ミケ子へ 15ひき目へ

16ぴき目のおさかな


2000年4月2日


  菜の花の次は、レンゲの可愛いピンクのじゅうたん。田んぼのあぜ道や土手には、スミレや名前を知らない小さな花がいっせいに咲き始めました。
  ヒヨドリが来て、おかあさんのキャベツの苗を食べてしまいました。

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左から、幻の翁草、スミレ、タチスボスミレ、レンゲ


2000年4月5日

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  春・夏野菜の準備が始まりました。あちこちの畑で、たい肥のいい匂い(?)が漂ってます。
  おとうさんが林さんに借りた小さな耕耘機で、牛糞をすき込んでいます。慣れないと操作が難しそう。轢かれたらかなわないので逃げました。


2000年4月7日

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  あたたかい日差しの中で、ニワトリさんたちが砂浴びしています。気持ちよさそう。
  実はネギもオンドリだったんです。サティがいなくなった後見違えるほど立派になり、コケコッコーと上手に鳴きます。四六時中なので、ちょっとめいわく。
  林さんがまた新しいメンドリを連れてきてくださいました。羽の色がスーパーで売っている、焙った地鶏の刺身みたい。「ささみ」と名付けました。
  つくねとささみが毎日たまごを産んでくれるので、おかあさんたちはいつもおいしい卵料理にありつけます。
写真 左から、つくね、ネギ、ささみ


2000年4月11日
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  裏の林でおとうさんが間伐をしています。生育の悪い木や雑木を切り倒し、残った木を大きく育てるために必要な作業です。森林組合の人が目印の白いテープを巻いておいてくれました。
  慣れないのでチェーンソーがはさまったり、思わぬ方向に木が倒れたりして危険がいっぱい。離れて見物しようっと。
  切った雑木は年輪を数えると18くらい。シイタケ木や木炭の材料、タキギなどに使う人もいます。檜は固くて腐りにくいので農作業の支柱や牛舎の資材に利用され、杉はそのまま朽ち果ててしまいます。
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  おとうさんは間伐した檜で犬小屋とニワトリ小屋を作り、山道に階段をつけるつもりだって。春になると木はたくさん水を吸って、皮がバナナみたいにはがしやすくなるので、この時期まで待ってたそうです。まだ百本以上も残っているのよ。いつ終わることやら。


2000年4月19日
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  きょう子供が3匹産まれました。
  私、身体が小さいのに胎児が大きく育ち過ぎて難産でした。病院で帝王切開しました。人間みたいでしょ。
  子猫は三毛の女の子1匹と黒白ブチの男の子2匹です。なんか自分の子って実感わかなくて。手術の痕がすごく痛くて、誰にも触らないでほしい。
  大変な一日でした。猫のお産て、もっと簡単なものだと思ったのに。


2000年4月21日
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   <トラの子猫観察日記>

  ミケ子の赤ん坊たち、すごく可愛いんだ。体重100gちょっとで、体長10cmくらい。チビのくせに声がでかくてさ、3匹団子になって寝てるのが、腹が減るといっせいにピーピー鳴き出すの。
  ところがミケ子のやつ乳をやろうとしないんだよ。手術の後えらく痛そうで気が立ってるみたいで、子供たちを近づけると唸って追っ払うんだ。
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  しょうがないからおかあさんが人口授乳してんの。子猫用の粉ミルクをお湯で溶いて哺乳ビンで2〜3時間おきに飲ませて、ティッシュでお尻刺激して排泄させるの、大変そうだなあ。
  母乳の方が絶対いいんだけどね。帝王切開だと自分の子だと思わなくて子育てしないことがよくあるらしいよ。困ったもんだ。


2000年4月26日

  おかあさんは子猫の世話が忙しくて、私のことかまってくれません。
  畑の野菜は大丈夫かな。
  去年の秋に種を播いたサヤエンドウがすくすく育ってきれいな白い花を咲かせ、実をつけ始めました。春になって日当たりが良くなり、チンゲン菜や小松菜も順調。葉大根はニワトリさん用です。ミニ温室のイチゴの実がなりました。ジョーム姉ちゃん、つぶさないでね。

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