを使えば・・・ダウンロードして誰でも更に使い易いように工夫出来る。
2年前にユーカラ集を教えて下さった赤崎さんにプレゼントかな?
赤崎さんは、アイヌ語辞典を手に入れようとされているが・・・
私の考えでは・・・お金が勿体ない(*^_^*)

金田一博士と知里博士のものを母体として・・・追加拡張・豊かにしたほうが
時間短縮・生産性から云って絶対イイと思う・・・
一つの特殊な民族の文化を表現するには、書籍では無理なお話・・・
広く平等に情報が行き渡るシステムを北海道で実現した方が
子孫には、よいことだと思う・・・ITの基本的な技術を道民が持つ必要性有り・・・

太平洋戦争が在って・・・何もかもが破壊・・・停滞していた日本・・・
アイヌ問題なんて吹っ飛んでいた・・・今までの社会
百年前の金田一博士の情熱がアイヌの人達の心を開かせ・・・残ったユーカラ
現代人がすっかり忘れていること・・・生命現象の神秘
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アイヌ語って動作とか方向とか程度の問題を見事に表現していることに気が付いた
一瞬にしてイメージ出来るように出来ているみたいだ。
丁度、絵を描くように・・・狩猟民族の言語って凄いものがある・・・感動 !!
何百年前の情景がリアルに浮かび上がるユーカラってホント凄い・・・
 


11/06/21 (火)  ユーカラ辞典・・・#4


アイヌ語の概要が少しづつ頭に入ってきています・・・大まかに俯瞰出来る楽しさ・・・
パソコンの時も2年間は五里霧中って感じで・・・3年目に光が見えて
無謀にもLinuxに挑戦して・・・この雑記帳(独り言)を書くことになった。(*^_^*)
毎日のように書いて10年経つと膨大な記録と成ってしまう
そこで、その日その日好き勝手に書いても・・・直ぐ探し出せるサイト内検索CGIが必須

それを応用したユーカラ辞典・・・恐らく日本で最強の辞典になるでしょう。(*^_^*)
現行の辞典では、埋もれたままに成っているものを訳せないと思う。
一音違っても・・・方向が変わったりするアイヌ語は、深くて難しい

ユーカラの言葉は、アイヌの軍事機密情報説には、もってこいの言葉に気が付いた。
何が隠されているか?・・・案外、暗号を解く人が分るのかも知れないですネ
可成り堅牢な構造を持っているユーカラ・・・
これは、個人レベルでは到底無理なことで・・・国家レベルの問題かも知れない。

私の辞典が出来て・・・沙流のものを次々訳していこうと思っているが・・・
100年も放って置かれたものに・・・光を当てて世に出して上げたいだけ
そして、絵にしたいだけ・・・人間の原点が見えるような気がする。
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シヌタプカは丁度、ヒメネスのプラテーロのような気がする
確かに先日、浜益に行った時・・・擂鉢山はヌタプに囲まれているから
霞に覆われていて・・・神秘的だった・・・当然黄金山は見えなかった(*^_^*)
ユーカラの表現は、正しいと思った・・・

何とか美しいシヌタプカを絵にしようと色々な角度から検討しています。
ポイヤウンペがエトラチチに蘆丸を奪われた場所なども想像したり・・・
ワカルパ翁のユーカラは、浜益の地形に全然矛盾がないように
描かれている・・・その不思議???

さぁーーー来月からシヌタプカを描きに浜益に通おうかナ(*^_^*)
タマクマさんの母さんが楽しみにしているみたいだから・・・ネ
昨年、虎杖丸の曲のコピーを上げたからネ
浜益の女性の何人かは、楽しみにしているみたいだから・・・頑張らなくてはならない
案外、世を動かすのが女性の力なのかも知れない・・・きっとそうだ!!(*^_^*)
 


11/06/20 (月)  ユーカラ辞典・・・#3


昨日書いた22枚は、実は22面で11枚だった・・・(-_-;)
それなら何とか今月中に転記出来るので・・・ホッとした(*^_^*)

それに言い回しの主なものを集めてくっつけると完璧なアイヌ語辞典が出来るかも?
沙流と胆振でも言葉が違っているし・・・意味も変化しているので・・・
何かを基本にしないと頭が混乱する・・・

知里博士は、金成マツさんのユーカラの言葉にアイヌ語として成り立たないもの・・・
それと雅語で構成されるべきなのに・・・yayan itak日常語が含まれていたから
手を付けなかったのではないか?・・・と思い始めている
勉強していると少しずつ解ってくるですよネ〜(*^_^*)

道の教育委員会でやっていた金成マツさんのものを、中止したのは・・・
萱野氏の意訳とマツさんのものに疑問が生じたのではないのか?
萱野氏の意訳は、アイヌ語から人々を遠ざけるように働く・・・
アイヌ語は、知れば知るほど・・・その動きの捉え方などが一音で表現していること
驚く言葉です・・・大事にしなければいけないと思う・・・

狩猟民族の物事の捉え方が凝縮して・・・貴重な言葉だと思う
 


11/06/19 ()  ユーカラ辞典・・・#2


A4版のコピー用紙にビッシリ両面書いたものが22枚在って・・・一枚200語以上在る
4000語以上書き写さないといけないのでしょうネ(*^_^*)
或る程度解っているのは、省いているから少ないけれど・・・

北海道に住んでいて・・・私が5歳から18歳まで育った美瑛町宇莫別・・・ズバリあいぬ語
お袋の実家が在ったペンケロー・その奥のロウネナイ・・・今までホントの意味知らなかった

金田一京助博士って国語辞典でしか知らなかったし・・・東北弁のズーズー弁で
しゃべっていたなんて知らなかったし・・・雲の上の人のように思っていた。
それが何と・・・アイヌの叙事詩に一生涯懸けて取り組んだのは凄いネ〜
それでも、ワカルパ翁のユーカラを全部訳さないで果てた。

北海道庁でも北大でも・・・頭の良い人、金田一筆録ノートを整理する人居ないものか?
知里博士の場合は、言語学に偏り過ぎているので・・・
金田一博士の「実感の科学」の概念(形而上学?)を感じる優秀な人居ないか?
ユーカラを読むと・・・深刻なんだけれど・・・人間の可笑しさを見事に表現していて
哲学だと思う・・・

色々な困難や憤り・・・喜怒哀楽・・・人間の可笑しさを体験出来る幸せ・・・

ユーカラで表現しているのは、仏教で云う・・・三毒(貪・瞋・癡)で
それに囚われないことを勧める物語風に伝えていて・・・
嫉妬で身内・親戚・敵から責め立てられたポイヤウンペ・・・神も悪戯するし
やってられないワイとイケスイ(飛び出した)・・・
 


11/06/18 (土)  ユーカラ辞典・・・


金田一博士と知里博士のアルファベット表記は、ほぼ同じなので同居させても良いが・・
現行の各氏のアイヌ語辞典は、違うのでユーカラを訳すのに適さない。
矢張り専用の辞典がないと・・・一篇のカムイユーカラを訳すにも時間が掛かりすぎる

HTML構文にするとブラウザのCtrl+Fキー=検索が出来る
インターネットに繋がなくても検索が出来る・・・便利な辞典になる
指でなぞらないでもピッと其処に行く(*^_^*)
CGIの検索を使えば・・・最強の辞典になるでしょうネ(^_^)v
民間のユーカラ趣味の会みたいな処で・・・アッという間に訳す人出てくると思う
その話題で盛り上がりたいですネ
何たって・・・世界五大叙事詩をワイワイ言いながら楽しむのはきっと
楽しいと思う・・・頭を鍛えるのに持ってこい!!
未だ訳されていないものが・・・金田一博士の筆録ノートには膨大に眠っている
税金を使って訳す処に任せていたら・・・何十年も掛かってしまう

今月中に辞典を纏めたら・・・浜益温泉のセンター長S氏とそこいら辺相談してみよう
それと、平取の役場にメールして・・・ワカルパ翁の血縁の方に・・・
ユーカラ10篇+最後のユーカラを届けようと思っている・・・
ワカルパ翁の没後100年が来年なんですから・・・平取町も元気になって欲しいです
それと、余市町にも届けたいと思っている
違星北斗の故郷・・・

知里博士は、18歳の時に・・・違星北斗を知ったようです
違星北斗は、金田一博士も訪ねているんです・・・何たって啄木の親友だからネ博士は
 


11/06/17 (金)  アイヌ文化・・・


ユーカラは、古代・中世のダイナミックな交易とそこに起きた葛藤などの記録だと思う
鉄器などは、現代人の想像を遙かに超えて樺太から入っていたり・・・
千島方面(メナシ・オホーツク沿岸)海流の境目・・・
海流に依って陸の植物なども大きく変わるから・・・それを表現しているのでは?

今回、面白いことを発見した・・・蛍のことを十勝では、tomtomkikir(ト
キキリ)
これは、光か点く点く虫と云う表現
一方日高・胆振では、ninninkepo・・・消え消えする小さなものと云う表現

ポイヤウンペがレプンクルの言葉とか抑揚を真似して・・・騙す場面が浮かんでくる(*^_^*)
アイヌとは云っても・・・本土とメナシ(沙流から見て東方)では異文化のように
概念が違っていたと云うことだと思う。当然衝突は起きる・・・

シャクシャインが台頭した時代・・・ポイヤウンヘは、イケスイしてsamoro(shisam-oro)日本本土
に渡っていたのでは?・・・と云うコポアヌ媼の最後のユーカラ
沙流にそう言った情報が集中していた事実・・・これを直視しなければ
民族としてのバックボーンが無い・・・フニャフニャ民族になってしまう
アバターのように勇気満点の英雄が浜益に存在していたんだと思う
義経よか身体能力・頭脳が優れた英雄が居たんだと思う・・・
でも、その神かがりのような存在に嫉妬して・・・みんなで掛かって
嫌になってイケスイしたんだと思う

和人に土地を奪われたと嘆いているのは、チト違うと思う・・・
ワカルパ翁は、アイヌの若者が一人としてユーカラを理解して学ぼうとしないので
和人の言葉の天才に救いを求めた・・・そして其れに応えた・・・

ワカルパ翁の先祖にカユシピンナと云う優れた英雄がいた・・・鵡川から
沙流に移転して沙流が栄えた・・・
鵡川と云えば・・・ノーベル化学賞の鈴木博士の故郷・・・

人生は短いものであるけれど・・・その土地で人々が汗して働いて
子供を育てる・・・その原点が崩れている現代
もう一度、三世代が住める環境を北海道で実現したいものです
拠点(準拠枠)があると・・・人は自由に羽ばたく・・・
少ない食料を分け合う余裕が生まれる・・・

帝王学とは、富を独占することでは無くて・・・全てを分かち合う知恵
其れを出来る人間が帝王と云われる所以だと思う
日本には、天皇が存在しているのは、政治屋が馬鹿でも・・・救われる(*^_^*)
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今日は、プランターに蓼藍の種を蒔いてみた・・・果たして芽が出るか?
Tシャツを綺麗なブルーに染めてみたいですネ〜
 


11/06/16 (木)  今日はお休み・・・


中央図書館から借りていた本9冊の返却日・・・
ようやく、知里真志保著作集4 最後まで読み終えた・・・(^_^)v

図書館へ夕方行って・・・田村すず子氏と萱野茂氏のアイヌ語辞典を借りてきた・・・
今月中にユーカラ翻訳辞典を作り上げて・・・沙流のものに挑むため(*^_^*)
ざっと眼を通すと・・・矢張りユーカラの翻訳には向いていないのが解った

何故、知里博士は、金田一博士と約束していたのに・・・金成マツのものを訳さなかったのか?
持病の心臓の方も悪かったし・・・
知里真志保著作集 4巻では、バチェラー博士・永田方正・高倉新一郎各氏などを
可成り手厳しく批判していて・・・
一高時代から夏休みに幌別を拠点に調査を始めている・・・
だから胆振地方の言葉は、可成り詳しいと思う・・・そこで伯母のユーカラは、
最早、アイヌ語として成り立っていないと思ったのでは?
それを堂々とアイヌ語として世間に出せなかったのでは?
姉のran ranを降る降るでなく・・・ 降れ 降れ とするべきと云ってる手前
自己矛盾に陥ってしまう
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知里博士は、アイヌ語は一音で空間や運動の微妙な区別を表現する。
言霊を尊重する限り、人はその言葉を正して使う義務がある。
としている。・・・矢張り対訳が正しい方法だと確認出来た(*^_^*)

翻訳を休んで・・・勉強した甲斐があったと・・・このまま推し進める自信がついた。
 


11/06/15 (水)  アイヌ語・・・#3


金田一博士の理論の細部を補っている知里博士の著作集・・・理路整然で楽しい
然し、フィールド(平面)的に・・・二次元的に敷衍する方法・・・
矢張り・・・アイヌ文化を理解するには、三次元で俯瞰する感覚が必要だと思う

口述で一語一句そのまま伝わる方法を編み出したアイヌ文化の凄さに
気が付かなければ・・・だれも注目しないと思う
それを守っていた沙流のものに殆ど手が付けられていない現状

今回の勉強での収穫は、meyoiのヒントを得たことで・・・
me i o i ・・・寒気 もの 其の(或いは尻) もの・・・なんのことだろう???(*^_^*)
100年前にアイヌも知らなかった言葉 メヨイ小袖 
シャクシャインの時代には・・・ポイヤウンペがイケスイ(飛び出る)して居なかったこと・・・
矢張り金田一博士の筆録ノートを研究しないと本当のアイヌ文化は解らない

ユーカラ翻訳辞典を編集して語彙を充実させるよう頑張ってみよう・・・
沙流と胆振では、大分言葉が違うから・・・混乱しないようにしておかないとネ
でも、概念上は大きな差はない。

ものに対する概念の違いが・・・ヤウン(本土)とレブン(メナシ)の違いをハッキリさせた。
これは、ユーカラを読んでいて解らなかった事柄です。
なーるほど!!と思いました。
 


11/06/14 (火)  アイヌ語・・・#2


知里博士のアイヌ語の概説から言葉を書き出してやっていく中に・・・
なるほど面白い成り立ちだな〜・・・と

試しに、私が訳した蘆丸の曲を読んでみると・・・一部変な処あるが見事に訳されている
嬉しいですネ〜・・・まるっきりど素人の訳と思っていたのに・・・(*^_^*)

英語でも同じなのかも知れないが・・・音の調子に慣れるということだと思う
転記していて・・・何処で区切ったら良いか?・・・これが難しい
訳す時、前後の言葉で判断するしかない・・・同音異義語ってあるから・・・
音だとアクセントで判断出来るが・・・文字だと・・・???

でもネ〜・・・知りたいと云う情熱と云うか執念みたいなものが・・・感覚を研ぎ澄ます
例えば、パソコンで何が出来るのか?・・・と云う発想と・・・
そもそもパソコンとは?・・・と云う発想には次元的な違いが在る。

パソコンを考える時・・・三次元で捉えないといけない・・・丁度、絵を描くように・・・
スパムを捉える時、二次元で考えると・・・無限になる
三次元で考えると・・・有限になるパラドックス
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沙流と胆振のお話しを比較した場合・・・
全体のリズムが心地よいのは、沙流のもの・・・例えば・・・〜と云う言葉は
沙流では、sekoro・・・胆振では、ari・・・
沙流の方では、流れるように展開していくし・・・濁音が殆どない
濁音が全く無いのが樺太の言葉

知里幸恵の神謡集の始まりの
“Shirokanipe ranran pishkan, konkanipe
ranran pishkan.”
「銀の滴降る降るまわりに,金の滴降る降るまわりに.」
静かに話が展開していくには、幸恵の「降る」の方がスーっと入り込める
自然の恵みは、人それぞれ平等に注がれていると云う感覚・・・
その方が美しい(*^_^*)
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ヨーロッパが脱原発に方向転回しましたネ〜
矢張り、子孫に禍根を残さない方が賢いよネ(*^_^*)
ポンケマラッキがポイヤウンペに・・・魔神に力を使うのは駄目なこと・・・と窘めている
 


11/06/13 (月)  アイヌ語・・・


ユーカラとかウゥエペケレ・カムイユーカラも訳せるように知里博士の著作集をよんで
言葉を収集しているんだが・・・段々解ってきて面白くてしょうがない(*^_^*)

辞典から入って行くと・・・物凄い時間と記憶力が必要だけれど・・・
何かを訳すという目的があると・・・インターネットを使うと以外に早く解る
それと、知里博士と金田一博士のアルファベット表記は、殆ど同じ・・・

辞典に成っているのは、ローマ字でも英語でも馴染めない表記に成っていて・・・
アイヌ語から・・・更に遠ざけている感じがする・・・(*^_^*)

アイヌ語は、世界の中で特異な言葉なので、その成り立ち(歴史)は浪漫そのもの
もうチョット・・・しっかり統一する必要があると思う・・・
各地域で甚だしい言葉の違いが在るにせよ・・・アイヌの一番古い処は何処?
そして、一番古い言葉が残っているのは何処?・・・確定しなければ・・・

世界から見た場合・・・トンコリ・ムックリ・鶴の踊り・カムイノミで納得する筈がない。
ユーカラを演じて見せて・・・初めてアイヌ文化って凄いと納得すると思う。
神と人間は、同等で悪さをしたら神でも許さないと云う思想・・・そんなに無い(*^_^*)
持ちつ持たれつ・・・喜ぶことお互いに心掛ける精神・・・
言葉にそれが出てくるので・・・対訳が本当に正しいと思う・・・稚拙な訳でも(*^_^*)

世界的に特異な言葉を持っているアイヌが酷寒の地でダイナミックに生きていた
北海道を正しく認識しないと・・・ネ
 


11/06/12 ()  可哀想なことに・・・


うちの飼い猫トマト君は、20年生きていて・・・昨年の8月17日の退院以来・・・
娘と女房で・・・点滴したり毎週病院に連れて行ったり・・・大変でした

でも、我が家には息子が居ないので・・・娘達はトマ兄ちゃんと呼んでいるので・・・
猫もその気になった振る舞いをして男同士の葛藤も有りました(*^_^*)

それで・・・私が幌村でぼーーーっとしている間に眼が全く見えなくなったみたい・・・
耳は、2年前から完全に聞こえなく成ってはいたけど・・・
でも、猫って凄い能力を持っているんですネ・・・今は落ち着いてトイレに行ける(*^_^*)
矢張り、私にしたって今までの人生で1/3を付き合った猫だからネ〜
家に来た頃の若いトマトくんは、描いてあるので・・・
寿命が来たらしょうがないと思っている・・・でも毛並みは、未だ綺麗だ
去年の病気に成ったときは、酷い毛並みだったんです。
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現在、知里真志保著作集 4 を読んでいるが・・・
アイヌ語概説と入門で分かり易く解説しているので構造が見えてきた
沙流の言葉と胆振の言葉が解ってくると・・・どちらが古いか歴然

面白いのは・・・知里博士は、胆振の方が古いもののように考えていた節がある
金田一博士と違う見解のようである・・・(*^_^*)

Wendarapで貫かれている・・・裕福でも嘘を言う者には決して昔語りはしてはいけない
貧乏でも嘘を言わない者にだけ昔語りがされてきたという掟
nishpa(首領・紳士)とkatkemat(淑女)には帝王学が在って・・・
村人を守る気概と誇りを持って当たらねばならなかったこと
それらが一体となっていた・・・オイナ・ユーカラ・カムイユーカラ

ワカルパ翁のユーカラ・・・タウクノ媼のカムイオイナ・・・コポアヌ媼のメノコユーカラ
ユキのカムイユーカラ・・・何れも宝石のように輝いている・・・
 


11/06/11 (土)  ブルースター?・・・


浜益の繁穂さんのログにマヒトデを焼いて卵のようなものが珍味と書いてあって・・・
一度は試してみたいと思っていたが・・・9日の朝、幌村の築港で大きなのを発見
釣り針に魚肉ソーセージを付けて直ぐ側に落として・・・そうすると大きなウグイの群れが
食べてしまうので・・・竿を水中に入れて追い払ってようやく釣り上げた(*^_^*)

丁度、タマクマさんが漁から帰ってヒル貝を剥いていたので2個貰って
一緒に焼いて・・・ビールのツマミとして食べた。
五本の足に末端まで卵らしきものがあって小皿に4センチほどの量が取れた
食感は、焼きウニの焼き方が少し足りないようなフワッとした感じ
味はウニに似ている・・・でも、やっぱり焼きウニが最高だナ〜(*^_^*)

ソーメンの薬味に茗荷を予定していたが・・・芽を出したばかりで駄目だった
外の畑にあるネギだけの薬味で食べたが・・・シンプルで美味しかった

昨日10日は、温泉に行って来た・・・ついでに直ぐ側にあるスリバチ山も
見てきたが・・・スキー場の処に唐松の苗木が殆ど植えられていた。
栗の木など植えるとイイと思っていたが土壌が合わないのか?

温泉の返りに渡部さんの奥さんのお店サンセットに寄って・・・
金成マツさんのIyochiunmatを読んでみた・・・矢張り沙流の雅語には使わない
言葉が多いことに気が付いた・・・一番気になったのは・・・マキリ
知里博士も小刀をマキリと云っているのが・・・胆振の言葉
マキリは、アイヌ語でなく・・・東北のマタギが使っていた言葉

沙流のユーカラには、絶対出てこない言葉・・・
沙流と鵡川のみで守られてきた古い言葉・・・カユシピンナが鵡川から沙流に
引っ越したことが裏付けられること・・・ワカルパ翁の血筋

胆振のユーカラは、娯楽の為に創作された楽しむものと云うのは正しい。
唯、沙流のものも一緒くたにするのは、間違い
金田一博士の訳は、言葉を大事にする対訳なので私は好きだ(*^_^*)

メノコユーカラにしてもコポアヌ媼のものと金成マツ媼のものは、大きく違っている
コポアヌ媼の方は、しっかりしたテーマが潜んでいて全体を包んでいる
金成マツ媼のは、良いとこ取りの掻き集めのような印象だ

コポアヌ媼のWendarapは、寛文三年の有珠山大噴火を扱っているように見えるし
シャクシャインの蜂起も隠されているような気がしてならない。
 


11/06/08 (水)  2連休・・・


明日と明後日は、二連休なんだが・・・二日とも浜益で過そうかナ
潮風に当たったり・・・山菜採ったり・・・魚釣ったり・・・温泉に入ったり・・・
蓼藍の種を蒔いてみたり・・・気持ちをリフレッシュしないとナ〜〜

ツブを沢山採ってビールのツマミにして・・・うーーんイイな〜
茗荷を薬味にしてソーメンをツルツルと・・・喉越しがイイな〜
うん!!・・・そうしよう!!
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10日が雨らしいけど・・・アイヌ語辞典の方針を心おきなくやれるからネ
知里博士の著作集3冊借りてあるので・・・勉強も出来る

コポアヌ媼のShinutapkaunmatを一枚だけ訳してみると・・・メノコユーカラにも
男のユーカラのようにカチッとした形式があるのに驚いた・・・
男は宝刀・宝器の彫刻だが・・・女は、縫い物を一所懸命に精を出す。
出だしの常套句としてそれが出てくる・・・何かのサインだと思う
これは、私の作り話ではないですよ・・・先祖から受け継いだものですよ!!・・・の(*^_^*)

アイヌの女性の特徴として・・・イムーと云うのが有って・・・トランス状態になる
蛇を見た時とか・・・奇行をするらしい
段々解ってきたことが有って・・・ユーカラって極一部の人にしか解らないもので
丁度、ミロの絵のような気がする。
Iyochiunkuruを訳していて・・・釦を一つ懸け外すと・・・悲劇が待っている。
利口者と云われて・・・商売も良く出来て時代の寵児・・・
そこに落とし穴が有って・・・悲劇になてしまう
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知里真志保著作集から雅語辞典に入れておくべき言葉を拾っておこう・・・
稚拙な訳ではあるけど・・・沢山アイヌ語に触れてきたから
案外、もう一息でスラスラ読めるようになるかも知れない

矢張り沙流のものは、メノコユーカラも味わい深いものがあるので・・・
しっかり編集し直す必要がある(*^_^*)
そうしておくと・・・直ぐにでも本に出来る準備が整う・・・
そうするとそのままで雅語辞典になる
検索一発で分る辞典は、未だに訳されていないものも読むことが出来る
なるほど、世界の五大叙事詩の一つと世界中の目が注がれると思う
 


11/06/07 (火)  #2  久々のLinuxの話題・・・(*^_^*)


今時のLinuxは、仮想マシンでWindowsとデュアルブートと成っているが・・・
致命的な落とし穴があることを知らずにインストールしている人居るんでは???

デュアルブートの場合・・・MBR(Master Boot Rooder)と云うマシンを起動した時に最初に参照する
OSを起動する領域が有って・・・普通知っている人少ない
Linuxには、このMBRを書き代えるブートローダーがインストールされる
普通にLinuxをインストールするときは、このブートローダーをLinuxパーテーションに
インストールしなければ、マシンが乗っ取られる・・・
慌ててLinuxをフォーマットすると・・・リカバリーCDでWindowsを再インストールしるしかない
MBRを削除出来るソフトを持っていないと・・・それも怪しい(*^_^*)

それと、基本中の基本・・・
最大ブートコードの知識は必須です
それを無視して仮想マシンでデュアルブートのは邪道です・・・(*^_^*)

今時のLinuxは、NTFSのファイルシステムも弄ることが出来る危険極まりないもの
迂闊に弄ることは自殺行為
Windows側からは、絶対にLinuxのEXTファイルシステムは覗けない
ファイルシステムとしては、EXTの方が上位にあることだけは、知っておかないとネ

インターネットのサーバーのファイルシステムがEXTだと云うことも知らないとネ
 


11/06/07 (火)  Shinutapkaunmat(シヌタプカ媛)・・・


金成マツ媼のメノコユーカラを萱野茂氏の編集として北海道教育委員会で刊行したものを
この三日ほどジックリ読んでいるけど・・・なるほど沙流のものとは言葉が違う(*^_^*)
同じシヌタプカ媛を扱っているので・・・少し休もうと思っていたコポアヌ媼のものに
今一度、やってみる気になった・・・

梗概を読んでみると・・・金成マツさんのものに何かしら似ている・・・
しかし、話の展開の組み立て方が全然違うような気がするし・・・
コポアヌ媼の方は、沙流の雅語をしっかり使っている
創作性は、少ないと云うより・・・本当のメノコユーカラのような気がする。
子殺しを平気でするのは、同じだが・・・殺し方が違う(-_-;)

人間の持つ原罪を表現しているユーカラ・カムイユーカラ・メノコユーカラウパシクマ(ウゥエペケレ)・・・
現代でも悪魔的な力を背景に戦略を展開している人間・・・
それか、騙し上手で利益を得る人間・・・

今までアイヌの物語を読んでみると・・・貧乏だけれど嘘云わない者に・・・
カムイはこそっと教えてくれると言うのを確認した・・・(*^_^*)
まるっきり形而上学の世界・・・金田一博士の実感の科学

形而上学だとすると・・・余程の見識がないと理解出来ないことになる
丁度、お釈迦様に弟子が・・・有るや無しやと聞いたら・・・黙っていたと同じで
全身で感じるもの・・・それが納得(悟性)
 


11/06/06 (月)  原発の国民投票・・・


イタリアでは、原発の是非を国民投票で決めるみたいですよネ〜
確かにヨーロッパの何処かで原発事故が起ったら・・・島国日本とはチト違う

ちっぽけな人間が奢って色々やってみたところで・・・大地を荒らしたら・・・
子孫に禍根を残すことになる・・・
自然の治癒力をもっと学んで・・・その摂理を真面目に考える時に来ている

テロで核施設を攻撃されたら・・・100パーセント大丈夫かと云うとそうではない・・・
 


11/06/05 ()  対訳と意訳・・・(*^_^*)


萱野氏の訳は、対訳と云う方法に依らず・・・意訳としている
これだと一つ一つの言葉が死んでしまって・・・単なる梗概の二番煎じに終わってしまうよな気がする。
アイヌ語の成り立ちの妙味が薄れてしまうような気がする。

アイヌ語って或る言葉と或る言葉が合成されると・・・成る程面白い表現だな〜
って云う言葉沢山あるから・・・それも楽しまないとアイヌ語は、見捨てられる
世界に特異な言葉で・・・この類のものは無いというのは・・・
その思想も特異なもので・・・人類の宝

その深さを読み取ろうとするなら・・・先ず、直訳してみるしか無いと思う
それからコツコツ勉強して・・・暗号を解くようにみんなで楽しめば良いと思う
金田一博士は、対訳に徹していて・・・言葉一つ解らなくても訳せないように
自分を追い込んで真剣勝負の筆録に専念されたようです。

意訳だと結構誤魔化せる方法だと思う(*^_^*)
私のように個人の趣味でやっている分には、誰も文句は言わないが・・・
税金を使ってやる分には、少し問題があるんじゃないのか?
知里博士の訳は、対訳形式で見事に訳されている。

金成マツ媼のものを読むと・・・沙流の言葉とは大きく異なっているし
音の韻を含んだリズムが崩れている感じが否めない(*^_^*)

コポアヌ媼のものは、話の進み方と音のリズムに整合性があってトントン進む
その話のテーマが一貫して流れていて・・・最後で納得する巧みさ
心が洗われる高尚さを備えている・・・宗教性

大正2〜4年に筆録されたものを一通り目を通すと見えてくるような気がする
今まで云われてきたことがひっくり返ってしまうような気がする
私が最初に受けた印象をそのまま書いてきたが・・・それが正しかったと思う
ユーカラは、昔のアイヌ社会の軍事機密情報説・・・素人の戯言(*^_^*)
 


11/06/04 (土)  ユーカラ翻訳辞典・・・


yayanitak(日常語)の辞典と各地のウゥエペケレ・ウパシクマ(言い伝え・昔話)を
アイヌの文学として・・・ずっと充実してきたアイヌ文化
それは、近年のもので占められている

アイヌ社会の分かれ目は、ポイヤウンペの存在であると思う・・・
シャクシャインの蜂起(1669年)・・・既にポイヤウンペがイケスイしていた
Wendarapの年代とダブルのは、シャクシャインの蜂起を記録しているのでは?
それを抽象的に表現しているのでは?
年代の少しのズレは・・・致し方ないと思われる
日本の暦とアイヌの暦は、少し違っていたのかも知れない

もし、そうだとしたらユーカラの正体が見えてくることになる・・・
そして、そうだとするなら迂闊な訳は付けられないネ

今回のWenDarapは、沙流のユーカラ定義を証明するように出来ているので
その掟を破らないように慎重にしなければネ
でも、今回は金田一博士の梗概をそのままトップページに
載せたので・・・拙い訳でも許して頂けるかも知れない(*^_^*)
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現行の辞典でユーカラを訳せないこと解ったので・・・
雅語辞典を作っておく必要がありますネ(*^_^*)
ユーカラを知ってから1年9ヶ月・・・費やした時間3500時間
その割にはアイヌ語が2歳児程度なんですネ
3歳児に成ったら片言がしゃべれるようになるのかナ?(*^_^*)

矢張り一人前になるには速くて5年は、掛かるのでしょう
パソコンを駆使して・・・
でも、ワカルパ翁のユーカラ10篇を訳した時の集中力は次第に
衰えていくのか?・・・絵に注ぐ集中力も残しておかないとネ(*^_^*)
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スパムメールとまともに戦うと・・・将に世界中と戦うことになる
例えばインターネットの世界ではアフリカに在るコンピュータが
直ぐ隣に在るようなもの・・・(*^_^*)
それが周りに足の踏み場もないほど拡がっていたとしたら・・・
普通はぞっとして・・・その場から逃げるか・・・バリアーを張る
その気になればバリアーを突破するのはいとも簡単・・・
でも、そこまでしない・・・効率があるからロボットを使う

そのロボットにわざとアドレスを収集させると・・・世界中に知れ渡る
それからがポイヤウンペのように・・・傷だらけになって戦う
最後まで諦めない・・・
ポイヤウンペは、戦いながら学習する・・・そして相手が弱音を吐く
そして、勝利する・・・姫が息吹きして傷を元通りにしてくれる

インターネットの世界とユーカラの世界は、極似している
弱いのに身なりだけは立派なルエサニ彦だとか・・・
インターネット上で起る事柄を見事に描いていて普遍性がある

詭弁・屁理屈を労して身を守るのに長けているのに気を付けなければならない。
簡単なんです・・・ゴメンナサイと云えるか・・・云えないか?で決まる
ゴメンナサイと云った瞬間に非を認めたから賠償と云うのは・・・
余りにも・・・次元の低いことで・・・

それとアリガトウが云えるか・・・云えないか?で決まる
そのサイトを象徴するバナー・・・僅か50×150ピクセル(3KB)の世界

バナーで最も美しいと思っているのは
Innaさんのバナー
本物の画家が作るものはチト次元が違うような気がする(*^_^*)
 


11/06/03 (金)  悪い癖・・・(*^_^*)


こうと思ったら・・・直ぐ行動に移す癖が私の悪い所でもある(-_-;)
昨日、夕方に中央図書館に行って9冊の本借りてきた(*^_^*)

早速、知里博士の著作集を読んでみると・・・虎杖丸の曲(金田一博士のもの)を
ほんの一部現代語で訳しているのが見つかった・・・
私の訳の方がちびっとイイ感じかナ〜(*^_^*)
でも、知里博士の訳は、その言葉通りに訳しているので分かり易い

虎杖丸の曲の全部を
現代語で訳して呉れたら・・・良かったのに・・・何故しなかったのか?
伯母さんの金成マツ媼も・・・虎杖丸の曲として持っていたものと・・・
余りにもかけ離れていて・・・面食らったのではないのか?
知里博士は、色々な人の著作について批判している・・・科学者として当然(*^_^*)
姉の幸恵の有名な・・・銀の雫降る降るで始まる神謡集・・・
降れ降れが正しいと仰る(*^_^*)
姉ちゃんが命を賭して出したものにチャランケ(批判)してどうなるの?

しかし、金田一博士がワカルパ翁のユーカラ10篇を全て訳していたら
知里博士は、自分の考えが正しかったとして・・・気持ちが落ち着いて
私の説・・・軍事機密情報説・・・と同じことに気が付いたかも知れない。
唯、その当時は、虎杖丸の曲しか刊行されていなかった。
全部、読むと金田一博士の凄さに尊敬の念を持たれたと思う。
そして、ギリギリのところで世界の五大叙事詩の一つを
救ったことに感謝されたと思うと・・・残念なこと

カムイユーカラも沢山幌別のものが載っているが・・・鍋沢ユキのHanchikiki (鳥の集会)
に似た長いものも得意げに載せている・・・
ユキのHanchikiki(すずめ)がその素朴さから云って・・・原典のような気がする
即断は出来ないが・・・知里博士のアイヌ語辞典では、男のユーカラと
本当のメノコユーカラは、訳せないような気がした
金田一博士の姿勢は、溶け込んで日本の風習も解って貰いたい
アイヌの慣習とか思想とかを理解したいに徹している・・・批判無く受け入れる
でも、時代のずれと云うのもあるから・・・不幸と云えば不幸ですよネ

萱野茂氏の訳は、矢張り変な訳であることが解った・・・その言葉に対応してない(*^_^*)
雅語は、その言葉が持つ・・・深さがあるものだから
全体を説明するのに訳せればイイというものではないので・・・
結果的に意味が合えば良いと云うものでもない・・・
一つ一つの言葉を大切にする訳し方が正しいと思う

その点、知里博士は、私とホボ同じだった・・・
拙いと思っていた私の訳がアイヌ語の権威と同じだったのは・・・
自信を持って・・・ワカルパ翁の血縁の方に訳したものを
届けることが出来る幸せ・・・100年目にして実現出来る幸せ

シヌタプカが実存していたと云う・・・誰にも確定出来なかったことを
出来たと云うのも・・・ここまでやってきた褒美かも知れない。(*^_^*)
 


11/06/02 (木)  WendarapYukaraの年代・・・


寛文三年と云うから1663年?・・・なのか?
その頃には、ポイヤウンペが何処かに行って居ないと表現されている・・・(*^_^*)

沙流のものは、アイヌの歴史を探るのに・・・アイヌ側からの視点なので
これを訳す重要度が高いと思われますネ〜
個人の創作性の無いものが沙流、特に紫雲古津に残されていた浪漫
その秘境の地と知っていた金田一博士の洞察力は、凄いですネ

沙流川筋の正統派のユーカラ伝承者は、紫雲古津と貫気別にしか居ないことも
知っていたんですネ・・・それで大正2〜4年に全力投球したんだと思う
今を逃したら・・・永遠に分らなくなると・・・

WendarapYukaraの時代は、日本の佛さん(不動尊)のことを云っているようで
仏教とアイヌの世界観は、良く似ていて・・・
不動明王なら・・・密教だから・・・良く分ったのだと思う
相対的な・・・思考
たった7枚・・・14頁のものなのにそこに含まれていることって膨大で
雅語で纏められていることが解った(*^_^*)
ユーカラも一見、何気ない言葉の奥に何か隠されているんでしょうネ
単に楽しむものではないこと実感出来たような気がする。

ユーカラを読むと・・・やられたら仕返す・・・やったら仕返しされる・・・(*^_^*)
でも、絶対諦めない・・・ホントに死ぬまで
その覚悟に達すると・・・物事って見えてくるんですよネ
それをアイヌ語の雅語で・・・チャッコサ
パって云うんです
パァーーーと晴れ上がって日が射すこと・・・
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明日は、休み・・・中央図書館に行って知里博士の著作集と
萱野茂氏訳のものを借りてきて・・・WenDrapを完成出来るか?
徹底的に調べてみよう思っている・・・
現行の辞典で果たしてユーカラを訳せるものか?・・・確信を得たいですからネ(*^_^*)
それが出来なければ・・・作らなければならない。

自然の摂理を忘れた生活をしていると必ずしっぺ返しを受けるから・・・
そのヒントが相対論に隠されているような気がする・・・
効率だけではない何かが・・・大切な掟(イレンカ)が
 


11/06/01 (水)  リラ冷え・・・


ライラックが綺麗に咲いて・・・イイ季節になりましたネ〜

ユーカラ関係もコポアヌ媼のメノコユーカラが何とか・・・分って来たし・・・
オイナ・カムイユーカラ・ユーカラ・メノコユーカラ・ウゥエペケレ・・・其れが曼陀羅の中心で
楽しむものとは、かけ離れている・・・

人は調子良く・・・順風満帆の時もあるけど・・・それは一時のことで・・・
他の為に働いた時だけ・・・(*^_^*)

我が台頭して・・・他を貶める・・・それが人生かも知れない・・・凡人の私も
私を捨てた時に・・・物事が見えてくる・・・そして成就する
命を取ると云ったら・・・怒って反対に殺すかも知れないが・・・
そうでないで無い限り・・・人の云うこと聞いてみようか?

ポイヤウンペって・・・黙って観察しているだけなんですネ
最大の難問に立ち向かうには、自分の想像力に頼るしかない・・・(*^_^*)