ミケ子へ 48ひき目へ

49ひき目のおさかな


2008年1月19日



  おかあさんは入院療養中です。
  しばらく日記はお休みします。



2008年1月29日



<入院追記>
皆様にご心配かけてすいません。 おかあさんは元気に治療に励んでいます。
食欲が戻ると突然、マックやらカップラーメンが食べたいと言い出し、おとうさんは差入れに振り回されています。
きょうもチーズバーガーとストロベリーシェークを美味しそうに平らげました。 日頃、そういう食べ物ってバカにしてたのに。




ミケ子母さんの報告



今年の1月に日記を中断したまま早くも年末になってしまいました。皆様にご心配かけて申し訳ありません。
 昨年12月に肺癌が見つかり、年明け早々に入院しました。ステージVで手術できるかどうか微妙な状況でしたが、医療チームの方針で先に抗癌剤と放射線治療で病巣を小さくして、5月に手術できました。現在は治療も投薬もなく普通の生活を送っています。幸運なことに最初から信頼できる病院に巡り合い最良の治療を受けることができました。白血球の減少をはじめ様々な副作用に苦しんだ時期を思えば今の生活は夢のようです。しかし肺癌は再発・転移しやすくV期の5年生存率は30%というデータがあるのも現実です。
 入院中はいろいろな人と出会いました。たまたま神経内科の病棟に入っていた頃、パーキンソン病や筋無力症といっだ難病患者を目のあたりにして、辛いのは癌だけでないことを思い知らされました。
 退院してからはますますガーデニングに熱中しています。宿根草の苗を植える時ふと、この花の方が私より長く生きるかもしれないと思ったりします。手術が成功したのに、不安で鬱々とする日もありました。
 そんな折、大島弓子さんの漫画『グーグーだって猫である』を読み、自分でも驚くくらい気持ちが明るくなりました。猫と暮らす楽しさ、何でもない日常の幸せを思い出させてくれました。今は花と野菜を育て猫たちに振り回される毎日を、つくづくありがたいと感じています。

(猫のミケ子がまた家出したまま帰りません。当分の間タマが日記の語り手を担当します)


2008年12月22日



タマです。
お母さんの入院中は私たちもお父さんもさびしい思いをしました。
帰って来てくれてよかった。
今年のわが家の流行語大賞を選びました。
  グーグー
  WBC(白血球)


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