２００３年１１月３日 ＜ロクの治療日記＞
やっと退院です。 この後は家で安静にして骨の回復を待ちます。
二度目のレントゲン写真を見ると、まだあまり骨が再生されてないようです。 手の先が内側にグニャリと曲がっているのも気がかりです。
ケージに閉じ込めて、動きまわらせないようにしなくてはなりません。 おとうさんが大工仕事で「座敷牢」を作るつもりでしたが、ＤＩＹ店で出物があったので買ってしまいました。 なぜか他の猫たちのお気に入りです。
どういう訳か椎茸が突然、大量に出てきました。 いっぺんに１００個以上、４〜５日続きました。 おとうさんがコマをたくさん打ち過ぎたのでしょうか。
冷凍保存するにも冷凍庫がいっぱいだし、干し椎茸にするしかないけれど、折悪しく雨天が続いています。 家中のザルを総動員して扇風機の風を当てたり、晴れ間に外に出したりと大忙しで、まるで椎茸農家です。 黒ずんでしまったのもありますが、こんなにたくさんあるから少しくらい失敗してもかまいません。
２００３年１１月１０日 ＜ロクの治療日記＞
病院で３度めのレントゲン。 骨は完全ではないものの再生されつつあります。 折れた「尺骨」が「トウ骨」にくっついて１本になってしまうかもしれないが、機能的にさほど問題ないとのこと。 高い所から飛び下りるのは厳禁だが、歩いてもよいという許可が出ました。
傷のほうはどんどん小さくなっています。 おとうさんとおかあさんの包帯交換が日課になりました。
２００３年１１月２０日
シイタケの大量発生は一段落し、待ちかねていたナメコが出てきました。 シイタケと一緒に１０本くらいコマ打ちしたのですが、少ししか出ないのは菌の力が弱いからでしょうか。
それでも週に一度は汁物の実で楽しめます。 長く煮ても香りや、ぬめりが失われず、とても美味しい！
２００３年１２月１５日 ＜ロクの全快報告＞
ロクです。みなさまに心配かけてすみません。 傷はふさがって手首が内側に曲がるのも治って、すっかり元どおりになったよ！ きょう病院で最後の検査をしたら、骨も回復したから大丈夫だって。
入院や治療費やレントゲン代で全部で１０万円近くかかっちゃって、おかあさんはため息ついてます。 おとうさんに「おまえは六兵衛じゃなくて十兵衛だ」って言われた。 それに家に閉じ込められていた間、あちこちにスプレーして、ひんしゅくかっちゃった。 だって外に出たかったんだもん。
でも治って一番喜んでくれてるのは、おとうさんとおかあさんです。 感謝、感謝。