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31ぴき目のおさかな


2002年5月9日


  イチゴのシーズンが終わりに近づきました。 今のうちにたくさん食べておこうと、おかあさんは毎日のように窪田農園のイチゴを買いに行きます。 ここのは大きさが不揃いですが、味が濃くてとてもおいしいので、スーパーで買う気になれないんだって。
  きょうは予約しておいたジャム用のイチゴが入りました。 「アイベリー」という深紅色の大粒の品種で、きれいな色の美味しいジャムに仕上がります。
  イチゴケーキも作らなきゃ。 ああ忙しい。  


2002年5月16日


  おとうさんは、ひよこハウスを制作中。
  先月、農協で鶏のヒナの予約を受け付けていました。 オスが一羽300円、メスは400円です。 たまごがもう少し欲しいので、メスを2羽注文しました。 入荷は今月末で、生後30日の、鳩くらいの大きさのヒナだそうです。
  小さいヒナは、おとなの鶏に突つかれてしまうし、ヘビや猫に襲われるかもしれないいので丈夫な家が必要です。 おとうさんは木材にカンナをかけ、ニスを塗り、いつになくていねいに作っています。(猫たちはカンナ屑をカツブシと間違えています)

  新しい家族が増えるのは久しぶり。 おかあさんはワクワクしてます。 羽は黄色いのかな。 ピヨピヨ鳴くのかしら。  



2002年5月29日

ヒナの観察日記  その1


  きょうはいよいよ鶏のヒナが来ます。
  JA霧島支所に受け取りに行くと、木箱にたくさんのヒナが詰められ、係の人が伝票 と引き替えに次々に手渡していました。 ほとんどの人が20羽、30羽とまとめ買いで すが、うちは2羽だけです。 おかあさんは蓋のない空き箱を持って行きましたが「それ じゃ飛び出してしまうよ」と言われ、蓋の閉まるダンボール箱に入れてくれました。
  思ったよりずっと小さくて、鶏のヒナというより小鳥の大きさです。 首がひょろ長く てデカ足で、ダチョウみたいだけど、すごくかわいい!
  さっそくおとうさんの力作「ひよこハウス」に入れました。 はじめはおどおどして隅 に固まっていましたが、そのうちに、小屋の中を歩き回ったり、ぱたぱた飛んだり。 唐 突に寝たかと思うと、目を覚ましてがつがつエサをつついたり、水飲みの器にはまった り。 元気そうなので何よりです。

  名前を考えなくちゃね。 とりあえず「ヒヨちゃん1号、2号」と呼ぶことにしまし た。  



2002年6月12日

ヒナの観察日記  その2

  毎朝見るたびに、ヒヨちゃんたちは前の日より大きくなっています。 羽の色がだんだん濃い茶色になり、尾の先がちょっと反り上がって、鶏らしい姿に近づいています。 トサカはまだ、ちっぽけですが。
  ふたりは仲良しで、いつも一緒に行動していますが、一号のほうが、すばしこくて気が強く、二号はおとなしくて、一号の後をついてまわっているみたい。 こんなに小さいうちから、性格の違いが出るんですね。

  ひよこハウスは床がないので、好きな場所に移せます。 きょうは雨が上がったので、ヒヨちゃんたちをはじめて外に運ぶと、さっそく草をつついたり、土を掘ったりしていました。
   猫たちが、もの欲しそうに眺めています。 お友達として共存できるのは、まだまだ先のようです。


2002年6月30日


  きょうは朝から土砂降りの雨。 遊びに行けないので、テレビでワールドカップを観戦しました。



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